JPS601618B2 - 色彩写真材料 - Google Patents

色彩写真材料

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JPS601618B2
JPS601618B2 JP51023742A JP2374276A JPS601618B2 JP S601618 B2 JPS601618 B2 JP S601618B2 JP 51023742 A JP51023742 A JP 51023742A JP 2374276 A JP2374276 A JP 2374276A JP S601618 B2 JPS601618 B2 JP S601618B2
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dir
compound
thioether
compounds
silver halide
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エルヴイン・ランツ
ベルンハルト・モルヒエル
ハインツ―デイ―テル・シユーツ
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Agfa Gevaert AG
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Agfa Gevaert AG
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Publication of JPS601618B2 publication Critical patent/JPS601618B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/305Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
    • G03C7/30594Combination of substances liberating photographically active agents

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、可視スペクトルの複数の異なった部分領域に
増感された複数のハロゲン化銀乳剤層を含有する色彩写
真材料に関する。 ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1つのセンシトメトリ
−性(sens正ometrbpropemes)に影
響を与える‘こは、該色彩写真材料は、発色現像剤酸化
生成物との反応の結果としてハロゲン化銀の現像を抑制
する拡散性物質を放出し得る非拡散性化合物を含有する
。 いくつかの公知の方法が、センシトメトリ−性、特に個
々のハロゲン化銀乳剤層の階調曲線(gradatbn
curves)の形に影響を与える。 たとえば、1つまたはそれ以上のパラメーターたとえば
化学的組成、ハロゲン化銀粒子の結晶および構造、平均
粒子の寸法および粒子寸法の分布において相互に異なる
種々の乳剤を混合することが可能である。この方法によ
って特定の形の階調曲線を得るには、多数の基本的な乳
剤からの選択が可能であることが必要で、このことは保
管されるべき乳剤の広範な選択を必要とする。もう1つ
の方法は、発色剤に対する銀の割合を適当に調節するこ
とからなるが、この方法は、たとえば粒子の粗さがある
限界を越えてはならないという事実によって制限される
。 もちろん、階調曲線の形は、現像プロセスの性質によっ
ても作用されるが、現像プロセスは、しばいま標準化さ
れているものであり変更されるべきでないのでこの方法
は実際的な解決を与えない。 階調曲線の形は、ハロゲン化銀の現像を抑制し得る拡散
性物質が発色現像プロセスによって放出される化合物を
使用することによっても変えられることが公知である。 これらの化合物は、DIR発色剤〔DIR=現像抑制剤
放出(DevelopmentinhibitorRe
leasing)〕の名称で知られており、たとえば英
国特許第953454号に言己致されている。これらは
、通常、カップリング位置に、カップリングにおいて離
れてハロゲン化銀の現像を抑制する拡散性化合物を形成
する(同時に残りの発色剤の部分が染料を形成する)置
換基を有している発色剤である。露光された材料が現像
されると、抑制性物質は、現像が最も進行した画像の領
域で最多量放出されしたがって抑制は該領域で最も強力
である。この全体的な結果は、階調曲線の平坦化すなわ
ち階調の減少である。DIR発色剤を使用したとき得ら
れる他の有利な成果は微細な色彩粒子およびインタ像効
果(;nにr−imageeffect)への制御され
た影響である。基本的に同じ効果が、たとえば米国特許
第3632345号に示されるいわゆるDIR化合物に
よっても達成される。 前者のDIR発色剤とは対照的に、これらのDIR化合
物は、発色剤ではない。これらのDIR化合物は永久的
な染料を与えないので、色彩像の形成に寄与しなく、そ
の適用において特に多面的であり、すなわち異なった部
分色彩層に対し異なったDIR化合物を使用する必要が
ない。ドイツ国特許公開明細書2359295号のDI
R化合物は、同じ原理に基づいている。特別に示さない
限り、以下の説明では、用語”DIR化合物″は、永久
的な染料を形成しない前記の侠義のDIR化合物ばかり
でなくDIR発色剤をも意味する(すなわち用語”DI
R化合物″は、発色現像剤酸化生成物と反応してハロゲ
ン化銀の現像を抑制する拡散性有機物質を放出する化合
物を意味する。)。このようなDIR化合物を使用して
極めて特別な態様でハロゲン化銀乳剤の階調曲線の形に
影響を与えることを所望するなら、所望の結果を得るた
