JPS6016406Y2 - 熱間圧延ロ−ルのワイパ− - Google Patents
熱間圧延ロ−ルのワイパ−Info
- Publication number
- JPS6016406Y2 JPS6016406Y2 JP15477180U JP15477180U JPS6016406Y2 JP S6016406 Y2 JPS6016406 Y2 JP S6016406Y2 JP 15477180 U JP15477180 U JP 15477180U JP 15477180 U JP15477180 U JP 15477180U JP S6016406 Y2 JPS6016406 Y2 JP S6016406Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiper
- roll
- rolling
- hot rolling
- rolls
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は熱間圧延機のロール表面と接触する水切り装置
のワイパーの改良に関するものである。
のワイパーの改良に関するものである。
熱間圧延機のワークロールに熱間圧延時冷却水を噴射し
て、ロール本体を保護することはすでに周知のことであ
り、またこの冷却水が被圧延材に直接あたらないように
ロール表面に水切り用のワイパーを設けることもすでに
周知のことである。
て、ロール本体を保護することはすでに周知のことであ
り、またこの冷却水が被圧延材に直接あたらないように
ロール表面に水切り用のワイパーを設けることもすでに
周知のことである。
従来のワイパーは第1図に示すように熱間圧延機の上下
ワークロール1,1′の入側及び出側にワイパー2,2
′を設けて、このワイパー2゜2′が通板ガイド4,4
′と一体的に動作するように構成されている。
ワークロール1,1′の入側及び出側にワイパー2,2
′を設けて、このワイパー2゜2′が通板ガイド4,4
′と一体的に動作するように構成されている。
またこのワイパー2,2′はワークロール1,1′のは
S゛胴長長さを有し、回転する圧延ロールと接触し、あ
る程度の圧力をもってノズル5,5′から噴出される冷
却水の水切り作用を行うので硬質ゴムで成形されていた
。
S゛胴長長さを有し、回転する圧延ロールと接触し、あ
る程度の圧力をもってノズル5,5′から噴出される冷
却水の水切り作用を行うので硬質ゴムで成形されていた
。
従って従来の硬質ゴム製ワイパーはある程度の軟らかさ
を有するのでロール表面と密着し水切り作用については
充分な効果を有するものであるが、最近熱間圧延機の高
速化、あるいは高張力鋼板の圧延によるロール表面の摩
耗が激しく、被圧延材である鋼板表面の性状は必ずしも
満足すべき水準でない。
を有するのでロール表面と密着し水切り作用については
充分な効果を有するものであるが、最近熱間圧延機の高
速化、あるいは高張力鋼板の圧延によるロール表面の摩
耗が激しく、被圧延材である鋼板表面の性状は必ずしも
満足すべき水準でない。
特に異った板巾寸法の圧延材を連続圧延するとロール表
面に凹凸部分が生じ、圧延鋼板の形状、寸法に狂いが生
ずるばかりか鋼板表面に疵を生じせしめる。
面に凹凸部分が生じ、圧延鋼板の形状、寸法に狂いが生
ずるばかりか鋼板表面に疵を生じせしめる。
そこで本考案者は上記の点に鑑みてワイパーを水切り用
としての使用にとどまらず、圧延ロールを圧延中に積極
的に研摩し常時正しい圧延プロフィルを維持すると共に
美麗なロール表面を維持するワイパーを考案した。
としての使用にとどまらず、圧延ロールを圧延中に積極
的に研摩し常時正しい圧延プロフィルを維持すると共に
美麗なロール表面を維持するワイパーを考案した。
本考案のワイパーは従来から使用されていた硬質ゴムあ
るいはポリエチレンにロール表面を研摩あるいは研削す
る砥粒を混入させたものである。
るいはポリエチレンにロール表面を研摩あるいは研削す
る砥粒を混入させたものである。
本考案のワイパーに用いる砥粒はC砥粒
(sicg5%以上)、の砥粒(SiC99%以上)、
WA砥粒(A120399%以上)、A砥粒(A1□0
395%以上、TiO□2〜3%)等が研削能力が大き
く好ましい。
WA砥粒(A120399%以上)、A砥粒(A1□0
395%以上、TiO□2〜3%)等が研削能力が大き
く好ましい。
粒径はあまり大きくすると研削能力そのものは大きくな
るがロール表面の肌あれが生じる。
るがロール表面の肌あれが生じる。
また粒径を小さくしすぎるとロール研削能力を損うので
番手で#36〜60とすることが好ましい。
番手で#36〜60とすることが好ましい。
砥粒を入れるベースは従来から使用されている硬質ゴム
でもよいが、加熱成形加工の容易な超高分子量のポリエ
チレンがより好ましい。
でもよいが、加熱成形加工の容易な超高分子量のポリエ
チレンがより好ましい。
これらべ−スに対する砥粒の混合割合は、ロールに対す
る研削能力あるいはワイパーの成形寸法及び圧接条件等
により異なるものであるが、硬質ゴムを採用する場合、
ベースと砥粒の割合(砥粒/ベースの重量比)は(2/
1)〜(20/1)の範囲が好ましく、またポリエチレ
ンをベースとして採用した場合は(1/l)〜(9/1
)の範囲が好ましい。
る研削能力あるいはワイパーの成形寸法及び圧接条件等
により異なるものであるが、硬質ゴムを採用する場合、
ベースと砥粒の割合(砥粒/ベースの重量比)は(2/
1)〜(20/1)の範囲が好ましく、またポリエチレ
ンをベースとして採用した場合は(1/l)〜(9/1
)の範囲が好ましい。
次に本考案のワイパーを坂出760〜218−の帯鋼を
連続熱間圧延するホットストリップミル(仕上圧延機)
