JPS6015919B2 - 2段式蒸発装置 - Google Patents
2段式蒸発装置Info
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- JPS6015919B2 JPS6015919B2 JP50006519A JP651975A JPS6015919B2 JP S6015919 B2 JPS6015919 B2 JP S6015919B2 JP 50006519 A JP50006519 A JP 50006519A JP 651975 A JP651975 A JP 651975A JP S6015919 B2 JPS6015919 B2 JP S6015919B2
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- JP
- Japan
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- conduit
- pressure
- flash evaporation
- mixing condenser
- flash
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D3/00—Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
- B01D3/42—Regulation; Control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D3/00—Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
- B01D3/06—Flash distillation
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S159/00—Concentrating evaporators
- Y10S159/12—Radioactive
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S159/00—Concentrating evaporators
- Y10S159/17—Two liquids
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、2段式蒸発装置の改良に関する。
ある種の液体、特に原子力施設からの放射性廃水は、2
段式蒸発装置を用いて浄化される。例えば、本発明の原
発明である特願昭47−120591に記載されている
装置がある。この装置では、第1蒸発段階に導入された
放射性液体は、第1循環ポンプによって熱交換器を通っ
て加熱され、公知のフラッシュ蒸発装置を経て、第1フ
ラッシュ蒸発容器中でその一部が蒸気となる。該蒸気は
連結導管を通じて混合凝縮器へ送られ、残余の液体は上
記第1循環ポンプによって前記熱交換器へ再循環される
。混合凝縮器へ導入された蒸気は、第2フラッシュ蒸発
容器から第2循環ポンプによって混合凝縮器へ供給され
る液体の一部と接触し凝縮し液体となる。この混合凝縮
器内に生じた液体は、フラッシュ蒸発装置を通り、第2
フラッシュ蒸発容器内でその一部が蒸気となる。該蒸気
は、そのまま系外へ排出されるか、または凝縮され液体
として、再利用される。蒸発分以内の残余の液体は、第
2循環ポンプによって混合凝縮器へ再循環される。ここ
で、第1フラッシュ蒸発容器内の圧力は、内部に生じる
蒸気の温度が高いため、大気圧より高い圧力となってい
る。
段式蒸発装置を用いて浄化される。例えば、本発明の原
発明である特願昭47−120591に記載されている
装置がある。この装置では、第1蒸発段階に導入された
放射性液体は、第1循環ポンプによって熱交換器を通っ
て加熱され、公知のフラッシュ蒸発装置を経て、第1フ
ラッシュ蒸発容器中でその一部が蒸気となる。該蒸気は
連結導管を通じて混合凝縮器へ送られ、残余の液体は上
記第1循環ポンプによって前記熱交換器へ再循環される
。混合凝縮器へ導入された蒸気は、第2フラッシュ蒸発
