JPS6015177A - 熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は熱溶融性インクを用いたカラープリンタ等の熱
転写記録装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 近年、パーソナルコンピュータやＣＡＤシステムの分野
において、ＣＲＴディスプレイのカラー化が急速に進ん
でいる。これらカラーシステムの２　、、 ハードコピー装置として、熱転写記録方式のカラープリ
ンタが期待されており、画質向上あるいは高速化等の検
討が図られている。

以下に従来の熱転写記録装置について説明する。

第１図は従来の熱転写記録装置の記録原理を示す斜視図
であり、１はサーマルヘッドであり、ここではラインヘ
ッドとする。２は記録用紙、３はインクシート基材であ
り、熱溶融性インク４，５゜６が塗布されている。熱溶
融性インク４，５．６の色は異なり、例えば、４はシア
ン、５はマゼンタ、６はイエローとなっており、それら
の成分は着色剤の顔料、バインダのワックス、オイルか
ら成る。インクシート基材３と熱溶融性インク４゜５．
６を併せて、インクシート７と呼ぶ。８は記録用紙２に
転写された熱溶融性インク６、．９はインクシート７と
記録用紙２とを密着させてサーマルヘッド１に押圧する
抑圧ローラである。

以上のような構成において、熱転写記録の原理と、従来
の熱転写記録装置の問題について以下に説明する。

３・°−〕 熱転写記録の原理としては簡４針℃あり、第１図のよう
にインクシート７と記録用紙２とを密着させてサーマル
ヘッドＩＶｒＣ押圧し、サーマルヘッド１の発熱で熱溶
融性インク６を加熱して溶かし、記録用紙２に転写する
。このようにして、イエロー６、マゼンタ５、シアン４
の順番に色を重ねて転写していく。、インクシート７は
矢印への方向のみに進むので、記録用紙２の方は転写の
色を変える毎に元の位置寸で戻す必要がある。熱溶融性
インク４，５．６は溶けて記録用紙２に句着した後、冷
えて凝固する。

このような熱転写記録装置において、記録用紙２に熱溶
融性インク８が記録された状態を断面図で模擬的に示す
と、第２図のようになる。第２図における番号は第１図
と一致しており、記録用紙２の表向から記録済みの熱溶
融性インク８が盛り−４一つだ状態となる。この、〕：
うな状、四で、さらに別の色の熱溶融性インク４，６を
重ね合わせて転写記録した場合、第２図のＢ部分、Ｃ部
分のように、前に記録された熱溶融性インク８の周囲の
部分は、新たに熱溶融性インク４，５が何着しにくいと
いう問題があった。微視的にはＢ部分、Ｃ部分が白く抜
けた」；うな記録状態になり易い。この原因として、先
の記録済みの熱溶融性インク８の盛り上りによって作ら
れる凹部において、インクシート７と記録用紙２との密
着状態が悪くなり、溶けた熱溶融性インク４，５が記録
用紙２側へ流れにくくなることが」−けられる。しかし
、近年、熱転写記録方式のカラープリンタにおいては、
画質の高解像度化か増々要望されており、これに対して
」−記のような問題−１大きな欠点となる。

発明のｌ］的 本発明は上記従来の問題を解消するものであり、熱溶融
性インクを用いたカラープリンタ等で、より高解像度の
画質を得るだめの熱転写記録装置を提供することを目的
とする。

発明の構成 本発明は熱溶融性磁性インクを塗布したインクシートと
、加熱手段により溶融させた上記インクシートの熱溶融
性磁性インクを記録用紙を介して５　＋４−一、 磁化させる磁束集中手段を備えた熱転写記録装置である
。溶けた熱溶融性磁性インクを磁力によって記録用紙側
に流動させること（Ｃより、＠に記録された熱溶融性イ
ンクの盛り上りによって生じる密着性の悪い部分に対し
て浸透、付着し易くし、より高解像度の画質を得ること
の出来るものである。

実施例の説明 第３図は本発明の実施例における熱転写記録装置の記録
部の側面図であり、転写記録を行なっている状態を示す
。図において１１はサーマルヘッドであり、ここでに１
、ラインヘッドとし、１２はサーマルヘッド１１の発熱
部である。１３は記録用紙、１４　（ｔ；Ｊ’、インク
シートであり、基材シート１５に熱溶融性磁性インク１
６が塗布されて成る。１７は先に記録用紙１３に転写記
録されているイエローの熱溶融性インクであり、この実
施例では先に記録するインク１７は、磁性でない熱溶融
性インクとする。１８は熱溶融性インク１７の厚みによ
って生じる空隙を表す。熱溶融性磁性インク１６はマゼ
ンタもしくはシアンとする。１っけ記録用紙１３とイン
クシート１４を重ね合わせてサーマルヘッド１１の発熱
部１２に押圧する押圧部材であり、磁性材料（例えば、
鉄）から成る。２０゜２１は抑圧部材１９を磁化するた
めのマグネットであり、２２．２３は押圧部材１９の先
端１９Ａからの磁束を設定する磁気シール板で、抑圧部
材１９と同じく磁性材料から成る。

