JPS60154084A - 印字ヘツド及びその組立方法 - Google Patents

印字ヘツド及びその組立方法

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JPS60154084A
JPS60154084A JP59010018A JP1001884A JPS60154084A JP S60154084 A JPS60154084 A JP S60154084A JP 59010018 A JP59010018 A JP 59010018A JP 1001884 A JP1001884 A JP 1001884A JP S60154084 A JPS60154084 A JP S60154084A
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magnetic
permanent magnet
magnetic pole
magnetic member
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JP59010018A
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Mineo Harada
原田 峰雄
Tetsuji Shimojo
下條 哲司
Kaname Furuya
要 古谷
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Hitachi Ltd
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
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    • B41J2/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
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    • B41J2/28Actuators for print wires of spring charge type, i.e. with mechanical power under electro-magnetic control

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は印字ヘッドに関し、更に詳細にはワイヤマトリ
クス形印字ヘッド及びその組立方法に関する。
〔発明の背景〕
この種の印字ヘッドとしては、ワイヤを駆動する原理の
違いによりて主に2糧類のものがよく知られている。そ
の1つは、所謂吸引形印字ヘッドと称するもので、電磁
石に通電することによりアーマチーアを吸引し、その吸
引力によってワイヤを駆動するものである。
他の1つは、例えば特開昭55−51569号公報に示
される様な所謂キャンセル形印字ヘッドと称するもので
、一端が固定された弾性部材の他端を予め永久磁石で吸
引してたわめておき、電磁石の磁束によって永久磁石の
吸引力をキャンセルし、この弾性部材に蓄えられた歪エ
ネルギーを印字力としてワイヤに作用させるものである
。このキャンセル形印字ヘッドは吸引形の印字ヘッドに
比べて、待機時の発熱が少なく、かつ小形の永久磁石で
も大きな吸引力が確保できる等の利点があるので実用に
向いている。
このキャンセル形印字ヘッドにおいて、印字速度を高速
化するためには、磁性部材の慣性モーメントをできるだ
け小さくすることが必要である。具体策としては、磁性
部材或いはこれに接続されるレバ一部材、更にけワイヤ
を極力軽量化すること、及びワイヤ作用点とそれが回動
される支点との間の距離を極力短かくすることがあげら
れる。
このためKは、先端部に直接又は、間接的にワイヤを固
足した磁性部材を吸引する永久磁石若しくはそれに搭載
されたヨークの磁極面に、この磁性部材の後端部を接触
させると共に1回動部点を形成する様にすることが考え
られる。
これによれば、ワイヤの作用点と回動支点との間の距離
を公知のキャンセル形印字ヘッドに比べて、極めて短か
くすることができるので、印字速度の高速化が多いに期
待できる。
まだ、この種の印字ヘッドにおいては、永久磁石又はそ
れに搭載されたヨークの磁極面に磁性部制の回動支点と
しての接触部が形成される場合、印字動作がくり返され
ると、磁極面となる部材が摩耗する。更に磁極面に接触
