JPS60163930A - ポリシルセスキオキサン - Google Patents

ポリシルセスキオキサン

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JPS60163930A
JPS60163930A JP1945084A JP1945084A JPS60163930A JP S60163930 A JPS60163930 A JP S60163930A JP 1945084 A JP1945084 A JP 1945084A JP 1945084 A JP1945084 A JP 1945084A JP S60163930 A JPS60163930 A JP S60163930A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な構造単位を、有するポリシルセスキオキ
サン及び該ポリシルセスキオキサンな有効成分とする制
癌剤を提供する。
従来、ポリシルセスキオキサンの一部は、(−叶)3 
(−stn)2.さらに略記すればO、,581R(但
しRは1価の有機基を表わす)で示されるシルセスキオ
キサンを繰り返し単位とし、モデル的には下記式 %式% で示される一般に梯子状又は籠状の骨格構造を有する重
合体化合物であることが知られていて、撥水処理剤、潤
滑剤、触媒、有機珪素化合物の合成中間体等として広く
利用されている。
他方、炭素−室緊2重結合を有する有機珪素化合物とし
ては、米国特許第3,022,270七・(但しR1は
炭化水素基又は水素原子、aは3以上の整数、bはθ〜
3の整数、Rはピリジン。
インドール、アクリジン、ピペリジン、午ノリン、7ラ
ン、ベンゾフラン、ビラン、ピリミジン、シンノリン、
キナゾリン、フェナジン、ピラゾール、オ牛すジン、ベ
ンゾオキサジン、オキサゾール、イソオキサゾールなど
の複素環であり、Sl−で示される珪素原子の不飽和何
様はアルキル、アリル、アルコキシ、ハイドロキシある
いは一〇−8i:E基に結合している)で提示されてい
るアルコキシシラン誘導体ならびにポリシロキサン銹導
体が公知であり、該化合物が濾光剤、紫外線吸収剤、鋏
化剤としての利用が提案されている。
本発明者は各種のポリシルセスキオキサンを合成し、そ
れらの生理活性につき種々研究を行なって来た。その結
果、下記一般式のポリシルセスキオキサンがすぐれた生
理活性を有することを見出し、本発明を完成させるに至
った。
即ち、本発明は、一般式、 (−〇−) 3 (−810H20H20H2N”0H
−Ar) 2R1及びR2はそれぞれ水素原子;アルキ
ル基;ハロゲン原子;フェニル基;アルコキシ基;アル
キルカルボニル基;アルコキシカルボニル基;カルバミ
ド基;カルボキシ基又はその塩;スルホン酸基又はその
塩;;トロ基;シアノ基又は◎で表示される基で、フラ
ン環又はチオフェン環の2及び3位の炭素原子に結合し
閉場した基、(但し、R1又はR2が水素原子又はアル
キル基のときは他の基即ちR2又はR1は水素原子又は
アルキル基以外の上記置換基である)である〕 で示される構造単位を有するポリシルセスキオキサンで
ある。
また本発明は、一般式。
(−o−) 3(−staH,on2oii2n=on
−ムr) 2R1及びR2はそれぞれ水素原子;アルキ
ル基;(5) ハ0 ケン原子z フェニル基;アルコキシ基:アルキ
ルカルポニル基;アルコキシカルボニル基;カルバミド
基;カルボキシル基又はその塩;スルホン酸基又はその
塩;ニトロ基;シアノ基又は Φで表示される基で、7
ラン環又はチオフェン環の2及び3位の炭素原子に結合
し閉環した基(但し、Ro又はR2が水素原子又はアル
キル基のときは他の基即ちR2又はR1は水素原子又は
アルキル基以外の上記置換基である)である〕 で示される構造単位を有するポリシルセスキオキサンを
有効成分とする制癌剤をも提供するものである。
本発明のポリシルセスキオキサンは前記一般式で示され