第４図は、第３図のインクシート１４の平面図でアリ、
Ｙはイエロー、Ｍがマゼンタ、Ｃはシアンの各色のイン
クを塗布した領域を示す。転写記録において、このイン
クシートを矢印りの方向に送り、順次記録用紙１３と重
ね合わせて転写を行なわぜるものである。

以上のように構成されたこの実施例の熱転写記録装置に
ついて、以下その動作を説明する。第３図のように、押
圧部材１９、マグネン）２０，２１、磁気シール板２２
．２３を構成することにより、押圧部材１９の先端１９
Ａに磁束を集中させることができる。これを図示したも
のが第５図であり、７、ニ一 番号は第３図と一致しており、２４が磁束線である。押
圧部材１９の先端１９Ａの近傍にて磁束密度が高くなり
、磁性流体である溶けた熱溶融性磁性インクをより強く
引き寄せることが出来る。第６図は第３図の抑圧部材１
９に液体状態の熱溶融性磁性インクを直接付着させた状
態を示した図であり、番号は第３図と一致しており、２
６が液体状態の熱溶融性磁性インクである。第６図のよ
うに、押圧部材１９の先端１９Ａに熱溶融性磁性インク
２５を磁力によって引き寄せて、集めることができる。

この実施例では、上記のような現象を応用しており、再
び第３図に戻って説明を続ける。

第３図において、ザーマルヘンド１１の発熱部１２によ
って加熱され溶融した熱溶融性磁性インク１６Ａは、液
体状態となって磁性流体の挙動を現す。従って、記録用
紙１３を介して設けられた押圧部材１９の先端１９八に
向かって流動するため、先に記録されている熱溶融性イ
ンク１７によって生じた空隙１８に対して、より流れ込
み易くなる。

以上のように、この実施例によれば、熱溶融性磁性イン
クを塗布したインクシートと記録用紙とを重ね合わせて
サーマルヘッドの発熱部に押圧する抑圧部材に、マグネ
ットと磁性材料を用いて磁束集中部を設けることにより
、溶融している熱溶融性磁性インクに磁力の作用で記録
用紙の方向へ流動する力を与え、先の転写記録の盛り上
りによって生じる密着性の悪い部分に対しても浸透し易
くして、画質の向上が図れる。

また、熱溶融性磁性インクに加える磁力をよシ強くする
ことで、インクシートから記録用紙へのより早い流動と
浸透が可能になり、転写記録の速度を高めることができ
る。

発明の効果 以上のように、本発明の熱転写記録装置は、熱溶融性磁
性インクを塗布したインクシートと、加熱手段により溶
融させた上記インクシートの熱溶融性磁性インクを記録
用紙を介して磁化させる磁化手段を設けることによって
、よシ高解像度の熱転写記録を行なうことができ、その
工業的価値は大きい。

８′べ　７゛

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例における熱転写記録装置の斜視図、第２
図は熱転写記録において熱溶融性インクが記録された状
態を示す断面図、第３図は本発明の実施例における熱転
写記録装置の記録部の側面図、第４図は同インクシート
の平面図、第６図は同押圧部材の磁束分布図、第６図は
同抑圧部材に溶融した熱溶融性磁性インクを付着させた
場合の断面図である。 １１・・・・・・サーマルヘッド、１４・・・・・・イ
ンクシート、１９・・・・・・押圧部材、２０．２１・
・・・・・マグネ・ン）、２２．２３・・・・・・磁気
シール板。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
１　図 第３図 ？θ／ｑ２／ 第４図 Ｙ　Ｍ　Ｃ 第５図 第６図 ？Ｏｌｑ　２１ ４３４−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱溶融性磁性インクを塗布したインクシートと、前記イ
   ンクシートの熱溶融性磁性インクを溶融する加熱手段と
   、前記インクシートと記録用紙とを重ね合わせて、前記
   加熱手段に対峙させる対峙手段と、前記加熱手段により
   溶融させた前記インクシートの熱溶融性磁性インクを、
   前記記録用紙を介して磁化させる磁束手段とを備えた熱
   転写記録装置。