JPS6016981B2 - 樹脂の粘度安定化方法 - Google Patents

樹脂の粘度安定化方法

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JPS6016981B2
JPS6016981B2 JP51095465A JP9546576A JPS6016981B2 JP S6016981 B2 JPS6016981 B2 JP S6016981B2 JP 51095465 A JP51095465 A JP 51095465A JP 9546576 A JP9546576 A JP 9546576A JP S6016981 B2 JPS6016981 B2 JP S6016981B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリビニルァセタール樹脂の粘度を安定化せし
める方法および積層安全ガラス中でのそのような樹脂の
使用に関する。
更に詳しくは、本発明は積層安全ガラス用中間層として
使用されるポリビニルブチラール樹脂の粘度を安定化せ
しめる方法に関する。ポリビニルアセタール中間層は当
該技術分野では周知である。
これら物質は種々の車軸および建築用に使用される積層
安全ガラスの製造に使用されている。積層安全ガラスの
最も一般的用途は自動車風防ガラスである。ポリビニル
アセタール中間層は、押出成形、印刷されたシートのシ
ーズニングおよび積層物へのシートの加工の間に高温に
蝿らされる。
この高温はポリビニルアセタールの劣化を生ぜしめ、こ
のことは粘度の低下および黄色の発現により示される。
粘度における若干の低下は老化(エージング)の際にも
また生じうる。当該技術においては、特に二層安全ガラ
スに使用するための改善された粘度安定性を有するポリ
ビニルアセタール中間層を与える方法に対する必要性が
存在している。
2枚のガラスの間に熱可塑性中間層を積層させることに
より製造された積層安全ガラスは当該技術では周知であ
る。そのような積層物は自動車風防ガラス中に、そして
建築用における窓およびドアとして広く使用されている
。近年、通常は外側上(すなわち車鋼または建築構造物
の外側に面する積層物の側)にただ1枚のガラスが使用
されている積層安全ガラスに興味が増大している。
車内側のガラスシートすなわち車鋼または建築構造物の
内側に面しているガラスシートは使用されていない。そ
の結果は時には二層体または二様式(bimodal)
積層物と呼ばれるガラス/プラスチック積層体である。
この二層体のプラスチック成分は単一シートまたは2種
またはそれ以上の成分の複合体でありうる。これらには
別の物質でコーティングしたプラスチック成分、一緒に
積層された2種またはそれ以上のプラスチック成分なら
びに上述の種々の組合せがあげられる。そのような二層
体または二様式構造物の例は、米国特許第3,625,
792号、同第3,652,379号、同第37629
81号、同第378184号、同号3806387号お
よびベルギー特許第803,902号各明細書に教示さ
れている。二層体または二様式積層安全ガラス構造物は
、車内側から積層体に衝突した人間がプラスチック成分
にぶつかることによってガラス成分にぶつかるよりは重
大な傷害を豪むることが一層少なくなるという理論の故
に、広範な興味を呼んでいる。
しかしながら、積層安全ガラス中の車内側ガラスシート
の除去は新らしい問題を生ぜしめている。もはや保護的
なガラス成分によって内包されていない熱可塑性中間層
は、積層物の性質に悪影響を及ぼしうる劣化に一層敏感
である。更に、最適物理的性質を得るべく可塑化されて
いるプラスチックシートは可塑剤の損失および性質の悪
