JPH0324576Y2 - - Google Patents

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JPH0324576Y2
JPH0324576Y2 JP15878886U JP15878886U JPH0324576Y2 JP H0324576 Y2 JPH0324576 Y2 JP H0324576Y2 JP 15878886 U JP15878886 U JP 15878886U JP 15878886 U JP15878886 U JP 15878886U JP H0324576 Y2 JPH0324576 Y2 JP H0324576Y2
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conveyor belt
powder
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motor
discharge port
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はタイル、陶板、琺瑯板等の陶磁器板表
面に自動的に模様を形成するための装置に関する
ものであり、より詳しくは陶磁器板表面に釉薬原
料を塗付する施釉工程と焼成工程の間において、
結晶質ガラス釉薬表面に結晶核粒子を任意のパタ
ーンで散布し、あるいはある色調に調合された釉
薬を塗付した製品表面に色調の異なる顔料を任意
のパターンで散布する装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、タイル等の表面に該タイルの本焼焼成と
同時に顔料や釉薬により模様を顕出させる方法と
して例えば、認意形状の開口を穿設したマスキン
グプレートをタイル表面に重ね、スプレーにより
釉薬を吹き付ける方法が行なわれているが、この
方法では液状の釉薬を噴霧するため釉薬が飛散し
たり漏出して作業環境の悪化をきたし、また作業
場に滴下した釉薬を洗い流すために使つた多量の
水は有害な物質を含んでいるので排水処理に多大
の費用を要していた。更にマスキングプレート表
面に付着した余分な釉薬が開口端縁を伝わつてタ
イル表面に滴下し、模様が不鮮明になりやすい。
そのためしばしばマスキングプレートを洗浄しな
ければならず生産能率が悪かつた。しかもスプレ
ーノズルは目詰まりが起きやすく、その補修に手
数を要し、ノズルの消耗も激しいうえに濃度の調
整が困難で不均一となりやすい等の欠点があつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記した問題点を解決することを目的
とするものであり、かかる目的に沿う本考案はコ
ンベアベルトを間欠的に走行させ該コンベアベル
ト上に載置した陶磁器板を搬送するコンベアと、
彩飾紛末を入れる筒形容器の排出口にスクリーン
を張り付け筒形容器内部に該スクリーンに摺接し
てモータにより回転する刷子を設けかつ排出口が
前記コンベアベルトと整列するように該コンベア
ベルトの上方に配設した紛末供給手段と、模様形
成用の複数の開口が穿設され、これら複数の開口
のうちのいずれか一つを選択的に前記排出口の直
下に整配列させることができるように粉末供給手
段と前記コンベアベルトの間に進退可能に配設さ
れたマスキングプレートとを備え、 陶磁器板が排出口の直下に到達したときコンベ
アベルトの走行を停止し、ついで前記粉末供給手
段のモータを一定時間駆動した後停止させ、次に
再びコンベアベルトの走行を開始するよう構成し
た陶磁器板の模様形成装置を要旨とする。
尚、本考案において彩飾粉末とは陶磁器板表面
に模様を顕出させる効果のある粉末を総称したも
のであり、例えば結晶質ガラス釉薬を施釉したタ
イルに模様を顕出させるには酸化ジルコン等の結
晶核粒子粉末を散布して結晶部分と非結晶部分を
形成することもあれば、ある色調に調合された釉
薬を塗布したタイルに模様を顕出させる場合には
その色調と異なる顔料粉末を散布し発色させるこ
ともあり、それら結晶核粒子粉末や顔料粉末がこ
こに言う彩飾粉末に含まれる。
(作用) 本考案によれば、前記排出口の直下に陶磁器板
が到達したときコンベアベルトを停止させ、粉末
供給手段のモータを駆動するとスクリーンと刷子
の作用で彩飾粉末が筒形容器の排出口から下方に
供給されて、模様形成用の開口を通つて陶磁器板
表面に散布され、開口と同一形状のパターンが形
成される。一定時間経過後、モータを停止すると
彩飾粉末の供給が止まる。次に再びコンベアベル
