JPS6016487Y2

JPS6016487Y2 - ２列物品同時包装装置

Info

Publication number: JPS6016487Y2
Application number: JP6698681U
Authority: JP
Inventors: 照明井沢
Original assignee: 日本包装機械株式会社
Priority date: 1981-05-09
Filing date: 1981-05-09
Publication date: 1985-05-22
Also published as: JPS57180601U

Description

【考案の詳細な説明】 ■・・・本考案の目的本考案は、２列に供給される同種または異種の２物品に
幅広なプラスチックフィルムを自動的に巻付け、巻締め
してその巻締め端部を熱シールカットして（即ち、２条
平行したクランプバーとその受バー間でフィルムをクラ
ンプし、その条間のフィルムを電熱線によって加熱溶融
切断すると同時に切断端部を加熱溶着して）、当初に、
２物品同時に筒状に包装して筒状包装Ｐとしたのち、そ
の中央部分を前記同様に自動的に熱シールカットして、
物品毎に２分割して単体包装体Ｐ１．Ｐ２とし、次で、
該単体包装体Ｐ□？Ｐ２において包装袋外に突出した
部分を左右側端部から中央に向って同時に摺動前進する
押込整合板によって、包装袋底部まで、きちんと押し込
むと同時に、物品がカタログ等の毎葉紙、複数冊のパン
フレット、書籍、または複数個の立体物品などであると
きには、その包装袋内の物品を押込みと同時に整合（物
品端末を整える）するようにした、２列物品の同時包装
装置に係るものである。

■・・・本考案の構成即ち、本考案の一実施例を図面につき説明すると、一連
に設置した機台５の後方部の上下にプラスチックフィル
ムの巻取体２，３を適宜架設して両巻成体２，３のフィ
ルム４を連続状態に垂直に懸張し、該フィルム４をはさ
んで、その後方に、機台５上を水平方向にエアーシリン
ダ６等によって設定距離前進後退する物品押送板７を設
け、その前方部に、２条平行した長方形板状のクランプ
バー９′を備えエアーシリンダ８等によって上下動する
押えローラ９と、クランプバー９′に対面して２条平行
した受バー１０ａ及び平行した受バー１０ａ間にありエ
アーシリンダ等によって上下動する電熱線１０ｂを備え
た巻締めローラ１０とを上下対設し、その前方部に、エ
アーシリンダ１１等で上下動する押えローラ１２と、送
りローラ１３ａを等間隔に固定し該送りローラ１３ａ間
にスプロケット１３ｂを遊転状態に架着した軸１３とを
上下対設し、該スプロケット１３ｂに駆動スプロケット
１３ｃで間欠的に駆動する爪１３ｄ付のコンベヤ１３ｅ
を掛は巻わして、装置Ａを構成スル。

尚、２５はコンベヤ１３ｅに沿って設けたガイドテーブ
ルである。

該装置Ａにおいて、物品押送板７は、機台５の所定位置
に２列に適宜供給される物品１，１′を同時に押えロー
ラ１２と送りローラ１３ａの間へ押送し得る幅を有する
例えば長方形板で設ける。

押えローラ９（遊転状態にある）と巻締めローラ１０（
逆転駆動する）は、設定距離前進する物品押送板７に押
送され、該押送の過程に周面にフィルム４を巻き付けた
物品１，１′に、たるみがないように押えローラ９で押
えつ）巻締めローラ１０を駆動しフィルム４を逆送して
巻締めるものであり、該ローラ９に備えた２条平行のク
ランプバー９′は下降して受バーｌｅａとの間でフィル
ム４の巻締め端をクランプし、該クランプ状態において
、受バー１０ａ間の電熱線１０ｂが上昇してフィルム４
を熱シールカットするものであって、４者共に、本装置
にて使用する最大幅のフィルム４の幅よりも僅かに長く
形成する。

コンベヤ１３ｅは、軸１３上に等間隔に固定した送りロ
ーラ１３ａ間に遊転状態に架した複数個のスプロケット
１３ｂと機台前方に架した駆動スプロケット１３ｃとの
間に複数列間は回して設置し、該コンベヤ１３ｅ上に一
定間隔毎（物品１゜１′を載置する間隔毎）に爪１３ｅ
を取付けたもので、駆動スプロケット１３ｃにより、他
部分とタイミングを合せて間欠送りするものである。

なお、送りローラ１３ａは軸１３の回転により、スプロ
ケット１３ｂとは別個に、回転される。

また、押えローラ１２は遊転状態に架されている。

次に、前記装置Ａの前方のコンベヤ１３ｅの進行方向に
おける機台５の中心線上に、エアーシリンダ１４等によ
って上下動する２条平行のクランプバー１５と、電熱線
１６′ａを条間にエアーシリンダ等で上下動自在に備え
た受バー１６′とを上下対設して、装置Ｂを構成する。

