JPS6014987A - 汚液中の汚染物質分離方法及び装置 - Google Patents

汚液中の汚染物質分離方法及び装置

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JPS6014987A
JPS6014987A JP12095583A JP12095583A JPS6014987A JP S6014987 A JPS6014987 A JP S6014987A JP 12095583 A JP12095583 A JP 12095583A JP 12095583 A JP12095583 A JP 12095583A JP S6014987 A JPS6014987 A JP S6014987A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は汚液中の汚染物質、特に汚液中の油分を分離す
る方法及び装置に関する。
一般に種々の産業活動或は生活から供出する産業排水或
は生活排水(以下これらを一括して汚液という。)の種
類は千差万別であるが、特に機械加工排水、水産加工排
水等の産業排水や都市下水はコロイド状の浮遊懸濁物(
SSという。)やエマルジョン化した油分或は蛋白質等
の有機性m解物質(以下これらを総称して汚染物質とい
う。)を多量に含有するため、従来の処理方法では技術
的並びにコスト的に多くの問題点がある。即ち、従来に
おける汚染物質の処理方法としては、1)加熱分解法、
2)限外濾過法、3)薬注法、4)微生物処理法、5)
電解法等が知られている。
この中、1)〜りの方法は処理設置1fii及び処理に
要する2ンニングコスト共に高価となるのみならず、2
)の限外濾過法では濃縮液の二次処理が付加され、又、
3)の薬注法では処理によってスラッジが多iK供出し
、この処理にも費用が嵩む。
しがも、水産加工排水やmJ動物性含油水は蛋白質と油
分及びSaとの混合汚染物質からなシ、薬注法でも処理
が困難であシ、特にM根性油分は高温時には短時間で変
質し、又、動物性油分は冷却時には固形化するなど処理
上の難点が多い。又、4)の微生物処理も処理設備が膨
大となる。5)の電解法はエマルジョン性含油水や動物
性含油水等の処理に対し、比較的有効とされて因るが、
主電極のみで反応させる場合、処理時間が長く、又、ア
ルミニウム、鉄等を析出させる方法では電極の損耗が激
しく、又、スラッジが多量に発生する。
そのため、電極の補給、?#掃、スラッジ処理等の2次
処理に多くの手間と費用を要し、又、高繰度、高粘性の
含油排水を処理した場合は電極の汚染が甚しく、その洗
浄が困難であるため実用に供し得ない。又、電解法と吸
着法、又は濾過法とを併用する試みもあるが、その効果
は不十分でその実用性は期待できない。
そこで、従来の電解法の改良として最近、陽極と陰極か
らなる主電極の間に三次元電極を充填させて電解する方
法が提案されている。(水処理技術’VoL、 22.
 l’& 11 、 P、55〜64.1981 >。
コノ方法はフェライト等の導電性粒子を物理的に絶縁状
態とし、対向する主電極間に充填させ、主電極間に電圧
を印加することによル、これらの導電性粒子にa成させ
て三次元電極を形成させ、この三次元゛電極を用いて汚
液中の汚染物質を帯電吸着分離する方法であるが、この
方法では一旦′電極に吸着された汚染物質が剥離し難い
だめ、汚液処理によって主電極及び三次元電極の汚染が
甚しく、又、汚染′@質の分離効率も不十分である。更
に、汚染された主電極及び三次元電極の洗浄による復元
処理も困難であシ、従って特に扁濃度、高粘性の油分を
貨有するγり液の処理には適用し難いなどの問題点があ
った。
本発明は従来の三次元電極を使用した電解法による汚液
処理に伴う上記の問題点を解決して、汚染物質の分離効
率が良く、特に烏濃度、高粘性の油分を含有する汚液に
ついても電極の汚染がなく、分離コストの低廉な処理法
及び装置を提供することを目的としてなされたものであ
る。