めその反応性において特に適当なものを選択し得るよう
にDIR化合物の幅広い選択を可能とさせることが必要
である。本発明の目的は、与えられたハロゲン化銀乳剤
から出発して、極めて単純な手段でセンシトメトリ−性
、特に階調曲線の形を、現像条件または写真層のパラメ
ーターたとえば発色剤の銀に対する比または混合乳剤の
場合は基本的な乳剤の性質または混合される乳剤の割合
に変化を与えずに、制御および作用を与え得ること、そ
してこれを特に在庫の多量の種類のDIR化合物を保持
することなく達成することを目的とする。 本発明に従えば、この問題は、後記の如き特別な態様で
その相対的反応速度定数(Keff)が相互に異なる2
種類のDIR化合物を使用するか、または同一DIR化
合物から作られた2種の分散液を使用することによって
解決される。 したがって本発明は、発色現像薬の酸化生成物とのカッ
プリング反応の際にその結果としてハロゲン化銀現像抑
制作用を有する拡散性メルカプト化合物を放出し得る少
なくとも1種の非拡散性チオェーテルDIR化合物を添
加した少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層を有
する写真記録材料において、少なくとも1つのハロゲン
化銀乳剤層に、同一チオェーテルDIR化合物の第1分
散液と第2分散液とを添加するか、あるいは同一のメル
カブタン化合物を放出し得る第1チオェーテルDIR化
合物と第2チオェーテルDIR化合物とを添加し、前者
の場合には、前記の第1分散液と第2分散液とは相対的
反応速度定数(Keff)が相互に1.5倍以上異なる
ものであり、後者の場合には、前記の第1チオェーテル
DIR化合物と第2チオェーテルDIR化合物とは相対
的反応速度定数(Keff)が相互に1.5倍以上異な
るものであることを特徴とする写真記録材料に関するも
のである。 記載の簡略化のために、以下の記載では、前記の相対的
反応速度定数で表わされる反応性のことを単に“反応性
”と略称する。階調曲線の形は、異なる反応度のDIR
化合物によってさまざまに変化し得ることが確認された
。 このことは、与えられたハロゲン化銀乳剤層の階調曲線
を評価するとき曲線が第1のセクションと第2のセクシ
ョンとに再分される場合、および2つのセクションに対
し得られる階調値〔gradat℃nvalues(y
,、y2 )〕が別々に記録される場合、に特に明らか
となる。 y,は、階調曲線の下方黒化度部分(lowerden
shypa九)である。2つの階調値は、使用ハロゲン
化銀乳剤に依存して相互にかなり異なってもよくあるい
は同じであってもよく、そしてy2は、y,より大きく
もあるいは小さくもなり得る。 高反応性のDIR化合物が使用されると、y2 は、y
,より非常に大きくなり得、すなわち階調曲線の第1の
セクションが比較的に平坦でそして第2のセクションが
比較的に急勾配となる(言い換えれば曲線は、いく分は
っきりした弛みを有する)。低反応性のDIR化合物が
、同じ乳剤に使用されると、y2は、対応するy,値よ
り僅かに大きいかまたは等しいかまたは僅かに小さくな
り得る。弛みは、減少されるかあるいは逆に凸形にすら
なり得る。したがって階調曲線は、全体としてより平坦
となり、より真直ぐとなる。異なった反応性のDIR化
合物のさまざまな量を添加してある各ハロゲン化銀乳剤
層を比較すると、y,が同じなら、より反応性であるD
IR化合物を含有する層が、より高いy2値を有するこ
とが確認されている。逆に、y2値が同等なら、反応性
の低いDIR化合物を含有する層が、より高いy,値を
有する。もちろん、階調曲線は、転移的な形に調節され
得るが、このことは、異なる反応性のDIR化合物の広
い範囲の入手を必要とする。本発明に従えば、異なる反
応性の少なくとも2種類のDIR化合物が使用される。 このような2種類のDIR化合物によっても、個々のD
IR化合物を刻々に使って得られる値の中間の値へ、階
調曲線を調節することが可能である。しかしながら前記
の方法とは対照的に、この方法は、原則として、異なる
反応性の2つのDIR化合物だけを必要とし、そして簡
単な慣用の試験により容易に測定され得る適当な割合に
DIR化合物を混合することにより階調の所望の形を得
ることが可能である。したがって、本発明に従う教示の
利点は、非常に限定された数のDIR化合物、厳密にい
えば異なる反応性の僅か2種類のDIR化合物を使用す
ることによって、類別化した反応性を有する多量の入手
可能なDIR化合物から選択される1種の単独DIR化
合物を使用して得られる場合と同じ変化の階調の形を得
ることが可能である。本発明に従えば、異なる反応性の
DIR化合物を混合することは、平均反応性を有する組
合せを生みだし、この平均反応性はこれと同じ反応性の
単独のDIR化合物に匹敵するが、得られる組合せは、
反応速度定数kを考慮するとき理解されるように、DI
R化合物の単独使用の場合とは異なる或顕著な特色を有
する。単独のDIRが使用される場合、得られる現像酸
化生成物の量をほぼ一定と仮定すれば、単位時間当りに
生成する現像抑制剤の量は、DIR化合物の濃度および
DIR化合物の反応速度定数に実質的に比例する。反応
に対し有効なDIR化合物の量は、特にDIR化合物が
高反応性で反応の進行と共に連続的に減少するなら、限
定される。現像抑制剤の生成は、結果的に遅くなり、し
かも反応速度定数が高くなればなるほどすなわちDIR
化合物がより高反応性であればあるほど、急に遅くなる
。異なる反応性の2種類のDIR化合物の組合せが使用
されると、“平均反応速度定数’’が得られ、これはD
IR化合物が混合される比に依存する。この平均定数は
、実際上は一定でなく厳密には反応の始めに対してのみ
あてはまる。反応が進行すると、2つの化合物の比は、
反応性の低いDIR化合物が多く残る比に漸次移動する
。その理由は、より高い反応性の化合物が、その高い反