に適用した実施例を述べる。
連続熱間圧延するホットストリップミル(仕上圧延機)
に適用した実施例を述べる。
第1表は仕上圧延機の陽。
1〜No、4スタンドに適用した結果埼〔注〕
※ 混合割合は砥粒/ベースの重量比である。
※※ 圧延基数はロール組替から次の組替までのロール
一本当りののべ圧延基数である。
一本当りののべ圧延基数である。
※※ 本考案のワイパーはベースであるポリエチレン、
硬質ゴムを加熱溶融した状態て砥粒を投入腰次いで加圧
冷却して板状に成形 したものである。
硬質ゴムを加熱溶融した状態て砥粒を投入腰次いで加圧
冷却して板状に成形 したものである。
※※※ポリエチレン:
比重0.93〜0.96
硬度ショアD67
引張強さ200〜480に9/cft
伸び450%
弾性係数6〜30103に9/crl
摩擦係数0.11〜0.07
衝撃強度アイゾツトノツチ
破壊せず
本考案実施例ワイパーの詳細は第1表に示す通なおこの
時の主な圧延作業条件は次の通 である。
時の主な圧延作業条件は次の通 である。
す、
ワークロールの材質;特殊鋳鋼
ワークロールの寸法;直径800rrLl?7L胴長2
286rrL/ m 圧延速度(通板速度) ; 1000〜1200m/分
ワイパーの寸法:厚み10〜30m1rrL巾2200
〜2300m1rrL 冷却水の噴出量;7〜16ポ1分 ワイパーの押付カニワイパーの自重程度 りで、その効果として、圧延ロールの圧延基数が著しく
向上する。
286rrL/ m 圧延速度(通板速度) ; 1000〜1200m/分
ワイパーの寸法:厚み10〜30m1rrL巾2200
〜2300m1rrL 冷却水の噴出量;7〜16ポ1分 ワイパーの押付カニワイパーの自重程度 りで、その効果として、圧延ロールの圧延基数が著しく
向上する。
これは圧延ロールの表面が常時、ワイパーで研摩あるい
は研削されているので、圧延スケールの噛込みによるロ
ール損傷が著しく、緩和され圧延ロールの持続圧延基数
が向上するものである。
は研削されているので、圧延スケールの噛込みによるロ
ール損傷が著しく、緩和され圧延ロールの持続圧延基数
が向上するものである。
又本考案のワイパーは従来、定期的にロール研削補修し
ていた切削代を著しく低減せしめロールコストの切下げ
に大きく寄与するものである。
ていた切削代を著しく低減せしめロールコストの切下げ
に大きく寄与するものである。
上記のような圧延ロールの持続圧延基数の向上は圧延ラ
インの稼動時間を長くすることでもあり工場全体からみ
たメリットの向上も大きい。
インの稼動時間を長くすることでもあり工場全体からみ
たメリットの向上も大きい。
以上本考案ワイパーの実施例としてホットストリップミ
ルの仕上圧延機のワークロールに適用したものを説明し
たが、本考案はワークロールのみに限らずバックアップ
ロールにも適用できる。
ルの仕上圧延機のワークロールに適用したものを説明し
たが、本考案はワークロールのみに限らずバックアップ
ロールにも適用できる。
また、本考案は分塊ミル、厚板ミル、およびホットスト
リップミルの捲取機のビンチロールにも適用できる。
リップミルの捲取機のビンチロールにも適用できる。
第1図は本考案ワイパーを用いた熱間圧延機の概要図(
正面図)である。
正面図)である。
Claims (1)
- 熱間圧延機のロール表面と接触する水切り装置のワイパ
ーを、ポリエチレンあるいは硬質コムの中にロール表面
を研摩する砥粒を混合して成形された固形板としたこと
を特徴とする熱間圧延ロールのワイパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15477180U JPS6016406Y2 (ja) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | 熱間圧延ロ−ルのワイパ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15477180U JPS6016406Y2 (ja) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | 熱間圧延ロ−ルのワイパ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5776905U JPS5776905U (ja) | 1982-05-12 |
JPS6016406Y2 true JPS6016406Y2 (ja) | 1985-05-22 |
Family
ID=29513990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15477180U Expired JPS6016406Y2 (ja) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | 熱間圧延ロ−ルのワイパ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6016406Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6194874B2 (ja) * | 2014-12-08 | 2017-09-13 | スターライト工業株式会社 | 製鋼用メンテナンスワイパー |
-
1980
- 1980-10-31 JP JP15477180U patent/JPS6016406Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5776905U (ja) | 1982-05-12 |
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