JPS60165336A - 自動車ラジエ−タ−のフイン用銅合金 - Google Patents
自動車ラジエ−タ−のフイン用銅合金Info
- Publication number
- JPS60165336A JPS60165336A JP2121684A JP2121684A JPS60165336A JP S60165336 A JPS60165336 A JP S60165336A JP 2121684 A JP2121684 A JP 2121684A JP 2121684 A JP2121684 A JP 2121684A JP S60165336 A JPS60165336 A JP S60165336A
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- JP
- Japan
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- corrosion resistance
- copper alloy
- radiator
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- fin
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車ラジェーターのフィン用鋼合金に関する
もので、特に熱伝導性をあまり低下せしめることなく耐
食性を改善し、ラジェーター軽量化、長寿命化を可能に
するものである。
もので、特に熱伝導性をあまり低下せしめることなく耐
食性を改善し、ラジェーター軽量化、長寿命化を可能に
するものである。
自動車のラジェーターはエンジン部の温度上昇を防止す
るためのもので、エンジン部とラジェーター肯に冷却媒
体である水を循環させ、エンジン部で温度上昇した水を
ラジェーターで放熱させることにより、エンジン部の冷
却を行なっている。
るためのもので、エンジン部とラジェーター肯に冷却媒
体である水を循環させ、エンジン部で温度上昇した水を
ラジェーターで放熱させることにより、エンジン部の冷
却を行なっている。
一般にラジェーターは水の通るチューブと、該チューブ
より熱を大気中に放散させるフィンとからなり、通常自
動車の前部に取り（＝ｌけ、これに空気を強制的に吹き
付けて放熱を促進させている。
より熱を大気中に放散させるフィンとからなり、通常自
動車の前部に取り（＝ｌけ、これに空気を強制的に吹き
付けて放熱を促進させている。
従来このようなラジェーターのフィンには、Ｃｕにｃａ
又はＳｎを０．１−１．０ ｗｔ％（以下ｗｔ％を単に
チと略記）含有せしめた厚さ００３〜０２胴の銅合金薄
板が用いられていたが最近、空気中に塩素窒素酸化物、
亜硫酸ガス等が増加し、道路には凍結防止剤として塩素
化合物が散布されるなど、自動車の走行環境が著しく悪
化し、自動車は勿論自動車に装着したラジェーターの腐
食は加速の一途をたどっている。
又はＳｎを０．１−１．０ ｗｔ％（以下ｗｔ％を単に
チと略記）含有せしめた厚さ００３〜０２胴の銅合金薄
板が用いられていたが最近、空気中に塩素窒素酸化物、
亜硫酸ガス等が増加し、道路には凍結防止剤として塩素
化合物が散布されるなど、自動車の走行環境が著しく悪
化し、自動車は勿論自動車に装着したラジェーターの腐
食は加速の一途をたどっている。
即ちラジェーターは放熱性を向上するため、通常自動車
の前部に１４５ｕ７伺けられているため、前記汚染空気
が吹きつけられており、更に道路からは凍結防止剤が跳
上がりなどにより汚染空気に混入し、これがラジェータ
ーのフィンと直接接触することになる。従ってラジェー
ターのフィンは前記腐食性物質と接触する厳しい腐食条
件下におかれており、フィンが腐食するとラジェーター
の放熱性が劣化し、更に腐食が進むとチューブからフィ
