JPS6015322Y2 - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JPS6015322Y2
JPS6015322Y2 JP11002980U JP11002980U JPS6015322Y2 JP S6015322 Y2 JPS6015322 Y2 JP S6015322Y2 JP 11002980 U JP11002980 U JP 11002980U JP 11002980 U JP11002980 U JP 11002980U JP S6015322 Y2 JPS6015322 Y2 JP S6015322Y2
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JP
Japan
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electrode
sheet
electrode sheets
side edge
sheets
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JP11002980U
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JPS5735034U (ja
Inventor
勝祐 板野
敏雄 奈良
Original Assignee
日新電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はコンデンサに関する。
誘電体シートとこれをはさむ一対の電極シートとを重ね
合わせて巻回して構成されるコンデンサにおいて、引出
し用のリード素子を別個にとりつけるのを止め、これに
代えて各電極シートの一側縁(巻回方向に沿う側縁)を
誘電体シートの両側縁からつき出るように重ね合わせて
巻回し、巻回後のコンデンサ本体の両端面において、こ
れより突き出ている電極箔シートの側縁を一括して半田
などで一体化し、その一体化部分を引出し用のリードと
して使用することが行なわれている。
この場合ひとつのコンデンサが数個のコンデンサ部を多
段に接続した構成とすることが要求され、そのため、各
電極シートを幅方向に千鳥状に分けて構成するようにし
ている。
これを図によって説明すると、第1図は一部を巻きもど
した状態の斜視図で、第2図の展開した図で示すように
誘電体シート1をはさんでその一方に分割された電極シ
ート2A、2Bを、又他方に分割された電極シート2C
92Dを配置する。
電極シート2A、2B及び電極シート2C,2Dはいず
れも横方向(巻回方向)に連続しており、又縦方向に千
鳥状に配置されている。
すなわち、電極シート2A、2Bに対して電極シート2
Cがともに部分的に向かい合うように配置され、又電極
シート2Dは電極シート2Bに部分的に向かい合うに配
置される。
この場合、電極シート2Aの一方の側縁3Aは誘電体シ
ート1の一方の側縁からはみ出るように、又電極シート
2Dの側縁3Bは誘電体シート1の他方の側縁からはみ
出るようにしておく。
そしてこれらに別の誘電体シート4を誘電体シート1と
向かい合うように重ねておいてから巻回し、第1図に示
すように構成する。
第1図からも理解されるように巻回されたコンデンサ本
体5の一方の端面(上端面)からは電極シート1Aの側
縁3Aが、又他方の端面(下端面)からは電極シート2
Dの側縁3Bが誘電体シート1.4の巻回端面からはみ
出るようになる。
このはみ出た部分を一括して半田などで一体化し、これ
をリードとして使用する。
上記のように構成されるコンデンサ本体では、電極シー
ト2A、2C,電極シート2C,2B。
及び電極シート2B、2Dをそれぞれ対とし、誘電体シ
ート1を共用する3個のコンデンサ部が直列に接続され
ていることになり、これにより多段のコンデンサ部を直
列接続したコンデンサ本体が構成されることになる。
ところで前記のように電極シート2A、2Dの各側縁3
A、3Bを半田で一体化すると、コンデンサ本体の両端
面が全面的に半田による一体化部分で覆われるようにな
り、そのためコンデンサ本体に絶縁油を含浸しようとす
るとき、一体化された側縁3A、3Bによって絶縁油の
流入が邪魔され、内部に充分に絶縁油が含浸していかな
いようになる。
これを回避するために半田による一体化部分を側縁3A
、3Bの全部について行なわず、部分的に行ない、他の
部分については、誘電体シート1,4からはみ出たまま
の状態にしておくことが考えられる。
しかしこの場合でも非半田部分は誘電体シートの側縁を
覆っているので、絶縁油の含浸は充分に行なわれない。
この考案は電極シートの側縁をリードとして使用すると
ともに、多段直列のコンデンサ部を構成する場合におい
て、絶縁油の含浸性を改善することを目的とする。
この考案はコンデンサ本体の端面における電極シートの
