JPS60163819A - 肝油軟カプセル - Google Patents
肝油軟カプセルInfo
- Publication number
- JPS60163819A JPS60163819A JP59018911A JP1891184A JPS60163819A JP S60163819 A JPS60163819 A JP S60163819A JP 59018911 A JP59018911 A JP 59018911A JP 1891184 A JP1891184 A JP 1891184A JP S60163819 A JPS60163819 A JP S60163819A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- liver oil
- liver
- capsule
- soft capsule
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は肝油軟カプセルに関する。
軟カプセルは体内で溶解することが必要である。
しかしながら、肝油を含む軟カプセルは、皮膜を形成す
るゼラチンが肝油成分と相互反応を起すため、経時的に
溶解が悪化しあるいは溶解しなくなる。従って、カプセ
ル製造後6ケ月以上経過すると体内での溶解が悪くなり
、カプセルとしての要件を充足しなくなることがしばし
ばある。
るゼラチンが肝油成分と相互反応を起すため、経時的に
溶解が悪化しあるいは溶解しなくなる。従って、カプセ
ル製造後6ケ月以上経過すると体内での溶解が悪くなり
、カプセルとしての要件を充足しなくなることがしばし
ばある。
従来ゼラチン皮膜の溶解性を改善することに関する特許
は数多いが、それらの方法を肝油軟カプセルに適用して
も、ゼラチンと肝油との反応が基本であるため、皮膜の
溶解性の根本的な改良にはなっていないのが実状である
。
は数多いが、それらの方法を肝油軟カプセルに適用して
も、ゼラチンと肝油との反応が基本であるため、皮膜の
溶解性の根本的な改良にはなっていないのが実状である
。
本発明者らは特に肝油軟カプセルの皮膜の経時的劣化現
象を防止することについて検討した結果、リン脂質が上
記要請を満すことを見出した。
象を防止することについて検討した結果、リン脂質が上
記要請を満すことを見出した。
即ち本発明は、肝油にリン脂質を添加した内容物を含有
する肝油軟カプセルに関する。
する肝油軟カプセルに関する。
本発明に用いる肝油はタラ肝油、鮫肝油などの魚類肝臓
から得られる脂肪油で、如何なるものを用いてもよい。
から得られる脂肪油で、如何なるものを用いてもよい。
リン脂質の例としては、ホスファチジルコリン、ホスフ
ァチジルイソシトール、ホスファチジルエタノールアミ
ン等の種々のもの、またはこれらの混合物等が挙げられ
る。代表的なものとして、上記リン脂質、油分および水
分等を含有する大豆レシチンまたは卵黄レシチンが挙げ
られる。
ァチジルイソシトール、ホスファチジルエタノールアミ
ン等の種々のもの、またはこれらの混合物等が挙げられ
る。代表的なものとして、上記リン脂質、油分および水
分等を含有する大豆レシチンまたは卵黄レシチンが挙げ
られる。
リン脂質の添加量は肝油に対し0.05重量%以上であ
れば皮膜の溶解劣化を阻止することができる。しかしな
がら肝油の用法を損わないことを考えれば、肝油に対し
0.1〜1mm%の範囲が好ましい。
れば皮膜の溶解劣化を阻止することができる。しかしな
がら肝油の用法を損わないことを考えれば、肝油に対し
0.1〜1mm%の範囲が好ましい。
肝油とリン脂質の他に、本発明肝油軟カプセルには種々
の添加剤を温合してもよい。例えば、矯味・矯臭剤(ハ
ツカ油、桂皮油、オーレンジ油、レモン油等)、着色剤
(β−カロチン、天然クロロフィル等)、油溶性ビタミ
ン(ビタミンF、ビタミンに等)、植物油(小麦胚芽油
、紅花油、ゴマ油等)等が挙げられる。
の添加剤を温合してもよい。例えば、矯味・矯臭剤(ハ
ツカ油、桂皮油、オーレンジ油、レモン油等)、着色剤
(β−カロチン、天然クロロフィル等)、油溶性ビタミ
ン(ビタミンF、ビタミンに等)、植物油(小麦胚芽油
、紅花油、ゴマ油等)等が挙げられる。
本発明に使用する肝油軟カプセルの皮膜物質は特に限定
的ではないが、好適なものは(A)ゼラチン、(B)水
溶性多価アルコールまたはその水溶性誘導体をゲル化処
理して得られる。
的ではないが、好適なものは(A)ゼラチン、(B)水
溶性多価アルコールまたはその水溶性誘導体をゲル化処
理して得られる。
水溶性多価アルコールまたはその水溶性誘導体の例とし
ては、グリセリン、ポリグリレリン、ソルビット、■チ
レングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、酸化エチレン
−酸化プロピレン共重合体、オリゴザツカライド、シュ
ガーエステル、グリセリド、ソルビタンエステル類が挙
げられる。
ては、グリセリン、ポリグリレリン、ソルビット、■チ
レングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、酸化エチレン
−酸化プロピレン共重合体、オリゴザツカライド、シュ