化をうける可能性がある。従来技術においてはこのプラ
スチックシートを保護コーティングまたは保護層で被覆
することが提案されてきた。提案されているこのような
多くの被覆またはコーティングはプラスチックシートに
所望水準の保護を与えない。本発明は、ポリビニルァセ
タール樹脂およびそれからつくられたシートを、これら
物質の熱処理の間に生ずる粘度低下に対して安定化させ
る方法を提供するものである。更に詳しくは、本発明は
樹脂を高温に曝らした場合に生ずる樹脂粘度の低下を最
小とする方法を提供するものである。本発明の方法はポ
リビニルアセタール樹脂中にpHバッファーを混入する
ことを包含する。本発明の教示によってバッファー作用
されたポリビニルアセタール樹脂は、熱加工の間および
これら物質の老化の間に、バッファーを含有しない同様
の樹脂に比べて一層少ない樹脂粘度の減少を示す。改善
された積層安全ガラスはバッファー化ポリビニルアセタ
ールシートを使用して得られる。第1図は、後記するプ
ラスチック酸化試験により測定した場合のバッファーp
Hに対する粘度低下%のグラフである。
使用されている樹脂およびバッファー系は例1〜2川こ
記載のものである。グラフの矢印は種々のバッファーを
使用した場合の所定p則こおける実験データの範囲を示
している。第0図は、種々のpH水準におけるクエン酸
バッファー系中に存在する種々の成分を示すプロットで
ある。存在するものとしてはクエン酸、クエン酸モノナ
トリゥム、クエン酸ジナトリウムおよびクエン酸トリナ
トリウムがあげられる。曲線Aはクエン酸種の量を表わ
す。曲線Bはクエン酸モノナトリウム種の量を表わす。
曲線Cはクエン酸ジナトリゥム種の量を表わす。そして
曲線Dはクエン酸トリナトリウム種の量を表わす。本発
明に使用されるポリビニルアセタール樹脂は当該技術分
野では周知である。
これらの樹脂およびそれらの製造法は米国再発行特許第
20,430号および米国特許第2,49648び号各
明細書に詳記されている。一般に、飽和低級未置換脂肪
族アルデヒドから製造されたポリビニルアセタール樹脂
が最も適当であり、そしてブチルアデヒドからつくられ
たポリビニルアセタール樹脂が安全ガラス中間層に対し
て好ましい。一般に、使用されるポリビニルアセタール
樹脂は、約50,000〜600,000そして好まし
くは150,000〜270,000の範囲のシュタウ
ディンガー分子量を有しており、そしてこれはポリビニ
ルアルコールとして計算して重量基準で5〜30%のヒ
ドロキシル基、0〜40%のェステル基好ましくはアセ
テート基そして残余分として実質的にァセタールより構
成されていると考えることができる。
アセタールがブチルアルデヒドアセタールである場合に
は、このポリビニルアセタール樹脂は重量基準で、ポリ
ビニルァルコールとして計算して12〜25%のヒドロ
キシル基およびポリビニルェステルとして計算して0〜
3%のェステル(例えばアセテート)基を含有しておる
のが好ましく、そして残余のものは実質的にブチルアル
デヒドアセタールである。ポリビニルアセタール樹脂は
樹脂100部当り可塑剤約20〜8庇都そして通常の風
防ガラス用のためにはより一般的には20〜5礎部程度
に可塑化されうる。
この後者の濃度は一般に12〜2丸重量%のビニルアル
コールを含有するポリビニルブチラールに関して使用さ
れる。一般に、普通に使用される可塑剤は多塩基性酸ま
たは多価アルコールのェステルである。特に適当なもの
は、トリェチレングリコールジ(2−エチルブチレート
)、ジブチルセバセートおよびジヘキシルアジベート、
およびジヘキシルアジベートとホスフェート可塑剤との
組合せである。本発明で使用されるPHバッファーは、
酸または塩基が系に加えられた場合にpH変化に抵抗す
