JPS60167993A - 紙に用いる色素 - Google Patents

紙に用いる色素

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JPS60167993A
JPS60167993A JP59019870A JP1987084A JPS60167993A JP S60167993 A JPS60167993 A JP S60167993A JP 59019870 A JP59019870 A JP 59019870A JP 1987084 A JP1987084 A JP 1987084A JP S60167993 A JPS60167993 A JP S60167993A
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JP
Japan
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paper
dye
general formula
present
water
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Pending
Application number
JP59019870A
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English (en)
Inventor
今井 正雄
相賀 宏
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、紙を堅牢に着色する方法において使用する色
素に関する。
さらに詳しくは本発明は、一般式(I)(HO,S)m
−D−(NHCOOR)n (I )(式中、Dはアゾ
またはアントラキノン系有機色素残基を、Rは炭素数1
〜60分枝していてもよいアルキル基またはフェニル基
を、mは0ないし4の整数を、nは工ないし4の整数を
表わす。)で示される染料を加熱により反応固着させて
印刷物などに用いた場合、耐摩擦性、耐水性などの堅牢
度のすぐれた、紙を堅牢に着色させるための色素に関す
る。
紙を着色するのに従来用いられていた色素としては、塩
基性染料、直接染料、酸性染料のような水溶性染料、あ
るいは硫化染料、建染染料のような還元して適用し後に
酸化発色させる型の染料、もしくは顔料が用いられてい
る。
しかし、水溶性染料、あるいは印刷により水溶性染料を
含むインキで着色された紙は、本来水溶性であるが故に
、水に接するとにじみを生じるなど耐水堅牢度性に乏し
く、また還元して適用された後に酸化発色する型の染料
を用いた場合は、使用時に還元操作等の繁雑な操作を要
し、また顔料あるいは顔料を含むインキは高価であると
いう欠点を有しており、紙用の安価で堅牢な色素が要望
されていた。
また近年、コンピューターやビデオなどのプリンターに
おいて、紙にカラー画像を着色形成させて記録する技術
が進展している。ところがこれに用いられているインク
ジェット方式では、水溶性染料あるいは水性インキを用
いるために耐水性が乏しく、また感熱、感圧方式では原
理的に耐熱性が乏しい。
さらに非イオン性染料を紙に昇華転写させる方式は、非
イオン性染料であるが故に紙に対する親和性が小さく、
耐摩擦性が乏しいのでコーティング等の必要があった。
このように、いわゆる情報材料の分野でも堅牢な紙の着
色剤となるすぐれた色素の要求は大きい。
このようなことから本発明者らは、特に堅牢性のすぐれ
た紙に用いる色素をめて鋭意検討を行なった結果、前記
一般式(1)で示される染料を紙に加熱して適用すれば
、堅牢な着色が得られることを見出し本発明に達した。
本発明において、紙とはバルブから作られるセルロース
系有機物からなる材料であり、高級印刷用紙、書籍用紙
、ノート用紙等に用いられる上質紙、新聞、雑誌、グラ
ビア用紙等に用いられる中質紙、その他下級紙や、コー
ト紙、アート紙、コート白板紙のように白色顔料でコー
トしたもの、さらには種々の紙加工剤、バインダーなど
で処理されたものが含まれる。
これらの紙へ、色素となる本発明に係る染料を固着させ
る本発明では、一般式(I)で示される染料、あるいは
一般式(1)で示される染料を含むインクを溶液状態ま
たは固体状態で、紙にたとえば熱転写型・捺染方式など
の接触、または含浸させ、中間乾燥するかまたはせずl
に100℃以上、好ましくは150〜250℃の態度に
必要時間加熱することにより色素を反応固着させて紙へ
着色させる。
紙全面を着色させるためには、本発明に係る染料を含ん
だ溶液に含浸後加熱固着させればよく、また印刷やエレ
クトロエックス手段などにより着色文字や着色画像を紙
へ形成させるためには、本発明に係る染料を含んだイン
クを用いて転写や噴霧後加熱固着させればよい。必要&
加熱時間は、加熱温度により異なるが、通常1分以内で
よい。
本発明色素に係る一般式(1)で示される染料は、その
除熱により分解して、次式のようにイソシアネート基を
発生し、セルロースに反応固着する。
△ (NCO)n→(HO,S)m−ト(NHCOO−Ce
 Ill ) n(式中、D、R,m、nは一般式(I
)におけるD、R,m、nと同じ。) このようにして、紙へ本発明に係る染料を加熱着色させ
た場合、本発明で得られた色素は耐摩擦性、耐水性にす
ぐれており、また本発明染料の有する昇華性を利用して
転写捺染方法により用いるのが適している。