る構造単位を有する新規化合物であり、前記一般式中、
R1又は丘□で示されるアルキル基、アルコキシ基、ア
ルキルカルボニル基。
及びアルコキシカルボニル基中に含まれる脂肪族炭化水
素残基は特に限定されず使用出来るが、一般には炭素坤
子数が1〜4個のもの、即ちメ(6) トキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ア
セチル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基
、ブチルカルボニル基、メトキシカルボニル基、エトキ
シカルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキシヵ
ルホ“ニル基。
メチル基、エチル基、n−プロピル基、1so−プロピ
ル基、n−ブチル基、18o−ブチル基。
t−ブチル基等がその製法上の有利性から最も好適に使
用される。また前記一般式中、R1又はR2で示される
ハロゲン原子としては塩素、臭素、沃素および弗素の各
原子が特に限定されず使用される。
さらに前記一般式中、B1又はR2で示されるカルボキ
シル基の塩型基およびスルホン酸基の塩型基はそれぞれ
一般的に0000M”および803゜−で表わされ、戸
 としては特に限定されるものではないが一般にはアン
モニウム(NH−);ナトリウム(Na’) +カリウ
ム(K(1)、リチウム(Li@) 等(F)7 yv
b !J金属;マグネシウムkMg2″′)・カルシウ
ム(1/20−a′)等のアルカリ土類金属等が最も好
適に使用される。
また前記一般式中、Ro又はR2が 口で表示される基
で、フラン環又はチオフェン環の2及び3位の炭素原子
に結合し閉環した基は具体的に示せば次ぎのような一般
式で示される。
(但し、Rは前記って表示される基以外のR1又はR2
で示される基である。) 更に、また前記一般式中、R1又はR2が水素原子又は
アルキル基のときは、他の基即ちR2又はR1は水素原
子及びアルキル基以外の前記原子又は各基である必要が
ある。これらの各原子又は基によって本発明の生理活性
は異なるので必要に応じて生理活性を確認していずれの
基を使用するか予め決定すればよい。
nす記一般式で示されるポリシルセスキオキサンは無定
形の白色、淡黄色、黄色、橙黄色、橙色、橙赤色、赤色
、褐色、黒褐色等を呈する固体状高分子体として得られ
、粉砕して粉末として取扱われる場合が多いが、前記一
般式中のArの種類によってゴム状固体あるいは粘稠物
として得られる場合もある。該ポリシルセスキオキサン
はモデル的に前記した如く三次元籠駄の電合体と推定さ
れ、通常リグロイン、シクロペンタン、ヘキサンにはは
とんど不溶であり、ベンゼン、トルエン、クロ四ホルム
、四環1素などには難溶な場合が多い。他方、アルコー
ルには可溶であり、さらにホルムアミド、N、N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホ千シト。
ヘキサメチルホスホアミド等の極性非水溶媒には可溶で
ある場合が多く、特に加熱した場合には溶解度が著しく
増加する傾向が見られる。また水には難溶であるものが
多く、従って水中では比較的安定であるが、酸性あるい
はアルカリ性水溶液中に於いてはその濃度および温度に
よって安定性は異なるが、一般に炭素−窒素2重結合が
加水分解を受け、r−アミラブルビルポリシルセスキオ
キサンと対応するアルデヒド化合物(例えば置換フルフ
ラールあるいは置換チ(9) オフエンアルデヒドなど)に分解する。該加水分解は酸
あるいは塩基の濃度が増加する程、また温度が上昇する
程激しくなる傾向が見られる。
該ポリシルセスキオキサンが前記一般式で示される構造
単位を冶する化学構造であることは、一般に化学分析お
よび機器分析によって確認することが出来る。特に元素
分析ならびに赤外吸収スペクトル測定が極めて有力な手
段となる。
