JPS60167929A - 活性炭素繊維の製造方法 - Google Patents

活性炭素繊維の製造方法

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JPS60167929A
JPS60167929A JP2479584A JP2479584A JPS60167929A JP S60167929 A JPS60167929 A JP S60167929A JP 2479584 A JP2479584 A JP 2479584A JP 2479584 A JP2479584 A JP 2479584A JP S60167929 A JPS60167929 A JP S60167929A
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JP
Japan
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pitch
raw material
fibers
sulfur content
activated carbon
Prior art date
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Pending
Application number
JP2479584A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Okamoto
邦夫 岡本
Akira Takemura
武村 亮
Atsushi Kosaka
淳 小坂
Yuzuru Oota
太田 譲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はピッチ原料から炭素繊維を製造する方法に関し
、特に空気清浄器としての使用に好適な多数の微細孔を
具えた活性炭素繊維の製造方法に関する。
従来技術 ピッチを原料とした活性炭素繊維の製造法としては、コ
ールタールピッチ、アスファルトピッチ等のピッチ原料
を熱処理して紡糸に好適な軟化点、分子量分布をもつよ
うに調整し、濃縮したものを高速回転する紡糸圧に供給
し、紡糸孔から遠心力によって吐出して繊維化した後、
これを不融化処理し、更に水蒸気による賦活を施こすこ
とが行なわれている。この賦活処理によって繊維中の炭
素が水蒸気と反応してCO,H,となってガス化して放
出され、その後が微細孔となって残存し、この炭素繊維
を空気清浄器として使用する際にはこの微細孔中に空気
中の汚染物質の分子を吸着して空気を浄化する。微細孔
の大きさは孔径が5Aから30A程度のものが空気清浄
器用としては好ましく、5Aより小さい場合には吸着能
が劣シ、又30Aよシ大きい場合に社一旦吸着した汚染
物質分子がパージエアによって再び離脱することがある
ので好ましくない。一般的にレーヨン系やPAN系の炭
素繊維の場合には特別に注意しなくて亀通常の処理によ
って大中の微細孔が前記好適範囲に入るような活性炭素
繊維となすことができるが、ピッチ系の炭素繊維の場合
には微細孔の孔径の分布は広い範囲にわたってお多数A
から数μにも及び、しかも大径のものの数が比較的多く
空気清浄器用途としては充分な能力を有していなかった
発明の目的と構成 本発明者等はかかる従来技術の欠点に鑑み鋭意研究を重
ねた結果、ピッチ原料中の硫黄分の含量と、得られた活
性炭素繊維の微細孔の孔径の分布とが関連のあることを
見出し本発明を完成した。
即ち本発明は溶融紡糸に適した軟化点、分子量となるよ
うに熱処理されたコールタールピッチ、アスファルトピ
ッチ、ナフサピッチ等のピッチ原料を溶融紡糸して繊維
化した後、これに不融化処理及び賦活処理を施こして微
細孔を有する活性炭素繊維を製造する方法において、前
記熱処理されたピッチ原料中の硫黄の含有量を1重量−
以下に調整することを特徴とする活性炭素繊維の製造方
法である。
本発明で用いられるピッチ原料は前述のようにコールタ
ールピッチ、アスファルトピッチ、又はナフサピッチの
いずれでもよいが、特に好ましくはナフサピッチである
又その紡糸方法としては回転紡糸皿による遠心紡糸法が
好ましいが固定紡糸ノズルを用いる延伸紡糸法にも適用
し得る。
硫黄の含有量と繊維中の微細孔との関係は次のように説
明される。即ちピッチ原料中には必然的に硫黄が含有さ
れているがこの硫黄は熱処理中に拡大分子を生成し、こ
れが紡出された繊維中にも多数存在する。賦活処理にお
いて、この拡大分子中の炭素に水蒸気が作用すると、硫
黄を中心とした塊シがガスとして放出され、後に大きな
空洞が形成されるものと考えられる。
この硫黄による拡大分子は種々の大きさを有しているた
め、微細孔の大きさも広い範囲に分布する。
前述のように孔径は5A〜30Aの範囲のものが吸着能
に優れると共に一旦吸着した物質の再脱離を防止する上
で必要でおるが、このような微細孔分布を得るためKは
熱処理後のピッチ原料中の硫黄含有量を1重量−以下、
好ましくは0.5重量−以下に制御することが必要であ
る。
原料中の硫黄の含有量を斜上の範囲に制御するためには
熱処理工程での原料の濃縮率を考慮してもともと硫黄分
の少ないピッチ原料を使用するか、脱硫処理によって硫
黄分を所望の程度まで減少した上で使用すればよい。
実施例 以下実施例に基いて本発明を更に詳細に説明する。
〔実施例1〕 硫黄含有量が夫々0.01 、0.1 、及び0.2重
量−の三種のナフサピッチを原料とし、夫々に対して熱
処理釜中に入れて窒素ガスで空気を排除しつつ攪拌して
5時間で365℃まで昇温し、この温度に20時間保持
して容量比で%まで濃縮した。
このようにして調整された各原料I、It、lの硫黄含
有量は夫々0.05.0.5及び1.0重量−であった
、これらを回転紡糸機に供給して繊維化し、得られた冬
ピッチ繊維に対して不融化処理を行なった後、900℃
