JPS60163998A - ゴム製タイミングベルト動力伝動機構 - Google Patents
ゴム製タイミングベルト動力伝動機構Info
- Publication number
- JPS60163998A JPS60163998A JP59019270A JP1927084A JPS60163998A JP S60163998 A JPS60163998 A JP S60163998A JP 59019270 A JP59019270 A JP 59019270A JP 1927084 A JP1927084 A JP 1927084A JP S60163998 A JPS60163998 A JP S60163998A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- pulley
- timing
- teeth
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はタイミングベルト動力伝動機構に関し、特にゴ
ム製タイミングベルトの運転騒音を減少、緩和させるゴ
ム製タイミングベルト動力伝動機構に関する。
ム製タイミングベルトの運転騒音を減少、緩和させるゴ
ム製タイミングベルト動力伝動機構に関する。
タイミングベルトの主体部がゴム弾性体で構成されてい
る場合、プーリとの密着性がよく、このためタイミング
ベルトを動力の高速伝動に使用した場合、通常のVベル
トに比較し騒音が大きく、この点使用上に問題点が外さ
れている。
る場合、プーリとの密着性がよく、このためタイミング
ベルトを動力の高速伝動に使用した場合、通常のVベル
トに比較し騒音が大きく、この点使用上に問題点が外さ
れている。
かかる高騒音の発生原因について考察すると、その原因
はプーリの歯とベルトの歯の噛合時の衝撃音とベルトの
弦振動前にあり、この両帝が大きく存在しない時にはそ
の運転騒音はさして問題視される程のものではない。こ
のうち通常の運転中にほとんど常時発生する噛合い時の
衝撃音は第1図に示すようにゴム製タイミングベルト(
1)の’5ち、特に張り側ベルト部cta) 1Ill
lの歯溝部(2)とプーリ(3)の歯部(4)頂部が噛
合い始め時に衝突することによシ発生する噛合い周波数
で、周期的に発生し、かつこれはかなりの高周波音であ
る。このタイミングベルトの噛合い時の衝撃音を減少緩
和する一手段として、プーリにグリスに代表される潤滑
剤を塗布することは以前から考えられてはいたが、グリ
7はゴムとの相容性がよく、ためにゴム弾性体が膨潤し
てプーリ歯部とベルト歯の噛合いを悪化せしめ、あるい
は抗張体ロープとゴム弾性体との接着力を低下させて、
これがベルト切断の一因となるなど、ベルト寿命を短縮
する大きな原因となる欠点があった。
はプーリの歯とベルトの歯の噛合時の衝撃音とベルトの
弦振動前にあり、この両帝が大きく存在しない時にはそ
の運転騒音はさして問題視される程のものではない。こ
のうち通常の運転中にほとんど常時発生する噛合い時の
衝撃音は第1図に示すようにゴム製タイミングベルト(
1)の’5ち、特に張り側ベルト部cta) 1Ill
lの歯溝部(2)とプーリ(3)の歯部(4)頂部が噛
合い始め時に衝突することによシ発生する噛合い周波数
で、周期的に発生し、かつこれはかなりの高周波音であ
る。このタイミングベルトの噛合い時の衝撃音を減少緩
和する一手段として、プーリにグリスに代表される潤滑
剤を塗布することは以前から考えられてはいたが、グリ
7はゴムとの相容性がよく、ためにゴム弾性体が膨潤し
てプーリ歯部とベルト歯の噛合いを悪化せしめ、あるい
は抗張体ロープとゴム弾性体との接着力を低下させて、
これがベルト切断の一因となるなど、ベルト寿命を短縮
する大きな原因となる欠点があった。
本発明は上述のような問題点を除去改善するために提案
されたもので、ゴム製タイミングベルトをタイミングプ
ーリに掛装した折、ベルトとプーリとの接触界面に主成
分がワセリンとパラフィンからなる潤滑剤を塗布介在せ
しめたことを特徴とし、これによりゴム製タイミングベ
ルトの歯部とプーリ歯の噛合い時の衝撃音を減少緩和さ
せることに顕著な効果を奏することができた。
されたもので、ゴム製タイミングベルトをタイミングプ
ーリに掛装した折、ベルトとプーリとの接触界面に主成
分がワセリンとパラフィンからなる潤滑剤を塗布介在せ
しめたことを特徴とし、これによりゴム製タイミングベ
ルトの歯部とプーリ歯の噛合い時の衝撃音を減少緩和さ
せることに顕著な効果を奏することができた。
次に本発明の具体的な実施例とこれによって発生する顕
著な効果の実証を図面を用い乍ら説明する。
著な効果の実証を図面を用い乍ら説明する。
第1図に示すようにゴム製タイミングベルト(1)を1
対のタイミングブー’) (3)(3)間に掛装せしめ
る構成において、ベルト(1)のうち、特に張、91u
llベルト部(1a)が噛合する側に位置するタイミン
グプーリ(3)の歯部(4)の先端(4a)にワセリン
とパラフィントを重量比8:2の割合いで配合した潤滑
剤(5)を適量塗布する。
対のタイミングブー’) (3)(3)間に掛装せしめ
る構成において、ベルト(1)のうち、特に張、91u
llベルト部(1a)が噛合する側に位置するタイミン
グプーリ(3)の歯部(4)の先端(4a)にワセリン
とパラフィントを重量比8:2の割合いで配合した潤滑
剤(5)を適量塗布する。
上記配合方法は、ベーヌト状のワセリンにパラフィンを
混入し70°〜90℃で加熱し、パラフィンを溶解させ
て混合する。この際混入するノぐラフインはベルト走行
時のべ)V )温度に対し±5℃の温度範囲に融点をも
つ材料を選定することが望ましい。
混入し70°〜90℃で加熱し、パラフィンを溶解させ
て混合する。この際混入するノぐラフインはベルト走行
時のべ)V )温度に対し±5℃の温度範囲に融点をも
つ材料を選定することが望ましい。
ここで、上記潤滑剤を塗布したタイミングプーリにゴム
製タイミングベルトを掛装した本機構と本潤滑剤不使用
の同一機構間に発生する騒音レベルの測定値を第3図に
あっては初張力80h/、駆動側及び従動側プーリは共
に歯数20の走行条件の下に、タイミングプーリの回転
数を変化せしめることによる騒音量の変化の実態を、又
