JPS6395984A - カラ−熱溶融転写記録用インクリボン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は熱溶融性インクを用いた熱溶融転写記録方式の
カラープリンタに使用される記録用インクリボンに関す
るものである。

従来の技術 従来のカラー熱溶融転写記録用インクリボンについて以
下に説明する。第３図に示すように、一般には減法混色
における３原色のイエローインク１１マゼンタインク２
．シアンインク３がインクリボン用基材４に塗布された
インクリボンを用いて、カラー画像の記録を行なう。

すなわち、３色のインクが塗布されたリボンのまず１色
目の転写記録を行ない、次に記録用紙を元の位置までも
どした上に２色目のインクを転写する。同様にして３色
目の記録を行なうと、イエロー　マゼンタ　シアン及び
それらの混色による赤、青、緑、及び黒の計７色のカラ
ー熱溶融転写記録が完了する。３原色とこれらの色の混
色により出来る色の関係を第４図に示す。

第５図にカラー熱転写記録された記録用紙の断面を模式
的に示す。この図において記録用紙５上に転写されたイ
ンクが転写量にイエローインク６の上にマゼンタインク
７、その上にシアンインク８という順で重なってのって
いる。インクの重ね合わせの順序は一般印刷と同様にイ
エロー、マゼンタ、シアンという順が多く採用されてい
る。

発明が解決しようとする問題点 従来の技術では、インクとインクを重ね合せだ場合、あ
とから重ねられたインク（一般にはマゼンタ及びシアン
）の転写量は、先に転写されたインク（イエロー）の量
に左右される。すなわち、３　　・ 第６図に示すように、記録用紙６の下地のインク９の面
積が大きい場合は、その上に転写されるインク１０．１
１は、面積の大小にかかわらず正しく転写されるが、理
想的な場合を示す第７図のように、下地のインク９．１
０の面積が小さく、その上に転写される３色目のインク
１１の面積が大きい場合は、３色目のインク１１の転写
は下地の影響をうける。すなわち実際のプリンタでは、
第８図に示したように、１回目、２回目に転写したイン
ク９，１０が全面的にない場合は３回目（３色目）のイ
ンク１１は一様に転写されにくい。下地のインク９，１
０の凹凸のために３色目のインク１１は全面にわたって
均一にのらず、特に凹凸の境目や、下地インクの谷間に
は３色目のインクはほとんど転写されない。この問題は
１色目の凹凸の上に２色目のインクを転写する際にも少
し見られるが、このときは、サーマルへ・ノドに印加す
るエネルギーを増加することより２色目のインクは下地
インクの影響を受けず転写される。しかしながら、３色
目のインクはサーマルヘッドに印加するエネルギーを増
しても第７図のように一様には転写されない。

上に述べた転写ミスが発生した場合、結果としてのカラ
ー画像の色が白っぽくなり、特に３原色の混色によって
できる色、赤、青、緑の各色が出にくくなる。このこと
は、イエロー、マゼンタ。

シアン及び赤、青、緑の計６色の面積の大小によってフ
ルカラーの画像をプリントする熱溶融転写型カラープリ
ンタにおいて問題なる。

本発明はこのような問題点を解決するもので、鮮明なフ
ルカラー画像を再現できるようにすることを目的とする
ものである。

問題点を解決するだめの手段 この問題点を解決するために本発明は、互いに異なる３
色以上の熱溶融性インク層と、透明なインク層とを基材
シート上に交互に形成したものである。

作用 従来の問題点はインクの上にインクを重ねる際に出来る
インクの凹凸により生じる。特に、２色５　・、− 目のインクと３色目のインクによって出来る凹凸が問題
となるのであり、この凹凸の谷間をうめれば良く、この
構成により凹凸がなくなる。

実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。

第１図は本発明の一実施例を示し、ライン式のサーマル
ヘッドを有する熱溶融転写式のカラープリンタに用いら
れるインクリボンの斜視図である。

インクリボン基材１ア上に塗布されているインクは、上
から順にイエローインク１２．透明インク１３．マゼン
タインク１４．透明インク１３゜シアンインク１６であ
る。

このインクリボンを用いて熱溶融転写記録を行なうには
、第２Ｎａに示すようにまず１色目のイエローインク１
２を用紙１６上に転写する。

次に、第２図すのように透明インク１３を転写する。こ
の時、透明インクを転写する部分は先に転写されたイエ
ローインク１２以外の部分である。

すなわち、用紙１６上はすべてイエローインク１２もし
くは透明インク１３で覆い、インクの有無による凹凸を
なくす。次にこの上にマゼンタインク１４を転写し、そ
の後、マゼンタインク以外の部分に透明インク１３を転
写する。そして、インクの有無による凹凸のない上に最
後にシアンインク１５を転写する。第２図Ｃのようにこ
の方法によればインクの有無による記録紙上の凹凸がな
くなり、３色目のインクも１色目同様一様に転写される
。

発明の効果 以上のように本発明によれば、インクの有無による記録
紙上の凹凸がなくなり、３色目のインクも１色目のイン
クと同様に一様に転写され、その結果イエロー、マゼン
タ、シアン及び赤＋Ｗ＋ａ＋黒の各色が確実に再現され
て、熱溶融転写型カラープリンタにおけるフルカラー画
像の再現がより形量になる。

また本発明は、インクリボンの変更と、入力画像信号の
追加だけで済み、プリンタメカニズムに伺ら変更をほど
こすことなく、カラープリンタの画質を改善出来るとい
うすぐれた特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるカラー熱溶融転写記録
用インクリボンの斜視図、第２図は本発明のインクリボ
ンによる転写過程を表わす用紙とインクの断面図、第３
図は従来のインクリボンの斜視図、第４図は減法混色の
３原色とそれらの組合せにより出来る色の関係図、第５
図は従来のインクリボンで転写記録された用紙とインク
の断面図、第６図は従来のインクリボンで転写記録され
た別の用紙とインクの断面図、第７図は熱溶融性インク
が理想的に転写されたとしたときの用紙とインクの断面
図、第８図は従来のインクリボンを用いて実際に転写し
たときの用紙とインクの断面図である。 １２・・・・・イエローインク、１３・・・・・・透明
インク、１４・・・・・マゼンタインク、１５・・・・
シアンインク、１７・・・インクリボン基材。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１４
−マぜンクインク １５−シアンインク 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 ｑ　　　　ｑ　ｑ 弔０凶 ｑ　　　ｑ　　ｑ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 互いに異なる３色以上の熱溶融性インク層と、透明なイ
   ンク層とを基材シート上に交互に形成したことを特徴と
   するカラー熱溶融転写記録用インクリボン。