JPS6016760Y2 - 液化ガス機関の燃料加熱装置 - Google Patents

液化ガス機関の燃料加熱装置

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JPS6016760Y2
JPS6016760Y2 JP12497679U JP12497679U JPS6016760Y2 JP S6016760 Y2 JPS6016760 Y2 JP S6016760Y2 JP 12497679 U JP12497679 U JP 12497679U JP 12497679 U JP12497679 U JP 12497679U JP S6016760 Y2 JPS6016760 Y2 JP S6016760Y2
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heater
lpg
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vaporizer
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JP12497679U
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JPS5641147U (ja
Inventor
朋房 堀内
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日産自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、液化ガス(以下、LPGで代表する)を燃料
とする内燃機関の低温始動性及び暖機運転性を向上させ
る燃料加熱装置に関するものである。
従来のこの種の装置としては、例えば第1図に示すよう
なものがある(例えば実開昭54−93619号公報参
照)。
第1図Aに示すように、LPGボンベ1とベーパライザ
2とを結ぶ燃料通路6にプレヒータ4と称す熱交換器を
設ける。
このプレヒータ4は同図Bに示すように、機関17の冷
却水の一部を流通させる通路5bとLPG燃料を流通さ
せるコイル状通路6bとで構成され、この機関冷却水に
よってLPG燃料を加熱し、気化を促進させミキサ(混
合器)50に導くようにしたものである。
尚図中1aは充填用バルブ、5aは機関冷却・水のベー
パライザ内循環通路、16はLPGソレノイドユニット
を示す。
ところが始動時、寒冷時には機関冷却水の温度は大気温
もしくはそれに近いので、機関が暖機して冷却水の温度
が充分に上昇するまではベーパライザ2での燃料気化は
ほとんど効果的に行われない。
従って、従来では、機関の温度(冷却水温)が所定値に
達するまでは、LPGボンベ1からベーパライザ2にボ
ンベ上方に溜った気相燃料を供給し、冷却水温が上昇し
てプレヒータ4による加熱が可能な状態に達した段階で
、LPGボンベ1から液相燃料を送り出すようにしてい
る。
しかしながら、詳述するまでもなく、機関の始動可能な
LPGの最低蒸気圧は一般に1kg/cn (ゲージ圧
)とされており、さらに蒸気圧は第2図に示すように、
温度低下と共に下るので、気相燃料といっても寒冷時(
地)に於いては十分な気化は期待できなく、特にLPG
燃料のうちブタンの配合割合の多いものでは第2図に示
すように燃料蒸気圧が低く、ベーパライザ内で充分気化
されず、液状または液粒状態のままミキサー(混合器)
50に送られしばしば始動不能におちいる弊があった。
またたとえ始動しても機関の運転に伴う冷却水温が低い
ため、この冷却水が上記ベーパライザ2の循環通路5a
を通っても、LPGを気化し運転を持続するだけの充分
な潜熱を供給することが出来ないので、液状LPGの気
化は順調を欠き、機関はしばしば停止するに至ることが
あった。
この考案は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、機関の冷却水温が低い場合にも燃料を効率よ
く加熱してその気化を促進させ、もって機関の低温始動
性及び暖機運転性を改善した燃料加熱装置を提供するも
のである。
以下、本考案を図面に示した実施例に基づいて詳細に説
明する。
第3図は、この考案の一実施例を示すものであるが、図
中第1図と実質的に同一部材については同符号を付すこ
とする。
まず構成を説明すると、第3図AにおいてLPGボンベ
1とベーパライザ2とを連通ずる燃料通路6のベーパラ
イザ燃料入口近傍に電気サブヒータ7を設ける。
このサブヒータ7は第3図B、Cにその断面図を示すよ
うに、電気伝導性を有する矩形波板からなるスプリング
10を両面からPTCヒータ平板9,9′により挾み込
んでヒータユニットを形成する。
なお押えスプリング10にリード線45の一端をろう付
等の手段により接着してこれを正極とする。
次に電気伝導性を有するアルミ、銅等の円柱体8にその
