JPS60168287A - 硬貨送出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明は、硬貨送出装置、特に、硬貨またはメダル（以
下、硬貨と総称する）をホッパー内に投入貯溜し、所要
に応じ、ホッパー内で回転円板を回転してホッパー内か
ら硬貨を１枚宛送出するホッパ一式硬貨送出装置に関す
るものである。

（従来技術およびその問題点） 一般に、この柚のホッパ一式硬貨送出装置は、例えば、
特開昭５０−ｆＭ１９９７号公報に記載されているよう
に、投入硬貨をばら状態で貯溜する硬貨貯溜ホッパー内
の一側に回転円板が水平に対して傾斜して設けられ、取
扱うべき硬貨の寸法に対応する直径の円板状台部が回転
円板の中心部に設けられるとともに複数個の硬貨送り片
か回転円板の外周部分に円周方向に互に離間した位置で
回転円板上に突設され、こｊら中心円板状台部と硬貨送
り片とにより硬貨保持ポケットを画成し、回転円板をホ
ッパー内に回転することによって回転円板上の各硬貨保
持ポケット内に硬貨送り片とによってポツパー内の硬貨
を１個づつ拾い上げて上部出口部に送り、この上部出口
部において円板状台部の上方外周縁部に尖焔部を接して
設けられている出口ナイフによって出口シュートを紅で
硬貨を１個づつ装置外に送出するよう描成さねでいる。

かかるホッパ一式硬貨送出装僧の硬貨送出速度または送
出効率を向上させるためには、硬貨が回転円板上の順次
の硬貨保持ポケットに確実に拾い上げられるようにする
ことが必要であり、その手段としてホッパー内の硬貨を
十分に攪拌し得る強力な攪拌部材を設けることが必要で
ある。

しかしながら、従来の硬貨送出装置、特に攪拌機構の構
造では、硬貨を強力に油拌する結果として、特に処理硬
貨が大型硬貨である場合に、ホッパー内の硬貨によって
回転円板の下部に作用する負荷の変動による回転ぶれが
生じて回転円板の上部送出部に設けられた出口ナイフお
よびまたは出口シュートと回転円板上の硬貨送り片およ
びまたは送出硬貨との間に干渉が生じる問題や、２９拌
部材により硬貨が上部送出部に強力に押し上げられて硬
貨送り片によって送出される硬貨と一緒に余分の硬貨が
出口シュートに送り込まねて出口シュート入口部分で硬
貨づまりが生ずる等の問題があった。

従来、かかる問題を解決するため和；々の手段が講じら
れているが、その結果として構造が複雑となり、取付は
部品点数が増大し、組立作梨能率が悪（、製造が容易で
ないという問題があった。

（発明の目的） 本発明の目的は、特に、攪拌機構を改良することにより
上述した問題を解決し、硬貨送出速度または送出効率が
高く、構造がｉｉｉ単で、製造が容易な、特に大型硬貨
に用いるに好適なホッパ一式硬貨送出装置を提供しよう
とするものである。

（発明の構成） 本発明による硬貨送出装置は、回転円根分その下面外周
縁部で円周方向に配列された複数個のボールにより固定
傾斜支持板上に回転自在に支承し回転円板を回転する回
転軸を回転円板およびこの回転円板上の円板状台部の中
心に貫通して軸端部を円板状台部上に突出させ、両端に
フック部を有する複数個のコイルスプリングを円板状台
部上に回転軸を中心として放射状に配Ｔｉｔ　Ｌ、、こ
わらのコイルスプリングの内端部を弾性的に保持するコ
Ａ製保持キャップをその中心孔によって回転軸端部に装
着し、複数個のコイルスプリングの内端フックとそれぞ
れ掛合する複数個の抜は止め片を有する保持キャップ抑
え金具をその中心孔によって回転軸端部に装着し、抜は
止め片を保持キャップ、コイルスプリング内端フツク、
円板状台ｇ：Ｃｐおよび回転円板に設けられた整列孔に
挿通して保持キャップ、コイルスプリング、円板状台部
および回転円板を一体に回転するよう結合し、保持キャ
ップ抑え金具に押し下げ力を作用させるようスプリング
を回転軸端部に取付け、これにより前記保持キャップ、
コイルスプリング内端部、円板状台部および回転円板を
一体に密着結合させるとともに回転円板を固定傾斜支持
板上のボールに圧接するよう構成したものであり、かか
る構成とすることによって強力な揚拌作用が得られると
ともに、攪拌部材の数句けは勿論のこと［ｇ１転ぶわの
生じ′ｆ、【い回転円板支持構造の取付けおよび組立て
全も極めて簡単かつ能率的なものとし、部品点数を著し
く減少することができ、全体として極めて効率の良い硬
貨送出装置を提供することができる。