している磁性部°材の回動部にも摩耗が生ずる。
また、印字素子だよるインパクト動作が行なわれると、
つぎに電磁石の通電が断となり、磁性部材は永久磁石の
吸引力により復帰し、そして磁性部材は電磁石のコアに
当接或いは衝突する。
従って、コアの磁極面はこの磁性部材によって摩耗する
従って、これ等の摩耗を防止し、長期間に亘りて安定な
動作を行なわしめるためには、ヨークの磁極面、コアの
磁極面、及び磁性部材の少なくとも接触部に透磁性材料
による硬化処理を施すことが考えられる。
この硬化処理の一例としては、ニッケルを主成分とする
メッキによって達成される。
この種のキャンセル形印字ヘッドにおいては、磁性部材
がヨーク及びコアの磁極面に吸引されている状態での吸
引力の大きさが非常に重要である。
なぜならば、磁性部材に結合された弾性部材九作用する
弾性力(歪エネルギー)が印字力としてワイヤに作用す
るので、この弾性力の値が変化すると、印字力が変化し
、所定の印字動作が行なえなくなったり、印字力が不足
しドツト抜けを起したりするからである。
従って、弾性部材に作用する弾性力の値を所定の値とな
るよう均一化する必要がある。弾性力の値を均一化する
に当って、磁性部材を吸引する吸引力は、この弾性力の
値より大きくし、かつその差の値を均一化する必要があ
るためこの吸引力の値についても均一化する必要がある
電磁石によって永久磁石の吸引力をキャンセルし、永久
磁石による吸引力が上記弾性力より、Jさくなると、磁
性部材は弾性部材の弾性力によって動作を開始する。こ
の際、永久磁石による吸引力の値が異なると(すなわち
永久磁石からの磁束量が異なると)電磁石によって永久
磁石の吸引力をキャンセルすべき磁束量の値が異なる。
すなわち、同じ電流値によって動作が開始されなくなる
ので動作タイミングの変動がおこり、所定の印字動作が
行なえなくなる。まだ、複数の電磁石が同時に作動した
場合等においては、特に永久磁石の吸引力の大きなもの
について動作開始が大巾に遅れ、全く印字動作−が不能
となる場合がある。これを磁気干渉と称する。
従って、キャンセル形印字ヘッドにおいて、磁性部材に
作用する吸引力の大きさを複数の磁性部材において均一
化を図ることが非常に重要である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、印字素子を駆動するだめの磁性部材に
作用する永久磁石の吸引力の均一化を図った印字ヘッド
及びその組立方法を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、永久磁石の磁気力によって、アーマチーアと
しての磁性部材を吸引し、これに結合された板バネの如
き弾性部材を偏倚して印字エネルギーを蓄え、電磁石の
励磁によって永久磁石の磁気的吸引力を打消して、前記
弾性部材に蓄えられた印字エネルギーをインパクト力と
して印字素子に与えるインパクト型の印字機構において
実現される。
すなわち、ヨークとコアの磁気回路内に配置される永久
磁石部の間隔を変化させ、ヨークとコアの磁極面の位置
関係を均一にするだめに、永久磁石部に生ずる空隙に透
磁性材料を充填することにより永久磁石の発生する磁束
を漏洩なくヨーク、コア、アーマチュアの磁気回路に供
給するものである。これによりアーマチーアに均一な吸
引力を作用させることが可能となる。
〔発明の実施例〕
本実施例では、印字素子として24本のワイヤを有する
ワイヤマトリクス形印字ヘッドについ数が7本或いは9
本の場合でも対処でき石。しかし、漢字等を印字する場
合【はドツト数も多くなり、16本或いは24本のワイ
ヤを備える印字ヘッドが必要とされる。
第1図及び第2図は、本発明の具体例による24本のワ
イヤを有する印字ヘッドを示す側断面図及び平面図であ
る。これらの図において、印字ヘッドの外枠構造は、ノ
ーズフレーム1+/%ウジングフレーム2.及びアウタ
プレート3で構成される。
ノーズフレーム1は、24本のワイヤを所定に案内する
ために機能し、ガイド51 、52を備える。
これらガイド51.52には各々のワイヤ4を通す貫通
孔を有し、各々のワイヤ4は印字ヘッドの先端部におい
て、2つの列に配列される様に案内される。アウタプレ
ート3は、アルミニウム等の金属部材から成り、印字ヘ
ッドの内部に発生する熱を外部て放熱するだめのヒート
シンク31を有する。
ハウジングフレーム2とアウタプレート3によって構成