以下に本発明を実施911を示す図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明に使用する装置の概略断面図で電解41
i1の両側に1材極2及び陰極3を対向装着して、その
両極を切換スイッチ4を介して尋線5で連絡し、図示し
ない電源より電圧を印加して直諷が通ずる如く構成する
。陽極2及び幽他3の材料は通常の電解に使用されるも
のでよく、一般にカーボン、グラファイト、鉄、ステン
レスその他の金属又は合金からなる板状体又は俸状体が
使用される。
次に、陽極2及び原価3からなる主−極間の電解槽1内
に三次7c奄憔6を充填する。この三次元を他6は生電
惨間に分解電圧以上の電圧を印加することによりM電現
象によシ+、−に帯電される複極性粒状物質で、導′4
性の良好な物質であれば如何なる物質でもよいが、汚液
に対する耐食性、コスト等を考慮して活性炭、カーボン
、グラファイトが好適に使用される。更に、ステンレス
スチール、銅等も1史用することができる。これらの導
電性粒状!lZ * ta 7グ欧との接触面積の増加
をはかると共に汚液の通販性を保持させる観点から逃′
K例えば短径2〜3IIIIT+、艮形4〜Smm程度
の粒子状に成形したものが便J9される。
本発明によitば、かかる粒状の三次元電極はその外周
面に電気絶縁性物質からなる多孔性被膜が形成され、更
に心安に応じ、その被護上に破油刑層を形成させるか、
被朕内にi鑓藺Δり金印Mさせる。
即ち、′電気絶縁性を有する多孔性被膜の形成用素材と
しては、例えば塩化ビニル、塩化ビニリデン、ポリスチ
レン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポ
リサル7オン、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂、エポキ
シ、不飽和ポリエステル等のMM化性樹脂、シリコンゴ
ム、フレタンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム等のゴム
類等を使用することができる。又、これらの合成樹脂類
又はゴム類を用いて三次元電極粒子表面に形成される被
膜り常圧において水が透過しない程度の多孔質に形成さ
れる、かかる多孔性被膜の形成手段としては公知の手法
によシ適宜実施することができるが、これらの樹脂類又
はゴム類を適当なM媒に俗解しておき、これに三次元i
i&粒子を含浸させた俊、粒子を取シ出し、溶媒を揮散
させる方法が一般的であシ、又、エポキシ樹脂のような
熱硬化性樹脂を使用する場合は加熱手段を加える心太が
ある。
このようにして形成される多孔性被膜の厚さは通常数μ
〜数100μ程度、膜中の孔径は約100A〜数μ程度
である。史に筒濃度、尚粘性の油分を含む汚液処理の場
合には上記のようにして三次元電極粒子表面に形成され
た電気絶縁性を有する多孔性被膜に撥油剤処理を行なわ
せたもの全使用すれば油分の分離を効果的に行なうこと
ができる。使用しうる撥油剤としては特に限定されない
が、例えば特開1i1454−61362号公報に記載
されるような水不容性吸水ゲルポリマーや各棟のフッ素
糸化合物、或はアクアプレン等を挙けることができる。
上記の水不溶性ゲルゲルポリマーを多孔性被膜上に形成
させる手段としては(1)アクリルアミド、アクリル酸
カルシウム、アクリル酸ソーダの如き水浴性モノマーと
メチレンビスアクリルアミド、N−メチロールアクリル
アミドの如きを適宜混合した水浴液に、過硫酸アンモニ
ウム、過硫酸ソーダ、過硫ばカリ、過酸化水素の如き重
合触媒と塩化アンモニウム、リン酸第−アンモニウムの
如き組合触媒を添加し、かかる水浴液を前記の多孔性被
膜に含浸、塗布、スプレー等の処理で添着せしめ、しか
る後に80〜100℃程度の温度で加熱乾燥することに
よって、重縮合反応で水不溶性ゲルゲル層を形成する方
法、(2)イオン的に■の電荷を有する物質(ピリジン
基、第4級アンモニウム基などカチオン電荷を有する化
合物)の水浴液を、多孔性被膜に添着し、次にθの電荷
を有する物質(カルボキシル基、スルホン基等のアニオ
