JPS601618Y2 - 筆記具ケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はカラーペン・万年筆・ボールペンなど複数本の筆
記具を収納して携帯するに用いる筆記具ケースに係り、
筆立てとしても兼用できる便利なものを提供することを
目的とする。

図の一実施例に基づいて説明すると、本案は軟質合成樹
脂シート等の軟質材シートを素材にして、これをカラー
ペン等収納するべき筆記具Ｐの長さ寸法の略１１１２強
の長さ寸法を有する縦長のシート片に裁断してベースシ
ート１とする。

ベースシート１の幅寸法は収納すべき筆記具Ｐの本数に
より適宜に決定する。

そして上記ベースシート１の内面の下側路１／３領域面
に該領域面と略同形の軟質シート２を重ね、そのシート
２の上辺２１を除く他の３辺をベースシート１に一体に
結合させて筆記具差込み収納用の第１のポケット部３を
構成する。

本例は軟質合成樹脂シートをベースシート１とし、同村
のシートを上記ポケット構成用シート２として用い、該
シート２をウエルダ溶着法によりベースシート１に結合
させである。

２２はそのウエルダ溶着線を示す。

又ベースシート１の内面又は外面の中央部略１１３領域
面に該領域面と略同形の軟質シート４を重ねそのシート
４の一辺を除く他の３辺をベースシート１に一体に結合
させて補強板差込み用の第２のポケット部５を構成する
。

本例は該ポケット構成用シート４としてベースシート１
と同じ軟質合成樹脂シートを用いそのシート４をベース
シート１の内面側に下辺４１を除く他の３辺をウエルダ
溶着４２して取付けたものを示す。

シート４の上辺又は左辺或は右辺を開放辺としてもよい
。

又シート４ベースシート１の外面側に取付けて該ポケッ
ト部をベースシートの外側に設けてもよい。

そして該ポケット部５内に開放辺４１の口からポケット
と略同形の厚紙等腰の強い補強板１０を差し入れること
によりベースシート１の該ポケット構成部、即ちベース
シート１の中央路１ｎ領域面を剛板化する。

又ベースシート１の上側路１ｈ領領域分は蓋片６として
利用するもので、これを蓋として上記第２のポケット部
５の上辺を境にベースシート内側即ち第１ポケツト３に
向って折返し第３図のように蓋閉じ状態にしたときの該
蓋片６の先端側内面と第１ポケツト３のポケットシート
２外面との相互型なり対向面に夫々蓋止め用の対向止め
具７゜８を設ける。

図示例はその止め具７，８として雌・雄ホックを用いた
。

又第１ポケット部３、第２ポケット部５、蓋片６の３部
分を互に第４図のように３角柱の３面を構成するように
各境界部を境にしてベースシート外面側に折曲げたとき
蓋片６の先端部と第１のポケット部３の下辺側とを結合
すべく、蓋片６に設けられた前記止め具７と結合する止
め具９をベースシート１の外面側下辺近傍面に設ける。

本案は以上の構造を特徴とするもので、第１゜２図の蓋
開き状態に於て第１ポケツト３内に開放上辺２１の口か
ら筆記具Ｐを差し込んで収納し、蓋６を第３図のように
閉じ、止め具７，８を係合させることにより蓋を止め携
帯する。

この場合ケース体は軟質シート材製であるけれども第２
ポケツト５内の補強板１０の剛性により筆記具Ｐを収納
したケース全体は偏平の状態が保持され筆記具Ｐはポケ
ット３内に安定に保持される。

そして筆記具使用時は蓋止め具７，８の係合を外して蓋
６を開き、筆記具Ｐを差し込んである第１ポケット部３
に対して第２ポケット部５及び蓋部６を各部３．５．６
の境界部を境にしてベースシート１の外面側に第４図示
のように各部３゜５．６が互に３角柱の３面を構成する
如く折曲げ、蓋６側の止め具７と第１ポケツト背面側の
止め具９とを係合させる。

これにより各部３，５゜６を３面とする３角柱体が構成
されるから、蓋６の部分を底面として机等に載せると補
強板１０を収納した第２のポケット５部分が支えとなっ
て安定に座り、収納した筆記具Ｐの上半部が第１ポケツ
ト３の口から突出した筆立て状態となり、必要な筆記具
を取出し易く、又納め易い。

以上のように本案の筆記具携帯ケースは筆立てとしても
兼用できるので極めて便利である。

又第２のポケット５はメモ用紙などの収納場所として利
用でき便利である。

又構造が全体に簡単であり、安価な軟質合成樹脂シート
を素材にすることができるから軽量・コンパクトで体裁
のよいものを安価に量産することができる。

又素材シート全体或いは第２ポケツト５を構成するシー
ト４を透明なものにし、該第２ポケツト５に収容する補
強板１０面に商標・会社名・装飾模様等を印刷すること
によりそれ等の表示が透けて見えるので、多数社からの
注文に対してもそれ等の注文主に応じた表示を印刷した
補強板１０を用意するだけで十分に対応できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は蓋を開いた状態の平面図、第２図は第１図■−
■線断面図、第３図は蓋閉じ状態の斜面図、第４図は筆
立て状態の斜面図。 １はベースシート、３は第１ポケット部、５は第２ポケ
ット部、７は蓋部、１０は補強板、Ｐは筆記具。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 カラーペン等筆記具Ｐの長さ寸法の略１１／２強の長さ
   寸法を有する縦長の軟質材製ベースシート１、 該ベースシート内面の下側路１／３領域面に、該領域面
   と略同形の軟質シート２を重ねそのシート２の上辺２１
   を除く他の３辺をベースシート１に一体に結合２２させ
   て構成した筆記具差込み用の第１のポケット部３、 該ベースシート１の内面又は外面の中央部略１１３領域
   面に、該領域面と略同形の軟質シート４を重ねそのシー
   ト４の一辺４１を除く他の３辺をベースシート１に一体
   に結合４２させて構成した第２のポケット部５、 該第２のポケット部５に差込んだ補強板１０、該ベース
   シート１の上側路１／３領域部を蓋片６として上記第２
   のポケット部５の上辺を境にベースシート内側に折返し
   たときの該蓋片６の先端側内面と第１のポケット部３の
   ポケットシート２外面との相互型なり対向面に互に対向
   させて設けた蓋止め具７，８、 第１のポケット部３、第２のポケット部５、蓋片６を互
   に３角柱の３面を構成するように各境界部を境にしてベ
   ースシート外面側に折曲げたとき蓋片６の先端部と第１
   のポケット部３の下辺側とを結合すべくベースシート外
   面の下辺近傍に設けられ、前記蓋片６に設けた止め具７
   と係合する止め具９、 とから成る筆記具ケース。