応性に起因してより急速に消耗されるからである。した
がって、“平均反応速度定数”も、変化し、反応性の低
いDIR化合物の反応速度定数k‘こ潮返し、しかも、
組合せて使用された各DIR化合物間の反応性の差が大
きいほど、より急速に近づく。ここでは本発明に従って
達成される効果を概説するためにのみ記載したものであ
り、科学的に厳密に述べたものではない。この説明は、
本発明を何ら制限するものではない。原則として、ここ
で使用されるDIR化合物は、写真材料の層の中に耐拡
散性形態で組み入れられ得、かつ発色現像剤酸化生成物
との反応の結果として、ハロゲン化銀の現像を抑制し得
る拡散性物質を放出する化合物である。 このようなDIR化合物には、前記したたとえば英国特
許第953454号に示されるDIR発色剤、および米
国特許第3632345号および独国特許公開明細書第
2359295号に従うDIR化合物の両がある。本発
明の目的に適する他のDIR化合物は、独国特許出願P
2448063.5、同P2502892.6および同
P2540959.0を構成している。放出された現像
抑制剤は、たとえばペンゾトリアゾールのような榎素環
化合物であり得、好ましくは、抑制メルカプト基を含有
する化合物である。したがって好ましいDIR化合物は
、分子中の反応位置にチオェーテル置換基を有し、発色
現像剤酸化生成物との反応の結果この置換基を拡散性メ
ルカプト化合物として放出するチオェーテル化合物であ
る。この反応は、通常、置換反応であり、この反応で放
出された抑制剤基(仇hib正orgroup)は、発
色現像剤酸化生成物の基で置換される。しかしながら、
発色現像剤酸化生成物による酸化の結果として、すなわ
ち電子の移動の結果として、アルカリ性現像剤の作用下
で分裂して抑制剤を放出する化合物も同様に適当である
。この種類の化合物は、たとえば、独国特許公報明細書
第122938y号‘こ示されている。この最後に示し
た抑制剤を放出する化合物は、発色剤を必ずしも必要と
しなく、ヒドロキノン、Nーメチルーアミノフエノール
または1−フエニル−3−ピラゾリドンのような慣用の
黒白現像剤によって達成されることが明白である。DI
R化合物は、それ自体、写真材料の層の中へ拡散し得な
いことが望ましい。 したがってこれらのDIR化合物は、拡散抵抗を与える
基を有しているか、または該DIR化合物は、該DIR
化合物が組込まれている形態において不溶性で、層がつ
くられて写真材料が生成されるときまたは現像が行なわ
れるとき拡散が不可能となるようになっている。拡散抵
抗を与えるとみなされ得る基は、本発明に従う化合物が
、写真材料に通常使用される親水性コロイド中で拡散抵
抗形態で組込まれることを可能とする基である。 通常、直鎖または枝分れ鎖脂肪族基を含有し、かつィソ
環式または複素環式芳香族基を含有し得る有機基がこの
目的のために特に適する。これらの基の脂肪族基の部分
は、通常、8ないし2の固の炭素原子を含有する。これ
らの基は、分子の残りの部分に直接または間接的に、た
とえば、一NHCO−、一NHS02−、一NR−(R
は、水素またはアルキル)、一○−または一S−結合を
介して結合している。加えて、拡散抵抗を与える基は、
また、水可溶性化基たとえば、陰イオンの形態で存在し
得るカルボキシル基またはスルホン基を含有していても
よい。本発明に従って使用される2つのDIR化合物は
、相対的反応速度定数(Keff)が相互に1.5音以
上異なるべきである。 反応速度定数は、この反応性に対する目安である。反応
速度定数の絶対値は、重要でない、なぜなら効果は、相
互の2つのDIR化合物のk−値の関係に依存するから
である。したがって、相対的なk−値を定めれば十分で
あり、発色剤すなわちDIR化合物のうちの1つのk−
値は、基準値として任意に選択され得る。よって、相対
的な速度定数を定め得るいずれの方法も、k一値を定め
るために使用され得る。そのような一方法は、たとえば
、J.Eg袋rs著、、、Mitにilungen a
uS den ForSChungSlaborato
rienderAざa″ にverkusenMunc
hen、第m巻、第81頁以下(1961年版)に記載
されている。この方法は、主に、発色剤の相対的カップ
リング速度を測定するために考案されたものであるが、
この方法は、発色剤が標準物質すなわち参照物質として
使用されるなら無色のカップリング物質の相対的反応速
度定数を定めるためにも使用され得る。発色剤から生ず
る染料の消滅の減少は、有効な発色現像剤酸化生成物に
対する発色剤と競合する無色のカップリング物質の反応
速度の目安である。本発明に従って影響される階調曲線
の形は、2っのDIR化合物が相互にある範囲で競合関
係にあるという事実によって顕著に定められる。したが
って、得られる曲線は、DIR化合物が分散される方法
によってより影響される。公知の方法のうちの1つで測
定された相対的反応速度定数は、DIR化合物が分散さ
れる方法に依存して与えられたDIR化合物に対し異な
った値をとり得るということが確認されている。1つの
同じDIR化合物が、いわゆるカップラー溶剤またはオ
イルフオ−マーを使用して水性アルカリ性溶液または乳
剤の形態のいずれかで使用され得る。 疎水性DIR化合物は、低沸点有機溶剤の助けにより得
られる水性懸濁液の形態で使用されてもよく、あるいは
、前記の乳剤の形態で使用されてもよい。さらに、乳剤
のk−値は、溶剤(オイルフオーマー)の性質と量とに
、および湿潤剤の性質と液滴の大きさとに依存し得る。
したがって、本発明の目的に対するDIR化合物の適性
を測定するときは、評価基準として、与えられた分散形
態にあるDIR化合物の前記の相対的反応速度定数すな
わち有効反応速度定数(Keff)を使うことが望まし
い。したがってDIR化合物の相対的反応速度が測定さ
れる場合、化合物は、色彩写真材料中で使用されるとき