ン電荷を有する化合物)の水溶液を添着して、前記の多
孔性被膜表面あるいは内部でイオン的に結合させて新開
イオンコンプレックスを形成させる方法、(3)カルボ
キシメチルセルロース、ポリリン酸基、ポリアクリル鍍
ソーダの如き水浴性高分子化合物と硫酸マグネシウム、
塩化カルシウム等の多価金属塩とのカップリング反応で
ゲル化合物を形成する方法、即ち前記多孔性被膜に予め
多価金属塩の水浴液を含浸、塗布、スプレー等の処理で
添着し、次に611記の金属架橋性の水浴性高分子化合
物の水浴液を添着して、多価金属イオンの媒介によシゲ
ル化合物を形成する方法、(4)親水性の天然又は合成
高分子化合物を吸水性を失うことなく不溶化する方法、
即ち、前記多孔性被膜にクロム明パン、カリ明パン、ホ
ルマリン、塩化亜鉛、ホウ酸、塩化マグネシウムなど架
橋剤を添着しておき、ゼラチン、ポリビニルアルコール
、アルギン酸、マンナン、セルロース化合物などゲル形
成剤を加えて、化学的乗稿化反応でゲル化合物を形成す
る方法、j5)lli水して膨潤し、水不溶性ゲルを形
成する物質を利用する方法、例えばポリエチレンオキサ
イドの架橋物を前記多孔性被膜に含浸、塗布、スプレー
処理などで添着する方法等がある。
又、フッ素系化合物、アクアブレン等は予め前述の合成
樹脂類又はゴム類に適宜混合するか、或は含浸、塗布、
スプレー処理などで添着することができる。かかる撥油
剤処理は前記の多孔性被膜自体が撥油性を有するときは
省略することができる。
以上は三次元を種粒子表面に電気絶縁性の多孔性被膜を
形成し、又必要に応じ撥油剤処理を行なう場合について
説明したが、史に主電極表面にも同様の多孔性被膜の形
成及び/又は撥油剤処理を行なわせることができる。
第2図は電解槽1の主電極間に充填された三次元電極6
が圧電極間に印加された電圧によって錦!現象によシ帯
電された状態を示している。
次に、三次元1!極6を充填した本発明の電解槽1を用
いて汚液を処理するには、′544J1図の電解槽1の
下部流入口1から汚mff1a中の汚液をポンプ9を用
いて流入させる。同時に電M111の主電極に分解電圧
以上の電圧を印加すると汚級は三次元′t4L憔に接触
して汚液中の汚染物質の中、十に帯電する成分は三次元
゛6極6の一極側に、又−に帯電する成分は子種側に吸
漸して夫々分離される。
又、汚染物質の中でも油分は−に帯電するので三次元電
極6の子種11111に吸着される。三次元電極6に吸
着された油分は油粒子の成長と共に自刃でも浮上分離す
るが、通電の途中で主電極への荷電方向を切替スイッチ
4によシ切替えることによシ油の分離を促進させること
ができる。
即ち、第3図は本発明の三次元電極によってエマルジョ
ン性油分が成層分離される状態を段階的に説明した図で
、(八)は三次元を極6の子種側に−に帯電し九油滴1
0が吸着された状態を、(b)は吸着された油滴が増加
生長した状態を示し、三次元電極の子離側に吸着された
油滴11は飽和状態となって吸着能力は低下してくる。
(0)は両極の荷電を切替えることによシ、三次元′電
極6の荷電方向が逆転し、油吸着部分は−に荷電され、
油12は電気的な反撥作用を受けて三次元電極6から剥
離される一方、子種側は新たに油を吸着し始める。
汚欣中の油の分離は以上のような作用機構によって行な
われるが、三次元電極6の表面に撥油剤処理を行なった
場合には電極面に吸着された油の分離を東に促進し、電
極面を常に清浄に保持する作用を有する。主電極に印加
される電圧は装置規模、汚液の性状等によって左右され
るので一概に規定し得ないが、通常20〜30Yである
かくして三次元電極から分離された汚染物質は電解槽1
の上部に設けられた排出口13から排出される。一方、
汚染物質の分離液は排出口13の下方に適当な間隔を隔
てて設けた取出口14から取出される。
以上の操作において汚染物質が三次元電極表面に密着し
て荷電の正逆反転のみで分離が完全でない場合は、電解
槽1の底板15に設けたノズル孔(図示せず)よりポン
プ16を用いて適宜の液又は空気を噴流させることによ
シ、電極面よシ汚染物質の剥離を促進させ、又、電極面
