JPS6017238Y2 - 塗装機 - Google Patents

塗装機

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Publication number
JPS6017238Y2
JPS6017238Y2 JP8337578U JP8337578U JPS6017238Y2 JP S6017238 Y2 JPS6017238 Y2 JP S6017238Y2 JP 8337578 U JP8337578 U JP 8337578U JP 8337578 U JP8337578 U JP 8337578U JP S6017238 Y2 JPS6017238 Y2 JP S6017238Y2
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JP
Japan
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paint
rotor
drum
casing cover
gap
Prior art date
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JP8337578U
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JPS5599764U (ja
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直之 谷川
重義 中川
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Individual
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は塗装機に関し、詳しくは路面、或は床、壁面
等に塗料を均一に塗布していくために使用される塗装機
に関する。
従来、路面、或は床、壁面上の大面積部分に均一に塗装
を行う場合、塗装機が用いられる。
この塗装機として路面上に塗装を行う場合、例えば各種
標示ラインを塗布標示する場合にあっては、塗料槽から
シャッターを介して供給される塗料を例えば回転ブラシ
体などにより微粒化させ路面に散布し、もって所定の塗
布表示を行うことが行なわれているが、この装置による
と、塗料はブラシ体の回転による遠心力により飛散され
るよう構成されているから、ブラシ体を構成する植手片
の根本付近にまで塗料が流れ込んでしまうと塗料が残り
やすく、ブラシ体の回転を停止したときにこの塗料が流
下し塗装面を汚したり、さらに他の可動部分に付着し硬
化して作動不良の原因となることがあり、さらに、これ
らブラシ体の植毛密度は一定であるから使用目的により
種々異なる塗料を同一機種により塗布するといったこと
は不可能であり、例えばトラフィックペイント、エマル
ジョンペイント合成樹脂塗料といった粘性の異なる各種
塗料を同一機種で塗布を行うことは不可能であった。
さらに同一種類の塗料を用いる場合にあっても、使用時
における気温等により塗料の粘性が変化すると、塗料槽
からブラシ体に至る間は、単に塗料流出口の開閉を司さ
とるシャッターのみが設けられているにすぎないため、
シャッター操作に熟練を要し、この調節をうまく行なわ
ないと塗料供給量とブラシ体の回転速度が適合しなくな
り、塗装面上の塗膜に塗りむらを生じたり、或は塗料供
給過多によるいわゆるぼた落ち現象を生じ仕上がりが見
苦しくなるといった欠点を有していた。
一方、建築構造物などの床面、壁面などに塗装を行う場
合、一般にスプレーガンなどを用いて行なわれることが
多いが、霧化した塗料が飛散する率が高く不経済である
上、エアーコンプレッサーなどの付帯設備を必要とし、
設備が大掛りとなる欠点があった。
この考案は上記欠点に鑑み、路面、或は床、壁面に対し
て塗料を均一に塗布でき、しかも塗料の無駄も完全に防
止出来、仕上りの美麗な塗装面を得ることの出来る塗装
機を開発することを目的として本考案者等の鋭意研究の
結果なされたものであって、塗料槽から開閉シャッター
を介して供給される塗料を外周に膜状に付着させて低速
駆動回転される塗料供給ドラムと、該塗料供給ドラムに
付着した塗膜のみと接触し得るよう歯先円を前記塗料供
給ドラムに対しわずかな隙間を隔てて軸支され、かつ歯
面が回転方向に対して反方向へ傾斜された歯車状をなす
高速駆動回転される塗料散布ロータと、該塗料散布ロー
タの軸より偏心可能に軸支され、偏心位置において、前
記ロータに対し、下方においてはその歯先円とわずかな
隙間を有し、また上方においては広幅な隙間を有して前
記ロータ外周の半周部を覆うケーシングカバーとから構
成されたことを特徴とするものである。
次に、この考案を実施例により説明する。