即ち合成した該ポリシルセスキオキサンにつき、炭素、
水素、窒素、珪素(およびハロゲン原子やイオウ原子、
さらには金属原子を分子中に含有する場合にはハロゲン
原子やイオウ原子、さらには金属原子)の元素の重量%
をめ、さらに認知された各元素の重量%の和を100か
ら減じることにより、酸素元素の重量%を算出し、該試
料であるポリシルセスキオキサンの組成式を決定するこ
とができる。さらに該試料について赤外吸収スペクトル
を測定し、該ポリシルセスキオキサン分子内に存在する
特徴的な化学結合および官能基の種類を確認することが
できる。
(10) 一般に該ポリシルセスキオキサンは1650c+n−’
〜1620cIn−”IH近にOH=N結合に基づく特
徴的な赤外吸収を示すこと、さらに元素分析結果から該
ポリシルセスキオキサンは固体10に於いて通常−水和
の形、時に二水和の形で存在し、無水和の形で存在する
ことは稀であることが知られる。さらに得られたポリシ
ルセスキオキサンが適当な溶媒に対し、測定に供するの
に充分な程度の溶解度を有する場合、13〇−核磁気共
鳴スペクトル(130−nmr )を測定することによ
って該化合物中の炭素原子の個数、炭素鎖の配列様式、
炭素原子の結合様式を知ることが出来る。例えばN−(
4−ブロモチオフェンメチリデン)γ−アミノプロピル
ポリシルセスキオキサンにつきベンゼン中、テトラメチ
ルシランを基準として130− nmrを測定すると、
観察される各ピークは次の様に解析される(単位δ。
pIIIm)。
さらにまた IH−核磁気共鳴スペクトル(lu−nm
r)を測定することにより、前記一般式で表わされる本
発明の化合物中に存在する水素原子の結合様式を知るこ
とが出来る。例えばN−(4−ブロモチオ7エンメチリ
デン)r−アミノプロピルポリシルセスキオキサンにつ
キヘンゼン中、テトラメチルシランな内部基準として’
H−nmrを測定すると、観察される各ピークは次の様
に解析される(単位δ+ppm)。
本発明に用いられるポリシルセスキオキサンの製造方法
は特に限定されず如伺なる製造方法で得られたものでも
よい。一般には、下記一般反応式で示される如く、γ−
アミノプロピルポリシルセスキオキサンと一般式Ar−
0H=Oで示されるアルデヒド化合物を脱水縮合させる
ことにより、容易に合成することが出来る。
01゜5810H20H20H2NH2士、Ar−GH
=0R1及びR2はそれぞれ水素原子;アルキル基;ハ
ロゲンJj(子;フェニル基;アルコキシ基;アルキル
カルボニル基;アルコキシカルボニル基;カルバミド基
;カルボキシル基又はその塩;スルホン酸基又はその塩
;ニトロ基;シアノ基又は って表示される基で、7ラ
ン環又はチオフェン環の2及び3位の炭素原子に結合し
閉環した基、(但し、R1又はR2が水素原子又はアル
キル基のときは他の基即ちR2又はR1は水素原子及び
アルキル基以外の上記置換基である)である。〕 前記アミノプロピルポリシルセスキオキサン類と前記ア
ルデヒド化合物の反応時のモル比は特に制限されるもの
ではないが、未反応物の回収を考慮すれば1:1以上で
、アルデヒド化合物を過剰に使用するのがよい。そして
未反応のカルボニル化合物は反応後蒸留し、ヘキサンな
どの溶媒で洗浄し除去すればよい。
(13) また一般に上記反応は反応溶媒を使用するのが好ましく
、例えばベンゼン、トルエン、りp四ホルム、エタノー
ル等の水と共沸する溶媒が好適に使用出来る。反応温度
は例えば0〜150℃或いはそれ以上の広い範囲で実施
出来るが、一般には溶媒の沸点温度で行うのが好適であ
る。
また反応時間は反応温度によって異なるが、一般には数
分から数日の間で選べばよい。
上記反応の脱水縮合反応を促進するために反応系に酢酸
、1m酸等の酸を添加する手段はしばしば好適に採用さ
れる。
前記一般式で表わされる本発明のポリシルセスキオキサ
ンは新規化合物であり、本発明者が該ポリシルセスキオ
キサンについて生理活性試験を行なったと仁ろ、特に制