はみ出し部分が現われる面積が、前記端面の少くとも半
分以下となるようにしようとするもので、そのために電
極シートを幅方向に分割するとともに、少くとも一方の
電極シートをその長子方向に沿っても分割し、互いに異
極となる電極シートの側縁を誘電体シートからはみ出さ
せて、これを一括して半田で一体化したことを特徴とす
る。
この考案の実施例を第3図以降によって説明する。
第3図乃至第6図に示す実施例では1枚又は複数枚の誘
電体シート11をはさんで、その一方に幅方向に分割さ
れた電極シート12A、12Bを配置するとともに、電
極シート12A、12Bの適当な長さに続いて別に長子
方向に分割された電極シート13A、13Bを適当な間
隔を置いて電極シート12A、12Bに対して横千鳥状
に並べて配置する。
誘電体シート11の他方には幅方向に分割された電極シ
ート14A、14B、14Cを電極シート12A、12
B、13A、13Bに対して縦千鳥状に並べておく。
すなわち電極シート14Aは、電極シート12A、13
Aに共通にかつ部分的に向かい合うように配置され、電
極シート14Bは、電極シート12B、13Aに共通に
かつ部分的に向かい合うように配置され、更に電極シー
ト14Cは、電極シート12B、13)Bに共通にかつ
部分的に向かい合うように配置される。
そして互いに異極性となる電極シート12A、13Bの
一方の側縁16A、16Bを誘電体シート11の側縁か
らはみ出るようにしておく。
そしてこれらに別の誘電体シート17を重ねてお1いて
から巻回する。
第3図は電極シート12A。12Bと電極シート13A
、13Bとの境が見えるところまで巻きもどした状態を
示している。
上記の構成によると、第4図の展開した図から理解され
るように、電極シート12A、14A。
電極シート14A、13A、電極シート13A。
14B、電極シート14B、12B、電極シート12B
、14C,電極シート14C,13Bをそれぞれ対とし
、誘電体シート11を共用する6個のコンデンサ部が直
列に接続されていることになり、これにより6段のコン
デンサ部からなるコンデンサ本体18が構成されること
になる。
この場合電極シート12A、13Bが異極性となること
は理解されよう。
ところでこのコンデンサ本体18の上端面からは電極シ
ート12Aの側縁16Aが、又下端面からは電極シート
13Bの側縁16Bからはみ出ることになり、これらは
み出た部分を一括して半田で一体化し、これをリードと
して使用する。
しかし電極シート12Aはコンデンサ本体18を構成す
るときの前半分にだけ配置されてあり、又電極シート1
3Bは同じく後半分にだけ配置されているので、電極シ
ート12Aの側縁16Aは、第5図に示す平面図から理
解させるように、上端面の中央部分にのみ現われ、電極
シー)13Bの側縁16Bは第6図に示す底面図から理
解されるように、下端面の中央部分を残してこれより外
周側の部分にのみ現われるようになる。
そこで側縁16A、16Bを一括して半田で一体化して
も、平面図においては上端面の、中央を残す外周側部分
に、又底面図においては下端面の中央附近に誘電体シー
トの各側縁が露呈するようになる。
したがってコンデンサ本体18に絶縁油を含浸(真空含
浸)させるとき、その内部にまで容易に絶縁油が浸透し
ていくようになる。
この場合、側縁16A、16Bの全部を一括して一体化
することをせずに、部分的に一括して半田で一体化する
ようにしておくと、非半田部分の反対側の端面部分が誘
電体シートの露呈した側縁となっているので、絶縁油が
コンデンサ本体18の内部に容易に流入するようになり
、一層絶縁油の含浸が確実となる。
上記の実施例において、電極シート12A、12Bと電
極シート13A、13Bとを同じ長さとした場合は、コ
ンデンサ本体18の各端面において側縁16A、16B
の占める面積は等しくなり、一方の端面における半田部
分に対応する反対側に端面部分は非半田部分となる。
すなわち上下両端面における半田部分の占める面積の合
計分は一端面の面積に等しくなる。
この半田部分の占める面積を縮少するには第7図に示す
ように電極シートを配置すればよい。
すなわち誘電体シート11をはさんで、その一方に電極
シート12A、12Bを配置するとともに、電極シート
12A、12Bの適当な長さに続いて、電極13A、1
3B、13Cを並べて配置する。
このとき電極シート13Aは電極シート12Aの延長線
上に、又電極シート13B、13Gは電極シート12B
の延長線上にそれぞれ位置する。
誘電体シート11の他方には電極シート14A、14B
、14Cを、又電極シート15A、15Bを配置する。
すなわち電極シート14Aは、電極シート12A、13
Aに共通に向かい合うように、電極シート14Bは電極
シート12B、13Bに、又電極シート14Cは電極シ
ート12B、13Cにそれぞれ向かい合うように配置さ
れ、更に電極シート15Aは電極シート13A、13B