で2時間の賦活処理を施こして活性炭繊維1.I、Iを
得た。
〔比較例1〕 硫黄含有量が夫々0.5及び1.0重量%のナフサピッ
チを原料とし、夫々に対して前記実施例と同様の処理を
施こして活性炭繊維IV 、 Vを得た。調整後、紡糸
前の各原料中の硫黄含有量は夫々2.5及び5.0重量
%であった。
これら各活性炭繊維1〜■について微細孔の分布状態を
測定した結果を第1図のグラフに示す。
これによれば本発明にかかる繊維I〜■はいずれも孔径
5A〜IOAの範囲内の孔を最も多く有し、30A以上
のものは殆んど存在しないのに対し、比較例の繊維■及
び■の孔分布は大径の方にずれておシ、しかもμオーダ
のものの数もかなシ多いことが判る。
これらの各活性炭繊維を用いて空気清浄器を作製した結
果、本発明のものは極めて良好な成績を示したが、比較
例のものは吸着した分子が再脱離を生ずるため悪臭を生
じ不良であった。
〔実施例2〕 硫黄含有量0.5−のナフサピッチを公知の水素脱硫法
によシ帆15重量%まで脱硫し、これを前記各実施例と
同じ条件で処理して活性炭繊維■となしだ。調整後、紡
糸前の原料中の硫黄含有量は0.75重量%であった。
〔実施例3〕 同様に硫黄含有置引3重量−のナフサピッチを高圧反応
釜中にて20”<−の圧力下で375℃の温度で15時
間処理した後、常圧下で窒素ガス雰囲気にあって375
℃の温度で20時間処理した所硫黄含有量0.9重量%
の調整原料が得られた。
これから前記実施例と同じ工程によって活性炭繊維■■
 を得た。
これら繊維■、■について微細孔の分布状態を測定した
結果を第2図のグラフに示す。この場合についてもm1
図のグラフと同じく孔径5A−1OAの範囲に大半の孔
が集まっており大径のものは存在していないことが判る
なお斜上の各実施例、比較例における孔径分布の測定は
細孔内で多分子層吸着と毛管凝縮が起こるという考え方
によって吸着等混線からケルビンの式によυ孔径分布を
める原理を応用したカル口・プラエ社製のソーラ6トマ
チツク1800型測定器によって行なった。
発明の効果 以上詳述した如く、本発明においては紡糸前の調整され
たピッチ原料中の硫黄の含有量が賦活処理後の活性炭繊
維中の微細孔の孔径の分布状態と高い相関々係にあると
云う本発明者の新らたな知見に基いて、原料中の硫黄含
有量を所定の値以下に制御することによって好ましい孔
径分布を有する活性炭繊維を得ることが可能である。こ
のようして得られた活性炭繊維を用いれば、吸着能に優
れ、且つ一旦吸着した汚染物質が再脱離し難い空気清浄
器を作るととができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例によって得られた活
性炭素繊維の微細孔の孔径分布のグラフである。 特許出願人 株式会社 日本自動車部品総合研究所 日本電装株式会社 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士 西 舘 和 之 弁理士 山 口 昭 之 弁理士 西 山 雅 也 第1図 第2図 孔径(A) 手続補正書 1事件の表示 昭和59午旬犠郭24795号 2発明の名称 活性炭素繊唯の製造方法 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 4補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄。 5禎正の内容 (11明細書の第8頁第8行乃至第9行の「カル口・ブ
ラエ」を「カル口・エブラ」に訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶融紡糸に適した粘度、分子量となるように熱処理
    されたコールタールピッチ、アスファルトピッチ、ナフ
    サピッチ等のピッチ原料を溶融紡糸して繊維化した後、
    これに不融化処理及び賦活処理を施こして微細孔を有す
    る活性炭素繊維を製造する方法において、前記熱処理さ
    れたピッチ原料中の硫黄の含有量を1重量−以下に調整
    することを特徴とする活性炭素繊維の製造方法。 2 硫黄の含有量を0.5重量−以下に調整する特許請
    求の範囲第1項に記載された製造方法。 3 活性炭素繊維が空気清浄器に用いられる特許請求の
    範囲第1項又は第2項に記載された製造方法。
JP2479584A 1984-02-13 1984-02-13 活性炭素繊維の製造方法 Pending JPS60167929A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61295218A (ja) * 1985-06-22 1986-12-26 Unitika Ltd 液相吸着用ピッチ系繊維状活性炭
US5230960A (en) * 1990-01-12 1993-07-27 Gun Ei Chemical Industry Co., Ltd. Activated carbon fiber structure and process for producing the same
US5254396A (en) * 1990-01-26 1993-10-19 Petoca Ltd. Carbon fiber structure and process for producing the same

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56140019A (en) * 1980-03-29 1981-11-02 Mitsui Cokes Kogyo Kk Manufacture of activated carbon fiber

Patent Citations (1)

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