と同じ分散形態であらねばならない。本発明に従えば、
組合せられるべき2種のDIR化合物のKeff値は、
相互に1.5倍以上異なるべきである。この規定範囲の
上限を定めることは難かしい。原則として、調節され得
る階調の形の多様性は、2つのDIR化合物がその反応
性においてより異なるならば、すなわちそれらの相対的
反応速度定数の差が大きければ大きいほど、大きくなる
。一方、より反応性の低いDIR化合物として使用され
る化合物1なし、し1粉ごの有効な比較的短い現像時間
内では意味を有するほどには反応には関与しないという
ような極端に低い反応速度を有するものであってはなら
ない。実際には、KeH値の差が10の音以上であるこ
とはまれであり、2なし、し2M音であることが最も好
ましい。Keff値は、DIR化合物が分散されている
形態によって影響され得るので、当然、本発明に従えば
、単に1種類のDIR化合物を2つの異なった分散形態
で使用し、これら2つの分散液のKeff値を相互に1
.5音以上異なるようにし、かつ分散物が十分安定に、
仕上げられた写真層中で保たれるようにするという条件
で使用されてもよい。 DIR化合物が組合せで使用される割合は、広い限界内
で変わり得る。階調の特定の形を得るための最適割合は
、簡単な慣用の試験によって容易に測定され得る。組合
せは、通常、一方のDIR化合物を、他方のDIR化合
物の量の1なし、し1ぴ音となるように含んでいる。発
色剤が存在するなら、これは、好ましくは、DIR化合
物と同程度の反応性を有すべきである。 より反応性のDIR化合物は、好ましくは、発色剤より
僅かにより反応性であり、反応性の低いDIR化合物は
、好ましくは、発色剤より僅かに低い反応性である。本
発明は、原則として、発色剤または他の色彩生成化合物
の存在の有無に関係なく、ハロゲン化銀乳剤の階調曲線
の形を調節するのに適する。 もちろん、本発明は、全くの黒白ハロゲン化銀乳剤にも
適用され得る。しかしながら、現像は、DIR化合物と
酸化された形態で反応し得る現像剤化合物、たとえば通
常、第一アミノ基を含有するpーフェニレンジアミン誘
導体である発色現像剤物質によって行なわれることが必
要とされる。しかしながら、本発明は、詳細には色彩写
真材料、特に、発色剤を含有し色原体現像(devel
opedchromo袋nにally)される色彩写真
材料に適する。 本発明は、また、染料拡散プロセスにも適用され得、そ
の理由は、これらのプロセスで本発明は、ハロゲン化銀
乳剤層の階調曲線を変えるのに有益であり得るからであ
る。通常のハロゲン化銀乳剤が、本発明に適する。 これらの乳剤中に含まれるハロゲン化銀は、塩化銀、臭
化銀またはこれらの混合物で所望に応じて臭化銀含量を
20モル%まで含むようにしたものである。全ての種類
のハロゲン化銀乳剤が通し、たとえば、均質分散乳剤、
不均質分散乳剤、均質または構造化された粒子を有する
乳剤に適する。変換された乳剤(converにdem
ulsbns)、たとえば、銀化合物が、より不瀞性の
ハロゲン化銀に部分的あるいは完全に変換される前に、
より高い水溶性銀塩としてまず沈殿させられる銀化合物
から得られる乳剤(たとえば米国特許第2592250
号)は、乳剤中で、ハロゲン化銀粒子が、化学的組成ま
たは増感の度合が相互に異なる芯(cove)と外被(
envelope)とからなっている乳剤と同様に適す
る。慣用のネガ乳剤(negativeem山sion
s)またはかぶり済直接ポジ乳剤(fog鞍ddbec
tposhiveem山sions)または未かぶり済
直接ポジ乳剤も使用され得る。写真乳剤層に使用される
結合剤(バインダー)は、好ましくは、ゼラチンである
が、他の天然または合成の結合剤によって部分的にまた
は完全に置き代えてもよい。 適当な天然の結合剤には、たとえば、アルギン酸および
その誘導体たとえばその塩、ェステルまたはアミド、セ
ルロース誘導体たとえばカルボキシメチルセルロース、
アルキルセルロースたとえばヒドロキシメチルセルロー
ス、殿粉またはその誘導体たとえばそのエーテルまたは
ェステル、またはカラゲネート(cara鱒nates
)がある。 適当な合成結合剤には、ポリビニルアルコール、部分鹸
化されたポリビニルアセテート、ポリビニルピロリドン
などがある。乳剤は、また「化学的な熟成段階において
、ァIJルィソチオシアネート、アリルチオ尿素、チオ
スルホン酸ナトリウムなどの硫黄化合物の添加によって
化学的に増感されてもよい。 還元剤たとえばベルギー国特許明細書第493464号
および同第568687号に示される錫化合物、ポリア
ミンたとえばジエチレントリアミンまたはアミノメタン
スルフィン酸誘導体たとえばベルギー国特許明細書第5
47323号に示されるものも、化学的増感剤として使
用され得る。貴金属たとえば金、白金、パラジウム、イ
リジウム、ルテニウムまたはロジウム、およびこれら金
属の塩も適当な化学的増感剤である。 化学的増感 の こ の 方 法 は 、 R.Kos
lo眺ky 、ZWSs.Phot.46、65〜72
(1951)の論文に記載されている。乳剤は、また、
ポリアルキレンオキシド誘導体たとえば、分子量100
0なし、し20000のポリエチレンオキシド、または
、アルキレンオキシドと、脂肪族アルコール、グリコー
ルまたはへキシトールの環状脱水生成物との縮合生成物
、アルキル−置換フェノール、脂肪族カルボン酸、脂肪
族ァミン、脂肪族ジアミンおよびアミドもこよって増感
され得る。 該縮合生成物は、少なくとも700、好ましくは100
0以上の分子量を有する。これらの増感剤は、当然、紙
合せてベルギー国特許明細書第537278号および英
国特許明細書第727982号‘こ示されるように特別
の効果を生ずるようにしてもよい。乳剤は、また、たと
えば通常のモノメチンまたはポリメチン染料たとえば酸