される空間内には以下に開示される印字機構が設けられ
る。第6図にこの印字機構の分解斜視図が詳しく示され
る。
印字機構は、概略的に言うとワイヤ4の数に対応してて
レバ一部6とその駆動機構7から構成される。
例えば24本のワイヤがある場合その夫々に対応してこ
のレバ一部6と駆動機構7は対になって各々のワイヤ4
が中心部に同心円状になる様てハウジングフレーム2内
に配置される。
レバ一部6は、第6図に示すように、レノく一体61、
磁性部材62および板状のばね部材63で構成されてい
る。レバ一体61の先端には、ワイヤ4がロー付は法等
によって固着されている。磁性部材62の一端にはレバ
一体61がロー付は法等により固着されており、またそ
の他端には弾性のあるばね部材63がロー付は等によっ
て固着されている。
ここでばね部材66は、ステンレスの如き弾性のある金
属部材で構成してよいが、力学的強度及びロー付けのだ
めの熱による障害を考慮すると、現在の所エルジロイが
好しい。また、磁性部材62は、一般的には鉄の様な磁
性材料でよいが、抱卵磁気特性等を考慮すれば今の所ケ
イ素鋼が好しい。
変形例においては、レバ一体610部分まで磁性部材6
2を延長させ、この先端にワイヤ4を固定する様にして
もよい。この様にすれば津述した様にレバ一体61と、
磁性部材62との接合作業及び接合材が省は石。
しかし、印字ヘッドの印字速度を向上させるという要求
も強い。その達成手段の1つとじてレバ一部6の重量を
できるだけ軽くするという考えに基づき、磁性部材62
の先端にはステンレス性のレバ一体61を接合するのが
好しい。
この様に構成された24組のレバ一部6はワイヤ4を中
心方向に向は同心円状に密に配置される。
そのためレバ一体61及び磁性部材62は二等辺三角形
又は扇状に形成されている。
このばね部材63と磁性部材62の結合部は、磁性部材
62の磁気的吸引作用面621とほぼ平行な面となるよ
うに設定される。ここで、磁性部材62の角部622は
、後述する様に、ヨーク75の磁気面731と接し、回
動支点を形成する。
ばね部材63の後端部には、ばね力を調整するため孔6
60が形成される。まだ、ばね部材63の中央部には若
干折り曲げた折曲げ部651が施されている。
従りてばね部材65の後端部は、印字ヘッドの先端方向
、換言すれば後述するねじ9方向に若干わん曲している
次に、このレバ一部6の駆動機構7について説明する。
駆動機構7は、コア部712を一体的に形成した特徴あ
る形状の第1のヨーク71.この第1のヨーク71の上
に固定された永久磁石72.及び永久磁石72の他の側
に固定された第2のヨーク73を有する。コア部712
にはコイル15が巻かれ、この部分が電磁石を形成する
。そしてコア部712の先端面は、磁極面711を形成
する。
第2のヨーク75のレバ一部6に面した側には突部73
0が設けられ、その上側面は磁極面761を形成する。
こ・れら第1のヨーク71.永久磁石72.第2のヨー
ク73は一体となり、24個のこれらのアッセンブリが
同心円状に配置されてアウタグレート3とハウジングフ
レーム2にはさまれ、ボルト1゜で固定されている。
一方、ハウジングフレーム2の底部分には、ワイヤ4の
数即ち本例の場合24個の孔21が、同一円同上に等間
隔で設けられ、夫々の孔21にはネジ9が貫通している
。このネジ9は、前述しだばね部材66の後端部を押し
、その回転量によってばね部材63のばね力を調節する
機能を有する。即ち、各々のねじ9の先端には突起91
が設けられる。
第6図に詳しく示すように、ばね部材63はねじ9に押
されて、ある自由度をもって回転自在に支持される。こ
こで突起91は、ばね部材63がその長さ方向にずれな
い様に機能する。尚、レバ一部6はその平面方向にも自
由があるので特にレバ一部6の回動時における揺動を防
ぐためにハウジングフレーム2の中心部にはくし歯状の
ガイド部8が設けられる。
而してレバ一部6とその駆動機構7は対となってハウジ
ングフレーム2内に配置される。この場合、コア部71
2の磁極面711及び第2のヨク73の磁極面751に
、磁性部材62の磁極面621が対向する様にレバ一部
6と駆動機構7が配置される。かつ、レバ一部6の回転
支点が磁極面761上に形成される様に磁性部材620
角部622は磁極面731に接触している。回動支点を
磁極面731上に形成した理由は、この支点とレノク一
部6の先端部との距離を極力短かくし、レノク一部6の
動作の高速化を高置したためである。