容器から第2循環ポンプによって混合凝縮器へ供給され
る液体の一部と接触し凝縮し液体となる。この混合凝縮
器内に生じた液体は、フラッシュ蒸発装置を通り、第2
フラッシュ蒸発容器内でその一部が蒸気となる。該蒸気
は、そのまま系外へ排出されるか、または凝縮され液体
として、再利用される。蒸発分以内の残余の液体は、第
2循環ポンプによって混合凝縮器へ再循環される。ここ
で、第1フラッシュ蒸発容器内の圧力は、内部に生じる
蒸気の温度が高いため、大気圧より高い圧力となってい
る。
一方、第2フラッシュ蒸発容器内の圧力は、通常大気圧
と同じである。また、混合凝縮器内の圧力は、第1フラ
ッシュ蒸発容器からの蒸気を凝縮させるために、第1フ
ラッシュ蒸発容器内の圧力とほぼ同一の圧力に維持する
必要がある。そのため、第1フラッシュ蒸発容器内の圧
力と第2フラッシュ蒸発容器内の圧力の差に相当する圧
力(以下、逆圧という)を、第2循環ポンプによって、
混合凝縮器へ循環する液体に加える。不幸にも、何らか
の理由によって、第2循環ポンプがその機能を停止し、
このポンプによって逆圧を混合凝縮器に加えることがで
きなくなると、混合凝縮器内および該混合凝縮器と連結
している第1フラッシュ蒸発容器内の圧力が降下する。
と同じである。また、混合凝縮器内の圧力は、第1フラ
ッシュ蒸発容器からの蒸気を凝縮させるために、第1フ
ラッシュ蒸発容器内の圧力とほぼ同一の圧力に維持する
必要がある。そのため、第1フラッシュ蒸発容器内の圧
力と第2フラッシュ蒸発容器内の圧力の差に相当する圧
力(以下、逆圧という)を、第2循環ポンプによって、
混合凝縮器へ循環する液体に加える。不幸にも、何らか
の理由によって、第2循環ポンプがその機能を停止し、
このポンプによって逆圧を混合凝縮器に加えることがで
きなくなると、混合凝縮器内および該混合凝縮器と連結
している第1フラッシュ蒸発容器内の圧力が降下する。
第1フラッシュ蒸発容器内の温度は、もとの高い圧力と
平衡するものとなっているため、上記圧力降下によって
、第1フラッシュ蒸発容器内における蒸発が増大する。
この蒸発量の増加に伴い、液体中に存在する放射性物質
が、蒸気に連行して混合凝縮器および混合凝縮器を通っ
て第2フラッシュ蒸発容器内へ運ばれ、その内部を放射
性物質で汚染してしまうことがある。このような場合、
装置内部を浄化するために費用がかかり、最悪の場合、
蒸発装置全体の閉鎖という望ましくない事態を招くおそ
れがある。本発明は、上記事清に鑑みて2段式蒸発装置
における圧力降下による上記現象を防止し、装置の安定
な運転を図ることのできる2段式蒸発装置を提供するも
ので、その要旨は、@第1のフラッシュ蒸発装置、第1
循環ポンプを有する循環手段および第1のフラッシュ蒸
発装置中で蒸発させる液体を加熱する手段を有する第1
段の蒸発段階、■ 蒸発させる液体を第1の蒸発段階に
供給する第1の導管手段、■ 混合凝縮器、 ■ 第2のフラッシュ蒸発装置を有する第2の蒸発段階
、■ 第2循環ポンプ、第2の蒸発段階を該ポンプの吸
引側に連続する第2の導管手段、■ 前記混合凝縮器を
第2のフラッシュ蒸発装置に連結する第3の導管手段、
@ 前記第2循環ポンプの圧力側を上記混合凝縮器に連
結する第4の導管手段、■ 第1の蒸発段階で形成され
た蒸気を前記混合凝縮器に連結する第5の導管手段、■
第2の蒸発段階で形成された蒸気を系外へ取り出すた
めの第6の導管手段を設けてなる2段式蒸発装置におい
て、上記第5の導管手段を形成する蒸気導管の途中にダ
イヤフラムまたは管隆減少部によって形成される流通抵
抗部を設け、該蒸気導管を流通する蒸気流を絞るように
したことを特徴とする2段式蒸発装置にある。
平衡するものとなっているため、上記圧力降下によって
、第1フラッシュ蒸発容器内における蒸発が増大する。
この蒸発量の増加に伴い、液体中に存在する放射性物質
が、蒸気に連行して混合凝縮器および混合凝縮器を通っ
て第2フラッシュ蒸発容器内へ運ばれ、その内部を放射
性物質で汚染してしまうことがある。このような場合、
装置内部を浄化するために費用がかかり、最悪の場合、
蒸発装置全体の閉鎖という望ましくない事態を招くおそ
れがある。本発明は、上記事清に鑑みて2段式蒸発装置