る系である。
使用されるこれらバッファーは少くとも二成分を包含す
るコンプレックス系である。このバッファーの成分の少
くとも一つは、金属と相互作用してキレート環構造を形
成する能力を有する少くとも二座配位子リガンドである
。更に、このバッファーは樹脂分解を生ぜしめうる塩酸
、硝酸および硫酸を実質的に含有しているべきではない
。好ましい二座配位子リガンド‘ま5員または6員環構
造(この構造は通常大なる安定性を有している)を形成
するものである。当業者には周知のpHバッファーのそ
れ以上の記載は、アール・ジー・ベィッ氏著「Elec
tro−metric pHDetenni似tion
」(ジョン・ワイリー&サンズ社1954年版)および
「いn鉾′s比n肋ookofChemistw」第9
版951〜952頁ならびにその他の周知の参考文献中
に見出すことができる。
金属と相互作用してキレート環構造を形成する能力を有
する二座配位子リガンドもまた当業者には周知である。
そのような二座配位子体はェイ・イー・マーテルおよび
ェム・カルビン両氏共著の「Chemistひ of
the Me地 ChelateCompounds」
(プレンティスホール社1952年版)ならびにその他
の周知の参照文献中に記載されている。金属と相互作用
してキレート環構造を形成する能力を有する少くとも二
座配位子であるバッファー成分の例としては、ホスフェ
ート類例えば酸性燐酸ナトリウム、燐酸ジナトリウム、
燐酸ジカリウム、酸性燐酸エチルおよび相当するピロホ
スフエート、トリポリホスフエートおよびテトラホスホ
ネート、サィトレート類例えば酸性クエン酸ナトリウム
、クエン酸ジナトリウム、クエン酸ジカリウム、クエン
酸トリカリウム、クエン酸ジナトリウムモノカリウム、
酸性クエン酸エチルおよびクエン酸ジメチルサィトレー
ト、オルトフタレート類例えば酸性oーフタル酸ナトリ
ウム、oーフタル酸ジナトリゥム、酸性o−フタル酸カ
リウム、o−フタル酸ジカリウムおよび酸性o−フタル
酸エチル「ボレート類例えば酸性側酸ナトリウム、棚酸
ジナトリウム、棚酸ジカリゥム、酸性棚酸エチルおよび
相当するメタおよびテトラボレート、カリウムテトロキ
ザレート、酒石酸水素カリウム、酸性コハク酸カリウム
、コハク酸カリウム、酸性フェニルコハク酸カリウム、
サリチル酸カリウム、スルホサリチル酸カリウム、酸性
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸カリウム、酸性2
,3一ナフタレンジカルボン酸カリウム、ジ酸性1,4
,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸ジカリウム、ホ
スホン酸モノェステル、部分中和アミン塩その他があげ
られる。
本発明に使用される好ましいバッファー系の例としては
以下の実施例中に使用されているアルカリ金属およびア
ルカリ士類金属の燐酸塩、クエン酸塩、フタル酸塩、剛
酸塩およびクエン酸塩/燐酸塩の組合せがあげられる。
任意の所定pHにおけるバッファー系は通常1種または
それ以上の化学化合物を包含する複雑な系である。存在
する化合物種(スベシース)の性質は第ロ図に示されて
いるようにpHによって変化する。第0図ではpH4に
おいて4種の異なった種が存在している。これら化合物
の種類および各量が次に記載されている。化合物種
重量% クエン酸 8.5クエン酸モノ
ナトリウム 77.0クエン酸ジナトリウム
14.0クエン酸トリナトリウム
0.510○‐〇 本発明に使用されるバッファーは3〜7の範囲のpHを
有している。
樹脂の分解を避けるためには、より低いpH値は避けら
れるべきである。7以上のpH値においては、粘度の安