性または塩基性シアニン、ヘミシアニン、ストレプトシ
アニン、メロシアニン、オキソノール、ヘミオキソノー
ル、スチリル染料など、三核(trinuclear)
または多核メチン染料、たとえばロダシアニンまたはネ
オシアニンによってスペクトル増感され得る。 この種の増感剤は、たとえばF.M.Hamerによる
−TheCyanme Dyes and Relat
ed Compoun船 ″(1964)、1nter
SC艦nCe Pub1iSherS John Wi
1eyandSonsに記載されている。乳剤は、通常
の安定剤、たとえば芳香環または複素環を含有する水銀
の塩化合物または筆極性化合物、たとえばメルカプトト
リアゾール、単純な水銀塩、スルホニウム水銀複塩およ
びその他の水銀化合物を含み得る。 アザィンジン(azaindines)も、適当な安定
剤であり、特にテトラ−またはペンタアザィンジン、特
にヒドロキシル基またはァミノ基で置換されたものが挙
げられる。 この種類の化合物は、Birr、Z.Wiss、Pho
t.47、2〜27(1972)の論文に記載されてい
る。その他の適当な安定剤には、榎素環式メルカプト化
合物、たとえばフェニルメルカプトテトラゾール、第四
ペンゾチアゾール譲導体、ベンゾトリアゾールなどがあ
る。乳剤は、通常の方法で、たとえば、ムコフロム酸の
ようなカルボキシル基を含有するハロゲン化アルデヒド
またはホルムアルデヒド、ジケトン、メタンスルホン酸
ェステル、ジアルデヒド、カルボジイミド、カルバモィ
ルピリジニウム塩(たとえば独国特許公開明細書第22
45635号)およびカルバモイルオキシピリジニウム
塩(たとえば独国特許公開明細書第2408814号)
によって硬化され得る。 前記したように、本発明は、特に色彩写真材料に通し、
色原体現像プロセス(chmmo袋nにdevelop
mentprocess)により現像されかつさまざま
な像染料を生成するように非拡散発色剤を含有する色彩
写真材料に特に適する。 これらの材料は、通常、透明なまたは不透明な層支持体
上に少なくとも3つの感光性ハロゲン化銀乳剤層を合み
、これら乳剤層のそれぞれは、可視スペクトルの異なる
1/3からの光に特に鋭敏である。層の1つは、特に青
色光に感光し、他の1つは緑色光に、もう1つは赤色光
に感光する。これらの層のそれぞれは、関連された非拡
散性発色剤を有し、本発明に従えば、これらの層の少な
くとも1つは、より反応性の高いDIR化合物とより反
応性の低いDIR化合物との組合せに関連されている。
用語い関連″およびい関連された″は、ハロゲン化銀乳
剤とDIR化合物との配置、またはハロゲン化銀乳剤と
発色剤との配置を「相互関係において、乳剤と化合物と
が、相互作用し得て、生ずる銀画像、生ずる染料画像と
、放出された現像抑制剤の画像様分布との間の画像様の
一致を可能となすことを意味する。この関連を得るため
、DIR化合物と発色剤の両者は、ハロゲン化銀乳剤層
中またはこれらに隣接するバインダー層中に配置され得
る。しかしながら、発色剤およびDIR化合物は、かな
らずしも同じ層中に位置させる必要はない。現像抑制剤
を放出する非拡散性化合物および非拡散性発色剤の両者
は、通常の公知の方法により非感光性のバインダーの隣
接層のための流延溶液(cast三ngsolutio
n)へ、または感光性ハロゲン化銀乳剤へ添加される。 化合物が水またはアルカリに可溶な場合、該化合物は、
所望の場合、エタノール、アセトン、またはジメチルホ
ルムアミドのような水と混和性の有機溶剤の添加を伴な
つて、水性溶液の乳剤へ添加される。非拡散性現像抑制
剤を放出する化合物および非拡散性発色剤が、水または
アルカリに不溶なら、それらの水性分散体は、たとえば
、所望によりゼラチンまたは他のバインダーの添加を伴
い、該化合物を水中に激げしく蝿拝させることにより得
られる。該化合物は、公知の方法、たとえば低沸点有機
溶剤中のこれら化合物の溶液を直接ハロゲン化銀乳剤と
混合すること、またはまず水性ゼラチン溶液と混合し次
に有機溶剤を蒸発し去ること、によって乳化され得る。
所望なら、いわゆるカップラー溶剤またはオイルフオー
マーが使用されて該疎水性化合物を乳化してもよい。こ
れらの乳化助剤は、通常、高沸点有機化合物であり、油
滴の形態をとって、ハロゲン化銀乳剤と共に乳化される
必要のある非拡散性発色剤および現像抑制剤を放出する
化合物を包囲する。この問題に関する資料には、たとえ
ば、米国特許第2322027号;同第3689271
号:同第3764336号および同第3765897号
がある。組合せの両DIR化合物が、乳剤の形態で使用
される場合、それらは共通乳剤としてまたは2つの別個
の乳剤として使用され得る。使用される発色剤は、原則
として、それらが、発色現像剤化合物、主にpーフェニ
レンジアミン誘導体と酸化縮合反応(カップリング)に
入って染料を形成し得るという条件でカップリングし得
る有機化合物であればよい。 使用されるシアン発色剤は、通常、フェノールまたはナ
フトールの誘導体で、マゼンタ発色剤は、ピラゾールま
たはィンダゾロンの誘導体で、そして黄色発色剤は、開
鎖ケトメチレン化合物、たとえばペンゾィルアセトアニ
リド、またはピバロイルアセトアニリドの誘導体である
。四当量発色剤(4−equivalent)および二
当量発色剤の両者が使用され得る。公知のように二当量
発色剤は、染料を生ずるのにハロゲン化銀を僅か2当量
必要とする。二当量発色剤は、カップリング位置に置換
基を有し、これは発色カップリング中に分離される。こ
の除去可能置換基が、染料残分を含有する場合、または
発色剤分子の残りと共に染料を形成する場合、該化合物
は、画像染料の不必要な副黒化度(sideden鼠i
es)を補償するいわゆるマスキングカップラーとして
使用され得る発色されたカップラー(colowedc
oupler)である。この問題に関する概説は、W.