における圧力降下による上記現象を防止し、装置の安定
な運転を図ることのできる2段式蒸発装置を提供するも
ので、その要旨は、@第1のフラッシュ蒸発装置、第1
循環ポンプを有する循環手段および第1のフラッシュ蒸
発装置中で蒸発させる液体を加熱する手段を有する第1
段の蒸発段階、■ 蒸発させる液体を第1の蒸発段階に
供給する第1の導管手段、■ 混合凝縮器、 ■ 第2のフラッシュ蒸発装置を有する第2の蒸発段階
、■ 第2循環ポンプ、第2の蒸発段階を該ポンプの吸
引側に連続する第2の導管手段、■ 前記混合凝縮器を
第2のフラッシュ蒸発装置に連結する第3の導管手段、
@ 前記第2循環ポンプの圧力側を上記混合凝縮器に連
結する第4の導管手段、■ 第1の蒸発段階で形成され
た蒸気を前記混合凝縮器に連結する第5の導管手段、■
第2の蒸発段階で形成された蒸気を系外へ取り出すた
めの第6の導管手段を設けてなる2段式蒸発装置におい
て、上記第5の導管手段を形成する蒸気導管の途中にダ
イヤフラムまたは管隆減少部によって形成される流通抵
抗部を設け、該蒸気導管を流通する蒸気流を絞るように
したことを特徴とする2段式蒸発装置にある。
上記第1のフラッシュ蒸発装置は、第1フラッシュ蒸発
容器および上記第1循環ポンプより該第1フラッシュ蒸
発容器へ液体を供給する導管に第1フラッシュ蒸発容器
内へ閉口するように配設されたノズルからなる。
容器および上記第1循環ポンプより該第1フラッシュ蒸
発容器へ液体を供給する導管に第1フラッシュ蒸発容器
内へ閉口するように配設されたノズルからなる。
また第2のフラッシュ蒸発装置は、同様に第2フラッシ
ュ蒸発容器およびノズルからなる。上記流通抵抗部は、
上記第1の蒸発段階で形成された蒸気を前記混合凝縮器
に連結する第5の導管手段の途中に、ダイヤフラムある
いは、導管自体にまたは管摩滅少部を設け、該導管手段
内を流通する蒸気の流量を絞るように形設される。
ュ蒸発容器およびノズルからなる。上記流通抵抗部は、
上記第1の蒸発段階で形成された蒸気を前記混合凝縮器
に連結する第5の導管手段の途中に、ダイヤフラムある
いは、導管自体にまたは管摩滅少部を設け、該導管手段
内を流通する蒸気の流量を絞るように形設される。
通常運転時においては、第2循環ポンプが逆圧を維持し
ているため、流通抵抗部を通る蒸気流の流通抵抗部の前
後における圧力降下は比較的小さいものである。しかし
、第2循環ポンプが故障などによって運転を停止し、上
記逆圧を維持しないときは、混合凝縮器内の圧力が低下
するとともに第1フラッシュ蒸発容器内の圧力が低下し
、蒸発量が増加して流通抵抗部を通る蒸気量が増大する
。このとき、流通抵抗部による流通抵抗が増加し、その
前後の圧力降下が、流量の増加率より高い増加率で増大
して第1フラッシュ蒸発容器と混合凝縮器の間の圧力差
が減少するのを抑止するため、第1フラッシュ蒸発容器
内の圧力は減少しない。かくして第1フラッシュ蒸発容
器内の蒸発速度は、許容値に制限される。以下、添付図
面を参照し乍ら本発明をさらに詳細に説明する。
ているため、流通抵抗部を通る蒸気流の流通抵抗部の前
後における圧力降下は比較的小さいものである。しかし
、第2循環ポンプが故障などによって運転を停止し、上
記逆圧を維持しないときは、混合凝縮器内の圧力が低下
するとともに第1フラッシュ蒸発容器内の圧力が低下し
、蒸発量が増加して流通抵抗部を通る蒸気量が増大する
。このとき、流通抵抗部による流通抵抗が増加し、その
前後の圧力降下が、流量の増加率より高い増加率で増大
して第1フラッシュ蒸発容器と混合凝縮器の間の圧力差
が減少するのを抑止するため、第1フラッシュ蒸発容器
内の圧力は減少しない。かくして第1フラッシュ蒸発容
器内の蒸発速度は、許容値に制限される。以下、添付図
面を参照し乍ら本発明をさらに詳細に説明する。
図面において、放射性廃水または浄化されるべき液体は
、導管2を通って2段式蒸発装置の第1フラッシュ蒸発
容器1へ供給される。
、導管2を通って2段式蒸発装置の第1フラッシュ蒸発
容器1へ供給される。
第1フラッシュ蒸発容器1は導入される液体がフラッシ
ュ蒸発するように設計される。供給された液体は、導管
3、第1循環ポンプ4、熱交換器5、導管6を通り、ノ