定化はあまり顕著ではなくなる。
使用されるバッファーの量はポリビニルアセタ−ル樹脂
100万部当り(脚)少くとも20部(乾燥基準)であ
る。上限(これは20,00Q岬を越えるべきではない
)は、特定のバッファー、ポリビニルアセタール樹脂お
よび要求される安定度量によって決定される。より大量
のバッファーを使用する場合には、中間層中およびこの
中間層から製造される積層安全ガラス中の所望の物理的
または光学的性質を失なう危険性がある。好ましくは、
50〜130の血のバッファーが使用され、そしてより
好ましくは50〜800脚皿力i使用される。ある与え
られた応用のために選ばれる特定のバッファーは使用さ
れているポリビニルアセタール樹脂と共存性であるべき
であり、そしてこのポリビニルアセタール樹脂から製造
される積層安全ガラスの物理的および光学的性質に何ら
悪影響を生じないものであるべきである。
このバッファーは任意の通常の樹脂加工操作(例えば洗
液、乾燥その他)の間にポリビニルアセタール樹脂に加
えることができる。
このバッファーはまた樹脂に使用される可塑剤に加え、
そしてそれによって可塑化段階の間に樹脂に包含させる
こともできる。この方法はバッファーが可塑剤中に可溶
性の場合には特に有効である。バッファーはまた成形操
作例えば樹脂のシートへの押出しの間に加えることもで
きる。好ましくは、バツフアーは樹脂が成形物品に加工
される以前に樹脂に混入される。好適な方法においては
、バッファーは3〜7の範囲のpHを得るように水性溶
液状態に調製される。
次いでこのバッファー溶液をポリピニルアセタール樹脂
中に混入する。押出しまたはシーズニングの間に、熱的
に不安定な樹脂はその樹脂粘度の有意な低下を受け、そ
して樹脂が分解したことを示す黄色が増加する。
本発明の教示によってバッファー化された樹脂はその最
初の粘度の大部分を保持し、そして多くの場合、バッフ
ァーを添加されていない樹脂に起るような黄色の大幅な
増加を示さない。粘度保持および黄色化の測定に使用さ
れる試験法は以下に記載のとおりである。プラスチック
酸化試験 評価される樹脂、その樹脂に対する可塑剤およびバッフ
ァー10碇部をフラスコ中で混合して均質系を生成させ
る。
次いで可塑化された樹脂試料を48分間130午0の空
気循環炉中に置く。対照試料は室温に保たれる。対照試
料および加熱された試料の粘度を7.5%樹脂固体分を
含有するメタノール溶液中で測定する。粘度測定はオス
トワルドーフェンスケ粘度計を使用して20午0で行わ
れる。結果はセンチポアズで表わされる。次いで加熱さ
れた試料に関する粘度保持%を計算してバッファー添加
樹脂の熱酸化安定性の尺度を与える。粘度変化は次のよ
うにして計算される。初期粘度−処理後粘度xlo。
=変化%初期粘度 プラスチック酸化試験(POT)は主としてスクリーニ
ング目的のものであることを理解されたい。
この試験条件は空気を排除するための何らの試みも行っ
ていない。その結果、粘度変化および色発現は実際の押
出成形条件で行われる比較すべき測定よりも一層厳しい
ものとなる。黄色化%測定 黄色化%の測定はメタノール中7.5%樹脂溶液および
クレットーサマ−ソン社製光電比色計を使用して測定さ
れる。
吸収は420ミリミクロンで青色フィルターを使用しそ
して660ミリミクロンでは赤色フィルターを使用して
測定され、そしてその読みを透過率(%)に変換する。
660ミリミクロンの読みから420ミリミクロンの読
みキ減ずると黄色化%が与えられる。
これらの値は樹脂中の黄色化量を示す。ブラベンダー混
合 所望量の可塑剤を40.0夕のポリビニルアセタール樹
脂に加えそしてこの混合物を手動で撹拝して均一なブレ
ンドを得る。