の洗浄を行なわせることができる。
以上の説明において電解槽1は縦型の場合について説明
したが主電極を上下に配設した横型とすることも可能で
ある。
次に本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1 電解槽として縦45mm、横45mm、高さ500mの
実験槽を使用し、グラファイト板を14!他及び陰極と
して対向して取付は直流電源に連結した。
次いで平均径約3nTms長さ約5+訓の長方円柱状の
グラファイト粒子1002を三次元成極とし、この粒子
にポリサルフォンの多孔性被膜を形成させた。被膜の形
成はポリサル7オン10iをテトラヒドロフラン(以下
T)IFという)を溶媒としてその90Fに浴解し、こ
れにグラファイト粒子を含浸させた後、メタノール中に
粒子を浸漬して行なった。
このようにしてポリサルフォンの多孔性被膜を形成させ
た三次元電極を電解槽内に充填し、一方、対照として三
次元電極の充填を行なわない上記と同様の電解槽を使用
して汚液の分離処理を何りた。
汚7灰としては機械加エエ楊から排出された水溶性切削
液を使用し、含有する油の分離試験を実施した。
処理条件及び処理結果は以下に示す如くであった。
(1)処理条件 切削液中の油濃度・・・・・・33601!l11(四
塩化炭素抽出法による。以下 の実施例も同じ) 処理時間・・・・・・100分 処理電圧、電流・・・・・・本発明 30V−0,05
ム対照30Y−0,3ム (2)処理結果・・・・・・処理液中の油濃度本発明・
・・2801一 対 照・・・1646騨 実施例2 実施例1と同一条件の電解槽を使用して水f6性切削液
中の油の除去効果を比較した。ただし、本実施例では実
施例1で使用した切削歇のエマルジョン性油分の解離を
促進させるために蝋酸扉土1500111 を添加した
汚液を用いた。処理条件と処理結果は以下の辿りであっ
た。
(1)処理条件 切1111歇中の油濃度・・・・・・3360P処理時
間・・・・・・60分 処理電圧、電流・・・・・・本発明 30V−0,2ム
対照3av−i、sム (2)処理結果・・・・・・処理液中の油濃度本発明・
・・・・・11〇四 対 照・・・・・・410恭 実施例3 実施例1と同一条件の電w1mを使用し、主電極間への
充積物の種類を変化させて汚液中の油の除去効果を比較
した。使用した充填物は次の3袖類である。
ム)・・・・旧・・三次元電極 実施例1で使用したものと同様の もの B)・・・・・・・・・ポリプロピレフベレット平均粒
径2〜3nIIIISM合度3000Gのもの C)・・・・・・・・・ポリプロピレフ(PP)十カー
ボンB)のppベレットにカーボン粉末を等量混合し粒
状に成型したもの。
(1)処理条件 汚液の種類・・・・・・高a度水浴性切削欣油の濃度 
・・・・・・6300朋 処理時間 ・・・・・・60分 処理電圧−電流 人)・旧・・30V−0,5ムB) 
、、・・−・30 V−0,15ム(j) 、、、、、
、 30 V−0,72ム(2)処理結果・・・・・・
処理液中の油m度ム)・・・・・・133胛 B)・旧・・302 [1p C)・・・・・・848− 実施例4 本発明に使用する三次元電極として粒径約31TIIr
lX5mmO造粒活性炭を使用し、表面に形成される多
孔性被膜の種類を異にした場合の汚液中の油分−の分離
効果を比較した。この試験において造粒活性炭表面への
多孔性被膜の形成方法は以下の通夛である。
(1)エポキシ樹脂による被膜 信越化学社製エポキシ樹脂(商品名ha−1001)”
 45%@g 22 t K T HFを加え”cio
or(エポキシ樹脂嬢度約10%)とした俗液に上記造
粒活性炭1002を含浸した抜取シ出し、150℃で3
0分加熱してT)IFを揮散させると共に樹脂を硬化さ
せ多孔性被膜を形成させた。
(2)シリコン14脂による被膜 信越化学社製シリコン(11i!品名j1103)50
2に触媒として同社製商品名カタリス)103゜2fを
添加し、これにTHFを加えて100Fとした溶液に上
記造粒活性炭100ftl−含浸した抜取シ出し、80