Pelzにより、、Farbkuppler″ なる論
文 で MMeil肌繋n aus de
nFo笹oh肌袋laboratorienderAが
a、仏verkusen−Mロ蛇hen、第m巻、第1
11頁、SpringerVerlag(1961)お
よびK.Venkaねraman uTheChemS
tひ ofSyntheticDyes″ 第W巻、第
341〜第387頁、AcademicPress(1
971)に示されている。本発明に従う材料の1つまた
はそれ以上のハロゲン化銀乳剤層が、感度においてまた
は銀の発色剤に対する比において、粒子の細かさに対す
る感度の改良された関係を得るためにすなわちカラー粒
子を粗くすることなく感度を増加させるために推奨され
るように、相互に異なり得る2つの部分層からなる二重
層を形成するなら(例:独国特許明細書第112147
ぴ号;米国特許第3726681号:独自特許公開明細
書第2322165号および同第2416982号)、
二重層の1つまたはこれら部分層のそれぞれは、本発明
に従う異なる反応性のDIR化合物の組合せを含み得る
。 本発明のもう1つの具体例に従えば、組合せ中の2つの
DIR化合物は、たとえば、より感度の高いハロゲン化
銀部分層が、より反応性の高いDIR化合物を含有しそ
してより感度の低いハロゲン化銀部分層が、より反応性
の低いDIR化合物を含む場合あるいはこの逆の場合の
ように、二重層の異なる部分層中に位置し得る。前記し
たように、本発明は、ハロゲン化銀乳剤層の階調曲線を
、乳剤の組成を変えることなしに、または銀の発色剤に
対する比を変えることないこ、所望の態様に変えること
を可能とする。このことは本分野に精通した者に、個々
の層の階調を調節するため、すなわち全体として色彩の
再現を向上させるために有用な助けとなる。公知のよう
に、異なるハロゲン化銀乳剤層に生成する部分色彩像は
、可能なら、全体としてより均衡のとれた色彩の再現を
得るように階調に関して、相互に調和すべきである。本
発明のもう1つの利点は、ィン夕像効果(inにr一皿
a繋effect=lIE)、すなわち、他方のハロゲ
ン化銀乳剤層中に起こる現像プロセスによってもたらさ
れる与えられたハロゲン化銀乳剤層内の効果に影響を与
える向上した可能性である。 このことは、1つのハロゲン化銀乳剤層の現像中、DI
R化合物から放出される抑制物質が、この層の現像を抑
制し得るばかりでなく、その拡散性に起因して、同じ材
料の他のハロゲン化銀乳剤層に達し得て、そこでその効
果を発揮し得ることを意味する。色彩の再現および特に
色彩の明度は、ィンタ像効果の正しい利用と制御とによ
ってさらに向上される。本発明のもう1つの利点は、写
真材料のy/現像時間の挙動が容易に調整され得ること
を可能とすることである。 用語いy/現像時間の挙動″は、与えられた現像時間で
の現像により得られるy値の依存を意味する。実際上、
y値は、現像時間を横座標としこれに対し縦座標として
グラフ上にプロットされる。得られる曲線、特にその上
りの度合がy/現像時間の挙動を示す。y/現像時間の
挙動が”より平坦″なら、材料は現像時間の変動により
鈍感である。一方、”急な″ y/現像時間の挙動は、
特別な場合、特に現像時間を単に変えることによりy値
を特定の値に調節することが所望されるときに好ましい
。より反応性の低いDIR化合物は、より反応性の高い
DIR化合物よりは、より平坦なy/現像時間の挙動を
生ずる。より反応性の高いDIR化合物とより反応性の
低いDm化合物とを適当な割合で混合することによって
、y/現像挙動を、個々のDIR化合物で得られるもの
の中間の値へ調節することが容易である。例DIR化合
物を単独で、または本発明に従う組合せとして、たとえ
ば、感光性のネガチブまたはポジチブとして働く色彩写
真材料の製造のために通常使用される種類の多層ユニッ
トに使用する。 本発明に従うDIR化合物の組合せの効果を、色彩ネガ
チプ材料のための層または部分層の典型的な配置の例と
して以下に示す。感光性写真材料 層の配置 支持体:支持されたセルローストリアセテート支持体{
al 中間ゼラチン層(1仏); ‘b} スペクトルの赤色領域に増感されている乳剤と
シアンのための発色剤とからなるシアン層(銀の使用:
銀5夕/力):‘c’中間ゼラチン層(1仏); ‘d’スペクトルの緑色領域に増感された乳剤と、マゼ
ンタのための発色剤とからなるマゼンタ層(銀の使用:
Ag4.5タ′の);{e’中間ゼラチン層(1仏); {f} 黄色フィルター層(2仏); (g)スペクトルの青色領域に増感された乳剤と、黄色
のための発色剤とからなる黄色層(銀の使用:銀1.5
夕/め);(h} 保護ゼラチン層(1仏)。 材料は、通常の方法、たとえば、トリスアクリロィルヘ
キサヒドロトリアジンにより硬化される。 赤‘b}、緑{dーおよび青ニに感光する個々の部分層
は、次に示す溶液を流延することにより得る:{b}
赤色に対し増感されたハロゲン化銀乳剤lk9〔(銀1
00夕/乳剤IK9)この中のハロゲン化銀含量は、臭
化銀98モル%と沃化銀2モル%からなる〕、メタノー
ル中の4−ヒドロキシ−6ーメチル一1・3・粉・7−