次いで可塑化樹脂をシグマブレードを付したプラベンダ
ープラストグラフ(型式No.537)の混合室に入れ
る。このブラストグラフは米国ニュ−ジャージー州ロツ
ケルパーク在ブラベンダー・コーポレイションにより製
造されたものである。次いで試料を7分間150℃で、
そして50RPM(ブレード速度)で混合する。次いで
この試料の粘度低下および黄色化%を試験する。次の実
施例は本発明を例示するために記載されており、そして
これは本発明の限定と考えられるべきではない。
与えられているすべての部および%は特記されていない
限りは重量基準である。例 1〜20これらの例におい
ては仏nge′sHEn地ookofChemistr
y(第9版)第951〜953頁に記載されている教示
に従って種々の水性バッファー溶液が製造された。
例2〜12に使用されているバッファーはクラークおよ
びラブス(CIarkandL肋s)氏のバッファー混
合物であり、そして例14〜20で使用されているサイ
トレート/ホスフエートバツフア一はマックイルバイン
(Nねcllvaine)氏のバッファー混合物である
。次いでこれらのバッファー溶液を通常のポリビニルブ
チラール樹脂に加えて、樹脂100方部当り100碇部
のバッファー(乾燥基準)を与えるようにする。このブ
チラール樹脂は18〜21%ポリビニルアルコール含量
を有している。残存アセテート含量は2.5重量%以下
であり、そして樹脂の残余のものは実質的にブチラール
基である。この樹脂は酢酸カリウムの存在の故に、10
6ccの適正値水準を有している。この樹脂およびバッ
ファー混合物を次いで樹脂10碇部当り42邦(phr
)のトリエチレングリコールジ(2−エチルブチレート
)可塑剤と混合する。樹脂、バッファーおよび可塑剤を
完全に混合しそして得られる可塑化されたブレンドをプ
ラスチック酸化試験に付する。プラスチック酸化試験後
、この露出試料に関して粘度測定を行なう。これら試験
の結果は次の表1に記載されている。表 1 前記表1のデータ(例13を除く)は本発明の教示によ
りバッファー添加されたポリビニルブチラール樹脂がバ
ッファー添加されていない対照例よりも粘度変化の一層
少ないことを示している。
これらの例は更に、バッファーの好適なpH範囲が3〜
7であることを示している(第1図参照)。例13は少
くとも二座配位子体である成分を含有していない酢酸バ
ッファーがポリビニルプチラール樹脂の粘度変化%を最
小ならしめるのに有効ではないことを示している。例
21〜26 例21〜26は、ある場合には本発明のバッファー化合
物はまた熱的加工の間にポリビニルプチラール樹脂中に
発現する黄色を軽減させることをも示している。
これらの例に使用されているポリビニルブチラール樹脂
は、樹脂10碇部当り60/4の重量比のジヘキシルア
ジベート/オクチルジフェニルホスフェートの可塑剤混
合物41部で可塑化されている。例21〜23はいかな
るバッファーをも含有していない対照例である。例24
〜26は、6のpHを有するクラークおよびラブス氏の
ホスフェートバッフア一を含有している。この試料を前
記の条件を使用して、ブラベンダー混合装置中で処理す
る。次いでこの試料を前記のようにしてその黄色化試験
をする。これら試料の試験結果は次の表川こ記載されて
いる。表 口(注)‘1ー 樹脂100万部当りのバッ
ファー部(乾燥基準)【2)例22および25は自巳発
生スクラップを使用し、一方例23および26は2の重
量%の自巳発生スクラップおよび市販の3の重量%スク
ラップを使用しているがこれらす べてはトリヱチレングリコールジ(2− エチルブチレート)可塑剤を含有してい る。
前記表0のデータは、スクラップ材料を含有するポリビ
ニルブチラ−ル組成物中の着色の増大を示している。