トの走行を開始すれば順次陶磁器板表面に彩飾粉
末を開口と同一形状のパターンで散布することが
できる。そして開口周辺部に余剰分の彩飾粉末が
ある程度滞積したらマスキングプレートを前進あ
るいは後退させてその開口を排出口が外し、別の
開口を排出口と整列させる。
また刷子の回転速度を調整して散布される彩飾
粉末の濃度を調整することができる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を図面に従つて詳細に説
明する。
第1図は本考案の実施例を示す斜視図である。
第1図において、1はコンベアであり、該コンベ
ア1を構成するコンベアベルト2の上には施釉工
程において釉薬が塗布されたタイル3が載置さ
れ、次の焼成工程へと搬送される。コンベアベル
ト2はステツピングモータ4により間欠的に走行
させることができる。5は後述する粉末供給手段
であり、その排出口6はコンベアベルト2と整列
している。7は排出口6とコンベアベルト2の間
に配設したマスキングプレートであり、認意形状
をした2つの開口8,8が穿設され、シリンダ9
によりいずれか一方の開口8が排出口6と整列す
るように排出口6に対して進退自在に設けられて
いる。10は開口8,8の周辺部に滞積した余剰
分の彩飾粉末を徐去するための真空吸着ノズルで
ある。
次に第2図に粉末供給手段5の詳細に示す。
11は逆円錐形の傾斜壁面12をもつ筒形容器
であり容器の上端部には彩飾粉末13の投入口1
4を、下端部には1つの排出口6が形成されてい
る。排出口6の外周には第3図に拡大図示するよ
うに雄ねじ16が刻設され、ここに内周面に雌ね
じ17と段部18が刻設されたスクリーン止め環
19が着脱自在に螺着され、排出口の下端面20
と段部18との間にスクリーン21とOリング2
2が挟着されている。そして筒形容器11の内部
には金属線またはナイロン等の合成樹脂製の細線
を植立したY字型の刷子23が配設されスクリー
ン21に摺接させてある。一方、筒形容器11の
上端部に回転速度が可変のモータ24が固設され
該モータ24の駆動軸25と刷子23が連結軸2
6により螺合されている。尚、スクリーン21に
はピアノ線、硬鋼線あるいはステンレス線ででき
た金網を用い、その目開きは付着性や粒子径等、
筒形容器11内に収容する彩飾粉末13の性質を
考慮し架橋現象が発生して排出口6が閉塞される
ものを実験に基づいて選定すればよい。
本実施例は以上の構成より、つぎにその作動を
説明する。粉末供給手段5の筒形容器11に例え
ば彩飾粉末13として顔料を入れておく。そして
施釉工程において釉薬を施釉したタイル3の一つ
がコンベアベルト2により搬送されて開口8の直
下に到達したとき、ステツピングモータ4を停止
制御し、タイル3の移動を停止する。次にモータ
24を起動し、連結軸26を介してモータの駆動
軸25と結合された刷子23をスクリーン21に
摺接した状態で回転させる。これに伴い筒形容器
11内の彩飾粉末13がスクリーン21の網目を
強制的に通過せしめられて排出口6から下方に供
給され、開口8を通つてその直下にあるタイル3
の表面に散布され、タイル3の表面に開口8と同
一パターンで付着する。そのとき筒形容器11内
に彩飾粉末粒子同士が凝集して塊状になつたもの
が存在していても回転する刷子23とスクリーン
21の間で解砕されてしまうので塊がそのまま筒
形容器11からタイル3上に落下する恐れはな
い。尚、排出口6からの彩飾粉末13の供給量は
モータ24の回転速度が高ければ多くなり、低け
れば少なくなるので回転速度を変えることにより
散布量を自在に調整できる。
一定時間モータを駆動した後モータ24の駆動
を停止し、刷子23の回転を止める。その瞬間に
排出口6はスクリーン21により閉塞され彩飾粉
末13の供給が止まる。
次に再びステツピングモータ4を起動してコン
ベアベルト2の走行を開始させ、次のタイル3が
開口8の直下に到達したら再びステツピングモー
タ4を停止し、モータ24を駆動して前述した散
布動作を繰り返し、順次タイル3の表面に彩飾粉
末13を付着させる。
多数のタイル3に彩飾粉末13を散布していく
と次第に開口8の周辺部に余剰な彩飾粉末が滞積
してくるが、この量がある程度に達したらシリン
ダ9を作動させてマスキングプレート7を前進さ
せ、排出口6の直下に位置していた開口8を移動
させ、代わりに新しい開口8を排出口6に整列さ
せる。同時に開口8の周辺部に滞積した彩飾粉末
13を真空吸引ノズル10により排除する。この
操作を一定時間毎に繰り返し、開口8,8の周辺
部に彩飾粉末が多量に滞積するのを阻止する。こ