ガーエステル、グリセリド、ソルビタンエステル類が挙
げられる。
肝油軟カプセルの材料内のゼラチンおよび水溶性多価ア
ルコールまたはその水溶性誘導体は、従来のカプセルの
製造に用いられるグレードのものをそのまま使用すれば
よい。
ルコールまたはその水溶性誘導体は、従来のカプセルの
製造に用いられるグレードのものをそのまま使用すれば
よい。
通常、ゼラチンの使用量はカプセル皮膜総重量の60〜
90M量%、また水溶性多価アルコールまたはその水溶
性誘導体の使用量は皮膜総重量の5〜40重量%、好ま
しくは10〜30重量%である。
90M量%、また水溶性多価アルコールまたはその水溶
性誘導体の使用量は皮膜総重量の5〜40重量%、好ま
しくは10〜30重量%である。
肝油軟2Jプセルの調製は、先ずゼラチンと水溶性多価
アルコールまたはその水溶性誘導体を前記の割合で配合
し、これで被カプセル化物質である肝油にリン脂質を添
加した内容物を被覆して肝油カプセルを製造する。この
ような軟カプセルは、従来公知の軟カプセル製造法に従
って製造すればよい。得られた軟カプセルは乾燥し、洗
浄することによって本発明の肝油軟カプセルを得る。肝
油軟カプセルの粒径は封入する内容物や容器により適宜
替えてもよいが、一般的には0.8〜10mm。
アルコールまたはその水溶性誘導体を前記の割合で配合
し、これで被カプセル化物質である肝油にリン脂質を添
加した内容物を被覆して肝油カプセルを製造する。この
ような軟カプセルは、従来公知の軟カプセル製造法に従
って製造すればよい。得られた軟カプセルは乾燥し、洗
浄することによって本発明の肝油軟カプセルを得る。肝
油軟カプセルの粒径は封入する内容物や容器により適宜
替えてもよいが、一般的には0.8〜10mm。
好ましくは3〜8mmの範囲である。
本発明の肝油軟カプセルは皮膜の経時変化が、従来の肝
油軟カプセルでは50℃の条件下で10日間ぐらいしか
もたないのが、同じ条件であっても50日紅っでも皮膜
の溶解性は一向に変化しない。
油軟カプセルでは50℃の条件下で10日間ぐらいしか
もたないのが、同じ条件であっても50日紅っでも皮膜
の溶解性は一向に変化しない。
本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
支i九二
以下の処方を用いて肝油軟カプセルを製造した。
■11肛L 重量%
肝 油 97
大豆レシチン 3
支1iが @@笈
ゼラチン 8゜
D−ソルビット 2゜
製造装置は従来のシームレス軟カプセル製造装置を用い
た。1ηられた軟カプセルの粒径は7II1m1重量は
180mc+(内容物140111(1)であった。
た。1ηられた軟カプセルの粒径は7II1m1重量は
180mc+(内容物140111(1)であった。
得られたカプセルをガラス瓶に入れ、密封して50℃に
放置した(日本薬局方崩壊試験に従って5− 行なった)。結果を表−1に示す。
放置した(日本薬局方崩壊試験に従って5− 行なった)。結果を表−1に示す。
比較のため、肝油に大豆レシチンを含まない従来の肝油
カプセルを同様の方法で製造し試験を行なった。結果を
表−1に示す。
カプセルを同様の方法で製造し試験を行なった。結果を
表−1に示す。
従来の肝油カプセルは10日間位で崩壊しなくなったが
、改良品は同じ条件でも50日経っても皮膜の溶解性は
一向に変化していない。
、改良品は同じ条件でも50日経っても皮膜の溶解性は
一向に変化していない。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、肝油にリン脂質を添加した内容物を含有する肝油軟
カプセル。 2、リン脂質の添加量が肝油に対して0.05重量%以
上である第1項記載の肝油軟カプセル。 3、リン脂質の添加量が肝油に対して0.1〜1.0重
量%である第1項記載の肝油軟カプセル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59018911A JPS60163819A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 肝油軟カプセル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59018911A JPS60163819A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 肝油軟カプセル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60163819A true JPS60163819A (ja) | 1985-08-26 |
Family
ID=11984786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59018911A Pending JPS60163819A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 肝油軟カプセル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60163819A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0356423A (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-12 | Ss Pharmaceut Co Ltd | 軟カプセル剤 |