℃で2時間乾燥し多孔性被膜を形成させた。
(3)ボリサルフォン樹脂による被膜 日産化学KK製ポリサ”7 # ン4IUf7Iftf
 Oj’ t−THF 90 Fにmmした溶液に上記
造粒活性炭1002を含浸した抜取シ出し、直ちにメタ
ノール中に浸漬し次いでメタノールから取シ出し水中で
多孔性被膜を形成させた。
上記(1)〜(3)の方法で多孔性被膜を形成させた三
次元電極を実施例1で使用したi+を解槽内に夫々充填
し、三次元電極を充填しない場合を対照として油分濃度
γ69011Plの水溶性切削液中の油分の分離効果を
比較した。その結果は第1表に示す如くであシ、倒れの
多孔性被膜を形成させた場合でも三次元電極を充填した
本発明の方法による油分分離以上の実施例からも明らか
なように、本発明による汚液の処理方法は従来の電解処
理方法とは異なシ、防電的に荷電された三次元電極への
汚染物質の電気的中和による凝集及び破壊に基づく分離
除去方法であるから、従来の電解法のように赦しい電極
の損耗及び、スラッジが多量に発生するということはな
く、又、原液の性状によっては本発明法に少量の薬液処
理を併用すれば効果的に分離することができる。更に本
発明によれば導電性粒子の表面に常圧において水が透過
しない程度の電気絶縁性の多孔性被膜が形成され、又、
必要に応じ、この多孔性被膜上又は被膜内に撥油剤が形
成された三次元電極を電w14VI内に充填すると共に
、電解槽に設けた切替スイッチによシ正逆変互に荷電を
行なうように講成したから、汚液中の汚染物質特に油分
の分離効果が顕著であシ、従来その分離が困難とされて
いたエマルジョン性の油分或は高濃度、高粘性の油分で
も容易に低濃度まで分離することができる利点がある。
従って本発明によれば、電極の補給、清掃、二次処理等
に費する費用を大巾に低減することができ、極めて経済
的な処理方法及び装置を提供することができる111点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の概略θf面図、弔2図は三次元電
極の説明図、第3図は三次元電極によって油分が1&着
分離される状態の説明図である。 1 ・・・・・・・・・電解イ曹 2・・・・・・・・・陽極 3・・・・・・・・・原種 4・・・・・・・・・切替スイッチ 6・・・・・・・・・三次元電極 1・・・・・・・・・流入口 10・・・・・・・・・油滴 13・・・・・・・・・排出口 14・・・・・・・・・取出口。 特許出願人 丸智工研株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 陽極及び−榛tらなる主電極1■」に三次元電
    極を充填した電解槽内に汚液を4人し、該主電極間に電
    圧を印加して該汚液中の汚染物質を分離する方法におい
    て、該三次元電極外周面に電気絶縁性物質から廃る多孔
    性被膜を形成したことを特徴とする汚液中の汚染物質分
    離方法。
  2. (2) 三次元電極に電気絶縁性物質からなる多孔性被
    膜を形成し、該被膜に撥油剤を含有又は形成させたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の汚液中の汚染
    物質分離方法。
  3. (3)主電極間に切替スイッチを設け、正逆交互に荷電
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の汚液中の汚染物質分離方法。
  4. (4)陽極及び陰極からなる主電極を対向併設した電解
    槽の該主電極間に、電気絶縁性物質からなる多孔性被膜
    を形成させた粒状の三次元電極を充填したことを特徴と
    する汚C夜中の汚染物質分離装置。
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JPH029873B2 (ja) 1990-03-05

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