第1図はこの考案の実施例の要部断面図である。
この考案の塗装機Aは、被塗装面に沿って移動可能な枠
体1に取り付けた塗料槽2の下部にシャッター3を設け
、塗料供給口4を形成すると共に、該供給口4に対面さ
せて塗料供給ドラム5を軸支し、このドラム5を、装置
を支持する車輪9などと連動させ、塗装面りに対してほ
ぼ同一となる程度の低速度で回転させ、その外周に供給
口4から供給される塗料を外面に膜状に付着させて回転
するよう構成され、このドラム5に対し、ドラム5上に
形成された塗膜のみと歯先6Aが接触し得るよう歯先円
6Bを前記ドラム5に対しわずかな隙間を隔てて歯車状
をなす塗料散布ロータ6を軸支し、このロータ6を駆動
装置(図示せず)により毎分200C@転程度の高速度
で回転させるよう構成されている。
上記隙間は、塗料供給ドラム5上に形成される塗膜の厚
さにより決定され、例えば路面用塗料などの場合にあっ
ては0.3rrrm前後、また床面などの塗料の場合に
あっては0.1〜0.2閣程度とされるが、この隙間は
、塗料の粘度或か混入物などの条件により適宜決定され
る。
さらに、上記塗料散布ロータ6は、塗料供給ドラム5に
対面する歯面が第2図に一部拡大して示すように回転方
向(矢印B)に対し反方向へ傾斜する面とされ、その傾
斜角θは供給ドラム5と歯車状ロータ6との共通外接線
に対し約50〜70’とされ、望ましくは60°とされ
ている。
そして、このロータ6は、その半周部がケーシングカバ
ー7で覆われており、かつこのケーシングカバー7はロ
ータ6に対し偏心可能に軸支され、偏心させた場合、第
1図に示したように、ロータ6の下方において0.3〜
0.5771+71程度隙間を有し、かつ上半部におい
ては広幅な隙間を有するよう取付けられロータ6とケー
シングカバー7との間には回転方向に沿ってしだいに隙
間の大きくなる空隙部8が形成されている。
さらに、このケーシングカバー7は第3図に示すように
ロータ6の軸に対し回転自在に軸支され、ケーシングカ
バー7を1八回転させたとき、ロータ6とほぼ同軸とな
ってロータ6の下半部を下方から覆うように構成されて
いる。
尚、上記ケーシングカバー7はその開口部下方端7′を
第3図に示すようにナイフェツジ状に形成しておくこと
が望ましい。
次に、この考案の装置の機能を説明する。
塗料槽1に塗料を供給し、塗料供給ドラム5及びロータ
6をそれぞれ回転駆動した後、シャッター3を開き、装
置を塗装面上に沿って移動させると塗料供給ドラム5上
に塗料が膜状に付着し、塗装面に対しほぼ同一程度とな
る低速度でロータ6方向へ供給される。
このとき、ドラム5上には、シャッター3の開口率或は
供給口4とドラム5とのギャップ間隔により一定厚さに
膜状に塗料が付着していく。
そして、ロータ6と接触する位置までくると塗膜はロー
タ6の歯先6Aにより急激にかき取られ被塗装面へ向け
て霧状とされて飛散させられる。
回転体6の歯面ば傾斜面に形成されているから、これと
接触する塗膜は急激に圧縮され、塗膜は−たん団塊とな
ったあと歯先によりドラム表面からひきちぎられる状態
となり、このため、歯先が通過した後のドラム5上には
殆んど、或いは全く塗膜は残らない。
次に歯面上にとらえられた塗料は歯面が回転方向と逆方
向に傾斜しているから歯面上をすべり遠心力により塗装
面方向へ向けて飛散される。
飛散方向は、本考案者等の行なった実験によればほぼ一
定の範囲S(第3図の点線で示す範囲)に限られそれ以
上に拡がらないことが確かめられた。
次に、歯先に付着したままの塗料は、ケーシングカバー
7との間の狭い隙間を通過する際にカットされ、ケーシ
ング外へ飛散されると共に、ケーシング内へと入った塗
料は、ケーシング内のロータ6との隙間を経て再び上方
から霧状となって排出され再び塗料供給ドラム5上へ吹
き付けられて環元される。
このとき、ケーシングカバー7と、ロータ6との間は回
転方向へ行くに従って隙間が広くされているから、空隙
8内には複雑かつ急激な気流が生じ、ロータ6に付着し
たままの塗膜はロータの遠心力と激しい気流との協働に
より霧化され、この霧化粒子がロータ6の回転に伴なう
判流によってケーシングカバー7から排出されるものと
考えられ、事実、本考案者らの実験によれば、ケーシン
グカバー7を設けた場合、ケーシングカバー7から出て
きたロータ6の歯面或いはカバー7の内面には、はとん
ど塗料の付着が見られなかった。
次に、塗装を終了する場合には、シャッター3を閉じ、
ドラム5上に残った塗料がロータ6により完全に飛散さ
れるのを待って、ケーシングカバー7をロータ6に沿っ
て下方へ174回転させると。
このときケーシングカバー7はロータ6と同軸となって
下方から覆い、仮に塗料がロータ6に残留していても流
下あるいは滴下するのを防止されるのである。