例25および26をそれぞれ例22と23に比較すると
、本発明の教示によりバッファー添加されたポリビニル
ブチラ−ル組成物中に発現する黄色は相当する非バッフ
ァー含有試料よりも一層少ないことを示す。例 27〜
30 次の実施例は、本発明によりバッファー添加された可塑
化ポリビニルブチラール樹脂をシートに押出成形した場
合に得られる粘度および着色減少を示す。
使用される樹脂は樹脂100部当り42部のトリヱチレ
ングリコールジ(2−エチルブチレート)可塑剤で可塑
化した通常のポリビニルブチラール樹脂である。このシ
ートはPH3を有する1000肌(100万部当り10
0碇都)のマックィルベィン氏のサイトレートノホスフ
ェートバツフア−系でバッファー化されている。この押
出成形シートの粘度保持および黄色化を前記に概略した
方法によって試験する。これら試験の結果は次の表mに
記されている。表 m 前記表mのデータは、本発明によりバッファー添加され
たポリビニルブチラール樹脂から押出成形されたシート
物質はバッファー化合物を含有しない対照試料よりも一
層高いシート粘度および一層少し・黄色化を有している
ことを示している。
次の表Wのデータはプラスチック酸化試験を使用した場
合の粘度変化に及ぼすバッファー(FH3)量の効果を
説明している。この樹脂およびバッファー系は前記例2
8で使用されたものと同一である。表 Wバッファー濃
度に対する樹脂粘度 バッファー量(脚) 樹脂粘度(cps)な し
8720
100100
121200 13
4300 142500
150600
152700
153800
155900 156
1000 157130
0 160無処理コントロ
ール 230例 31〜36これらの例
においては、樹脂100部当り(phr)33部のジヘ
キシルアジベートで可塑化されているボリビニルブチラ
ール樹脂を前記のプラスチック酸化試験に付する。
これらの例においては2種の異なった源からのこの物質
の三つの異なったロットを使用する。可塑化した樹脂は
、100方部当り100部の(乾燥基準)pH6を有す
るマックイルバイン氏のサイトレート/ホスフェートバ
ツフア‐系でバッファー化されている。この試料を次い
で前記に概略した方法によって%粘度損失%を試験する
。これら試験の結果は次の表Vに記されている。表 V 前記のデータは、本発明によりバッファー添加された可
塑化樹脂がプラスチック酸化試験の間に粘度変化の一層
少ないことを示している。
例 37 本例においては、二層グレージング (glazing)ユニット〔30ミル(762ミクロ
ン)の可塑化ポリビニルブチラールシートに積層させた
1枚のガラスシート〕の促進老化試験における安定性を
試験する。
42部のトリヱチレングリコールジ(2−エチルブチレ
ート)で可塑化したポリビニルブチラール樹脂を、10
の柳のマックィルベィン氏のpH5.5を有するサィト
レートノホスフェートバツフアー系でバッファー化する
対照としては38部の可塑剤を含有しているポリビニル
ブチラールシートを使用する。
これら試料を1500F(65.6℃)の空気炉中に露
出する。一定間隔でこのポリビニルプチラール樹脂試料
の樹脂粘度、可塑剤含量およびアルカリ度力価水準を分
析する。アルカリ度力価は、100夕のポリビニルアセ
タール樹脂を中和するに必要な0.01規定塩酸の机上
数である。
これは樹脂のアルカリ度を表わすために使用されている
便宜的標準である。アルカリ度力価は、250ccの予
め中和したエチルアルコール中に7夕のポリビニルアセ
タール樹脂を溶解させそしてプロムフェノールフル‐指
示薬を使用してその終点まで0.005規定塩酸で滴定
し、そして得られた結果から100タ樹脂に必要な0.
