JPS60158489A - セラミツク薄板を使用した弦楽器 - Google Patents

セラミツク薄板を使用した弦楽器

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JPS60158489A
JPS60158489A JP59013811A JP1381184A JPS60158489A JP S60158489 A JPS60158489 A JP S60158489A JP 59013811 A JP59013811 A JP 59013811A JP 1381184 A JP1381184 A JP 1381184A JP S60158489 A JPS60158489 A JP S60158489A
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ceramics
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 弦の振動により音を発生する弦楽器ではボディやネック
の共鳴が音色を左右し、楽器の材質が楽器の価値を最終
的に決定する重要な要素となる。しかしながら従来この
ボディやネックには木材、プラスチックスおよび金属が
使用され、ナラミックスを共鳴体とした弦楽器は現在ま
で全く存在しなかった。従来のセラミックスの概念と弦
楽器はあまりにもがけ離れ、セラミックスと弦楽器を結
びつける着想が生じなかったためである。一般にセラミ
ックスは大形のもの程、成形の困難さ、成形物の取扱い
の困難さ、高温焼成時の形状保持の困難さ、などのため
製造が困難となり、トイレ等肉厚ha物以外には利用さ
れていない。特に弦楽器のように繊細な器物は正確な寸
法と均一な材質が要求されるため、素材としてナラミッ
クスを使用することは殆んど不可能であった。
本発明はセラミックスの薄板を利用することによって初
めて弦楽器または楽器素材にセラミックスを導入し、そ
の共鳴体として優れた効果のあることを初めて見出した
ものである。
ナラミックスの薄板の製造は近年急速に発達してきた。
セラミック粉末例えばアルミナの粉末をポリビニルブチ
ラールその他の有機結合剤および適当な可塑剤とともに
混合し、ドクターブレード法によりアルミナシートを成
形し、所望の寸法、形状に打抜き、高温焼成によってア
ルミナセラミック薄板部品を製造する技術はIC基板の
製造などに広く実用されている。この他、圧延法、抄紙
法2紙などへの吹付法、などセラミック薄板の製造は大
面積のものでも現在では比較的容易で−ある。特に焼成
前の紙状成形物は種々の形状に切取り2種々の孔開は加
工も簡単にできるばかりでなく。
2次元的な均質性のため焼成収縮を一定に保ち、形状。
寸法の精密な制御が可能である。
本発明はこれらのセラミック技術を応用し、設計された
形状の弦楽器または楽器部分に対し、必要な断面に対応
する形状のセラミック薄板を製造し、これを複数枚重ね
合せ、あるいは木製板またはプラスチック板と共に積層
し、ボルトあるいは接着剤によ゛って一体化し、所望の
形状おまひ内部構造を得るものである。セラミック薄板
の厚さ、形状、使用枚数、孔の形状7孔部分の面積比な
ど多数の因子が音質に影響するが、これらは何れも設泪
変更や調整が容易である。また最適条件が決定された後
では、均質、同一のものの大量生産が可能であり1品質
のバラツキは木材やプラスチック製品に比らへて著しく
小さい。セラミックスの密度は金属よりは小さいが、木
やプラスチックスの2〜4倍である。しかしセラミック
薄板の孔部面積比を調節して空部を増加することによっ
て任意な軽量化も可能である。
このようにして、従来の木製弦楽器1例えはギターにセ
ラミックスの特性を導入できる。すなわち、セラミック
薄板をエレクトリックギターのボディやネックに使用す
ると高いヤング率が導入され、音響伝播速度を高め、振
動損失を少なくすることが可能となり、サスティンが長
くなって音質向上に大きな効果が現われる。また木製ギ
ターに組込んだ場合には「木なり」及び音色を失うこと
なく高域特性を向上させ、音の立上りが顕著に改良され
る。ちなみに木材のヤング率は高いものても1.2 X
 106Kg/ca程度であるが、−+!ラミソクス9
例えばアルミナセラミックスでは3 X 106Kg/
cl程度以」二のヤング率のものが容易に得られる。
以下2図に従って、実際の製造工程、内部構造、および
効果などについてさらに詳細に説明する。
第1図はソリッドボディエレクトリックギターのボディ
に本発明を適用した場合、セラミック薄板および・木板
の積層の方法に種々なパターンがあることを示す断面図
で+ a+ b+ c+ d+ e+ f+ gはそれ
ぞれ積層の例である。図中平行実線の幅の狭い部分は士
ラミック薄板を1幅の比較的広い部分は十ラミック薄板
を含まない材料であることを示す。図中aはセラミック
薄板のみを積層する場合である。
第2図は一体化する前のセラミック薄板の各部の形状お
よび孔あけ加工の例を示す平面図であり、A、Bおよび
Cは第1図に矢印で示したA、B、Cにそれぞれ対応す
る。セラミック粉末と有機高分子材料の混合物からなる
シート状の未焼成物から、すへての平断面に対応する薄
板の形状を、焼成、収縮を見込んで成形。
孔開は加工する。第3図はこの様なセラミック薄板の積
層の順序と様子を示す説明図である。この場合、ボディ
表面に出ないセラミックス薄板には軽量化および共振点
調制の目的でランダムな孔あけ加工を施こしてお(。こ
れらの薄板を積層後焼成すれば、すべての薄板は焼成過
程で接合され、一体化する。たたし、孔あけ部分が完全
に密閉される場合は焼成における温度変化により封入さ
れた気体が膨張、収縮し、七ラミック薄板を変形させる
ことがあるので、予め細い溝など通気孔を施こしておく
必要がある。第4図はソリッドボディエレクトリソクギ
ターのボディ部分の内部構造の例であり、」−記のよう
にしてこれを全セラミック製とすることが可能である。
このようにして得られる全セラミック製のボディを持つ
エレクトリックギターは、音の立ち上り、音の持続性に
