JPS601607A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気記録再生装置特に家庭用のビデオテープ
レコーダ（ＶＴＲ）の音声信号記録再生系のように、磁
気ヘッドと磁気記録媒体との相対速度が比較的遅い磁気
記録再生装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 家庭用ＶＴＦｔに於ては記録密度の向上（記録時間の長
時間化）によってテープ速度は非常に遅く光用上要求さ
れる周波数帯域を得るために、特に高域の損失を補償す
るために記録、および再生時に大きな特性補償が必要で
ある。

第１図は一般的なＶＴＲの音声記録再生回路の系統図で
あって、１は記録再生用ヘッド、２および３は記録＋ｆ
＋生時の切換スイッチ、４は録音信号入力端子、６は記
録再生切換スイッチ、６はラインアップ、７はライン出
力端子、８は記録用増巾器、９は記録補償回路、１ｏは
記録電流を定′亀流化するための抵抗、１１は記録用バ
イアス発振回路、１２は再生イコライザ増「１］器、１
３は補償回路、１４は再生補償回路、１５はイコライザ
増巾器の入力ライン、１６かイコライザ増１］器出カラ
インである。以下同一機能を有するものについては同一
番号を付与している。以上の構成において、記録時には
、記録再生スイッチ５はｂ側に選択され、記録信号入力
端子４からの入力はラインアンプ６で増「１】され、モ
ニター出力として、ライン出力端子７から出力される。

さらにこの出力信号は録音増「１】器８で増「１］され
、抵抗１０で定電流化されてヘッド１に供給される。こ
こで記録時の高域の損失を補償するため記録増巾回路８
の帰還回路に設けた記録補償回路９で、第２図に示した
ような高域の補償を行っている。第２図の例ではテープ
スピードが２段階に切換可能なＶＴＲの場合を示したも
ので、テープスピードの速い場合が曲線ｃ１テープスピ
ードの遅い場合がｄで、テープスピードが遅い場合は、
高域記録限界が低下するため補正周波数が下がり、さら
に補正量は増加している。記録時はこの記録信号と記録
用バイアス発振器１１の信号が混合されて、記録再生用
ヘッド１に供給される。このとき記録再生時の切換スイ
ッチ２は開放に、３は閉じるようにしている。次に再生
時には前記スイッチ２は閉じ、３は開くようにし、記録
再生用ヘッド１で再生された再生信号は、イコライザ増
［１］器入カライン１５を通ってイコライザ増巾器１２
に加えられる。このとき録音再生スイッチ６はａ側とし
、再生イコライザ出力ライン６とラインアンプ６が接続
されて、ライン出力端子７に再生出力される。再生時に
はイコライザ１２で必要な再生特性を得ているが、再生
スピードが遅い場合は再生損失が増加するため、再生ス
ピードの速い場合と遅い場合とでは高域特性を変えなけ
ればならない。このための高域再生時定数補正回路１３
と共振回路１４を加え、再生スピードが遅い時だけ前記
回路を動作させて、良好な再生特性が得られるようにし
ている。第３図にイコライザと前記補正回路の具体例を
示した。

また第４図は第３図の回路の特性を示したものである。

第３図に於て、イコライザ１２はコンデンサＣ１抵抗Ｒ
１、Ｒ２とコンデンサＣ２と抵抗Ｒ３で再生イコライザ
特性及び利得を決めている。再生イコライザ特性は（Ｃ
１・Ｒ１）で抵抗時定数τ１＋（ＣＩ　・Ｒ２）で高域
時定数τ２が決められる。この特性を第４図の曲線ｅで
示している。この特性ｅはテープスピードの速い場合の
特性で、テープスピードが遅い時は、高域のイコライザ
特性を変える必要がある。この高域補正回路の動作を説
明すると１３で示した高域再生時定数補正回路はコンデ
ンサＣ３，抵抗Ｒ４，スイッチ用トランジスタＴｒ１で
構成されており、Ｃ３とＲ４は直列に接続されテープス
ピードの遅い時だけ端子１７に正の電圧を加えスイッチ
用トランジスタＴｒ１を導通させ再生イコライザ１２の
帰還回路Ｒ３およびＣ２に並列に接続される。これによ
って高域時定数は第４図に示したτ３から高域はほぼ平
坦な曲線ｑで示した特性となり高域の補正がなされる。

