JPS60155640A - クロ−ム鉱石の還元法 - Google Patents

クロ−ム鉱石の還元法

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JPS60155640A
JPS60155640A JP1108084A JP1108084A JPS60155640A JP S60155640 A JPS60155640 A JP S60155640A JP 1108084 A JP1108084 A JP 1108084A JP 1108084 A JP1108084 A JP 1108084A JP S60155640 A JPS60155640 A JP S60155640A
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JP
Japan
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chromium
slag
contg
iron
molten slag
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Pending
Application number
JP1108084A
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English (en)
Inventor
Shozo Murakami
村上 昌三
Yoshio Sato
佐藤 宣雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、クロム鉱石の炭素還元方法に関し、詳しくは
、溶融スラグを熱伝達媒体、被反応物の攪拌混合媒体に
使用して、クローム鉱石を還元しクローム含有粒鉄を回
収する方法に関する。
(従来技術) 一般に、ステンレス鋼の製鋼原料である高炭素フェロク
ローム(以下単にフェロクロームと称する)は、クロー
ム鉱石、あるいは、予備還元クロームはレットとコーク
ス、珪石、石灰石等を原料として電気炉でクローム酸化
物ヲコークスの炭素で溶融還元する方法が工業化されて
いる。この方法は、2000〜4000 KWH/成品
tもの多量の電力を消費するため製造コストが極めて高
く、しかも、還元反応過程で原料中のP(燐)がほぼ全
量還元されて溶融、フエロシ、クロムの不純元素となる
ために、P含有率の低い原料を選択を余儀なくされると
共に、コークス中のS(硫黄)の大部分が溶融フェロ・
クロムと容融スラグに分配さ′れ、フェロ・クロム中S
濃度がo、o3o<台に達するためフェロ・クロムの脱
S処理が必要になる等の欠点を有している。
従って、従来より、例えば、特公昭58−56005号
公報の如く、電力を要しない還元炉を用いて高クローム
銑を溶製して後に、該高クローム銑を脱珪処理し、次い
で、脱燐、脱硫処理を行なう方法(以下単に高クローム
鉄性と称する)が提案されている。
しかし、この高クローム鉄性は、第2および第3工程を
経て脱珪、脱燐、脱硫を行なうためクローム、鉄等の損
失が大きく、シかも、極めて低い燐、硫黄のフェロクロ
ームを得るには、前述の有価元素であるクローム、鉄等
の損失が極度に大きく、さらには大巾な製造コストの上
昇を招く等の欠点を有している。
(発明の目的) 本発明は、前述した如き、フェロクローム合金を溶製す
る際の従来法の欠点である有価元素であるクローム、鉄
等の損失を抑止すると共に、燐、硫黄含有量の極めて少
なく、しかも、製造コストを大巾に低減できる方法で゛
あり、その特徴とするところは、溶融スラグ中にクロー
ム鉱石と炭素含有物を添加し、該クローム鉄石中の酸化
クロームを還元してクローム含有粒鉄を回収することに
あシ、極めて効果的にフェロクローム合金を得ることが
できる。
(発明の構成・作用) 以下、本発明によるクローム鉱石の還元法について図に
示す一実施例に基づいて述べる。
第1図は、本発明によるクローム鉱石の還元法の一実施
例を示す断面図であり、まず、耐火物5を内張した反応
容器6に溶融スラグ1を装入する。
この溶融スラグ1には、製鉄所で発生する溶融状態の例
えば、酸化物系のスラグを有効利用するこが望ましい。
この溶融酸化物系スラグ中へ浸漬したランス3、もしく
 ld、反応容器6の低部に設けたノズル4、あるいは