（発明の実施例） 図面は、本発明による硬貨送出装置を示し、図中、ｌは
支持スタンド、２はこの支持スタンド１により水平に対
して傾斜して固定支持された傾斜支持板、８はこの支持
板にねじ４により取付けられたホッパーヘッドで、支持
板２とによって硬貨をばら状態で貯溜するホッパー５を
構成している。

このホッパー５内の一側で、回転円板６が傾斜支持板２
に後述するように回転自在に支持されて駆動装置により
回転駆動されるよう構成されている。回転円板６の外周
部分６ａにはホッパー内から硬貨を１枚づつ拾い上げて
上方出口部７にまで送るための複数個の硬貨保持ポケッ
トが回転円板６の円周方向に処理硬貨の直径に対応する
間隔で離間させて処理硬貨の厚みに対応する高さで突設
された硬貨送り片またはピン８と回転円板６の中心部に
設けた円板状台部９の外周縁とによって画成さね、回転
円板６の回転によってホッパー８内、から硬貨を１枚づ
つ各硬貨保持ポケット内に拾い上げて上方出口部７に送
出するよう構成されでいる。

上方出口部７には・出口ナイフｌθが回転円板６の外周
部分６ａを横切って延長してその尖端部１０ａを円板状
台部９の上方外周縁部９ａに接して設けられ、出口ナイ
フ１０の上端ｆ＆１０ｂは尖端部１０ａにおいて上方外
周縁部９ａに切線方向に延長さね、これにより回転円板
６の回転により送りピン８によって上方出口部７に送ら
ねた硬貨を円板状台部９の上方外周縁部９ａ上から出口
ナイフ１０上に取り上げて硬貨出口シュート１１を経て
装置外に送出し得るよう構成、されている。この出口ナ
イフ１０の上端縁１０ｂは出口シュート１１内において
下方に向けて傾斜されて硬貨がナイフ上端縁１０ｂ上を
転勤落下して装置外に排出されるよう構成されている。

出口ナイフｌＯの上方には硬貨計数用スイッチのばね附
勢作動腕１２上のローラ１８が対向して配置され、上方
出口部７を通過する硬貨がｐ−ラ１３をばね力に抗して
押し上げることにより硬貨計数用スイッチが作動さねて
計数が行なわれるよう構成されている。

１４は上方出口部７に硬貨が重なり合った状態で送り込
まわるのを防止するための硬貨重なり防止用ワイパー、
１５はホッパー５内の硬貨を攪拌するため円板状台部９
上に取付けらねたフィルスプリングを示す。