US5376381A (en) * | 1988-02-25 | 1994-12-27 | The Liposome Company, Inc. | Integrity protected gelatin |
JP2015199698A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-12 | 株式会社ファンケル | シームレスカプセル |
-
1984
- 1984-02-04 JP JP59018911A patent/JPS60163819A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5376381A (en) * | 1988-02-25 | 1994-12-27 | The Liposome Company, Inc. | Integrity protected gelatin |
JPH0356423A (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-12 | Ss Pharmaceut Co Ltd | 軟カプセル剤 |
JP2015199698A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-12 | 株式会社ファンケル | シームレスカプセル |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7799340B2 (en) | Pharmaceutical compositions for lipophilic drugs | |
KR100956404B1 (ko) | 연질캡슐제 | |
KR930008955B1 (ko) | 비타민류, 식이요법용 보충물등을 함유하는 연질젤용 에탄올 충전제제 | |
US5428026A (en) | Liposoluble antioxidant mixture | |
KR910000655B1 (ko) | 신규 형태의 연질캡슐 제조방법 | |
CN101801416A (zh) | 无缝胶囊 | |
CZ290314B6 (cs) | Kapalinou plněná měkká ľelatinová kapsle a způsob její výroby | |
JP5421674B2 (ja) | ソフトカプセル用乳化組成物及びソフトカプセル剤 | |
JPS5813508A (ja) | ポリグリセロール飽和脂肪酸エステルを含む経口薬剤組成物 | |
JP2012180337A (ja) | 自己乳化製剤 | |
US20220008296A1 (en) | Capsule formulation | |
JP7184633B2 (ja) | レチノール内包リポソーム | |
US5175002A (en) | Amantadine hydrochloride syspension with enhanced dissolution characteristics for use in soft gelatin capsules | |
JPS60163819A (ja) | 肝油軟カプセル | |
JP5738721B2 (ja) | ソフトカプセル製剤及びその製造方法 | |
JP4339334B2 (ja) | 抗酸化性を付与した油性物質、その製造法および油性物質の酸化防止方法 | |
US5456746A (en) | Hard film composition for capsules | |
JPS60192547A (ja) | 可食性液状配合油 | |
EP2752202B1 (en) | Soft capsule pharmaceutical preparation, composition for soft capsule pharmaceutical preparation, and method for producing soft capsule pharmaceutical preparation | |
JP4599604B2 (ja) | 生体活性のリン脂質含有成分を含有するマトリックス | |
JP3969652B2 (ja) | カロテノイド含有パウダーの製造方法 | |
JPH06279467A (ja) | リン脂質組成物 | |
TW202021622A (zh) | 脂質體、組成物以及脂質體製造方法 | |
US5275821A (en) | Amantadine hydrochloride suspension with enhanced dissolution characteristics for use in soft gelatin capsules | |
JP3640005B2 (ja) | ソフトカプセル用皮膜 |