テトラアザインデンの1%溶液50肌・次式の シアン発色剤15夕を、7夕のジブチルフタレートおよ
び30夕のジエチルカーボネート、100の‘の4%ゼ
ラチン溶液、0.8夕のMe鷹olat(湿潤剤、スル
ホン化パラフィン炭化水素の商品名)、および任意に加
えてもよい種々な量のDIR化合物の1種または2種の
分散体(分散体のつくり方は後記する)に含んでなる発
色剤分散体240夕、10%水性サポニン溶液10羽、
および水1000私。 {d} 緑感層に対する流延溶液の組成は、次のことを
別として赤感層bに対する組成と同様である。すなわち
、乳剤はスペクトルの緑色領域に増加されており、かつ
シアン発色剤分散体の代りに次式の マゼンタ発色剤15夕、および次式の DIR化合物1.7夕を、層bの発色乳剤と同じ組成の
組成物に含む分散体150夕を含んでいる。 (g)音感層に対する流延溶液の組成は、次のことを別
として赤感層bに対する組成と同様である。すなわち乳
剤は、スペクトルの青色領域にだけ増感されていて、か
つシアン発色剤分散体の代りに次式の黄色発色剤を8%
水性ゼラチン溶液中に含む5%溶液175夕を含有する
。 青感層は、DIR化合物を含有しない。ゼラチン層a、
c、eおよびhは、次の溶液を流延することにより得ら
れる:10%ゼラチン溶液125の‘、 水500の‘および サポニンの10%溶液5奴。 黄色フィルター層fのための流延溶液は、光の青色スペ
クトル部分に対しバリャーフィルターとして通常使用さ
れる微細に分散した金属銀1.4夕を添加する以外は、
ゼラチン層a、c、eおよびhに対する流延溶液と同様
である。 赤感層bに対するDIR化合物の分散方法:エチルアセ
テート12叫およびトリクレシルホスフェート3のこD
IR化合物6夕を含む溶液を、混合サイレン(mixi
ngsiren)を使用して激げしい櫨拝により、4%
水性ゼラチン溶液100の‘とMersolat(湿潤
剤;スルホン化パラフィン炭化水素の商品名)0.8夕
とからなる溶液に乳化させる。 DIR化合物の溶液が乳化されたなら、エチルアセテー
トを減圧下で蒸発し去る。異なる反応性の2種のDIR
化合物をこの例では使用する:A シアンカップリング
DIR発色剤1 B シアンカップリングDIR発色剤2 使用した現像システムでのこれら2種のDIR発色剤分
散体の相対的なカップリング速度定数は、相互にKef
f.:Kefも:1:10と関連づけられる。 2種のDIR発色剤分散体のこれらの相対的な反応性は
、J.E鶏e俗の 、、Mitにilungena順d
enFoGch肌袋laboratorien de
r Aga ″Leverkusen−Munch
en、第m巻、第81頁以降、SpringerVel
arg(1961)に記載された競合カップリングの方
法により測定された。 層の組合せは、前記のように層aないしhからなる。 赤感層のDIR化合物の挙動が、調査される。層の中に
両DIR化合物を含む例では、2つのDIR化合物が、
別個の分散体として所望の割合で混合されている。しか
しながら、2つのDIR化合物を、共通分散体の形態で
使用しても同じ結果が得られる。処理 材料を、光楼の後方の慣用のセソシトメータの白色光ま
たは適当な色分離フィルターの後方の青、緑および赤色
光に露光させ、次に次の組成の発色現像剤で現像させた
:ジィソプロパノールジァミノ四酢酸ナトリウム塩2夕
、炭酸カリウム30夕、亜硫酸カリウム4夕、 臭化カリウム1.5夕、 ヒドロキシルアミソ2夕および次式の 発色剤5夕、を1夕としたもの。 pHは、10.3に調整。 現像:25qoで5分間。次に示す後続する処理段階は
、それぞれ8分間を要す。格温度25qoを、各場合に
使用する。 ショート停止裕:酢酸(濃いもの)30の
【、酢酸ナト
リウム20夕、水で1夕とする。 水洗 漂白裕:フェリシアン化カリウム100夕、臭化カリウ
ム15夕、水で1夕とする。 水洗 定着浴:チオ硫酸ナトリウムの20%水溶液。 最終水洗シアン化黒化度を、通常の方法で、デンシトメ
ーターの赤色フィルターの後方で測定した。階調曲線を
特性化するため、階調曲線を、2つのセクションに分け
、ガンマ値(y)を各セクションに対し、割線の勾配と
して定めた。セクション1(y,):感度点〔D=かぶ
りより上0.2(D=0.2戊vefog)〕から、0
.81ogl.tユニット高い露光値までの階調曲線の
部分。 セクション2(y2):セクション1の終点から、さら
に0.810gl.tユニット高い露光値までの階調曲
線の部分。 これらの実験に使用したサンプルは、マスクされていな
いので、他の層の染料の副黒化度が、真のィン夕像効果
の測定を干渉する。 したがって、副黒化度の効果を排除するために、測定さ
れた黒化度を公知の方法(文献:HPrinciple
s ofC。】。岱enS正。metry″ SMPT
E、New York1963)で分析的黒化度に変え
、得られる数値を、分析的な階調曲線をつくるために使
用し、この階調曲線が真のガンマ値とlIE値を定める
ために使用される。このようにして得られるy,値およ
びy2値を、次表のい階調の形″の欄に示す。 表1 サンプル1および3は、より高い反応性のDIR発色剤
2を1.44タ使用したとき、y,値がより低い反応性