、側壁部から、原料であるクロム鉱石粉と炭素含有固体
たとえばコークス粉、G戻粉との混合物を搬送ガスとし
てA、r、 N2空気などで溶融スラグ中へ吹き込む。
このクローム鉱石の吹込による炭素との還元反応け、下
肥式の如く行なわれるニ ア Cr2O5+ ’27C””2Cr7C3+ 2 
I Co fllFeO+ C= Fe 十Co f2
1上記の反応は、いずれも吸熱反応であり、還元反応を
進行させるためには、反応熱の供給が必要である。この
反応熱の供給は、ランス2を通して溶融スラグ1の表面
に酸化性ガスを吹きつけることで溶融スラグ1の中に懸
濁している炭素含有固体の燃焼熱、あるいは、還元生成
物であるcoガスの燃焼熱にて補充される。
なお、熱の補充としてランス2を燃料バーナーに置換え
て固体、気体、液体等の燃料を吹込んでもよい。さらに
、溶融スラグ1中に添加するクローム鉱石、および炭素
含有固体は、該溶融スラグ上に単に投入添加してもよい
が燃焼熱を有効に溶融スラグへ伝熱される上で、ランス
3、あるいは、ランス4から吹きこまれた搬送ガスによ
る溶融スラグの攪拌は重要な意義をもつ。
また微粉砕されたクロム鉱石粉と炭素含有固体の混合物
が溶融スラグへ搬送兼攪拌ガスで吹き込゛ まれること
により、無数の反応場所を溶融スラグ中で形成すること
が可能となる等の利点がある。
また、溶融スラグ1を使用する意義は、■製鉄所で発生
し未利用の状態で棄てられるスラグの断熱の有効利用■
伝熱媒体としての活用、■クローム鉱石中の脈石である
不純物の吸収剤として活用する等の点にある。
溶融スラグ1を使用する上で重要なポイントは還元生成
物の一つである、フェロ・クローム(Cr・Fe)?C
8の融点1560℃以下で十分な溶融状態を保持継続す
るスラグ組成にすること、また生成するCOガスのスラ
グからの逸出が早い粘性の小さいスラグ組成を作ること
である。このために酸化物系スラグにCaF 2 、 
CaC72などのフッ化物、塩化物を添加し、粘性を下
げ、沸点を下げることも効果的である。
溶融スラグ中でのfl、l 、 (21の反応は、通常
は、大気圧下で実施されるが、反応を促進する目的で反
応容器内空間を減圧状態にして上述の還元反応をうう事
も可能である。すなわち、fil 、 f21の反応生
成物は、Cr7 C3、Feの固体と共k、ガス状のC
Oガスである故に、反応を減圧下で行なわせることによ
ってfil 、 (2+の反応を還元側により進行させ
ることができるわけである。
本発明の方法によればフェロ・クロームの融点 ′以下
で反応を進行させる事も可能なために、コークス、石炭
等に含有するp、s等の元素it不純物としてフェロ・
クロームに溶融することがない。
その結果、溶融還元等では得られない低P、低Sのフェ
ロ・クロームを得る事が可能となる。また、溶融還元等
では、脈石の(SiO2)の還元によって中にSiが含
有し、その値は、2壬〜7係となる。このSiは、製鋼
原料として有益となる場合もあるがステンレス鋼の溶製
時等においては、むしろ有害となるものであり、低S1
濃度のフェロ・クロームが切望されていた。本発明では
フェロ・クロムの融点以下で反応させる結果、Siもま
たフェロクローム中へ溶解することがないので低Si’
1lliのフェロ・クロームを得ることができる利点が
ある。
クロム鉱石、あるいは、炭素質固体は、必要に応じて反
応容器6の上方から溶融スラグ1の表面に添加してもよ
い。また、生成するCOガスは、副生ガスとしてガス排
気孔7を経由して集塵した後で未燃焼状態で回収するか
或いは燃焼させるなどで熱回収を行う事も可能である。
このようにして溶融スラグ中で(11、[21式の還元
反応によって生成した(Cr−Fe)7 C3’e主成
分とするクロム含有粒鉄は、第2図の工程に示したよう
にスラグ中に懸濁した状態のまま冷却凝固、あるいは、
スラグと共に、粒滴状態にして凝固させ、しかる後に粉
砕し、クローム含有粒鉄が磁力を帯びる性質を利用して
、酸化物系スラグと未反応の炭素質固体からクローム含
有粒鉄を分離する。
このようにすれば酸化物系スラグから分離されると同時
に未反応のコークス、石炭からも分離されるが故に、こ
れらを起源とする酸化物、S(硫黄)等の不純物の極め
て少ない成品が得られるのである。かくして得られた成
品であるクローム含有粒鉄は、必要に応じてブリケット