ズル7によって第1フラッシュ蒸発容器1内へ導入され
、一部がフラッシュ蒸発する。このとき、熱交換器5は
、循環する液体の一部に蒸発熱を与える。発生した蒸気
は、蒸気導管8を通って、混合凝縮器9へ向かい、残余
の液体は再循環して導管3から第1循環ポンプ4へ供給
される。混合凝縮器9内では、蒸気導管8から供給され
る蒸気流が、第2フラッシュ蒸発容器10より導管11
、第2循環ポンプ12および導管13を経て供給される
第2フラッシュ蒸発容器中の液体の一部と接触して凝縮
する。
ュ蒸発するように設計される。供給された液体は、導管
3、第1循環ポンプ4、熱交換器5、導管6を通り、ノ
ズル7によって第1フラッシュ蒸発容器1内へ導入され
、一部がフラッシュ蒸発する。このとき、熱交換器5は
、循環する液体の一部に蒸発熱を与える。発生した蒸気
は、蒸気導管8を通って、混合凝縮器9へ向かい、残余
の液体は再循環して導管3から第1循環ポンプ4へ供給
される。混合凝縮器9内では、蒸気導管8から供給され
る蒸気流が、第2フラッシュ蒸発容器10より導管11
、第2循環ポンプ12および導管13を経て供給される
第2フラッシュ蒸発容器中の液体の一部と接触して凝縮
する。
第2循環ポンプ12は、混合凝縮器9に必要な逆圧を上
記液体の一部に加えるために、導管11と13との間に
配設される。該逆圧は、第1フラッシュ蒸発容器1と第
2フラッシュ蒸発容器の間の圧力差を維持するものであ
る。図面において通常運転中は、第1蒸発容器1内の圧
力は通常、1気圧である第2フラッシュ蒸発容器10内
の圧力より0.8気圧高い1.8気圧に維持される。混
合凝縮器9内で蒸気が凝縮して生じた液体は導管14を
通り、ノズル15によって第2フラッシュ蒸発容器10
内へその一部がフラッシュ蒸発される。
記液体の一部に加えるために、導管11と13との間に
配設される。該逆圧は、第1フラッシュ蒸発容器1と第
2フラッシュ蒸発容器の間の圧力差を維持するものであ
る。図面において通常運転中は、第1蒸発容器1内の圧
力は通常、1気圧である第2フラッシュ蒸発容器10内
の圧力より0.8気圧高い1.8気圧に維持される。混
合凝縮器9内で蒸気が凝縮して生じた液体は導管14を
通り、ノズル15によって第2フラッシュ蒸発容器10
内へその一部がフラッシュ蒸発される。
発生した蒸気は、放射性物質を含まない浄化された蒸気
として導管16を通って(図示されていない)適当な利
用施設へ送られる。従来、本装置の通常運転において、
第2循環ポンプ12の故障によって、該第2循環ポンプ
によって与えられていた逆庄が消失すると、第1フラッ
シュ蒸発容器1内と第2フラッシュ蒸発容器10内との
圧力差が減少する、すなわち第1フラッシュ蒸発容器1
内の圧力が低下するとその内部での蒸発が急激に増加す
る。
として導管16を通って(図示されていない)適当な利
用施設へ送られる。従来、本装置の通常運転において、
第2循環ポンプ12の故障によって、該第2循環ポンプ
によって与えられていた逆庄が消失すると、第1フラッ
シュ蒸発容器1内と第2フラッシュ蒸発容器10内との
圧力差が減少する、すなわち第1フラッシュ蒸発容器1
内の圧力が低下するとその内部での蒸発が急激に増加す
る。
そのため、大量の液体が、浄化されないで、蒸気導管8
内へ進んでしまう。もしこれを阻止しないならば、充分
に浄化されていない流体の流量速度が増大し、これが混
合凝縮器9、導管14を通り、第2フラッシュ蒸発容器
10内へ入り、その内部が汚染される。本発明は、以上
のような望ましくない結果を、図中17で示す流路抵抗
部を導管8の途中に配設することによって防止すること
ができる。通常運転時、第1フラッシュ蒸発容器1と第
2フラッシュ蒸発容器10の間の圧力が平衡状態となっ
ているときには、流通抵抗部17の前後の圧力降下は比
較的小さい(例えば0.2気圧)ものである。そして、
第1フラッシュ蒸発容器1内の圧力1.8気圧は、流通
抵抗部17における圧力降下0.2気圧と第2循環ポン
プ12によって第2フラッシュ蒸発容器10から混合凝
縮器9へ圧送される液体の圧力1.6気圧とつり合う。
すなわち第2循環ポンプによって形成される逆圧は0.