該クランプバー１５と電熱線１６′ａを備えた受バー１
６′とは、装置Ａにて行った筒状包装Ｐの中央部を熱シ
ールカットして２分割するものであり、その長さは筒状
包装が可能な寸法の範囲内で足り、平面位置的には前記
クランプバー９′及び受バー１０ａと中心直角交叉して
いるものである。

次いで、装置Ｂの後方のコンベヤ１３ｅの進行方向中心
部上に、分離板１６を固定し、エアーシリンダ２３等に
よって、該板１６に向って機台５左右側端部から水平か
つ平行に架された案内ロッド２２，２２上を前進後退摺
動自在に押込整合板１７を設置する。

また、コンベヤ１３ｅ下方に押上板１８を支軸１９で上
下回動自在に枢着し、カム２０の回動等によってその先
端部がコンベヤ面上に出没するように取付け、同じくコ
ンベヤ１３ｅ下方からその面付近にエアーバツキューム
の吸引管２１を開口設置して、上記分離板１６、押入整
合板１７、押上板１８及び吸引管２１をもって装置Ｃを
構成する。

即ち本考案は、上記装置Ａ、Ｂ、Ｃを機台上に一連
に連設して構成したものである。

■・・・本考案の作用、効果以下上記構成における本案装置の作用、効果につき説明
する。

まず、装置Ａの作用順序を列記すると、（１）・・・機台５上に適宜２列供給された物品１，１
′を物品押送板７で、押えローラ９、巻締めローラ１０
後方の、押えローラ１２、送りローラ１３ａ間まで押込
み、２物品１，１′の、その後端部を除く周面にフィル
ム４を巻きつける。

（２）・・・この時送りローラ１３ａは停止しており、
押えローラ１２が下降して物品１，１′を押える。

（３）・・・物品押送板７が原位置に後退復帰する。

（４）・・・押えローラ９がクランプバー９′と共に下
降する。

（５）・・・押えローラ１２が上昇する。

（６）・・・巻締めローラ１０ａが回転し、フィルム４
を物品１，１′周面に巻き締める。

（７）・・・クランプバー９′と受バー１０ａ間でフィ
ルム４の巻締め端をクランプし、同時に受バー１０ａ中
の電熱線１０ｂが上昇してフィルム４を熱シールカット
する。

これによって、筒状包装Ｐが形成され、また、巻取体２
，３のフィルム４は上記熱シールカット時に切断と同時
にシール接続されるので、当初と同じく連続懸張状態と
なり、次回に備える。

（８）・・・押えローラ１２が下降して筒状包装Ｐを押
え、クランプバー９′が上昇復帰する。

（９）・・・送りローラ１３ａが回転し、該ローラ前方
に筒状包装Ｐを排出する。

Ｏｒｊ・・・駆動スプロケット１３ｃが間欠駆動し、コ
ンベヤ１３ｅ１スプロケツト１３ｂが間欠駆動され、そ
の爪１３ｄが筒状包装Ｐを引掛けて装置Ｂのクランプバ
ー１５と受バー１６′間に搬送する。

装置Ｂにおいて、上記の如くコンベア１３ｅで搬送され
た筒状包装Ｐの中央部分を、クランプバー１５が下降し
て受バー１６′との間でクランプし、同時に、受バー１
６′の電熱線１６′ａが上昇して同部分を熱シールカッ
トし、２分割して、物品１，１′個別の単体包装体Ｐ１
．Ｐ２とする。

該単体包装体Ｐ１．Ｐ２は、この時点においては、装置
Ｂで熱シールカットされて形成された包装袋２４底部と
物品１，１′末端との間に、かなりのあきが存在してい
る。

続いて、クランプバー１５が上昇復帰し、２分割された
単体包装＃Ｐ１．Ｐ２は装置Ｃへ移送され、こ）で、単
体包装体Ｐ１．Ｐ２は分離板１６で左右に分けられ、押
上板１８がカム２０の回動によってその先端部がコンベ
ヤ１３ｅ上に突出し、各単体包装体Ｐ１．Ｐ２の先端付
近を押上げ、同時に吸引管２１がバツキュームして、包
装袋２４下面のみを吸着保持し、この状態でエアーシリ
ンダ２３等によって押込整合板１７．１７が案内ロッド
２２゜２２上を摺動前進し、物品１，１′の各先端部を
中心方向へ押圧して、該物品１，１′を包装袋２４の底
部まで完全に押し込み、同時に、物品１゜１′の先端の
不揃いをきれいに押圧整合する。

こ）において、上記押込整合板１７．１７の作動時に、
押上板１８が物品１，１′の先端部分をコンベヤ面上か
ら僅かに持ち上げて浮かせるようにしたので、該整合板
１７．１７による押込み力が物品１，１′のみに正確に
作用して、トラブルなしに物品を袋内へ押し込みでき、
同時に吸引管２１．２１が包装袋２４の下面のみを吸着
するようにしたので、前記押込み時にその力によって包
装袋がずれるのを有効に防止し得る。