癌活性が著しいことをa紹した。即ち該ポリシルセスキ
オキサンが極めて強力な制癌効果を示すため、前記構造
単位を有するポリシルセスキオキサンは制癌剤として各
種癌の予防、治療または処理のために使用することがで
きる。
(14) しかして本発明の制癌剤は経口、非経口(たとえば腹腔
内、直腸内)または局所投与のいずれによっても患者に
投与することができ、その際の有効成分であるポリシル
セスキオキサンの有効投与量は、投与すべき患者の年令
9体重。
症状の軽重、癌の種類等に応じて異なるが、一般には8
00〜0.00211g/ゆ/日、好ましくは500〜
o、 01 my/#/日 とすることができる。
該1日の投与量は1日1回のみ又は1日数回(3〜5回
)に分けて投与することができる。
また、上記の投与量は単なる指針であり、処置を行なう
医師の判断により、上記範囲を越えて投与することも可
能であることはいうまでもないO 上記有効成分の投4に当って、上記ポリシルセスキオキ
サンは、希望とする投与方法(経口。
非経口又は局所)に応じて、種々の剤形に製剤すること
ができる。
例えば、経口投与に際しては、錠剤、丸薬。
糖衣錠、散薬包、顆粒、シロップ、カプセル剤等の剤形
に制剤することができ、また、非経口投与に際しては、
懸濁液、生薬等の剤形に製剤することができ、さらに局
所投与に際しては、軟膏、硬膏、クリーム等の剤形に制
剤することができる。
これら製剤中における有効成分の濃度は特に制限される
ものではなく、剤形に応じて広範に変えることができる
が、一般には0.05〜90重fjk%、好ましくは1
〜60重ik%程度の濃度とすることができる。
上記製剤に使用しうる賦形剤としては当該分野で常用さ
れているものはいずれも使用可能であり、固体形態の製
剤に対しては、例えば、乳糖、しよ糖、でん粉、グリシ
ン、結晶セルロース、マンニット、ステアリン酸マグネ
シウム。
流動パラフィン、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム
等が挙げられ、また、液体形態の製剤に対しては、例え
ば生理食塩水、界面活性剤液。
ぶどう糖液、アルコール、エステル類等が挙げられる。
かかる製剤の具体例を示せば次のと4tりであるO 製剤例1:カプセル剤 ステアリン酸マグネシウム0.6重量部に乳糖4.5重
量部を加えて攪拌混合することにより均一とし、さらに
乳糖5重量部と結晶セルロース10重量部を加えて混合
する。この混合物に予め微粉末化したポリシルセスキオ
キサン20重量部を加えて、再度混合することにより調
製粉末を得る。この粉末をカプセル充填機を用いゼラチ
ンカプセルに充填することによりカプセル剤を製造する
とよい。
製剤例2:軟こう剤 ステアリルアルコール10重量部、流動パラフィン20
重量部およびワセリン160重置部を80℃に加温溶解
した彼、コレステロール0.5重量部ならびに予め微粉
末化したポリシルセスキオキサ210重量部をよく攪拌
しながら加え、さらによく攪拌を行った後室温に放置し
、適当な硬さにして軟こう剤を得るとよい。
(17) 製剤例3:錠剤 ポリシルセスキオキサン2.5重量部とマンニット20
重量部をよく混合粉砕した彼、でんぷん糊として馬鈴署
でんぷん4.7重量部を加えて粒状化する。
この粒子を60メツシユふるいを通し、乾燥して所定の
旗門とし16メツシユふるいにかける0次に、この粒子
をステアリン酸マグネシウム0,3重社部と混合して、
なめらかにし、通常の方法により錠剤成型機により圧縮
して適当な大きさの素錠とすればよい。
以下に本発明の制癌剤において有効成分として使用され
るポリシルセスキオキサンの製造例、並びに薬理活性試
験法及びその結果を示す。しかし、本発明は以下の実施
例に限定されるものではない。
実施例1 γ−アミノプロピルポリシルセスキオキサン・1水和物
(2,57Ii)l 5−ブロモフルフラール(5,0