ンが脱落し、ラジェーターは使用できなくなる。
の前部に１４５ｕ７伺けられているため、前記汚染空気
が吹きつけられており、更に道路からは凍結防止剤が跳
上がりなどにより汚染空気に混入し、これがラジェータ
ーのフィンと直接接触することになる。従ってラジェー
ターのフィンは前記腐食性物質と接触する厳しい腐食条
件下におかれており、フィンが腐食するとラジェーター
の放熱性が劣化し、更に腐食が進むとチューブからフィ
ンが脱落し、ラジェーターは使用できなくなる。
近年、自動車は省エネルギー、排ガス等の対策から軽量
化が要求され、自動車の一部であるラジェーターにおい
ても例外ではなく、その構成部材であるフィンにおいて
も薄肉軽量化がめられている。従って、フィンには単位
面積当りの放熱性の向上と、その寿命維持が重要な課題
となっている。
化が要求され、自動車の一部であるラジェーターにおい
ても例外ではなく、その構成部材であるフィンにおいて
も薄肉軽量化がめられている。従って、フィンには単位
面積当りの放熱性の向上と、その寿命維持が重要な課題
となっている。
このような状況において現用のフィン材料であるＣｕに
Ｃｄ又はＳｎを添加した前記銅合金では腐食に対する抵
抗がほとんどなく、耐食性の改善が強く望まれている。
Ｃｄ又はＳｎを添加した前記銅合金では腐食に対する抵
抗がほとんどなく、耐食性の改善が強く望まれている。
本発明はこれに鑑み、フィンの腐食状態を詳細に観察し
た結果、腐食はフィンの金属表面に酸化物Ｃｕ＊Ｏが多
層に重なり、ＣｕｔＯと金属との界面に塩素及び硫黄が
凝集し更に腐食面は一般に乾燥状態で水分が微量である
ことを知見し、このような条件Ｆにおける耐食材料につ
いて研究を重ねた結果、熱伝導性及び耐食性が１愛れ、
かつ加工性が良好な自動車ラジェーターのフィン用鋼合
金を開発したもので、Ｎｉ Ｏ，００５−１，０％、Ｓ
ｎＯ，００５−０５％と酸素５０ ｐｐｍ以下を含み、
残部Ｃｕ からなることを特徴とするものである。
た結果、腐食はフィンの金属表面に酸化物Ｃｕ＊Ｏが多
層に重なり、ＣｕｔＯと金属との界面に塩素及び硫黄が
凝集し更に腐食面は一般に乾燥状態で水分が微量である
ことを知見し、このような条件Ｆにおける耐食材料につ
いて研究を重ねた結果、熱伝導性及び耐食性が１愛れ、
かつ加工性が良好な自動車ラジェーターのフィン用鋼合
金を開発したもので、Ｎｉ Ｏ，００５−１，０％、Ｓ
ｎＯ，００５−０５％と酸素５０ ｐｐｍ以下を含み、
残部Ｃｕ からなることを特徴とするものである。
即ち、本発明はＯｕ に少量のＮ１ を添加するこ中に
おける亜酸化銅の生成及び増殖を抑制して耐食性を向上
せしめｋにこれにＳｎ を少量添加することによ楓前記
Ｎ１添加との相開効果により、耐食性を一段と向上せし
めたものである。
おける亜酸化銅の生成及び増殖を抑制して耐食性を向上
せしめｋにこれにＳｎ を少量添加することによ楓前記
Ｎ１添加との相開効果により、耐食性を一段と向上せし
めたものである。
ｍＢｎはＣｕに単独で添加しても耐食性を向上させるこ
とはな（Ｎｉ との共存において耐食性を向上せしめ、
ることか可能となる。また酸素含有量を微量に制限した
のは緻密な酸化膜の生成を容易にして更に耐食性を向上
せしめると共にフィンのような極博い条にするための圧
延加工性を改善するためでめる。
とはな（Ｎｉ との共存において耐食性を向上せしめ、
ることか可能となる。また酸素含有量を微量に制限した
のは緻密な酸化膜の生成を容易にして更に耐食性を向上
せしめると共にフィンのような極博い条にするための圧
延加工性を改善するためでめる。
しかして本発明の合金組成を前記の如く限定したのは次
の理由によるものである、 Ｎ１ 含有量を０．００５〜１０％と限定したのはＮ１
含有量がＯ，ＯＯ５％未満ではＣｕｔＯの生成、増殖
