JPS6016653Y2

JPS6016653Y2 - 洗掘防止装置

Info

Publication number: JPS6016653Y2
Application number: JP2332081U
Authority: JP
Inventors: 英治美山
Original assignee: 広和株式会社
Priority date: 1981-02-23
Filing date: 1981-02-23
Publication date: 1985-05-23
Also published as: JPS57137632U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は洗掘防止装置に係り、更に詳細には、水底に
載置された波浪・潮流・流砂の制御構体の少なくとも油
側の基底端部に洗掘防止部材を設けることにより、波浪
・潮流・流砂の制御構体を載置する水底の洗掘を防止す
る洗掘防止装置に関するものである。

以ってこの考案は、潮流等による水底の洗掘を防止し、
波浪・潮流・流砂の制御構体を常時安定した状態で水底
に載置しておくことのできる洗掘防止装置を提供するも
のである。

以下、添付図面に基づき、この考案の一実施例を詳細に
説明する。

第１図は、第２図、第３図、第４図で示す単一ユニット
１より構成される、一列の波浪・潮流・流砂の制御構体
の実施例を示す。

第２図、第３図、第４図で示す単一ユニット１は、基底
部材３、伸側斜部材５、瞳側斜部材７を主たる構成部材
とし三角形状の側面を有するユニットである。

この単一ユニット１は、それ自体自立しあるいは複数個
を集合せしめることによって自立し、波浪・潮流・及び
流砂の圧力あるいは乱れ等に対し移動及び転倒に関する
十分な安定性と多年にわたる耐久性を有するものである
。

前記基底部材３は、基底平行梁３ａ、３ｂを連結材９，
１１を介して互に連結して構成され、その油側の端部、
換言すれば、波浪・潮流・流砂の制御構体の油側の基底
端部に、洗掘防止部材１３が設けられている。

この洗掘防止部材１３は、水底の洗掘を防止するための
もので、第５図ａ、ｂ、ｃに示すように、油側へ向
って漸次先細り状の断面形状を備えている。

さらに具体的に言えば、洗掘防止部材１３は、平面略々
矩形、且つ断面略々楔形を呈し、油側・瞳側の方向を前
後方向とするならば、左右方向（第５図ａ中上下方向）
の幅は、前記基底部材３の幅より若干広く形成され、前
後方向基部側（第５図ａ、ｂ中層側）には、はぞ１５
が設けられている。

このほぞ１５は、洗掘防止部材１３に対し、若干左又は
右（第５図ａでは上）へ片寄って設けられている。

そして、このほぞ１５が、基底部材３の基底平行梁３ａ
、３ｂの油側端部間に挿入され、ボルトナツトの如き締
結具により上下方向へ回転自在に支持されている。

なお、前記伸側斜部材５は、基底部材３の連結材９に取
付けられ、瞳側斜部材７は、同じく連結材１１に取付け
られ、伸側斜部材５と瞳側斜部材７とは相互に固定され
ている。

また、伸側斜部材５及び瞳側斜部材７には、水流を偏向
撹乱し、波浪・潮流・及び流砂の制御鎮静の効率を上げ
る目的で、所定数の水流撹乱部材１７が設けられている
。

なお、前記洗掘防止部材１３は、水底の洗掘を防止する
に十分なものあればよく、形状、大きさ、取付は状態等
は必ずしも限定されない。

また、洗掘防止部材１３を取付ける波浪・潮流・流砂の
制御構体も上側に限定されないこと勿論である。

また、洗掘防止部材１３は伸側・瞳側の双方に設けるも
のでもよいものである。

第６図ａｔｂｙｃｔｄは、他の実施例を示すもの
で、この実施例では、基底部材３０の伸側端部にほぞ３
１が設けられると共に、洗掘防止部材３３の基部略々中
央部にほぞ受溝３５が形成され、はぞ３１にほぞ受溝３
５を嵌込み、ボルトナツトの如き締結具により回転自在
に支持されているものである。

また、基底部材３０の陸側端部には、洗掘防止部材３７
が、一体的に設けられているものである。

洗掘防止部材３３．３７の基本形状は、洗掘防止部材１
３の形状と略々同一のものである。

なお、図中３９は、伸側、瞳側の各斜部材で、同一形状
に形成され、水流撹乱部材４１が一体的に設けられてい
るものである。

つぎに、上記実施例の作用について説明する。

第２図〜第４図に示される実施例は、例えば第１図のよ
うに、水底等に一列状態に載置される。

この場合には、洗掘防止部材１３が、伸側基底端部に連
続した状態となる。

伸側から洗掘防止部材１３に当たる潮流等は、洗掘防止
部材１３の上側傾斜面により、攪乱することなく瞳側へ
案内される。

従って、水底が潮流等の攪乱によって洗掘されることが
ない。

万が−、洗掘防止部材１３の下側に位置する水底が洗掘
された場合には、洗掘防止部材１３が下方へ回転して常
に水底に接するため、洗掘の進行が阻止されるものであ
る。

第６図ａｔｂｙｃｔｄに示される他の実施例でも
略々同様の作用を行なうものである。

この考案は、実用新案登録請求の範囲に記載したとおり
の構成であるから、潮流等による水底の洗掘が防止され
ると共に、洗掘の進行が阻止され、波浪・潮流・流砂の
制御構体を常時安定した状態で水底に載置することがで
きる。

従って、波浪・潮流・流砂の制御構体による波浪等の制
御、鎮静を効果的に行なわせることができる。

なお、この考案は、前述の実施例に限定されるものでは
なく、前述の実施例以外の態様によっても実施し得るも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、複数個組合わせて構築した状態を示す斜視図
、第２図、第３図、第４図は、単一ユニットの側面図、
平面図、正面図、第５図ａ、ｂ。Ｃは、洗掘防止部材の拡大平面図、同側面図、同正面図
、第６図ａｔｂ、Ｃ，ｄは、他の実施例のユニット
を示す平面図、側面図、正面図、斜視図である。図中の主要な部分の符号の説明、１３，３３・・・・・
・洗掘防止部材。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

水底に載置された波浪・潮流・流砂の制御構体の少なく
とも油側の基底端部に、油側へ向って漸次先細り状の断
面形状を備え且つ水底の洗掘を防止する洗掘防止部材を
上記波浪・潮流・流砂によって上下方向へ回転自在に設
けたことを特徴とする洗掘防止装置。