この様に構成されることにより、通常状態においては永
久磁石72で発生される磁束によって磁性部材62はヨ
ーク73の磁極面731に吸引されると共に、コア部7
12の磁極面711に吸引される。これによってばね部
材66はたわめられ、エネルギーが蓄えられる。
尚、このたわみエネルギーは、前述したねじ9の挿入量
によって調節される。特に磁気面711751と同一平
面上にねじ9によるばね部材66の押圧点が来るように
ねじ9によって調節することが好しい。
この様な状態で次に、コイル74に電流が流されるとコ
ア部712に磁気力が発生し、この磁気力で永久磁石7
2の磁束が打消される。而して、磁性部材62は、ばね
部材65のばね力により、磁性部材62の角部622 
Kよって構成される支点を中心にして回転変位する。こ
のため、印字ワイヤ4はガイド52,51によって案内
され、その先端が印字ヘッドの先端部よりとび出してイ
ンクリボンを介して印字用紙を打撃する。この結東印字
用紙には文字を構成するドツトが印字される。
ここで、磁性部材62の少なくとも磁気的吸引作用面6
21及び角部622には、化学ニッケルメッキが約20
μmの厚さで施される。そしてメッキ後口′il]0°
C以上の硬化熱処理によりビッカース硬度HV900以
上の硬度が得られる。これによって本来、非磁性体であ
るニッケルが透磁性を呈する様になる。また、コア71
2の磁極面711及びヨーク7′5の磁極面731 K
は、ビッカース硬度Hv3000以上を有する炭化ケイ
素(SiC)の微粉末を添加された化学ニッケルメッキ
5所請無電解混合ニッケルメッキが約20μmの厚さで
施される。メッキ後ろ00°C以上の硬化熱処理により
ビッカース硬度HV1100以上の硬度が得られる。そ
して本来非磁性であるニッケルが透磁性を呈すようKな
る。この 汝場合、磁性部材62及びコア712.il
l−クツの磁極面の両者のメッキ材質はいずれもニッケ
ルを基調とするものである。
すなわち、熱処理を施すことにより強磁性体になるため
、磁性部材62と、コア712、ヨーク73のそれぞれ
の磁気的吸引面にメッキが施されるものであっても、磁
気的作用に対し、空隙としての悪影響が少ない。つま9
メツキ厚が多少変動しても永久磁石72の吸引力が有効
に磁性部材62に作用する。
このメッキ材質が、亜鉛あるいはクロームメッキのよう
にメッキ処理時のメッキ厚の精度管理の難かしい非磁性
体材料であると、メッキ厚さの寸法は磁気回路て対し空
隙として作用する。
そして、そのメッキ厚さの変動により、各々の磁性部材
62に働く吸引力に大きな差を生じ、ばね部材63の偏
倚量の調整値も大幅に変動を生ず、ることKなり、高速
印字性能に大きな悪影響を及ぼすことになる。但し、コ
ア1ヨーク側のメッキに関してはメッキ処理後磁極面7
11.731を研摩加工によりメッキ厚を一定に揃り−
る加工法もとれるので、硬度の高いノh−ドクロムメツ
キ処理も一実施例としては有効となる。
この種の印字ヘッドにおいて、良好な印字品質すなわち
安定した印字力を確保するためには、ばね部材63に蓄
えられる歪エネルギーと永久磁石72によって発生する
吸引力が非常に重要な要因となる。
本実施例の最も大きな効果を奏する点は、この点である
。以下さらに詳しく述べる。
第4図は、コア部712を一体的に形成した第1のヨー
ク71と永久磁石72と第2のヨーク73の結合部を示
す図である。特に磁性部材62がコア712、ヨーク7
6に吸引されている初期状態を示したものである。ヨー
ク76の磁極面751とコア712の磁極面711とは
同一面となる様に組立てられている。
この組立ては、ヨーク76と第1のヨーク71とを透磁
性材料、たとえば高純度アトマイズ鉄粉あるいは、ケイ
素鋼、鉄ニツケル合金、鉄コノくルト合金等の軟質透磁
性材料の粉体の練成された接着剤721,722によっ
て永久磁石72を接着することによって行なわれる。
ヨーク73の磁極面731に施された無電解混合ニッケ
ルメッキ層732あるいは、コア712の磁極面711
に施された無電解混合ニッケルメッキ層716の厚さが
変化し九゛場合においては、ヨーク73の磁極面731
とコア712の磁極面711を同一面となる様、接着剤
721.722の厚さが調節される。この調節は、両方
の磁極面711,731を平面に保持し、加圧し接着剤
を乾燥固着させるととKより行なわれる。
すなわち、コア、ヨークのそれぞれの磁極面に施された
メッキ厚の厚さに従って、磁性材料の練成された接着剤