6気圧である。なお、このとき通常の蒸気導管8内の蒸
気流量速度は約4000が/h、蒸気の温度は120q
○、混合凝縮器9内の凝縮液の温度は107℃、第2フ
ラッシュ蒸発容器内の蒸気の温度は10び0である。第
2循環ポンプ12の故障によって、混合凝縮器9内の圧
力を維持できなくなると、結果として、第1フラッシュ
蒸発容器1内の圧力が低下し、蒸気導管8内における流
速が増加し約8000で/hとなる。
内へ進んでしまう。もしこれを阻止しないならば、充分
に浄化されていない流体の流量速度が増大し、これが混
合凝縮器9、導管14を通り、第2フラッシュ蒸発容器
10内へ入り、その内部が汚染される。本発明は、以上
のような望ましくない結果を、図中17で示す流路抵抗
部を導管8の途中に配設することによって防止すること
ができる。通常運転時、第1フラッシュ蒸発容器1と第
2フラッシュ蒸発容器10の間の圧力が平衡状態となっ
ているときには、流通抵抗部17の前後の圧力降下は比
較的小さい(例えば0.2気圧)ものである。そして、
第1フラッシュ蒸発容器1内の圧力1.8気圧は、流通
抵抗部17における圧力降下0.2気圧と第2循環ポン
プ12によって第2フラッシュ蒸発容器10から混合凝
縮器9へ圧送される液体の圧力1.6気圧とつり合う。
すなわち第2循環ポンプによって形成される逆圧は0.
6気圧である。なお、このとき通常の蒸気導管8内の蒸
気流量速度は約4000が/h、蒸気の温度は120q
○、混合凝縮器9内の凝縮液の温度は107℃、第2フ
ラッシュ蒸発容器内の蒸気の温度は10び0である。第
2循環ポンプ12の故障によって、混合凝縮器9内の圧
力を維持できなくなると、結果として、第1フラッシュ
蒸発容器1内の圧力が低下し、蒸気導管8内における流
速が増加し約8000で/hとなる。
しかし、流量速度の増加の2乗に比例して、圧力降下が
増加するという管摩滅少部などから構成される流通低抗
部17の曲型的な、周知の現象によって、第1フラッシ
ュ蒸発容器1内における急激な蒸発によって導管8中を
通る流量が2倍になると、流通抵抗部17における圧力
降下は0.2気圧から0.8気圧に増加する。その結果
、第1フラッシュ蒸発容器1と第2フラッシュ蒸発容器
10(大気圧に維持される)の間の圧力差が、速やかに
0.8気圧の平衡圧力値にもどる。この場合、もちろん
上記圧力差を補整するのに必要な2倍の蒸発速度は、実
際には現われない。実際の蒸発速度は、通常の値とその
2倍の値の間である。以上のようにして、実際に第2フ
ラッシュ蒸発容器10内に到達する充分浄化されていな
い流体は、無視できるほどにまで減少させることができ
、コストがかかり、手間のかかる浄化処理を必要としな
い。
増加するという管摩滅少部などから構成される流通低抗
部17の曲型的な、周知の現象によって、第1フラッシ
ュ蒸発容器1内における急激な蒸発によって導管8中を
通る流量が2倍になると、流通抵抗部17における圧力
降下は0.2気圧から0.8気圧に増加する。その結果
、第1フラッシュ蒸発容器1と第2フラッシュ蒸発容器
10(大気圧に維持される)の間の圧力差が、速やかに
0.8気圧の平衡圧力値にもどる。この場合、もちろん
上記圧力差を補整するのに必要な2倍の蒸発速度は、実
際には現われない。実際の蒸発速度は、通常の値とその
2倍の値の間である。以上のようにして、実際に第2フ
ラッシュ蒸発容器10内に到達する充分浄化されていな
い流体は、無視できるほどにまで減少させることができ
、コストがかかり、手間のかかる浄化処理を必要としな
い。
上述のように、本発明を図面に従って説明したが、本発
明は図面に限定されるものではなく、多くの変形が技術
に習熟した者によって可能である。
明は図面に限定されるものではなく、多くの変形が技術
に習熟した者によって可能である。
それゆえ、本発明の特許請求の範囲は、明細書に開示さ
れた発明の内容に限定されるものではない。追加の関係 特許第1234618号(特公昭59−200ぴ号)の
原発明は、第1の蒸発段階から供給される蒸気を、第2
の蒸発段階から取り出した液体をもって凝縮せしめ、そ
の凝縮物を第2の蒸発段階へ導入することを特徴とする
、液体を2段階にわたってフラッシュ蒸発させる液体の
蒸発方法および装置に関するものであり、本発明は該方
法および装置とその主要部を同一のものとするから、特