011)及び無水ベンゼン(39il)の混合(18) 物を一夜室温にて攪拌した後、約5時間加熱還流するこ
とにまり共沸脱水させながら反応を終結させた。反応液
を濃縮し、固体な濾取、ベンゼンで洗浄後に真空乾燥す
ることにより黒褐色粉末(4,72,9)を得た。元素
分析を行なったところ0339.2%r H4,28%
r N 5.37%なる値を示し、08H,No、、n
rst。N20 (285,19)に対する計算値03
3.69%、H3,89%IN4.91%によく一致し
た。さらに赤外吸収スペクトルを測定したところ第1図
に示す赤外吸収スペクトルが得られた。第1図から明ら
かな様に、原料である5−ブロモフルフラールに特有な
吸収は観察されず、3620〜3100caq−’に水
和水に基づく吸収、1670c*−’にOH=N結合に
基づく吸収、及び1220〜820oa−’に強い51
−0結合に基づく吸収を示した。以−Eの結果から単離
した生成物が脱水縮合反応によって得られるシッフ塩基
化合物、即ちN−(5−ブロモフリルメチリデン)γ−
アミノプロピルポリシルセスキオキサンであることが明
らかとなった。
(19) 実施例2 γ−アミノプロピルポリシルセスキオキサン01水和物
(4,62Ji’)e5−ニトロフルフラール(5,1
(1)、酢酸(16,90,9)、ベンゼン(50iu
)の混合物を室温で3日間攪拌した後、約4時間加熱還
流することにより共沸脱水させながら反応を終結させた
揮発分を減圧下に留去した後、残渣を真空乾燥すること
により黒褐色粉末−(8,90,9)を得た。
元素分析を行なったところ040.06%、H4,47
%、N11.01% なる値を示し、08H0N204
581・/2H20(242,27) に対する計算値
039.66%、 H4,16%、 N 11.57%
によく一致した。
さらに赤外吸収スペクトルを測定したところ第2図に示
す赤外吸収スペクトルが得られた。第2図から明らかな
様に3320CI11−’ 付近に水和水に基づく吸収
、1650crn−’ 0H=N結合に基づく吸収、及
び1220〜950m−”に強いSl−〇結合に基づく
吸収を示した。
以上の結果から単離した生成物が脱水縮合反応(20) によって得られるN−(5−二)口7リルメチリデン)
γ−アミノプロピルポリシルセスキオキサンであること
が明らかとなった。
実施例3 5−ホルミルフラン−2−スルホン酸ナトリウム(5,
11)をベンゼン(100d)甲、加熱還流することに
より脱水を行なった。該混合物にγ−アミツブpビルポ
リシルセスキオキサン・1水和物(462#)l MI
 N−ジメチルホルムアミド(3oW11)、酢酸(4
,771り を加えてさらに5日間加熱還流を続けて共
沸脱水を行なった。反応液を吸引濾過することにより、
淡褐色粉末(7,10,9)を得た。元素分析を行なっ
たところ、031.27%、H4,72弧、li5.1
9%なる値を示し、o、u、no5.5sliast−
n2o(3os34)に対する計算mo31.16襲、
H:160%、N4.54% に一致した。さらに赤外
吸収スペクトルを測定したところ第3図に示す赤外吸収
スペクトルが得られた。第3図から明らかな様に354
0〜3400(+lI−”付近に水和水に基づく吸(2
1) 収、1670m にOH=N 結合に基づく吸収、及び
1280〜960cm−”に81−0に基づく強い吸収
を示した。以上の結果から単離した生成物が脱水縮合反
応によって得られるN−(5−ソデイオスルホフリルメ
チリデン)γ−アミノブロピルホ゛リシルセスキオ牛サ
ンであることが明らかとなった。
実施例4 γ−アミツブpピルポリシルセスキオキサン・1水和物
(1,22,9) 、 5−メトキシチオ7エンー2−
アルデヒド(1,33,9)、無水ベンゼン(30M)
の混合物を加熱還流することにより脱水反応を行なった
。ベンゼンを留去し、残液を真空乾燥することによって
橙赤色ゴム状固体(2,34,9)を得た。元素分析を