を抑制する作用が充分でなく、１．０％を越えると耐食
性は向上するも、フィンとして重要な熱伝導性を大巾に
低下するためである。またＳｎ含有量を０００５〜０５
チと限定したのは含有量が０、００５％未満ではＮ１
との相開効果による耐食性向上が不充分であり０５％を
越えるとＮｉ との相開効果による耐食性の向上が飽和
してしまい、熱伝導率を低下させるためである。更に酸
素を５０ＰＰｍ以下と限定したのは、これを越えて酸素
を含有すると合金内部でＣｕ と酸素が化合しＣｕｔＯ
の無酸素銅を不活性ガス中で溶解するか或いは無酸素鋼
、電気銅、タフピッチ銅を真空中で溶解し、これに合金
元素を添加すればよい。
の理由によるものである、 Ｎ１ 含有量を０．００５〜１０％と限定したのはＮ１
含有量がＯ，ＯＯ５％未満ではＣｕｔＯの生成、増殖
を抑制する作用が充分でなく、１．０％を越えると耐食
性は向上するも、フィンとして重要な熱伝導性を大巾に
低下するためである。またＳｎ含有量を０００５〜０５
チと限定したのは含有量が０、００５％未満ではＮ１
との相開効果による耐食性向上が不充分であり０５％を
越えるとＮｉ との相開効果による耐食性の向上が飽和
してしまい、熱伝導率を低下させるためである。更に酸
素を５０ＰＰｍ以下と限定したのは、これを越えて酸素
を含有すると合金内部でＣｕ と酸素が化合しＣｕｔＯ
の無酸素銅を不活性ガス中で溶解するか或いは無酸素鋼
、電気銅、タフピッチ銅を真空中で溶解し、これに合金
元素を添加すればよい。
以下本発明を実施例について詳細に説明する。
黒鉛ルツボを用いてタフピッチ銅を真空中で溶解し、こ
れに各添加元素を添加し、これを金型に鋳造して第１表
に示す組成の厚さ２５ｍｍ、ｌ１Ｆ２５０よシ制御した
。
れに各添加元素を添加し、これを金型に鋳造して第１表
に示す組成の厚さ２５ｍｍ、ｌ１Ｆ２５０よシ制御した
。
この鋳塊の各表面を一面あたり２．５ ａｍ面削した後
、加熱して８５０℃の温度で熱間圧延し、その後冷間圧
延と中間焼鈍を繰返して厚さ０５咽の板に仕上げた。
、加熱して８５０℃の温度で熱間圧延し、その後冷間圧
延と中間焼鈍を繰返して厚さ０５咽の板に仕上げた。
この板について耐食性、熱伝導性及び圧延加工性を調べ
た。その結果を第２表に示す。
た。その結果を第２表に示す。
耐食性は上記板より縦１００闘横１００間のサンプルを
切り出し、０３％ＳＯ，ガスと０３％Ｃ１゜ガスを含む
空気中に１４８時間暴露し、続いて温度６０℃湿度８０
％の恒温恒湿槽内に９６時間保持することを４回繰返し
、サンプル表面の腐食生成物であるＣｕ！Ｏを除去して
重量を測定し試験前後の重量より腐食減量を算出した。
切り出し、０３％ＳＯ，ガスと０３％Ｃ１゜ガスを含む
空気中に１４８時間暴露し、続いて温度６０℃湿度８０
％の恒温恒湿槽内に９６時間保持することを４回繰返し
、サンプル表面の腐食生成物であるＣｕ！Ｏを除去して
重量を測定し試験前後の重量より腐食減量を算出した。
また熱伝導性についてはこれと強い正相関の関係にある
導電率を測定した。
導電率を測定した。
また圧延加工性については上記板に圧延と焼鈍を繰返し
行なって厚さ０１閣の板に仕上げこれを１００閣の長さ
に切断して００２簡の厚さまで圧延し該圧延中に発生し
た圧延切れの回数をめた。
行なって厚さ０１閣の板に仕上げこれを１００閣の長さ
に切断して００２簡の厚さまで圧延し該圧延中に発生し
た圧延切れの回数をめた。
第１表
（へ）従来合金＋４ａ １Ｂ １．．１９は何れもタフ
ピッチ銅第２表 第１表、第２表から明らかなように本発明合金は何れも
従来合金Ｎα１８．１つに比較し、熱伝導性を著しく低
下させることなく、耐食性が改善されしかも加工性も良
好であることが判る。
ピッチ銅第２表 第１表、第２表から明らかなように本発明合金は何れも
従来合金Ｎα１８．１つに比較し、熱伝導性を著しく低