のDIR発色剤2を7.3タ使用して得られるy,値と
実際上同じであるが、y2がDIR発色剤2の場合実質
的に高いということを示している。 サンプル1と2との比較は、1.44夕のDIR発色剤
2が2.4夕のDIR発色剤1より、より高いy,値を
与え、y2値が実質的に同じであることを示している。
サンプル4、5および6で使用される混合物では、2種
のDIR発色剤を、DIR発色剤1:DIR発色剤2=
10:1の割合、すなわちカップリングの相対速度定数
(Keff)に対し逆の割合で使用した。現像の初めで
は、同じ量の抑制剤が、2種のDIR発色剤から放出さ
れ、そして現像の終りに向かっては、より高い反応性の
DIR発色剤2からよりは、より反応性の低いDIR発
色剤1からより多くの抑制剤が生ずることが予期される
。その理由は、より反応性の高いDIR発色剤2の濃度
が、その遠いカップリング速度論およびより少ない使用
量とによってより迅速に減少するからである。サンプル
4、5および6は、これらで使用されるDIR発色剤の
組合せの各量が、サンプル1、2および3の階調の形の
中間の階調の形でかつ個々のDIR発色剤では得られな
い階調の形を与えることを示している。当然DIR発色
剤の割合は変えることができ、この場合、サンプル7(
DIR発色剤2:DIR発色剤1=1:6.6)および
8(DIR発色剤2:DIR発色剤1=1:20)に示
されるように階調の他の形が得られる。DIR発色剤の
混合物の使用は、階調の異なった形が得られるばかりで
はなく異なったィンタ像効果(1伍)(これらは混合物
を含有する層および特にまた、組合せの隣接部分画像層
にも間接的に得られる)のためにも有益である。 表中に”118で示す欄に入れたシアン層のィンタ像効
果は、いかに広く異なった値が得られるかを示している
。 lIE値は次のように定められる: ,,E=上ミJ凶.loo〔%〕 0.6 s=選択的露光(この場合赤色) w=白色露光 1つの部分画像中へいくつかのDIR発色剤の組合せを
使用するもう1つの利点は、yノ現像時間比が異なる値
に調節され得ることである。 より反応性の低いDIR発色剤は、より反応性の高い発
色剤よりも、より平坦なy/現像時間比を有する。 より高い反応性のDIR発色剤とより低い反応性のDI
R発色剤との混合物は、個々のDIR発色剤で得られる
両極端の中間の値にy/現像時間比を調節することを可
能とする。このことは、第1図によく示されており、第
1図では、現像時間を横軸に分で示し、対応する得られ
るッ2を縦軸に示してある。曲線1,2および4は、表
1のサンプル1、2および4の挙動を示す。
【図面の簡単な説明】
図面は、表1のサンプル1、2および4の挙動を示す曲
線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発色現像薬の酸化生成物とのカツプリング反応の際
    にその結果としてハロゲン化銀現像抑制作用を有する拡
    散性メルカプト化合物を放出し得る少なくとも1種の非
    拡散性チオエーテルDIR化合物を添加した少なくとも
    1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層を有する写真記録材料
    において、少なくとも1つのハロゲン化銀乳剤層に、同
    一チオエーテルDIR化合物の第1分散液と第2分散液
    とを添加するか、あるいは同一のメルカプタン化合物を
    放出し得る第1チオエーテルDIR化合物と第2チオエ
    ーテルDIR化合物とを添加し、前者の場合には、前記
    の第1分散液と第2分散液とは相対的反応速度定数(K
    eff)が相互に1.5倍以上異なるものであり、後者
    の場合には、前記の第1チオエーテルDIR化合物と第
    2チオエーテルDIR化合物とは相対的反応速度定数(
    Keff)が相互に1.5倍以上異なるものであること
    を特徴とする写真記録材料。 2 少なくとも1つのハロゲン化銀乳剤層に、同一のメ
    ルカプタン化合物を放出し得る第1チオエーテルDIR
    化合物と第2チオエーテルDIR化合物とを添加し、こ
    の第1チオエーテルDIR化合物と第2チオエーテルD
    IR化合物とは相対的反応速度定数(Keff)が相互
    に1.5倍以上異なるものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の写真記録材料。 3 第1チオエーテルDIR化合物と第2チオエーテル
    DIR化合物の相対的反応速度定数(Keff)が相互
    に2−20倍異なる特許請求の範囲第1項または第2項
    に記載の写真記録材料。 4 2種のチオエーテルDIR化合物を1:1ないし2
    0:1の濃度比で含有する特許請求の範囲第1項−第3
    項のいずれか1項に記載の写真記録材料。 5 非拡散性カラーカツプラーをハロゲン化銀乳剤層に
    添加した特許請求の範囲第1項−第4項のいずれか1項
    に記載の写真記録材料。
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