第4図にあっては第8図に示す条件にあって、特にタイ
ミングプーリの回転数を800Or、p 、mと一定に
設定した折のプーリとベルトの初期的噛合い時に発生す
る周波数変化に伴う騒音量の変化の実態をそれぞれグラ
フをもって開示した。
製タイミングベルトを掛装した本機構と本潤滑剤不使用
の同一機構間に発生する騒音レベルの測定値を第3図に
あっては初張力80h/、駆動側及び従動側プーリは共
に歯数20の走行条件の下に、タイミングプーリの回転
数を変化せしめることによる騒音量の変化の実態を、又
第4図にあっては第8図に示す条件にあって、特にタイ
ミングプーリの回転数を800Or、p 、mと一定に
設定した折のプーリとベルトの初期的噛合い時に発生す
る周波数変化に伴う騒音量の変化の実態をそれぞれグラ
フをもって開示した。
第8図及び第4図に示すグラフより、本発明の実施例は
本発明にて採用せる潤滑剤を欠〈従来例に比し種々変化
するプーリの全回転数変化時にも又全周波数変化時にわ
たってほぼ騒音の音圧レベル(c+B)が低下し、騒音
量が抑制されていることが判る。さらにプーリ歯圧力面
に付着した潤滑剤がプーリ歯とベルト歯の噛合いをスム
ーズにしベルト歯 ・、布摩耗を少なくすると共に歯元
クラックの発生を防止し、ベルト寿命をこの潤滑剤を欠
く1・” ’7)機構のものに比べ約2.5倍と向上さ
せるととが出来るなど幾多の別面の効果をも奏しうろこ
とができた。
本発明にて採用せる潤滑剤を欠〈従来例に比し種々変化
するプーリの全回転数変化時にも又全周波数変化時にわ
たってほぼ騒音の音圧レベル(c+B)が低下し、騒音
量が抑制されていることが判る。さらにプーリ歯圧力面
に付着した潤滑剤がプーリ歯とベルト歯の噛合いをスム
ーズにしベルト歯 ・、布摩耗を少なくすると共に歯元
クラックの発生を防止し、ベルト寿命をこの潤滑剤を欠
く1・” ’7)機構のものに比べ約2.5倍と向上さ
せるととが出来るなど幾多の別面の効果をも奏しうろこ
とができた。
第1図はゴム製タイミングベルトをタイミングプーリに
掛装した本機構の概略正面図、第2図は第1図のA個所
における拡大詳細図、第3図および第4図は本発明の実
施機構と本発明の構成要部たる潤滑剤を欠〈従来機構と
のそれぞれプーリの回転数変化に伴う騒音変化およびベ
ルトとプーリの噛合初期時に発生する周波数変化に伴う
騒音変化を比較したグラフである。 図中、(1)はゴム製タイミングベルト、(la)はベ
ルトのうち張り側ベルト部、(2)はベルトの歯溝部、
(3)(3)はタイミングブーL(4)はプーリの歯部
、(4a)はプーリの歯先部、(5)は潤滑剤を示す。 特許出願人 三ツ星ベルト株式会社
掛装した本機構の概略正面図、第2図は第1図のA個所
における拡大詳細図、第3図および第4図は本発明の実
施機構と本発明の構成要部たる潤滑剤を欠〈従来機構と
のそれぞれプーリの回転数変化に伴う騒音変化およびベ
ルトとプーリの噛合初期時に発生する周波数変化に伴う
騒音変化を比較したグラフである。 図中、(1)はゴム製タイミングベルト、(la)はベ
ルトのうち張り側ベルト部、(2)はベルトの歯溝部、
(3)(3)はタイミングブーL(4)はプーリの歯部
、(4a)はプーリの歯先部、(5)は潤滑剤を示す。 特許出願人 三ツ星ベルト株式会社
Claims (2)
- (1)ベルト引張部の長手方向に低伸度高強力の抗張体
ロープを並列状に埋設し、内周面に一定間隔にて歯形群
を隆設せしめたゴム製タイミングベルトをタイミングプ
ーリに掛装した折、ベルトとプーリとの接触界面に主成
分がワセリンとパラフィンからなる潤滑剤を塗布介在せ
しめたことを特徴とするゴム製タイミングベルト動力伝
動機構。 - (2)前記潤滑剤は主としてタイミングベルトのうち、
特に張り側ベルト部が噛合する囮に位置するタイミング
プーリの歯部先端に塗布される特許請求の範囲第1項記
載のゴム製タイミングベルト動力伝動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59019270A JPS60163998A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | ゴム製タイミングベルト動力伝動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59019270A JPS60163998A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | ゴム製タイミングベルト動力伝動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60163998A true JPS60163998A (ja) | 1985-08-26 |
JPH0212299B2 JPH0212299B2 (ja) | 1990-03-19 |
Family
ID=11994749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59019270A Granted JPS60163998A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | ゴム製タイミングベルト動力伝動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60163998A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4931099U (ja) * | 1972-06-21 | 1974-03-18 |
-
1984
- 1984-02-04 JP JP59019270A patent/JPS60163998A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4931099U (ja) * | 1972-06-21 | 1974-03-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0212299B2 (ja) | 1990-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |