JPS60155B2 - フオイルシ−ム溶接装置 - Google Patents

フオイルシ−ム溶接装置

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JPS60155B2
JPS60155B2 JP13725678A JP13725678A JPS60155B2 JP S60155 B2 JPS60155 B2 JP S60155B2 JP 13725678 A JP13725678 A JP 13725678A JP 13725678 A JP13725678 A JP 13725678A JP S60155 B2 JPS60155 B2 JP S60155B2
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JP
Japan
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welding
seam welding
roller electrode
foil
foil seam
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Expired
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JP13725678A
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尭 大前
宏一 和田
康之 吉田
保 岡
幸男 真鍋
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPS5564983A publication Critical patent/JPS5564983A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は比較的厚肉の鋼板の突合わせ継手に使用して好
適なフオィルシーム溶接装置の改良に関する。
従来より実用されているフオイルシーム溶接法は、第1
図および第2図に示されるように、1型閥先突合せ継手
部1,1の表裏面と円板状の溶接用ローラ電極2との間
にフオィル3を送供し、このフオィル3を介して上下の
ローラ電極2,2間に溶接電流1を通して継手部1,1
中に抵抗発熱を起こさせ溶接ナゲットWを連続して形成
するものである。
従来この種の溶接法が実用されるのは炭素含有量の極め
て少ない板厚3.5柳以下の冷間圧延薄鋼板(C<0.
1%)が王で「一般構造用圧延鋼材(JIS○3101
・・・・・・SS)や溶接構造用圧延鋼材(JIS○3
106・・・・・・SM)およびボィラ用圧延鋼材(J
IS○3103……SB)等の比較的炭素含有量の多い
(C>0.12%)中厚肉〜厚肉材にまで適用範囲を広
げることは高温割れが生じるためにできなかつた。溶接
試験を行なったところ、中厚肉材(厚さ4〜8柵)では
第3図に示すように溶接影響部日に高温割れCが発生す
るのである。この高温割れCは凝固直後まだ延性に乏し
い溶接金属が収縮応力に引張られて結晶粒界で割れるも
ので、母材中に偏析する低融点の不純物(主にS、P、
NiとFeとの化合物および共晶)が溶接時の加熱サイ
クル中に熱影響部日で部分溶融し、これが鋼の結晶粒界
に集まって粒相互の固着を妨げるので急速な凝固・冷却
時の収縮歪みにより割れに至る場合が多い。
また炭素が増すことによっても溶着金属の高温延性を減
少させるから、急速な凝固・冷却時の収縮歪みを受けて
割れ易くなるのである。この高温割れの防止は特殊な鋼
材(C、P、Ni、Sの含有量の低い鋼材)の使用によ
っても可能であるが、その場合は鋼材価格が高くまたフ
オィルシーム溶接法自体の適用範囲が広がることにはな
らない。溶接法自体の改良による適用範囲の拡張が望ま
れていた。本発明は高温割れが起こり難いフオィルシー
ム溶接装置を提供し、従来のフオィルシーム溶接に比し
て板厚上も鋼種上も適用範囲を広げることを目的とし、
その構成は、被溶接材をフオィルを介して挟みつける一
対の溶接用主ローラ電極の後方に小間隔を隔てて該主電
極よりも通電容量の小さな補助ローラ電極を一対以上設
けたことを特徴とする。
以下本発明の構成を図面に示す一具体例に基づいて詳細
に説明する。
尚、同一部材あるいは機能的に同じものには同一符号を
付し説明を省略する。本発明に係るフオィルシーム溶接
装置は、第4図に示されるように、フオィル3を介して
被溶接材1,1を挟みつける従来からある溶接用主ロー
ラ電極2と、この後方に設置されている補助ローラ電極
4との複電極を有する。
前記補助ローラ電極4は主ローラ電極2により形成され
る溶接ナゲットWの後熱のために用いられるもので、主
ローラ電極2よりも小容量の電流を流す。
溶接条件によっても異なるが、電流の流れる場所を主ロ
−ラ電極2に近づけるために該補助ローラ電極4は後熱
に必要な電流を流しうる最小径のローラとされ、主ロー
ラ電極2に接触せぬ程度に極力接近させて溶接ナゲット
W中央部分(板幅方向中央部分)に設置されている。ま
た「主ローラ電極2の通電状況に悪影響を与えぬために
補助ローラ電極4は主ローラ電極2とは別の回路のトラ
ンスT′、電源S′を有している。尚、図示してはいな
いが、後熱時間を長くするためあるいは凝固・冷却速度
を漸次変化させるために「補助ローラ電極4の後方に更
に該補助ローラ電極4よりも通電容量の小さな小径の補
助ローラ電極を複数対並設することもある。したがって
、被加工物1を送込みあるいは主ローラ電極2によって
引込みながら各ローラ電極2,4に通電すれば、主ロ−
ラ電極2部分において従来のフオィルシーム溶接と同様
に溶接が行なわれると共にここで形成された溶接ナゲッ
トWが後方の補助ローラ電極4間に流れる後熱電流1′
によって加熱されるので、溶接部が急速に冷却されるの
を緩和することができる。
本願のフオィルシーム熔接、従来のフオィルシーム溶接
およびTIG溶倭によって板厚4脚の突合せ熔接を行な
った場合の実験結果を第5図に示す。
該図において、AはTIGアーク法による裏波溶接の場
合、Bは本発明に係るフオィルシーム溶接による場合、
Cは従来のフオィルシーム溶接による場合の各ボンド部
(溶接金属と熱影響部との境目)の温度と冷却時間との
関係を示す。それぞれの入熱量は表1に示されている。
表2には高温割れの主因であるィオウ(S)の共晶の凝
固温度における各溶接部の冷却速度を示す。これより明
らかなように、入熱量1郎J′伽でTIG溶接した場合
にはボンド部における冷却速度は1900/秒であるが
、入熱量7.5KJ′仇で従来のフオィルシーム溶接を
した場合にはボンド部における冷却速度は12000ノ
秒と早く、急速に冷却してしまうために収縮歪み(変形
)が生じ低融点不純物が集まる結晶粒界に引張応力が作
用してしまう。つまり、高温割れを引き起こす。しかし
「本発明のフオィルシーム溶接によって主ローラ電極2
の入熱量を7.弧J′伽「補助ローラ電極4の入熱量を
3KJ/肌とした場合「ボンド部における冷却速度は2
3q0ノ秒とTIG溶接に近い極めて遅い冷却速度とな
る。斯様に本発明によれば、主ローラ電極2で形成され
た溶接ナゲットWを補助ローラ電極4で後熱するように
設けたので、熱影響部日にて部分溶融している各種低融
点不純物にかかる収縮歪み速度を小さくすることが可能
となる。依って、高温割れの発生を防止できる。また、
同様に、炭素が増し溶着金属の高温延性が減少していて
も、この延性減少時に収縮による引張応力が大きく作用
することがないので高温割れを防止しうる。表1 表2 (KJ:キロジユール)
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のフオィルシーム溶接を示す
図で第1図は正面図、第2図は第1図の×−×失視断面
図である。 第3図は溶接線に直角な溶接部の断面図である。第4図
は本発明のフオィルシーム溶接を示す断面図で第2図に
相当する。第5図は本発明によるフオィルシーム溶接法
と従来のフオィルシーム溶接法およびTICアーク熔接
法の三瀦嬢法で溶接した場合における各溶接部の熱サイ
クルを示すグラフ図で、縦軸にボンド部の温度(00)
を、横軸に冷却時間(分)をとる。図面中「 1は継手
部(被溶接材)、2は溶接用主ローラ電極、3はフオィ
ル、4は補助ローラ電極、T′は補助ローラ電極のトラ
ンス、S′は補助ローラ電極の電源、Wは溶接ナゲット
である。 第l図第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被溶接材をフオイルを介して挾みつける一対の溶接
    用主ローラ電極の後方に小間隔を隔てて該主電極よりも
    通電容量の小さな補助ローラ電極を一対以上設けたこと
    を特徴とするフオイルシーム溶接装置。
JP13725678A 1978-11-09 1978-11-09 フオイルシ−ム溶接装置 Expired JPS60155B2 (ja)

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JP13725678A JPS60155B2 (ja) 1978-11-09 1978-11-09 フオイルシ−ム溶接装置

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JP13725678A JPS60155B2 (ja) 1978-11-09 1978-11-09 フオイルシ−ム溶接装置

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JPS5564983A JPS5564983A (en) 1980-05-16
JPS60155B2 true JPS60155B2 (ja) 1985-01-05

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS623743U (ja) * 1985-06-22 1987-01-10

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