の厚さが異なり、その結果相方の磁極面を同一面に形成
することが可能となる。
このように相方の磁極面を同一面に形成することにより
、磁性部材62に作用する吸引力は一定の値を確保する
ことが出来ることになる。
一方、第5図に示す様に相方の磁極面711 、751
に段差2が生じたまま組み立てられた場合には、磁性部
材62がコア712に吸着された状態におい。
て、コア712の磁極面711と磁性部材62の磁気的
吸引面621との間に隙間Zが生じ、前述した正常な場
合より吸引力が低下してしまうことが分る。さらに磁性
部材62の磁気的吸引面621はコア712の角部71
4に当接することてなり、磁性部材62及びコア相方の
部分に摩耗が発生し、寿命を著しく早めることKなる。
このように吸引力低下及び摩耗が発生することにより印
字ヘッドの正常動作が出来なくなるゎ第4図にて説明し
た本実施例の場合、接着剤としては、熱硬化性エポキシ
接着剤等が用いられる。この接着剤には前述した様な透
磁性材料が練成されているため、接着剤の接着層721
゜722はいわゆる磁気回路における空隙とは作用せず
、ヨーク、コアと同様の磁性体とほぼ同等の磁気抵抗と
することが可能である。従って、永久磁石72の発生す
る磁束は漏洩なくヨーク73及び第゛のヨーク71に引
き出される。すなわち、接着層721,722の厚さに
影響されず、一定の吸引力を磁性部材61に発生させる
ことが出来る。
ちなみに、透磁性材料の練成されてない接着剤にて、第
5図に示した如きの接着層721.722の厚さを持っ
て組立てた場合においては、ヨーク、コアの磁極面71
1.7!11は同一面として組立てることは可能である
が、接着層721.722の厚さの寸法は、磁気回路内
にあって空隙として作用するため、磁気抵抗が増大し、
磁性部材62に作用する磁束が一部漏洩してしまい、吸
引力が低下してL2まう。
これに対し、接着剤に練成された透磁性材料は、田−り
、コア、アーマチュア等の磁性材料から成る部材と同等
の磁気特性を確保出来ることから、漏洩磁束の発生を防
止し、磁気回路を構成することを可能とするものである
磁性部材62に作用する吸引力を所定の値に均一に確保
するに当っては、永久磁石72のヨーク75及び第1の
ヨーク71に対向する面積及び永久磁石72の厚さく一
1’l)を均一にすることが必要である。これは、組立
ての際に生ずる寸法的誤差とは無関係に、永久磁石72
単品における部品の寸法誤差を必要とする許容限界内に
おさえる加工法を用いることKよって達成できる。
一実施例によれば、部品加工においていかに寸法−差等
加工の精度を確保しても、駆動機構7を組立てる際に生
ずる寸法的誤差によって、駆動機構7の発生する吸引力
が変動し、均一性が得られなくなることを防止し、メッ
キ厚等二次的加工によって生ずる部品精度が悪くなって
も、永久磁石72の寸法及び材料特性値を単品の状態で
管理することKよって、吸引力の均一性を確保できる特
徴があり、印字ヘッドの動作特性すなわち、印字力の均
一性、高速動作性能等が良好に得られる大きな効果を奏
するものである。
上記実施例においては、ヨーク75、第1のヨーク71
と永久磁石72とを接着剤ておいて組み立てる例につい
て示したが、組み立ての際、ネジ等を併用しても良い。
いずれの場合においても、ヨーク76の厚さ寸法(12
)及び、第1のヨーク71の段差寸法(1,)の部品寸
法と永久磁石72の厚さく鳥)との関係において、 in > 1+十鳥 の関係で、あらかじめ部品を加工(メッキ厚寸法等含む
)しておくことにより、組立ての際、接着層721.7
22の厚さく ”4 ) (ち)を調節することによっ
て、磁極面711,731を同一面とすることが可能と
なる。ヨーク73の厚さくり、)と第1のヨーク71の
段差寸法(1,)については、上記式の関係が満足され
る範囲内において、高精度の部品加工を行なう必要がな
くなり、低価格な加工が可能という経済的な効果を奏す
るものである。
さらに本実施例においては、ヨーク73及び第一のヨー
ク71に関しては、磁極面711.7?ilにのみメッ
キ処理等の耐摩耗性の硬化処理を施したが、他の実施例
としては、ヨーク73及び第1のヨーク73の表面全体
に耐摩耗性メッキ処理等を施しても良いととは明白であ
る。
この場合、ヨーク73及び第一のヨーク71のメッキ前
の寸法については、メッキ厚さ金含んだ寸法が上記式の
関係を満足するように、あらかじめ製造しておけば良い
ことてなる。
この場合、仮りK、メッキの厚さがメッキ処理液の成分