しかしテープスピードが遅い場合は種々の再生損失が大
幅に増加し、この補正だけは不十分な場合が多く、一般
には、１４の共振回路を再生イコライザ１２の出力に付
加して必要な補正を得ている。共振回路１４は第３図で
示す通り、インダクタンスＬ１、コンデンサＣ４、抵抗
Ｒ５およびスイッチ用トランジスタＴ　ｒ　２で構成さ
れており、再生イコライザの出力にＬｌ　、Ｃ４が直列
共振となるよう接続され、Ｌｌ　、Ｃ４の交点から導体
１６で次段へ供給される。Ｔｒ２は端子１Ｔからテープ
スピードが遅い時正の電圧が加えられ導通し、コンデン
サＣ４が接地されることにより、直列共振回路として動
作し、第４図の曲線ｆで示すように高域でピークを作り
、再生損失の補正を行っている、第３図のＲ６は必要な
Ｑを得るためのダンプ抵抗である。以上従来の例につい
て述べたが従来の方法は再生イコライザ特性の高域時定
数補正と、高域補正のための共振回路の二つの回路を付
加することによってテープスピードの遅い場合の高域損
失の補正を行っているための回路の部品点数が多く、コ
スト的にみでも好ましいものではなかった。これを改善
するため上記二つの補正回路で得られる特性を一つの補
正回路で得ようとする試みもなされ、その一つの方法が
第５図で示した回路を用いる方法で、コンデンサＣ５と
インダクタンスＬ２の共振回路を構成する。この回路に
抵抗Ｒ６で適当にＱダンプを行いスイッチングＴ　ｒ　
ｓを遅いテープスピードの時のみ導通するようにしてい
る。この共振回路１３°を、第３図の高域時定数補正回
路１３の代りに用いると、比較的ブロードなピーク特性
とピーク補正量もダンプ抵抗Ｒ６でかなり自由に設定で
きこの回路のみで第３図の共振回路１４を用いないで第
４図の曲線ｆで示した補正回路が得られる、なお共振回
路１４は回路上ではローパスフィルタでありＱを高くし
てピータを作っているためあまりブロードな補正が得ら
れないため、高域時定数補正回路１３と共用することに
よって必要な補正を得ていた。第５図の１３１の回路を
第３図の１３の代りとするだけで必要な補正量が得られ
るため、部品点数も少く回路的にも簡易となる。しかし
この方法では外部誘導の受けやすいインダクタンスが最
もレベルの低い点に挿入されるため例えばＶＴＲのよう
な様々なノイズの多いものではこのノイズがインダクタ
ンスに誘起し、再生時ノイズが増加するため実用化され
ていない。このインダクタンスのシールドを十分とすれ
ば効果はあるが問題ないレベルにまでするにはかなりの
コストがかかり実用的でなかった。

発明の目的 本発明は上記した従来の欠点を解決し、しかも回路構成
的にも簡易で実用的な手段を提供しようとするものであ
る。

発明の構成 本発明は比較的低速で走行する磁気記録媒体に記録再生
するための磁気記録再生装置において、再生イコライザ
ー増巾器の高域時定数を決定する帰還用抵抗を分割し、
その分割点に、直列共振回路を挿入することにより、再
生時の記録媒体とヘッドの高域損失を補償することを特
徴とするものである。

実施例の説明 第６図に本発明の磁気記録再生装置の１実施例の要部を
示す。

この実施例も、第３図に示した従来例と同様に高域損失
の比較的少ない速度と、高域損失の多い低い速度に切換
えて使用可能な例について示している。本発明における
再生イコライザ増ｒｌＪ器に於ても、従来の例と同様帰
還方式を用いて再生イコライザ特性を得ている。

第６図における抵抗Ｒ６とＲ７を加算した抵抗値を第３
図のＲ２と等しく、（Ｒ６＋Ｒ７＝Ｒ２）とし、Ｌ３．
Ｃ６，Ｒ８，Ｔｒ４　で構成した回路がないときは、第
３図で説明した高域損失の比較的に少ない速度で再生で
は、低域時定数τ１、高域時定数τ２は同じとなるので
、第４図の曲線ｅで示したものと同じ再生イコライザ特
性が得られる。次に高域損失の多い低い速度での再生時
には、第６図のインダクタンスＬ３、コンデンサＣ６、
ダンプ抵抗Ｒ８で構成する共振回路を、同図で示すよう
にＲ６とＲ７の交点に挿入しこの共振回路をスイッチン
グトランジスタＴｒ４を介して、テープスピードが遅い
時だけ端子１７に正の電圧を加えスイッチ用トランジス
タＴｒ４を導通させ、接地間に挿入する。この第６図の
構成によってＬ３と０６の共振周波数ではインピーダン
スが下り、第４図のｆで示したようなピーク特性が得ら
れる。