軸心と直角方向から前記ヒータユニットを挿入するため
の貫通孔14を形成する。
該貫通孔14内において押えスプリング10により円℃
ヒータ平板9,9′は該貫通孔14内面に圧接させられ
るが、押えスプリング10が円柱体8と直接的に接触す
ることのないよう、その外周囲に絶縁材11ならびに絶
縁充填剤12を介装あるいは充填する。
また円柱体8にリード線45′の一端を接続してアニス
とする。
上記円柱体8にはその断面に適宜径の燃料通路6cが軸
方向に前記ヒータユニットと衝合しないよう数本形成さ
れ、この燃料通路6cと連通する通路6dを有するコネ
クタ13と13′が円柱体8の両端部にねじ結合される
次に作用を説明する。
運転前にバルブ1aを開くと、液状LPGはLPGボン
ベ1内の蒸気圧によりLPGソレノイドユニット16の
入口まで押し出される。
次に機関17を始動させると該LPGソレノイドユニッ
ト16内の図示しない電磁コイルに通電して該ソレノイ
ドユニット16の燃料通路が開かれ、さらにこの電磁コ
イルの励磁と同時にサブヒータ7の円℃ヒータ9,9′
にも通電され、ヒータ9,9′とともに円柱体8の加熱
が開始される。
これにより上記液状LPGはサブヒータ7の燃料通路6
cを通過する間にサブヒータ7からのジュール熱をうけ
て気化が促進される。
さらにベーパライザ2で該LPGの気化減圧を行って次
のミキサー50にて適正空燃比の混合気を機関17に供
給する。
即ち機関冷却水の温度が充分に上昇していない低温始動
時においても、サブヒータ7により燃料が充分加熱され
気化が促進されるのである。
機関の冷却水温が充分に上昇した後(暖機後)は、ベー
パライザ2内に設けた冷却水循環通路5aに温度上昇し
た冷却水が循環供給されベーパライザ2が全体的に加熱
されるので、サブヒータ7による加熱を中断しようとも
燃料は十分に気化する。
このようなサブヒータ7の通電制御を行うためには、冷
却水の温度を感知するサーモスイッチにより、冷却水温
度が所定値になったときに、該サブヒータ7への通電を
停止する方法や、タイマにより始動から所定時間後にサ
ブヒータ7への通電を停止させる方法など、機関17の
使用状況等の要因に応じて制御機構を選定することがで
きる。
本考案においては、上記の通電制御法の他燃料の加熱防
止法として第7図に示すようなPTCヒータ9の温度−
抵抗特性を利用している。
即ち図に示す通り該PTCヒータ9はある一定温度(キ
ューリ温度、この場合50°C)で急激に抵抗を増加す
る特性を有するために、通電電流は上記円℃ヒータ9が
このキューり温度に達すると僅少となり、PTCヒータ
9の発生ジュール熱も激減し、その結果、LPGの過熱
によりベーパライザ2内のLPG量が少なくなり、燃料
流量の不足を招来しないようにできる。
従ってこのPTCヒータ9によるLPG過熱防止機能と
上述のサーモスイッチあるいはタイマーとの組合せによ
りLPGの性状、種類、状態に応じた最適な予熱を行う
ことができる。
第4図は本考案の他の実施例を示したもので、第4図A
のように円板状に形威したPTCヒータ17を備え、こ
の断面内に第4図B、 Cのようなハニカム状貫通孔1
7a、17bを形威し、該円板の上線および周囲を絶縁
材18で被覆腰さらにケース16.16’にガスケット
20と共に嵌合密閉する。
なお、ケース16.16’には各々貫通孔6dを有する
コネクタ13.13’を接続して、上記PTCヒータ1
7に設けた多数の貫通孔17a。
17bに燃料を通す。
このようにしてサブヒータ7′を形成し、LPGをPT
Cヒータ17に直接接触させ、さらにp’rc 17の
多数の貫通孔17a。
17bを通過させることにより、PTCヒータ17の発
生ジュール熱を効率よ(LPGに伝達することができ熱
交換率を上昇させることができる。
尚、PTCヒータ17の通電加熱のための電極は図示の
ように正電極をPTCヒータ17に、負電極(アース電
極)をケース本体16に設けて、しかも正電極は燃料通
路のシール性を損うことのないようリード線45の周囲
にシール剤等を充填しLPGの洩れを防いでいる。
第5図及び第6図に本考案の更に他の実施例を示す。
第5図はサブヒータ7#の断面図であるが、本サブヒー
タ7“はベーパライザ2の本体の少なくとも一次弁上流
の燃料通路内に装着可能なシーズド型ヒータとして構成
したことを特徴とする。
即ち、第5図A、 Bに示すように、第1実施例と同様
の、波状金属板でできた押えスプリング(正極)10と
これを上下方向から挾み込んだPTCヒータ平板9,9
′からなるヒータユニットをサブヒータプラグハウジン
グ35に嵌合することによりシーズド形ヒータ7″を形
成している。
上記押えスプリング(正極)10とプラグハウジング(
負極アース)35との絶縁は、これまでの例と同様に絶
縁剤33、絶縁充填剤34等によってなされている。
また該プラグハウジング35外面はフィン形状39を有
し、燃料との接触面積を大きくして伝熱効率を増加させ
ている。