の変動、あるいはメッキの時間の変動等により多少変化
しても、前述のようK、メッキ材料としてニッケルを基
調とする透磁性材料によるメッキを選択することにより
、メッキ層部は空隙としての悪い影響をしないため、永
久磁石による吸引力の均一化が図れる。
すなわち、メッキ工程において、必要とするメッキ厚以
上、すなわち耐摩性が確保出来る以上のメッキ厚を確保
さえすれば、その部品寸法の精度を厳しく管理しなくて
も良いというメッキ工程管理上の特徴があり、部品製造
のコスト低減につながる大きな効果がある。
次に本発明の他の実施例について第6図を参照して説明
する。
前述1.た第5図を参照した実施例においては、相方の
磁極面711.731に段差2が生じた場合、コア71
2の角部714に磁性部材62の磁気的吸引面621が
当接して、異常摩耗が相方の部分に発生する。他の実施
例においてはこの摩耗を防止するために、コア712の
角部714に傾斜部715を設け、この部分が磁性部材
61と当接しないようにしたものである。
コア712の磁極面711をこの様な形状にすれば、ヨ
ーク73第1のヨーク71.永久磁石72を組み立てる
際、磁極面711.751にわずかな段差を生し、同一
面とならぬ場合が生じても、異常摩耗の発生を防止でき
る。
また、磁性部材62とコア712の当接する位置が回動
支点622より離れた位置となるため、段差によって生
ずる隙間は第5図に示した実施例の場合より小さなもの
とな9、吸引力の低下は小さく押えられることになる。
このことは、接着等による組立ての際に生ずる組立誤差
をある程度許容しても良いことになり、組立作業の容易
化が図れるという経済的効果を奏するものである。
次に1第7図を参照して更に他の実施例について説明す
る。
この例も前述したのと同様に、相方の磁極面711.7
31に段差が生じた場合、コア712の角部714に磁
性部材62の磁気的吸引面621が当接して異常摩耗を
発生させなhものである。この実施例においては、コア
712と磁性部材62の磁気的吸引面621の当接位置
がコア712の磁極面711の先端部713となるよう
に、ヨーク75の磁極面731の方がコア712の磁極
面711よりyだけ高くなるようにあらかじめ段差yを
設けて組み立てるものである。
この例によれば第4図に示した様に、同一面でアーマチ
ュアが吸引される場合より吸引力は低下するが、段差y
の寸法を組み立ての際に確保することKより、複数個の
駆動機構における均一性の確保は可能となる。また、第
5図にて示した実施例の段差χと、この実施例における
段差yが仮りに同じ程度であって吸引力が不均一であっ
ても、磁性部材62とコア712の当接する位置が回動
支点622より離れた位置となるため、第5図に示した
実施例で示した段差によって出来る隙間は小さくするこ
とができ、吸引力の低下は小さく押えられることになる
。従って前例と同様に1接着等圧よって組立てる際に生
ずる組立誤差をある程度許容しても良いこと尾なり組立
作業の容易化が図れるという経済的効果を奏するもので
ある。
上述した2つの他の実施例において、組立誤差によって
生ずる若干の吸引力低下については、あらかじめ永久磁
カフ2の厚さあるいは断面積を大きくしておくことによ
って、必要最低限の値を確保できることは言うまでもな
い。
次に、第8図及至第10図を参照して前述した印字ヘッ
ドの組立ての際の位置調節例について説明する。
すなわち、これらの例はヨーク73.第1のヨーク71
.永久磁石72の組立ての際のヨークの磁極面751と
コアの磁極面711の位置を調節するものである。
第8図、第9図は前述した第4図、第6図の例に対応す
るものであり、両磁極面731.711を同一面に組立
てる場合について説明するものである。両磁極面731
,711が当接する面が平面に仕上げられたジグ990
に両磁極面731.711が当接するように、ヨーク7
6及び第1のヨーク71を矢印P方向へ押付ける。この
状態で磁性材料の粉体の練成された接着剤721.72
2を固着するものである。ここで、磁性材料の粉体を練
成した接着剤721,722はジグ990 Kヨーク7
3第1のヨーク71及び永久磁石72をセットする前に
、あらかじめ各部材73,71.72に塗布しておき、
と記P方向へ押付ける。尚、接着剤721け、ジグ99
0にヨーク73.71永久磁石72等をセットした後、
注入充填する様にしてもよい。
第10図は前述した第7図の例に対応するものであり、