優れ、高域につやがあり2低域では音の輪郭がはっきり
している。これは特に高域倍音の特性が優れるためであ
り1種々の電気的効果をねらう電気回路を通した後アン
プによって増幅される。現代のエレクトリックギター奏
法上問題となっているところの高域劣化の問題に充分対
処するものである。
第1図のa以外は、木と士ラミック薄板による積層のパ
ターンであり、いずれの場合も前述のオールナラミック
スボディの作成の場合と同じく、セラミックス使用部分
に対応する薄板の形状を、焼成収縮を見込んで未焼成の
シート状または紙状成形物から切り取り。
孔あけ加工をする。この場合には、セラミック薄板成形
物はそれぞれ別個に焼成する。焼成後各セラミック薄板
は成形加工済みの木部とはり合オっせることにより、第
4図に例示したような内部構造のソリッドボディエレク
トリソクギターのボディが得られる。なお木部はセラミ
ックスと積層した後にも加工可能なので合即的工程をと
る。
このようにして作成したボディを持つエレクトリックギ
ターは、セラミックス使用状況により、前述のオールナ
ラミックスボディを持つギターと、従来の木製ギターの
中間的音色を多種多様に出すことが出来る。
また、どのようにセラミックスを使用した場合も、音色
のニュアンスのちがいの他は、従来の木製ギターと比へ
て、音のたちあがり、音の持続性に優れ、高域はつやが
あり劣化が少な(、低域は音の輪部がはつきりしている
といった効果があり、同時に従来の木製ギターの音色も
失うことはない。
第5図は、セラミック薄板を使用する通しネック構造を
持つエレクトリックギターの組立説明図であるが、この
場合においても同様の効果が認められる。
第6図は、アコ−ステイクギター、バイオリン、マンド
リン、ダブルベース等の、アコ−ステイクボディを持つ
弦楽器のボディ表面板のためのセラミック薄板および木
板の積層の種々のパターンを示した縦断面図である。第
6図のaはセラミックスのみの積層、b〜eは木とセラ
ミックスの積層の種々のパターンである。セラミックス
の使用状況による音色の変化は、ソリッドボディの場合
とほぼ同じであるが、これらの場合、ボディ内部がほと
んど空胴であり、使用される積層板が薄いものであるた
め、セラミツクスの使用は少量でもその効果は大きい。
効果として、音量の増大。
音の伸びの良さ、音色のはなやかさ、低音の明確さがあ
げられ、演奏者の奏法のニュアンスがより正確にまた豊
かに表現されろ。
なお第1図のg、第6図のeのようなわん曲した面を持
つセラミック薄板は、わん曲した」−表面を持つ耐火物
製の型台の」二に未焼成のナラミック薄板成形物を置き
、焼成することにより得ることかできる。
以上のように1本発明の弦楽器は、従来の木製の弦楽器
の形状や製造技術を根本的に変更することなしにセラミ
ックの特性を楽器に導入し1楽器の音響特性を画期的に
向上させることに成功したものである。
また本発明の 楽器表面にセラミック薄板を使用する場
合には、陶磁器の彩色、デザインが任意にできるので、
従来の木製の感覚とは根本的に異った極めて斬新な感じ
を与えることが可能であり、趣味的、美的な効果によっ
て楽器の製品価値を高めることも可能である。
本発明はギターに限らす、マンドリン、その他の仏殿な
弦楽器に対し有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図はセラミック薄板と木などの積層の種々な例を示
した断面図である。 第2図は第1図のaのA、BおよびCの部分に対応する
セラミック薄板の成形および孔あけ加工例を示す図であ
る。 第3図はセラミック薄板の積層の順序を示す説明図であ
る。 第4図はソリソトボディエレトリックギターの内部構造
の例を示す斜視図である。 第5図は十ラミック薄板の積層板を使用する通しネック
構造を持つギターの組み立て説明図である。 第6図はアコ−ステイク楽器に使用する場合の士ラミッ
ク薄板と木などの積層の様子を示すホゾイー表面図であ
る。 蟹工副 憾比g

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)セラミック薄板を共鳴体とする弦楽器2)所定の形
    状に焼成したセラミック薄板1枚以上を木またはプラス
    チックスと接合一体化し、ボディまたはネック部とした
    弦楽器 3)多数の孔部を設けたセラミック薄板を積層し、もし
    くは木またはプラスチックを狭んで積層し、一体化して
    ボディまたはネック部とした弦楽器
JP59013811A 1984-01-28 1984-01-28 セラミックス製楽器の製造方法 Expired - Lifetime JPH0656547B2 (ja)

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JPS60158489A true JPS60158489A (ja) 1985-08-19
JPH0656547B2 JPH0656547B2 (ja) 1994-07-27

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004069928A (ja) * 2002-08-05 2004-03-04 Isogami Haguruma Kogyo Kk 弦楽器の共鳴ボディ構造
JP2010085986A (ja) * 2008-09-02 2010-04-15 Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute 弦楽器及びその製造方法

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US3669214A (en) * 1970-02-13 1972-06-13 Nippon Musical Instruments Mfg Vibrating plate for sound instrument
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