上記実施例として、塗料供給ドラム5を回転筒状体とし
た場合を示したが、第4図に示すように無端ベルト5′
としても良く、また、このドラム5の長さを、第5図に
示すように被塗装面の巾りとほぼ同じ長さとし、帯状の
面を一時に塗装し得るように構成することもできる。
この場合、塗料層下部に設けたシャッター3を第5図に
点線で示すように巾方向に多数に分割し、それぞれが独
自に開閉自在なるようにしておくと、それぞれのシャッ
ター3を適宜に交互に開閉させることにより塗装面に種
々形状の標示ラインなどを1回の工程により一時に塗布
表示することも可能となる。
さらに、上記した装置を小型化し、把手などで手押し装
作し共るよう構成すれば、小面積部分の塗装を行う場合
にも使用可能である。
この考案は以上のように構成されているので、塗料を供
給するに際しては、−たん塗料を供給ドラム5上に膜状
に付着させて、これを飛散させるから、供給口とドラム
との隙間を調節し、或は、ドラムの回転速度を適宜選択
することによって塗料供給量を常に所望の一定状態に規
制することが可能となり、従って塗装面上に塗布される
塗膜厚さを容易に一定化させることができ、また、塗料
を塗装面に飛散させる場合、傾斜面を有する歯体を高速
で回転させて行うから、塗料飛沫方向を集中させること
が可能となり、しかもブラシ体などのような塗料の残留
をおこすといった難点もなく、さらに、塗料飛散後のロ
ータ6は、ケーシングカバー7との協働により、これに
付着した塗料は、はぼ完全に取り除かれ、再び塗料供給
ドラム5に環元されるため、塗料がきわめて経済的に使
用し得ると共に、他の部分に付着してしまうといったこ
とも完全に防止できるなどの効果をも有し、また、小面
積の床面、壁面等の塗装機としても使用出来るなど適用
範囲も広く汎用性を有するなど種々の効果を有するので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の断面図、第2図及び第3図
はこの考案の実施例の要部拡大図、第4図は他の実施例
の要部側面図、第5図はさらに他の実施例の要部正面図
である。 2・・・・・・塗料槽、3・・・・・・シャッター、4
・・・・・・塗料供給口、5・・・・・・塗料供給ドラ
ム、6・・・・・・塗料散布ロータ、6A・・・・・・
歯先、6B・・・・・・歯先円、7・・・・・・ケーシ
ングカバー、A・・・・・・塗装機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塗料槽から開閉シャッターを介して供給される塗料を外
    周に膜状に付着させて低速駆動回転される塗料供給ドラ
    ムと、該塗料供給ドラムに付着した塗膜のみと接触し得
    るよう歯先円を前記塗料供給ドラムに対しわずかな隙間
    を隔てて軸支され、かつ歯面が回転方向に対して反方向
    へ傾斜された歯車状をなす高速駆動回転される塗料散布
    ロータと、該塗料散布ロータの軸より偏心可能に軸支さ
    れ、偏心位置において前記ロータに対し、下方において
    はその歯先円とわずかな隙間を有し、また上方において
    は広幅な隙間を有して、前記ロータ外周の半周部を覆う
    ケーシングカバーとから構成されたことを特徴とする塗
    装機。
JP8337578U 1978-06-16 1978-06-16 塗装機 Expired JPS6017238Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8337578U JPS6017238Y2 (ja) 1978-06-16 1978-06-16 塗装機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8337578U JPS6017238Y2 (ja) 1978-06-16 1978-06-16 塗装機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5599764U JPS5599764U (ja) 1980-07-11
JPS6017238Y2 true JPS6017238Y2 (ja) 1985-05-27

Family

ID=29005105

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8337578U Expired JPS6017238Y2 (ja) 1978-06-16 1978-06-16 塗装機

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JPS5599764U (ja) 1980-07-11

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