許法第31条に規定する追加の特許の要件を充たすもの
である。
れた発明の内容に限定されるものではない。追加の関係 特許第1234618号(特公昭59−200ぴ号)の
原発明は、第1の蒸発段階から供給される蒸気を、第2
の蒸発段階から取り出した液体をもって凝縮せしめ、そ
の凝縮物を第2の蒸発段階へ導入することを特徴とする
、液体を2段階にわたってフラッシュ蒸発させる液体の
蒸発方法および装置に関するものであり、本発明は該方
法および装置とその主要部を同一のものとするから、特
許法第31条に規定する追加の特許の要件を充たすもの
である。
図面は、本発明の2段式蒸発装置の構成を示す図である
。 1・・・・・・第1フラッシュ蒸発容器、2,3,6・
・・・・・導管、4・・…・第1循環ポンプ、5・・・
・・・熱交換器、7,15・・・・・・ノズル、8・・
・・・・蒸気導管、9・・・…混合凝縮器、10…・・
・第2フラッシュ蒸発容器、11,13,14,16・
・・・・・導管、12・・・・・・第2循環ポンプ、1
7・・・・・・流通抵抗部。
。 1・・・・・・第1フラッシュ蒸発容器、2,3,6・
・・・・・導管、4・・…・第1循環ポンプ、5・・・
・・・熱交換器、7,15・・・・・・ノズル、8・・
・・・・蒸気導管、9・・・…混合凝縮器、10…・・
・第2フラッシュ蒸発容器、11,13,14,16・
・・・・・導管、12・・・・・・第2循環ポンプ、1
7・・・・・・流通抵抗部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a)第1のフラツシユ蒸発装置、循環手段および
第1のフラツシユ蒸発装置中で蒸発させる液体を加熱す
る手段を有する第1の蒸発段階、(b)蒸発させる液体
を第1の蒸発段階に供給する第1の導管手段、(c)混
合凝縮器、 (d)第2のフラツシユ蒸発装置を有する第2の蒸発段
階、(e)ポンプ、第2の蒸発段階を該ポンプの吸引側
に連結する第2の導管手段、(f)前記混合凝縮器を第
2のフラツシユ蒸発装置に連結する第3の導管手段、(
g)前記ポンプの圧力側を上記混合凝縮器に連結する第
4の導管手段、(h)第1の蒸発段階で形成された蒸気
を前記混合凝縮器に連結する第5の導管手段、(i)第
2の蒸発段階で形成された蒸気を系外へ取り出すための
第6の導管手段を設けてなる2段式蒸発装置において、
上記第5の導管手段を形成する蒸気導管の途中にダイヤ
フラムまたは管径減少部によつて形成される流通抵抗部
を設け、該蒸気導管を流通する蒸気流を絞るようにした
ことを特徴とする2段式蒸発装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AT637/74 | 1974-01-25 | ||
AT63774*#A AT329158B (de) | 1974-01-25 | 1974-01-25 | Einrichtung zur storfallsicherung fur anlagen zum eindampfen von flussigkeiten |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50107400A JPS50107400A (ja) | 1975-08-23 |
JPS6015919B2 true JPS6015919B2 (ja) | 1985-04-22 |
Family
ID=3495855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50006519A Expired JPS6015919B2 (ja) | 1974-01-25 | 1975-01-16 | 2段式蒸発装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US3954566A (ja) |
JP (1) | JPS6015919B2 (ja) |
AT (1) | AT329158B (ja) |
CH (1) | CH604795A5 (ja) |
DE (1) | DE2418044C3 (ja) |
GB (1) | GB1454883A (ja) |
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