下させることなく、耐食性が改善されしかも加工性も良
好であることが判る。
これに対して本発明合金の組成範囲よりＮ１ 含有量の
少ない比較合金Ｎ［Ｌ １２．１３、Ｓｎ含有量の少な
い比較合金ＮＩＬ １２．１１１ではいずれも耐穴性が
それほど改善されず、Ｎｉ、Ｓｎｎ含量量多い比較合金
Ｎ［Ｌ１２では耐食性の向上が著しい反１川、フィンと
して重要な熱伝導性の低下が讃しくなり：フィン材には
ｌＮさないことが判る。更に酸素含有量が多い比較合金
Ｎα１６．１７では加工性が悪いことが判る。
少ない比較合金Ｎ［Ｌ １２．１３、Ｓｎ含有量の少な
い比較合金ＮＩＬ １２．１１１ではいずれも耐穴性が
それほど改善されず、Ｎｉ、Ｓｎｎ含量量多い比較合金
Ｎ［Ｌ１２では耐食性の向上が著しい反１川、フィンと
して重要な熱伝導性の低下が讃しくなり：フィン材には
ｌＮさないことが判る。更に酸素含有量が多い比較合金
Ｎα１６．１７では加工性が悪いことが判る。
このように本発明合金は加工性が良好で塩素及び硫黄の
混在する腐食環境において優れた耐食性を示し、かつフ
ィンとして充分な熱伝導性を有しており、自動車用ラジ
ェーターのフィンに使用しラジェーターの寿命を増大さ
せると共に軽量化を可能にする顕著な効果を奏するもの
である。
混在する腐食環境において優れた耐食性を示し、かつフ
ィンとして充分な熱伝導性を有しており、自動車用ラジ
ェーターのフィンに使用しラジェーターの寿命を増大さ
せると共に軽量化を可能にする顕著な効果を奏するもの
である。
Claims (1)
- Ｎｉ ０．００５−１． Ｏｗｔ％、Ｓｎ Ｏ，ＯＯ５
−０，５ｗｔ％と酸素５０ ｐｐｍ以下を含み残部Ｇｕ
からなることを特徴とする自動車ラジェーターのフィ
ン用銅合金
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2121684A JPS60165336A (ja) | 1984-02-08 | 1984-02-08 | 自動車ラジエ−タ−のフイン用銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2121684A JPS60165336A (ja) | 1984-02-08 | 1984-02-08 | 自動車ラジエ−タ−のフイン用銅合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60165336A true JPS60165336A (ja) | 1985-08-28 |
Family
ID=12048811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2121684A Pending JPS60165336A (ja) | 1984-02-08 | 1984-02-08 | 自動車ラジエ−タ−のフイン用銅合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60165336A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012532990A (ja) * | 2009-07-10 | 2012-12-20 | ルワタ エスポー オイ | 熱交換管用の銅合金 |
-
1984
- 1984-02-08 JP JP2121684A patent/JPS60165336A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012532990A (ja) * | 2009-07-10 | 2012-12-20 | ルワタ エスポー オイ | 熱交換管用の銅合金 |
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