硬貨重なり防止用ワイパー１４は、軟質の天然または合
成ゴム製で図示の例では、硬貨送出装置の上方出口部７
に、出口ナイフ１０の位置より回転円板６の回転方向に
見て手前で円周方向に離間した位置で２個設けられてい
る。各ワイパー１４は固定傾斜支持板２上に設けられた
適当な高さの取付用固定片１６上に基部１４ａを押えば
ね板１７とともにねじ１８によって取付けらね、支持板
２上に回転円板６を囲んで股はられた周壁１９を越えて
回転円板６の外周縁から中心部に向けて回転円板外周部
分６ａに延長さね、押えばね板１７によってワイパー１
４は周壁１９の上端から回転円板外周部分６ａの表面に
向は下方に彎曲され、円錐形突起が設けられた遊端部１
４ｂを回転円板外周部分表面に密着させ、この密着遊端
部１４ｂと固定基部１４ａとの中間の部分１４０は回転
円板外周部分表面から離間して回転円板外周部分表面と
の１■に硬貨送りピン８が通過するに十分な間バσ２ｏ
ｔ−設けており、硬貨がワイパー１４と外周部分表面と
の間を通過する際、その硬貨の後端が通過するにしたが
いワイパー１４が外周部分表面に密着することによって
重なり合った２枚の硬貨が後続しても、この後続の上側
の硬貨を払い落して１枚の硬貨だけしが通過させないよ
う構成されている。

回転円板６は、第８図に示すように、下面外周縁部に環
状レース２１が設けられ、この短状レース２１と掛合し
て転動する複数個のボール２２が固定傾斜支持板２との
間にリテーナ−２３によって円周方向に配置さね、後述
するように回転円板６の中心部に作用するばねカによっ
て回転円板６がボール２２に対して圧接されることによ
り、回転円板６はその下面外周縁で複数個のボール２２
により支持板２上に回転自在に支承ざわ、また、駆動装
置２４により駆動される回転軸２５が回転円板６の中心
孔２６に貫通さね直接に連結されることなく、回転円板
６の下面に突出するピン２７と回転軸２５に貫通した横
ピン２８との掛合によって駆動力が伝達され、これによ
り回転円板６の下部に作用するホッパー５内の硬貨重量
の変動によっても回転円板６が回転ぶれを生ずることな
く安定して回転することかできるとともに駆動装置に過
負荷がかかるのを防止するよう構成されているＯ 図示の例では、８個の硬貨攪拌用コイルスプリング１５
が円板状台部９上に回転軸２５を中心として放射状に配
置されている。これらのコイルスプリング１５は両端に
フック部１５ａ、１５ｂをそれぞれ有し、後述するよう
に弾性的に保持される内端部１５０の内側には別個の短
かい小径の補強用コイルスプリングその仲、の補強材２
９がコイルスプリング１５の内側コイル溝にねじ込んで
取付けられており、例えば、コイルスプリングエ５とし
て直径１．５鰭の銅線で、直径１０闘のコイル径を有す
る程度のものを所望の強度と可撓性な有することにより
好適に用いることができる。

これらのコイルスプリング１５は回転円板６上の円板状
台部９を貫通して突出する回転軸２５の軸端部２５ａに
装着されるゴム製保持キャップ８０と保持キャップ抑え
金具３１とによって内端部１５Ｃを弾性的に保持される
。これがため、保持キャップ８０には第５図および第６
図に示すように回転軸端部２５ａに取付けるための中心
孔３２と、半径方向に開口するスプリング内端保持窪み
８８と、この窪み３３の一部を延長して形成された内端
フック保持窪み３４と、抑え金具数句は窪み３５と、抜
は止め片押入孔ａ６とが設けられ、保持キャップ抑え金
具８１には回転軸端部２５ａに取付けるための中心孔８
７と、保持キャップ抑え部８８と、圧縮スプリング受は
座８９と、複数個のフィルスプリング１５の内端フック
１５ｂとそれぞれ掛合してコイルスプリング１５の内端
部１５０が窪み８３から抜は出るのを防止する抜は止め
片４０とが設けられ、この抜は止め片４０は保持キャッ
プ３０に形成された抜は止め片押入孔８６、内端フック
１５ｂにより形成された孔４１、および円板状台部９に
形成された貫通孔４２を経て回転円板６に形成された貫
通孔４ａ内にまで挿通されるよう形成、され、これによ
り抜は止め弁４０はコイルスプリング１５の抜は止め作
用はかりでなく保持キャップ８０、コイルスプリング１
５および円板状台部９を回転円板６と一体に回転するよ
う結合する作用をも行なう。また、保持キャップ３０の
外形をフィルスプリング保持窪みａ３の部分４４を除い
ては４５で示すように円錐形状とする。