行なったところ、042.42%、N5.20%、N5
.27%なる値を示し、0.H12No□、58Si・
N20 (252,37) に対する計算値である04
2.83%、N5.59%、N5.55襲によく一致し
た。さらに赤外吸収スペクトルを測定したところ第4図
に示す赤外吸収スペク(22) トルが得られた。第4図から明らかな様に、3640〜
3200cm−”に水和水に基づく吸収、1630cm
−’にOH=N結合に基づく吸収、及び1270〜90
0cIL−’ に81−〇結合に基づく吸収を示した。
以上の結果から嚇離した生成物が脱水縮合反応によって
得られるN−(5−メトキシチオ7エンメチリデン)γ
−アミノプロピルポリシルセスキオキサンの1水和物で
あることが明らかとなった。
実施例5 γ−アミノプロピルポリシルセスキオキサン・1水和物
(1,84#)と4−ブロモチオフェン−2−アルデヒ
ド(2,71)をベンゼン中で30分間反応させること
により、はとんど白色の固体(3,17#)を得た。元
素分析を行なったところ、032.38%、〜3.18
%、〜4.62%、 Br27、14%+810.55
%、8110.02% なる値を示し、08H,NO,
,5Br881− hH2o (2g 2−25 )に
対する計算値である03L88%、H3,45弧。
〜4.79%r Br 27−35 % + 81 o
、 97%、819fi1%によく一致した。赤外吸収
スペクトルを測定したところ第5図に示すスペクトルが
得られた。
第5図から明らかな様に、3600〜3160cm−”
に水和水に基づく吸収、1630m−’にQ H=N結
合に基づく吸収、及び1270〜900va−”に81
−〇結合に基づく吸収を示した。さらに13□−核磁気
共鳴スペクトル(130−nmr ) (δ+ pPf
lj;テトラメチルシラン基準)ならびに1H−核磁気
共鳴スペクトル(’H−nmr ) (δ+I)P”t
テトラメチルシラン基準)をベンゼン中で測定し、得ら
れた各ピークについて解析を行なった結果は次の通りで
あった。
以上の結果から単離した生成物がN−(4−ブロモチオ
7エンメチリデン)γ−アミノプロピルポリシルセスキ
オキサンの1水和物であることが明らかとなった。
実施例6 実施例1〜5において詳細に記述したのと同様な方法に
より、第1表に記載したポリシルセスキオキサンを合成
した。な劾第1表には合成した各ポリシルセスキオキサ
ン化合物の様態、赤外吸収スペクトルにおける特性吸収
値および元素分析結果、さらに用いた反応原料組成、反
応条件ならびに反応処理条件をも併せて略記した。
以下余白 (25) 実施例7 実施例1で得たN−(5−ブロモフリルメチリデン)γ
−アミノプロピルポリシルセスキオキサンを界面活性剤
ツイーン80を含む生理食塩水に加えて規定量の試料を
含む懸濁液である6種類の試料溶液(2512冨9/に
9.1995■/kg。
1585Q/kl?、 1259 冨y/に9. 1 
0 0 oxy/kg および794 my/に&の投
与蓋)を作成した。この試料溶液を用いて体重20F前
後の0DF1系マウスの雌それぞれ6匹の腹腔内に注射
投与して20日間試験を行ない、急性毒性値をリッチフ
ィールドとウイルコクソンの方法によりLD5゜をめた
ところ、222 say/kgであった。
実施例8 実施例1で得られたN−(5−ブロモフリルメチリデン
)γ−アミツブpビルポリシルセスキオキサンを用いて
、マウスのエールリッヒ腹水癌に対する制癌活性を試験
した。即ち、該ホリシルセスキオキサンを前記実施例1
に記載した方法で調整した注射剤を、エールリッヒ癌細
胞数5×10個を有するスイスマウス(雄)6匹の腹腔
内に0.5dずつ9日間連続注射投与した。その60日
間にわたる延命効果の結果から、平IE?F日11((
M 8 T) 請求め、対照群(30匹)の平均生存日
数と比較することによりT10(%)を算出した。即ち