続いて最後に、押込整合板１７．１７が後退復帰し、押
上板１８は下降復元し、吸引管２１は吸引を止めて、押
込整合部の単体包装体Ｐ１．Ｐ２は本装置での工程を終
了し、コンベヤ１３ｃの爪１３ｄに押されて排出され、
次装置等へ適宜移送されるものである。

上述において、本案装置は、例えば、コンベヤ１３ｅの
停止と同時に、２ケ所のクランプバー９’、１５の下降
クランプと電熱線１０ａ、１６’ａにより熱シールカッ
ト、押込整合板１７゜１７の前進、押上板１８の上昇、
吸引管２１の吸引等の操作を同時に行い、同じく前記各
装置の同時復帰とタイミングを合せて、送りローラー１
３ａの回転、コンベヤ１３ｅの一区間駆動等を行うよう
に運転プログラムを設定する。

以上の如く本案装置は、２列供給される同種または異種
の２物品を同時にフィルム包装し得る極めて効率的かつ
経済的な包装装置を提供し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案装置の概略構成を示す正面図、第２図はそ
の平面図、第３図は本案装置による包装順序を示す説明
図、第４図はその押込整合部の拡大説明図である。付号、Ａ、Ｂ、Ｃ・・・・・・本案装置を構成する
各部装置、Ｐ・・・・・・筒状包装、Ｐｌ、Ｐ２・・・
・・・単体包装体、１．１′・・・・・・物品、２，３
・・・・・・巻取体、４・・・・・・フィルム、５・・
・・・・機台、６．８．１１．１４．２３・・・・
・・エアーシリンダ、７・・・・・・物品押送板、９・
・・・・・押えローラ、９′・・・・・・クランプバー
、１０・・・・・・巻締めローラ、１０ａ・・・・・・
受バー、１０ｂ・・・・・・電熱線、１２・・・・・・
押えローラ、１３・・・・・・軸、１３ａ・・・・・・
送りローラ、１３ｂ・・・・・・スプロケット、１３Ｃ
・・・・・・駆動スプロケット、１３ｄ・・・・・・爪
、１３ｅ・・・・・・コンベヤ、１５・・・・・・クラ
ンプバー、１６′・・・・・・受バー、１６′ａ・・・
・・・電熱線、１６・・・・・・分離板、１７・・・・
・・押込整合板、１８・・・・・・押上板、１９・・・
・・・支軸、２０・・・・・・カム、２１・・・・・・
吸引管、２２・・・・・・案内ロッド、２４・・・・・
・包装袋。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】機台の上下にフィルムの巻取体２，３を架設し、該巻取
体２，３間にフィルムを垂直に懸張し、該フィルムをは
さんで、その後方の機台上に物品押送板７をエアーシリ
ンダ等でフィルムに向って前進後退自在に設け、フィルムの後方部の機台の上下に、クランプバー９′を
備えエアーシリンダ等で巻締めローラ１０に向って上下
動自在な押えローラ９と、受バー１０ａを備えると共に
該受バー１０ａ内にエアーシリンダ等で上下動するフィ
ルム切断用の電熱線１０ｂを備えた巻締めローラ１０と
を対設し、前記の上下対設した押えローラ９と巻締めロ
ーラ１０の前方部の機台の上下に、エアーシリンダ等で
送りローラ１３ａに向って上下動自在な押えローラ１２
と、送りローラ１３ａを等間隔に固定し該送りローラ１
３ａ間にスプロケット１３ｂを遊転状態に架着した軸１
３とを対設し、また、前記各スプロケット１３ｂに機台最先端の駆動軸
に架した各駆動スプロケット１３ｃの回転で間欠的に駆
動する爪１３ｄ付のコンベア１３ｅを複数列掛けまわし
て成る、装置Ａと、前記装置Ａの前方の機台の中心線上
に、コンベヤ１３ｅをはさんで、エアーシリンダ等で受
バー１６′に向って上下動自在なりランプパー１５と、
フィルム熱シールカット用の電熱線１６ ’ ａを備え
た受バー１６′とを対設して成る、装置Ｂと、前記装置Ｂの前方の機台中心線上の、コンベヤ１３ｅ上
方に、分離板１６を設けると共に、該分離板１６に向っ
て機台の左右側端からエアーシリンダ等で前後摺動自在
に押込整合板１７．１７を設け、また、該押込整合板１
７．１７の下方の、機台左右側端のコンベヤ１３ｅの下
方に、支軸１９で枢着し、その先端がコンベヤ１３ｅ上
方に向って上下回動自在な押上板１８．１８と、吸引管
２１．２１とを設けて成る、装置Ｃとを、機台に、装置
Ａ１装置Ｂ及び装置Ｃの順に連設して構成した、２列物
品同時包装装置。