このシーズド形ヒータ7″のベーパライザ2への装着態
様を第6図A。
Bに基づいて説明する。
図において、燃料入口38及び燃料出口31を設けたベ
ーパライザ2には、−炭室32と二次室45とが設けら
れる。
−炭室32と燃料入口38とは一次弁37及びLPG通
路36を介して接続され、かつ−炭室32と二次室45
とは二次弁44を介して接続されていることは従来と同
様である。
−炭室32の下方には、機関冷却水の温水入口41と温
水出口43とを設け、これらの出入口41.43間を一
次室32に隣接する略逆U字状の通路5aを介して接続
する。
前記温水出入口41.43は機関の冷却水等に接続され
機関で加熱された冷却水(温水)を循環通路5aに流し
て一次室32を加熱し、燃料の気化を促進させている。
上記の如く一次室32に至るLPG通路36にはLPG
の滞留室42を設け、この滞留室42内にサブヒータ7
′を設置している。
なお滞留室42の構造に関しては、要するに一次弁37
より上流のLPG通路36に燃料のよどみ部分を形成し
たものであれば、任意の構造をとってもよい。
以上の構成により、冷間始動時にサブヒータ7′を通電
加熱させると、このサブヒータ7″をとりまく滞留室4
2内の燃料が容易に加熱され、これによりLPG通路3
6を経て一次室32に流入する燃料の気化が促進され、
よって冷間時の始動性及び暖機運転性が改善される。
尚機関の暖機後のサブヒータ7″への通電制御並びに燃
料加熱防止機能については前記実施例と同様な機構が適
用できることはいうまでもない。
以上述べたように、本考案によれば、少なくともベーパ
ライザの一次弁より上流のLPG通路にLPG燃料を直
接的に加熱するサブヒータを組み込んだから、機関の温
度(冷却水温)が充分に上昇していない低温始動時ある
いは暖機運転時にも、ベーパライザでの燃料の気化を促
進できるので、従来のようにLPGボンベ内の気相燃料
を使用しなくても冷間始動性及び暖機運転性を向上でき
る。
更に従来のプレヒータでは機関の高速運転時に燃料を加
熱しすぎて気化が進みすぎミキサーへの燃料供給量不足
で加速不良をおこすこともあるが、本考案によれば、サ
ブヒータはPTCヒータのキューり温度を選定すること
により、加熱温度を適正に選べるので、不必要な燃料加
熱は回避できる。
また機関の暖機が進んで機関冷却水温度が充分に上昇す
ればサブヒータの通電は上記機関冷却水温度を検知する
サーモスイッチやあるいは機関始動時からの時間を測定
するタイマ等により停止できるので、電力の浪費を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは従来のLPG燃料加熱装置の概略構成図、同
図Bはプレヒータの断面図、第2図はLPG燃料のブタ
ン配合割合をパラメタとした場合の上記燃料の蒸気圧と
温度の関係を示す特性図、第3図は本考案の第1実施例
の概略構成図、同図Bはサブヒータの断面図、同図Cは
同じ<I−I線断面図、第4図Aはサブヒータの実施例
の断面図、同図B、 Cはそれぞれ■−■線に沿う異っ
た断面図、第5図Aはシーズド形ヒータの断面図、同図
B、 Cはそれぞれ■−■線、IV−IV線に沿う断面
図、第6図Aはシーズド形ヒータの装着態様を表わす断
面図、同図Bはその■−■線断面図、第7図はPTCヒ
ータの温度−抵抗特性図である。 1・・・・・・LPGボンベ、2・・・・・・ベーパラ
イザ、4・・・・・・プレヒータ、5・・・・・・機関
冷却水通路、6・・旧燃料通路、7・・・・・・サブヒ
ータ、9.9’・・・・・・円゛Cヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液化ガスボンベと機関とを、ベーパライザとミキサを介
    して燃料通路で連通ずると共に、該ベーパライザ上流の
    燃料通路を機関始動時に開作動するソレノイドユニット
    と、該ソレノイドユニットの作動に連動して開作動時に
    通電されベーパライザの一次弁上流の燃料通路の燃料を
    加熱する電気ヒータとを設けたことを特徴とする液化ガ
    ス機関の燃料加熱装置。
JP12497679U 1979-09-10 1979-09-10 液化ガス機関の燃料加熱装置 Expired JPS6016760Y2 (ja)

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JPS5641147U JPS5641147U (ja) 1981-04-16
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JP2010077932A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Honda Motor Co Ltd ガスエンジン用燃料供給装置

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