、あるいは、再溶解後に再破砕して塊状にしてもよい。
(実施例) 次に、本発明によるクローム鉱石の還元法を製鋼炉の精
錬工程で発生した溶融スラグ8tを反応容器に受けいれ
て後に、微粉砕したクローム鉱石粉2tとコークス粉I
tを混ば状態で搬送ガスとして乾燥空気を用いて、浸漬
ランスにより該溶融スラグ中へ100kg/分の速度で
しかも搬送ガス単体として5Nm37分で吹込むと共に
、上方よりランスを介して1ONm8/分の速度で純酸
素を吹つけて精錬を行なった。
この作業時間は粉体供給に30分間を要し、さらに乾燥
空気のみによる強制攪拌を30分間行ないこの全期間上
方から酸素を該溶融スラグ表面に吹つけることによシス
ラグ温度’e1450〜1500℃に保持した。
次に、該溶融スラグを反応容器から敷設厚鋼板上に薄く
流して急速冷却して、該凝固スラグを破砕ミルで5朋以
下に粉砕して後に、磁力選鉱にょシ、クローム含有粒鉄
を回収した。この際のC「収率は、95係であり、クロ
ーム含有粒鉄の組成は、表1にみるように電気炉溶融還
元法に比較して不純物であるP 、 S 、 Si等の
極めて低いものが得られた。
表−1 以上述べた如く、本発明による方法を用いることによシ
製鉄所で発生する溶融スラグを有情用して、従来法より
極めて不純物が少々く、しかも、有価元素であるクロー
ム、鉄分の損失と製造コストを低減せしめたフェロクロ
ーム含有粒鉄を得ることができる優れたクローム鉱石の
還元法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法によるクローム鉱石の還元法の
一実施例を示す断面図であり、第2図は、本発明による
クローム鉱石の還元法の工程図を示す。 符号の説明 ■、は溶融スラグ 2、は酸化性ガス吹きつけランス 3、はクロム鉱石と炭素質固体混合物吹き込みライス 4はガス吹込みノズル 5は耐火物 6は反応容器 7、はガス排気孔 8、は上方添加口 9、は上蓋 10、は窒間部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 溶融スラグ中にクローム鉱石と炭素含有固体を添加する
    と共に、該溶融スラグに酸化性ガスを吹精して後に、該
    溶融スラグを冷却破砕してクローム含有粒鉄を回収する
    ことを特徴としたクローム鉱石の還元法。
JP1108084A 1984-01-26 1984-01-26 クロ−ム鉱石の還元法 Pending JPS60155640A (ja)

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JP1108084A JPS60155640A (ja) 1984-01-26 1984-01-26 クロ−ム鉱石の還元法

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JP1108084A JPS60155640A (ja) 1984-01-26 1984-01-26 クロ−ム鉱石の還元法

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JPS60155640A true JPS60155640A (ja) 1985-08-15

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ID=11767997

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1108084A Pending JPS60155640A (ja) 1984-01-26 1984-01-26 クロ−ム鉱石の還元法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01234529A (ja) * 1988-03-14 1989-09-19 Showa Denko Kk 高還元クロム鉱石粉体の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01234529A (ja) * 1988-03-14 1989-09-19 Showa Denko Kk 高還元クロム鉱石粉体の製造方法

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