れにより滞積した彩飾粉末13が開口8,8から
タイル3上に落下して散布量が不均一になつた
り、形成される模様が不鮮明になるといつたこと
を確実に防止できる。
このようにして彩飾粉末13を所定のパターン
に付着させたタイル3を次の焼成工程で本焼きす
ればタイル表面に開口8,8と同一パターンの模
様が顕出する。
尚、本実施例ではステツピングモータ4、モー
タ24、シリンダ9及び真空吸引ノズル10を前
述したように相互に連関して制御する具体的手段
については説明を省略したが周知のフオトセンサ
やリミツトスイツチあるいはタイマ等を利用して
シーケンス回路を構成すればよいことはもちろん
である。また開口8,8の周辺部に滞積した彩飾
粉末を徐去するには掃徐用ブラシを用いてもよ
い。その他、マスキングプレートの形状を本実施
例のようにシリンダで駆動するほか、マスキング
プレートを円盤状に形成し、円周方向に多数の開
口を穿設し該円盤状マスキングプレートをモータ
で回転させるように構成することもできる。
また本実施例で説明したような装置を数組、設
置すれば1枚のタイルの異なる部分に異なる色彩
の模様を形成することも可能である。
(考案の効果) 本考案によれば、スクリーンと刷子の作用で彩
飾粉末を供給する粉末供給手段とマスキングプレ
ートを使つて彩飾粉末を陶磁器板表面に散布する
ことにより模様を形成するように構成したので、
液状の釉薬を噴霧して模様を形成する場合のよう
に釉薬が飛散、漏出して作業環境の悪化を来した
り、あるいは作業場に付着した釉薬を洗い流した
水により環境を汚染するおそれがない。また目詰
まりを生ずることなく長期間にわたり常に均一に
彩飾粉末を散布できるのでむらのない均一な濃度
の模様を陶磁器板表面に顕出させることが可能と
なる。更に刷子の回転速度を変えることにより散
布量を容易に調整できるので模様の濃度の調整も
自在である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
は粉末供給手段を示す一部破断正面図、第3図は
粉末供給手段の要部拡大断面図、第4図は第3図
A−A線切断断面図である。 1……コンベア、2……コンベアベルト、3…
…(陶磁器板たる)タイル、5……粉末供給手
段、6……排出口、7……マスキングプレート、
8……開口、11……筒形容器、13……彩飾粉
末、21……スクリーン、13……刷子、24…
…モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンベアベルトを間欠的に走行させ該コンベア
    ベルト上に載置した陶磁器板を搬送するコンベア
    と、彩飾粉末を入れる筒形容器の排出口にスクリ
    ーンを張り付け筒形容器内部に該スクリーンに摺
    接してモータにより回転する刷子を設けかつ排出
    口が前記コンベアベルトと整列するように該コン
    ベアベルトの上方に配設した粉末供給手段と、模
    様形成用の複数の開口が穿設され、これら複数の
    開口のうちのいずれか一つを選択的に前記排出口
    の直下に整列させることができるように粉末供給
    手段と前記コンベアベルトの間に進退可能に配設
    されたマスキングプレートとを備え、陶磁器板が
    排出口の直下に到達したときコンベアベルトの走
    行を停止し、ついで前記粉末供給手段のモータを
    一定時間駆動した後停止させ、次に再びコンベア
    ベルトの走行を開始するよう構成したことを特徴
    とする陶磁器板の模様形成装置。
JP15878886U 1986-10-16 1986-10-16 Expired JPH0324576Y2 (ja)

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JP15878886U JPH0324576Y2 (ja) 1986-10-16 1986-10-16

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JP15878886U JPH0324576Y2 (ja) 1986-10-16 1986-10-16

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JPS6364738U JPS6364738U (ja) 1988-04-28
JPH0324576Y2 true JPH0324576Y2 (ja) 1991-05-29

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