01規定酸の叫を計算することによって決定される。こ
れら試験の結果は次の表のに記載されている。表の *一部不溶性 前記表ののデータは、本発明の教示に従って樹脂をバッ
ファー化させた場合に達成される改善された樹脂安定性
を示している。
例 38 二層体中のポリビニルブチラール樹脂がその内部側がポ
リエチレンテレフタレートフィルムで覆われている点を
除いては例37をくりかえす。
試料を露出させそして前記例37におけるようにして評
価する。ポリエチレンテレフタレートフィルムが可塑剤
損失を防止するが故に「可塑剤舎量には変化が認められ
なかった。しかし粘度および力価水準には変化が認めら
れた。これら試料に関する試験結果は次の表皿に記載さ
れている。表皿 前記表皿のデータは更に、本発明によりバッファー化さ
れた樹脂が改善された粘度安定性を有することを示して
いる。
本発明はまたこのポリビニルアセタールシートを他のプ
ラスチックまたは樹脂成分例えばポリビニルクロライド
、ポリビニルフルオライド、セルロースアセテート、ポ
リビニリデンクロライド、ポリカーボネート、ポリメチ
ルメタクリレート、セルロースアセトブチレート、セル
ローストリプロピオネート、シリコーン重合体、ポリウ
レタンその他で被覆することをも包含している。
ポリビニルアセタール上に置かれるプラスチックカバー
シートを、場合により、当業者には周知の接着促進剤お
よび/または耐磨耗層でコーティングしてもよい。本発
明のバッファー添加されたポリビニルアセタールはまた
、ポリビニルアセタールシートを2枚のガラス層の間に
サンドイッチ状態にはさんだ通常の積層安全ガラスの中
間層としても使用することができる。
このバッファー化ポリビニルアセタールはまたベルギー
特許第803,902言明細書記載の通常の三枚形サン
ドイッチ構造の内部側シートと上の被覆として使用する
こともできる。この被覆より良好な衝撃性および人がガ
ラスにぶつかった場合に生じうる傷害を低下させるため
に使用される。前記に言及された力価水準は米国特許第
2,496,48び号明細書に記載されているように通
常樹脂の製造の間に加えられる塩によるものである。
他の場合には、この塩は、ガラスシートへの中間層の所
望の接着水準を得るために、ある範囲内の力価を得るた
めに加えられる。これは米国特許第3,249,489
号、同第3,249,490号、同第3,402,09
9号、同第3,271,234号、同第3,271,2
35号および他の明細書に記載されているように得られ
る積層安全ガラス中に最適衝撃性を得るために行なわれ
る。本発明のバッファーは使用される特定のバッファー
によって、ガラスシートへの中間層の接着を低下または
上昇せしめうる。本明細書を読めば、当業者は、所望の
衝撃強度を得るための力価制御剤の水準に必要な調整を
行なうことが可能であろう。本発明はまた、樹脂中での
通常の加工助剤および添加剤の使用を包含する。
これらとしては染料、顔料、酸化防止剤、紫外線安定化
剤その他があげられる。前記の開示から、本発明の精神
を逸脱することないこ多くの変形を行ないうろことが明
白であろう。
【図面の簡単な説明】
第1図はプラスチック酸化試験により測定した場合のバ
ッファーpHに対する粘度低下%のグラフであり、第0
図は種々のpH水準におけるクエン酸バッファー系中に
存在する種々の成分を示すプロットである。 才工 」釘 ブ立‘q

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリビニルアセタール樹脂中に3〜7の範囲の水性
    溶液pHを有するバツフアーを前記樹脂の粘度変化を最
    小ならしめるための有効量において混入することによつ
    てポリビニルアセタール樹脂の粘度を安定化させるにあ
    たり、前記バツフアーの少くとも一成分が金属と相互作
    用してキレート環構造を形成しうる少くとも二座配位子
    リガンドでありそしてそのバツフアーが実質的に塩酸、
    硝酸および硫酸成分を含有していないことを特徴とする
    ポリビニルアセタール樹脂の粘度の安定化方法。 2 前記ポリビニルアセタール樹脂がポリビニルブチラ
    ールであることを特徴とする前記第1項記載の方法。 3 前記ポリビニルブチラールが可塑化されていること
    を特徴とする前記第2項記載の方法。 4 使用されるバツフアーの量が100万部当り50〜
    1300部の範囲でありそして前記バツフアーがクラー
    クおよびラブス氏のホスフエート、サイトレート、フタ
    レートまたはボレートバツフアーであることを特徴とす
    る前記第3項記載の方法。 5 前記バツフアーがマツクイルベイン氏のサイトレー
    ト/ホスフエートバツフアーであることを特徴とする前
    記第3項記載の方法。
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