組立てに際しては、コイルスプリング１５、保持キャッ
プ８０および保持キャップ押え金具８１を取付け、保持
キャップ抑え金具８１の圧縮スプリング受は座８９に圧
縮スプリング４６を支承させ、回転軸２５の軸端に座板
４７をねじ４８により締付けるだけで圧縮スプリング４
６を介して保持キャップ抑え金具８１と、保持ギャップ
８ｏとコイルスプリング内端部１５Ｃと、円板状台部９
と、回転円板６とを一体に密着結合させるとともに回転
円板６を固定傾斜支持板２上のボール２２に圧接して取
付けることができる。

（発明の効果） 本発明によれば、上述したように、撹拌機構を適切に構
成することによって適正な攪拌作用を得るばかりでなく
、攪拌部材の取付けは勿論のこと回転ぶれの生じない回
転円板支持構造の取付けおよび組立てをも極めて簡単か
つ能率的に行なうこ・とができ、部品点数も著しく少な
くてすむという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による硬貨送出装置の斜視図、第２図は
本発明による硬貨送出装置の一部の拡大斜視図、 第８図は回転板支持構造および攪拌機構を示す縦断面図
、 第４図は第８図の■−■線上から矢の方向に見た部分平
面図、 ＄５ｅは攪拌用コイルスプリング保持キャップの平面図
、 第６図は第５図の■−■線上の縦断面図である６１・・
・支持スタンド　２・・・傾斜支゛持板３・・・ホッパ
ーヘッド　５・・・ホツパニ６・・・回転円板　６ａ・
・・外周部分６ｂ・・・外周部分表面　７・・・上方出
口部８・・・硬貨送り片またはビン ９・・・円板吠台部　１０・・・出口ナイフ１０ａ・・
・尖端部　１０ｂ・・・上端縁１８・・・出口シュート
１４・・・ワイパー１５・・・硬貨攪拌用コイルスプリ
ング２９・・・補強部材　２１・・・環状レース２２・
・・ポール　８０・・・保持キャップ８１・・・保持キ
ャップ押え金具 ４０・・・抜は止め片　４６・・・圧縮スプリング４７
・・・座板。 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　投入硬貨をばら状態で貯溜するポツパーと、このポ
   ツパー内に水平に対して傾斜位置で回転軸の周りに回む
   ざねる回転円板と、この回転円板の上面中心部に設けら
   れた円板状台部と、この円板状台部の周りの回転円板外
   周部分上面に互に円周方向に所定間部で離間して突設さ
   ｔＩた複数個の硬貨送り片と、ｉｆｆ記円板状台部の上
   方外周縁部に尖端部を接して設けられた出口ナイフと、
   この出口ナイフ上に取り上けられた硬貨を前記回転円板
   上から受取って排出させる出口シュートとを具える硬貨
   送出装置において、両端にフック部を有する複数個のコ
   イルスプリングを前記円板状台部上に前記回転軸を中心
   として放射状に配置し、こわらのフィルスプリングの内
   端部を弾性的に保持するゴム製保持キャップをその中心
   孔によって回（軸端部に装着し、′ｍ数個のコイルスプ
   リングの内部フックとそねぞわ掛合する複数個の抜は止
   め片を有する保持キャップ抑え金具をその中心孔によっ
   て回転軸端部に装着し、前記抜は止め片を前記保持キャ
   ップ、前記フィルスプリングの内端フック、前記円板状
   台部および前記回転円板に設けられた整列孔に挿通し、
   これらの保持キャップ、コイルスプリング円板状台部お
   よび回転円板が一体に回転し得るように保持キャップ抑
   え金具のコイルスプリング抜き止め片により結合したこ
   とを特徴とする硬貨送出装置。