転写捺染方法による場合は、好ましくは本発明に係る染
料の一般式(I)においてmが0である。4即ちスルホ
ン基を有さない本発明染料を含むインクを用いて、たと
えば特開昭52−27890号公報に記載されている織
物の転写捺染と同じ方法で実施すればよく、転写捺染に
おいては特にすぐれた着色効果が得られる。また転写捺
染法による際は、染料支持体としては染料と反応しない
アルミ箔やプラスチックシートなどの材料を用いるのが
好ましいが、昇華による転写を必要としない方法、たと
えば本発明染料と親和性の大きい樹脂層などを介して転
写紙から染料を溶解移行させるようなバインダ一方式に
よる転写法の場合はこのかぎりではない。
本発明の式(I)染料は、たとえば次のようにして製造
することができる。
一般式(n) (HO,S)m−D−(NH−)n (II f)(式
(n)中、D、m、nは一般式(I)に同じ。)で示さ
れる染料アミンと、一般式(m)XCOOR(III 
’) (式(III)中、Xはハロゲン原子を表わし、Rは一
般式(I)に同じ。) で示されるハロゲン化ギ酸エステルnモルを、水酸化ナ
トリウムのような脱酸性の存在下に縮合すればよい。あ
るいは、一般式(I)中のDがアゾ染料の場合は、アミ
メ籠を有するカップリング成分に、一般式(m)で示さ
れるハロゲン化ギ酸エステルを縮合させた後ジアゾ成分
とカップリングさせて製造してもよい。
このようにして得られた本発明染料によって着色された
紙は、特に耐水性、耐摩擦性にすぐれ、プリンター画像
形成システムなどのための堅牢色材としてもその意義は
大きい。
実施例1 で示される染料1.0gを水5nm/に溶解し、この溶
液に東洋濾紙/I65 Cl &の全部を1分間浸した
。これをとり出したところ210gの染料溶液が濾紙中
に保持された。80°Cに10分間乾燥した後、200
℃に1分間オーブン中で加熱したところ、オレンジ色の
着色が得られた。この紙を50チビリジン水に浸したと
ころ溶出染料はほとんど無かった。
上記式(1)の染料は以下のようにして製造した。
6−アミツーナフドールー3−スルホン酸(J酸)2λ
9gを水239m1に加え、ソーダ灰でPH7とし完溶
させた。クロルギ酸フェニルエステル15.92を、5
〜10°Cで約1時間を要して加え、同温度に約1時間
かきまぜを続けた後、20%ソーダ灰を約1時間を要し
て加えPH7とした。
さらに2時間かきまぜ、析出した結晶を炉別、乾燥して
収J116.19を得、得られた中間体生成物16、3
 gを水50(IN/に懸濁させ、0〜5°Cに冷却、
ソーダ灰でPH8に調節した。一方2−アミノベンゼン
スルホン酸7.4gを水9nmlと濃塩酸&1.9の浪
合物に加え、0〜2℃に冷却して、亜硝酸ソーダ3.0
gを加えてジアゾ化した。このジアゾ液を上記カップラ
ー液に、0〜4℃で約5分を要して加え、さらに酢酸ソ
ーダIllを加えて、同温度で約1時間30分かきまぜ
た。20%ソーダ灰でPH8,5に中和し、食塩(2n
og/J)で塩析、濾過、アセトンで洗浄して乾燥し、
28.5gのオレンジ色粉末を得た。
実施例2 式(2) の染料10g、ならびに組成がエチルセルロース10g
1エタノール75g、酢酸エチル20g及びエチレング
リコール5gから成るインクを混練して調整し、これを
用いて、所望のパターンでアルミ箔上に印刷し、乾燥し
た印刷の印刷面をアート紙上に置き、これらを重ねて2
00°Cで30秒間カレンダーを通過させたら、アート
紙上に耐水性、耐摩擦性にすぐれたオレンジ色の鮮面な
パターンのプリントが得られた。
実施例3 式(3) で示される染料1.0gをアセトン5011Ilに溶解
した他は、実施例1と同様に処理したところ、堅牢な黄
色p紙が得られた。
実施例4 式(4) で示される染料を実施例2と同様にしてインクを調整し
これを用いて印刷したところ紙」二に堅牢鮮明なパター
ンの赤色ブ)lJントが得られた。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 色素を加熱して、紙へ反応固着させて紙に着色させ
    る方法において、一般式(I) (HO,S)m−ト(NHCOOR)n (I )(式
    中、Dはアゾ化合物系またはアントラキノン化合物系有
    機色素残基であり、Rは炭素数1〜6の分枝していても
    よいアルキル基またはフェニル基であり、mは0〜4の
    整数、nは1〜4の整数を表わす。) で示される染料を用いることを特徴とする紙に用いる色
    素。 2 色素を加熱して紙へ反応固着させて紙に着色させる
    方法が転写捺染方法であり、それに用いる特許請求の範
    囲第1−項記載の色素。 3 転写捺染方法において用いる色素が、特許請求の範
    囲第1項記載の一般式(1)において、mは0である特
    許請求の範囲第2項記載の色素。
JP59019870A 1984-02-08 1984-02-08 紙に用いる色素 Pending JPS60167993A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0648817B1 (de) * 1993-10-13 1999-11-10 Ciba SC Holding AG Neue Fluoreszenzfarbstoffe

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