Ｒ８はピークの量を変えるためのダンプ抵抗である。ま
たＲ７を適当に選ぶことによってＲ７と０６で得られる
時定数によって、ｑで示した高域の時定数の補正に近い
特性が得られるなめ、Ｒ７，Ｌ３゜Ｃ６、Ｒ８の組合せ
によってかなり自由度の大きい高域補正回路が得られる
ため、従来例のように２つの補正回路は必要なくなり、
１ケ所の補正回路によって必要十分の補正特性が得られ
る。さらに本回路の特徴は共振回路の挿入点が再生イコ
ライザ増ｒｌＪ器の出力レベルに近い高いレベルの位置
に挿入されるため、インダクタンスＬ３に誘起されたノ
イズ信号も全く問題とならないすぐれた方法である。

次に高域損失の多い低い速度が２段階である場合の例を
第６図、第７図に示した。第６図の例でＲ６とＲ７の交
点から共通のインダクタンスＬ３を使用し、Ｃ６、Ｒ８
およびＣ７、Ｒ９で構成した共振回路を選択的に挿入し
て再生時に必要な補正が得られるようにしたものである
。また第８図の例では第３図のＲ２−Ｒ１゜＋Ｒ，１１
＋Ｒ１２となるよＹ１第８図の抵抗Ｒ１゜ｌ　Ｒ１１＋
　Ｒ１２を選びそれぞれの抵抗の交点に別々の共振回路
を挿入するようにしたもので、本例は第７図に示した例
よりより自由度の大きい補正設定か＝’Ｔ能である。第
７図。

第８図では高域損失の多い低い速度が２段階のものにつ
いて説明したが、さらに３段階以上の場合にも共振回路
を増加することによって実現可能である。

発明の効果 以上述べたように、本発明を使用することによって磁気
記録再生装置の高域損失の多い低速度再生時の再生イコ
ライズ特注の高域補正を非常に簡易な方法で、しかも十
分な特性を持ったものが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的なＶＴＲの音声記録再生回路のブロック
図、第２図は記録時の高域の補償特性を示した図、第３
図は従来の再生イコライザ回路の電気回路図、第４図は
再生イコライザの特性を示した図、第５図は再生時の高
域補正の他の例を説明するための電気回路図、第６図は
本発明の磁気記録再生装置の１実施例における再生イコ
ライザ回路の眠気回路図、第７図および第８図は本発明
の曲の実施例の電気回路図である。 １・・・・・・記録＋ＩｒＩｒへッド、２，３・・川・
記録再生切換スイッチ、４・・・・・・録音信号へカ端
子、６・・・・記録再生切換スイッチ、６・・川・ライ
ンアンプ、７・・・・・・ライン出方端子、８・・川・
記録用増巾器、９・・・・・記録補償回路、１ｏ・・川
・記録電流を定電流化するための抵抗、１１・・山・記
録用バイアス発振回路、１２・・・・・・再生イコライ
ザ増１】器、１３．１４・・・・・・再生補償回路、１
５・・・・・・イコライザ増１１】器の入力ライン、１
６・・・・・・イコライザ増ｄ］器の出方ライン。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 −ｍ液艮 第３図 第４図 −用液玖 第５図 第６図 第８図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）走行する磁気記録媒体に記録より再生された再生
   信号が人力される＋ｌｒ生イコライザー増＋１ｊ器の高
   域時定数を決定する帰還用抵抗を分割し、その分割点に
   、１区列共振回路を挿入することにより、再生時の、ｉ
   ｔ：！録媒体とヘッドの高域損失を補償することを特徴
   とする磁気記録再生装置。
2. （２）磁気記録媒体の走行速度は、高域損失の比較的に
   少い第１の速度とその第１の速度より遅く、高域損失の
   多い第２の速度に切換可能であり、前記第２の速度で再
   生するときのみ直列共振回路を分割点に挿入し、再生時
   の記録媒体とヘッドの高域損失を補償することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の磁気記録再生装置。
3. （３）−”　、再生時に記録媒体の走行速度は複数の速
   度に選択的に切換可能であり、その複数の速度に対応し
   た直列共振回路を、それぞれ分ｖＪ点に挿入することを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気記録再生袋
   ［置。