JPS6015503Y2 - 珠飾り - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は珠飾りに係り、特に着脱が容易な珠飾りに関す
る。

従来、カーテン下部の房あるいは紐タック等に装着され
る珠飾りは、一般にナイロン樹脂等で球状に形成される
とともに、その中央部には孔が穿設されており、この孔
に紐を通す構造になっている。

そして、この種の珠飾りをカーテン下部の房に固着する
場合にはボンド等の接着剤を用いている。

しかしながらこの種の珠飾りでは、房あるいは紐タック
等への装着が容易でなく、また交換する場合にもその取
扱いが容易でない等の難点がある。

本考案はかかる従来の難点を解決するためになされたも
ので、その目的とするところは、着脱が容易であるとと
もにその使用範囲を拡大することができる珠飾りを提案
するにある。

本考案は、相互に突合わされて球状をなす２個の半球部
材の突合わせ一端部を相互に連結して開閉可能とすると
ともに、他端部にそれぞれ係合部を設けて係脱可能とし
、かつ前記突合わせ部中央に各半球部材側に対向して湾
曲する凹溝をそれぞれ設け、両凹溝により房あるいは紐
タック等の挿入孔を形成するようにしたものである。

以下本考案を図示する一実施例に基づいて説明する。

本実施例に係る珠飾り１は、図示するように相互に突合
わされて球状をなす２個の半球部材２゜３から構成され
ている。

両手球部材２，３は第２図に示すように突合せ一端部が
連結部４を介して開閉可能に連結され、また前記突合わ
せ部の連結部４に対向する端部には、第１図および第２
図に示すように一方の半球部材２に係合突起５がまた他
方の半球部材３に係合凹部６がそれぞれ設けられて係脱
可能となっている。

また両手球部材２，３の突合わせ部中央には、前記連結
部４と係合突起５および係合凹部６とを結ぶ方向に直交
する方向に各半球部材２，３側に対向して湾曲する凹溝
７，８がそれぞれ設けられ、両凹溝７，８により第１図
に示すように房あるいは紐タック（図示せず）が挿通さ
れる透孔９が形成されるようになっている。

前記一方の凹溝８の長手方向中央部には、第１図および
第２図に示すように対向する凹溝８に向かって突出する
針状の突起１０が設けられており、この突起１０により
透孔９内に挿通される房等と珠飾り１との連結を強固に
するようになっている。

なお珠飾り１は、ナイロン等の可撓性を有する合成樹脂
で一体成形されている。

次に作用について説明する。

作用に際しては、まず第２図に示すように係合突起５と
係合凹部６との係合を解除して両手球部材２，３を連結
部４を支点として相互に開く。

すると透孔９が開放される。

次いで開放された透透９内にカーテン下部の房あるいは
紐タック等を挿入し、その後円半球部材２．３を閉じて
係合突起５と係合凹部６とを相互にスナップ係合させる
。

この際突起１０が房当に食い込むことになるので珠飾り
１と房等との連結が強固になる。

しかして、珠飾り１は両手球部材２．３を開き透孔９を
開放した状態で装着できるので、着脱が極めて容易にな
る。

したがって、例えば髪飾り等としても用いることができ
る。

また珠飾り１は合成樹脂で形成されているので、色ある
いは形状を使用目的に合わせて任意に変更することが容
易である。

以上本考案を好適な実施例に基づいて説明したが、本考
案によれば、着脱が容易であるとともに使用範囲の拡大
を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す正面図、第２図は半球
部材を相互に開いた状態を示す正面図である。 １・・・・・・珠飾り、２，３・・・・・・半球部材、
５・・・・・・係合突起、６・・・・・・係合凹部、７
，８・・・・・・凹溝、９・・・・・・透孔、１０・・
・・・・突起。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 相互に突合わされて球状をなす２個の半球部材の突
   合わせ一端部を相互に連結して開閉可能とするとともに
   、他端部にそれぞれ係合部を設けて係脱可能とし、かつ
   前記突合わせ部中央に各半球部材側に対向して湾曲する
   凹溝をそれぞれ設け、両凹溝により透孔を形成したこと
   を特徴とする珠飾り。 ２ 両手球部材を可撓性を有する合成樹脂で一体成形し
   たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載
   の珠飾り。 ３一方の半球部材の凹溝内に対向する他方の凹溝に向か
   って突出する突起を設けたことを特徴とする実用新案登
   録請求の範囲第１項または第２項記載の珠飾り。