両磁極面751,711にyの段差を付けるように組立
する場合について説明するものである。この例では、両
磁極面751,711が当接する部分に1の段差を設け
たジグ991を用いることにより、上述と同様に行なわ
れる。
この様に組立てられる印字ヘッドは、硬化処理層713
,752の厚さ誤差や、ヨーク76、第1のヨーク71
.永久磁石72の各寸法誤差の累積誤差があっても、こ
れらを磁性材料の粉体を練成した接着剤の層721,7
22で吸収することができ、コアの磁極面711とヨー
クの磁極面751の位置を精度よく組立てることができ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、所謂キャンセル形の印字ヘッドにおい
て、印字素子を駆動するだめの磁性部材に作用する永久
磁石の吸引力を均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は印字ヘッドの構造を示す断面図、第2図は一部
破断部分を含む第1図の左側面図。 第3図は駆動機構を示す分解斜視図、第4図は駆動機構
を示す側面図、第5図は駆動機構を示す側面図、第6図
、第7図は他の実施例による駆動機構を示す側面図、第
8図及至第10図は印字ヘッドの組立てを説明するだめ
の駆動機構を示す側面図。 1・・・・・・ノーズ、 2・・・・・・ハウシングフレーム、 6・・・・・・アウタプレート、 4・・・・・・ワイヤ、 51.52・・・・・・ガイド、 62・・・・・・磁性部材、 63・・・・・・ばね部材、 7・・・・・・駆動機構、 71・・・・・・第1のヨーク、 711・・・・・・磁極面、 712・・・・・・コア、 715・・・・・・硬化処理層、 72・・・・・・永久磁石、 721.722・・・・・・接着層。 第 3 口 ¥74 ■ $ Z 図 第 7 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)印字素子と、該印字素子を作用させる磁性部材と
    、一端が該磁性部材に固定され、他端が所定支持された
    弾性部材と、該磁性部材を吸引する永久磁石5、該永久
    磁石による吸引力をキャンセルする電磁石と、該電磁石
    を構成するコアを含む第1のヨークと、前記磁性部材に
    面する側に磁極面を有する如く該第1のヨークとの間に
    前記永久磁石を挟んで配置される第2のヨークを有する
    印字ヘッドにおいて、該第1のヨークと該永久磁石との
    間又は該第2のヨークと該永久磁石との間の少なくとも
    いずれかの間に軟質透磁性材料が充填されて構成される
    ことを特徴とする印字ヘッド。 (2)前記第2のヨークの磁極面には耐摩耗硬化処理が
    施されたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    印字ヘッド。 (6)前記電磁石のコアの磁極面に耐摩耗硬化処理が施
    されたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の印
    字ヘッド。 (4)第1のヨーク、永久磁石、第2のヨークは透磁性
    材料の粉体の練成された接着剤によって接合されること
    を特徴とする特許請求の範囲第1及至第5項記載の印字
    ヘッド。 (5)耐摩耗硬化処理は、ニッケルを基調とした表面処
    理であることを特徴とする特許請求の範囲第2項又は第
    3項記載の印字ヘッド。 (6)印字素子と、該印字素子を作用させる磁性部材と
    、一端が磁性部材に固定され、他端が所定支持された弾
    性部材と、該磁性部材を吸引する永久磁石と、該永久磁
    石による吸引力をキャンセルする電磁石と、該電磁石を
    構成するコアを含む第1のヨークと、前記磁性部材に面
    する側に磁極面を有する如く第1のヨークとの間に該永
    久磁石を挟んで配置される第2のヨークを有する印字ヘ
    ッドの組立方法において、該第1のヨークと永久磁石と
    の間及び第2のヨークと永久磁石との間に透磁性材料の
    粉体の練成された接着剤を充填し、前記第1のヨークの
    磁極面とコアの磁極面とが所定の関係になる様に位置調
    節し、しかる後該接着剤を硬化させることを特徴とする
    印字ヘッドの組立方法。
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