に、電極シート15Bは電極シート13Cにそれぞれ向
かい合うように配置される。
そして電極シート12A、15Bの側縁16A、16B
を誘電体シート11の側縁からはみ出るようにしておく
この場合も別の誘電体シートを重ねておいてから巻回す
る。
なお第7図では理解しやすいように電極シート12A、
12B、13A〜13Cに対して、電極シート14A〜
14C,15A、15Bをずらして示しである。
この構成によれば誘電体シート11を共用する9個のコ
ンデンサ部が直列に接続されていることになり、すなわ
ち9段のコンデンサ部からなるコンデンサ本体18が構
成されることになる。
この場合は電極シート12A、16Bが互いに異極性と
なる。
このようにして構成されたコンデンサ本体18はその上
端面を第8図に示すように側縁16Aが占める面積は端
面の面積の半分以下となり、同様に下端面を第9図に示
すように側縁16Bが占める面積も同じく半分以下とな
る。
したがって上端面における非半田部分に相対する下端面
のうちにも非半田部分が存在するようになり、換言すれ
ば上下端面で側縁16A、16Bによりふさがれない部
分が存在することになり、これによって絶縁油の流入が
一層容易になる。
なお絶縁油の含浸のみならず、絶縁ガスの含浸に際して
も同等の効果を奏することはいうまでもない。
以上のようにこの考案によれば電極シートの側縁を誘電
体シートの側縁よりはみ出させてリードとして兼用する
とともに、コンデンサ部を多段接続構成とするにあたり
、構成されたコンデンサ本体の上下端において電極シー
トの側縁によるリードによって端面全部がふさがれるこ
とは回避されるようになり、これにより絶縁油等の含浸
が容易になる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の斜視図、第2図は同展開図、第3図は
この考案の実施例を示す斜視図、第4図は同展開図、第
5図は平面図、第6図は底面図、第7図はこの考案の他
の実施例を示す展開図、第8図は平面図、第9図は底面
図である。 11.17・・・・・・誘電体シート、12A、12B
、13A、13B、14A〜14C,16A〜16B・
・・・・・電極シート、16A、16B・・・・・・電
極シートの側縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘電体シートをはさんでその両側に電極シートを配置し
    て巻回してなるコンデンサにおいて、前記電極シートを
    その幅方向に沿って分割するとともに、一方の電極シー
    トを他方の電極シートの複数と向かい合うように配置し
    、更に少なくとも一方の電極シートをその長手方向に沿
    って複数に分割してなり、かつ電極シートのうちのひと
    つの電極シートの側縁を前記誘電体シートの一方の側縁
    からはみ出させ、このはみ出させた電極シートと異極の
    電極シートの前記はみ出させた電極シートとは向かい合
    わない部分の側縁を前記誘電体シートの他方の側縁から
    はみ出させてなり、前記各はみ出させた側縁の全部又は
    一部を半田で一括して引出し用のリードを構成し、一方
    の端面における半田部分に対応する反対側の端面部分を
    非半田部分としてなるコンデンサ。
JP11002980U 1980-08-01 1980-08-01 コンデンサ Expired JPS6015322Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11002980U JPS6015322Y2 (ja) 1980-08-01 1980-08-01 コンデンサ

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JP11002980U JPS6015322Y2 (ja) 1980-08-01 1980-08-01 コンデンサ

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Publication Number Publication Date
JPS5735034U JPS5735034U (ja) 1982-02-24
JPS6015322Y2 true JPS6015322Y2 (ja) 1985-05-14

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ID=29471187

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JP11002980U Expired JPS6015322Y2 (ja) 1980-08-01 1980-08-01 コンデンサ

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