、平均生存日数な験体(T)と対照体(0)についてめ
、TloXloo部)で算出した。概値は6匹の験体中
4西口が死亡し7た日数を平均生存日数とし、これを対
照体から同様にめた平均生存日数で除した飴に100を
掛けることによりめられる。なお、実施例(第2表)に
電算機を用いて算出した正確な値を記載した。なお対照
群としてはマウス30匹を使用したが表には6匹として
の平均値を記載した。
(32) 実施例9 実施例1で得られたn−(5−ブロモフリルメチリデン
)γ−アミツブpビルホリシルセスキオキサンの規定量
を、少量のジメチルスルホキシドを添加した界面活性剤
ツイーン80を含む生理食塩水(0,85,!il)溶
液にM淘させて試料溶液を調製した。この試料溶液を、
腹腔内にウォーカー力ルシノサルフーマ256癌細胞数
I×1011個を有するスブラグドーレイ系ラット(雌
)6匹に対して、腹腔内注射を5日間連続して施し1ケ
月間にわたって延命効果を調べた。
その結果を第3表に示した。
以下余白 (33) (34) 実施例10 実施例2〜6で得た下記一般式て示されるポリシルセス
キオキサンを用いて、実施例8と同様にしてマウスのエ
ールリッヒ腹水癌に対する制癌活性試験を行なった。そ
の結果を第4表に記載した。
0L5810H2(IH20H2N=(IH−Ar以−
ムζ余白 (35) −りA1 実施例11 実施例1と同様にして下記一般式で示されるポリシルセ
スキオキサンを合成し、v4th例8と同様にしてマウ
スのエールリッヒ復水癌に対スる制癌活性試験を行なっ
た。その結果を第5表に記載した。
0、、.810H20H,OH,N=OII−Ar以下
余白 (37)
【図面の簡単な説明】
添付図面#11〜5図はそれぞれ実施例1〜5で得られ
たポリシルセスキオキサンの赤外吸収スペクトルを示す
チャートである。 特許出願人 徳山曹辿株式会社 (40)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 一般式。 れ、R1及びR2はそれぞれ水素原子;アルキル基;ハ
    ロゲン原子:フェニル基;アルコキシ基;アルキルカル
    ボニル基;アルコキシ力にボニル基;カルバミド基;カ
    ルボキシル基又はその塩;スルホン酸基又はその塩;ニ
    トロ基;シアノ基又は Oで表示される基で、7ラン環
    又はチオフェン環の2及び3位の炭素原子に結合し閉環
    した基、(但し、R1又はR2が水素原子又はアルキル
    基のときは他の基即ちR2又はR1は水素原子及びアル
    キル基以外の上記置換基である)である〕 で示される構造単位を有するポリシルセスキオキサン。 0) 一般式。 され、R1及びR2はそれぞれ水素原子;アルキル基;
    へロゲン原子;フェニル基;アルコ牛シ基:アル午ルカ
    ルポニル基;アルコキシカルボニル基;カルバミド基;
    カルボキシル基又はその塩;スルホン酸基又はその塩;
    ニトロ基;シアノ基又は@で表示される基で、フラン環
    又はチオフェン環の2及び3位の炭素原子に結合し閉環
    した基(但し、R1又はR2が水素原子又はアルキル基
    のときは他の基即ちR2又はR1は水素原子及びアルキ
    ル基以外の上記置換基である)である〕 で示される構造単位を有するポリシルセスキオキサンを
    有効成分とする制癌剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6210138A (ja) * 1985-07-06 1987-01-19 Tokuyama Soda Co Ltd ポリシルセスキオキサン
WO2021186922A1 (ja) * 2020-03-19 2021-09-23 信越化学工業株式会社 オルガノポリシロキサンおよびそれを含有する硬化性組成物

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