JPS6014946Y2 - ポンプ - Google Patents
ポンプInfo
- Publication number
- JPS6014946Y2 JPS6014946Y2 JP893778U JP893778U JPS6014946Y2 JP S6014946 Y2 JPS6014946 Y2 JP S6014946Y2 JP 893778 U JP893778 U JP 893778U JP 893778 U JP893778 U JP 893778U JP S6014946 Y2 JPS6014946 Y2 JP S6014946Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- pump casing
- pump
- exhaust
- exhaust pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Rotary Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、可撓性回転体を有する回転ポンプ、すなわち
インペラーポンプに関するものである。
インペラーポンプに関するものである。
この種のポンプの一般的な構成は、第1図に示すごとく
、円筒形内周を有するポンプケーシングaの内周の一部
にカムbを設けるとともに該カムbの両端位置に吸排ポ
ートc、cを設け、可撓性の羽根dを持つ回転体eを内
挿して摺回動せしめるようになるものである。
、円筒形内周を有するポンプケーシングaの内周の一部
にカムbを設けるとともに該カムbの両端位置に吸排ポ
ートc、cを設け、可撓性の羽根dを持つ回転体eを内
挿して摺回動せしめるようになるものである。
しかして上記可撓性の羽根dは、一般に(または通常)
ゴム状弾性材が使用され、鉄鋼、アルミニウムまたは合
成樹脂等で形成されたポンプケーシングa内を摺動回転
し、カムb位置での変形によって容積を変えてポンプ効
果を得るものであるが、常時、羽根dとポンプケーシン
グaが摩擦しており、揚液が枯渇した場合は、回転体e
とポンプケーシングa各部の回転摩擦により高温が発生
する。
ゴム状弾性材が使用され、鉄鋼、アルミニウムまたは合
成樹脂等で形成されたポンプケーシングa内を摺動回転
し、カムb位置での変形によって容積を変えてポンプ効
果を得るものであるが、常時、羽根dとポンプケーシン
グaが摩擦しており、揚液が枯渇した場合は、回転体e
とポンプケーシングa各部の回転摩擦により高温が発生
する。
この種のポンプは、一般的に、3唱以上無潤滑、あるい
は供給液なしの状態で運転すると、可撓性回転体が熱劣
化し、ポンプとしての機能を早急に低下せしめる欠点を
有していた。
は供給液なしの状態で運転すると、可撓性回転体が熱劣
化し、ポンプとしての機能を早急に低下せしめる欠点を
有していた。
本考案は、上記欠点に鑑み、これを−掃することを目的
とするものであり、すなわちカムを形成した円筒状内周
に沿って多数の羽根を摺接させる可撓性回転体を内挿し
、かつ前記カムの前後端位置に、第1の吸排管に連通す
る第1の吸排孔と第2の吸排管に連通ずる第2の吸排孔
を開設した内側ポンプケーシングと、該内側ポンプケー
シングを囲撓し、かつ前記第1または第2の吸排管を挿
抜自在に嵌入するとともに第1または第2の吸排ポート
に連通ずる第1、第2の嵌合孔を形成した外側ポンプケ
ーシングとを有し、該外側ポンプケーシングを前記内側
ポンプケーシングに対して相対的に移動自在に構成して
前記第1の吸排管と第1の嵌合孔または第2の吸排管と
第2の嵌合孔の何れか一組を気密的に選択嵌合するとと
もに残る一組を前記外側ポンプケーシングの流体溜室に
連通させ、前記内側ポンプケーシングの側板の吸排孔近
傍位置に前記流体溜室と内側ポンプケーシングのポンプ
室を連通ずる連通孔を開設してなるポンプを提供せんと
するものである。
とするものであり、すなわちカムを形成した円筒状内周
に沿って多数の羽根を摺接させる可撓性回転体を内挿し
、かつ前記カムの前後端位置に、第1の吸排管に連通す
る第1の吸排孔と第2の吸排管に連通ずる第2の吸排孔
を開設した内側ポンプケーシングと、該内側ポンプケー
シングを囲撓し、かつ前記第1または第2の吸排管を挿
抜自在に嵌入するとともに第1または第2の吸排ポート
に連通ずる第1、第2の嵌合孔を形成した外側ポンプケ
ーシングとを有し、該外側ポンプケーシングを前記内側
ポンプケーシングに対して相対的に移動自在に構成して
前記第1の吸排管と第1の嵌合孔または第2の吸排管と
第2の嵌合孔の何れか一組を気密的に選択嵌合するとと
もに残る一組を前記外側ポンプケーシングの流体溜室に
連通させ、前記内側ポンプケーシングの側板の吸排孔近
傍位置に前記流体溜室と内側ポンプケーシングのポンプ
室を連通ずる連通孔を開設してなるポンプを提供せんと
するものである。
以下、本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。
第2図および第3図において、1は内側ポンプケーシン
グであり、該内側ポンプケーシング1の円筒状内周の一
部にカム2が設けられ、該カム2の前後端近傍に、第1
の吸排管3bに連通ずる第1の吸排孔3aと、第2の吸
排管4bに連通ずる第2の吸排孔4aが開設されている
。
グであり、該内側ポンプケーシング1の円筒状内周の一
部にカム2が設けられ、該カム2の前後端近傍に、第1
の吸排管3bに連通ずる第1の吸排孔3aと、第2の吸
排管4bに連通ずる第2の吸排孔4aが開設されている
。
5は、前記内側ポンプケーシング1に内挿される可撓性
回転体であり、回転軸6に外挿固着されるとともに、放
射状に設けた多数の羽根7,7・・・を内側ポンプケー
シング1およびカム2に沿って摺回動させるようになる
。
回転体であり、回転軸6に外挿固着されるとともに、放
射状に設けた多数の羽根7,7・・・を内側ポンプケー
シング1およびカム2に沿って摺回動させるようになる
。
8は、前記内側ポンプケーシング1の外側を囲繞する外
側ポンプケーシングであり、前記第1の吸排管3bを気
密的に挿入、抜出する第1の嵌合孔11aと、前記第2
の吸排管4bを気密的に挿入、抜出する第2の嵌合孔1
1bが形成され、該両嵌合孔11a、llbは、それぞ
れ、第1の吸排ポート9aまたは第2の吸排ポート9b
に連通している。
側ポンプケーシングであり、前記第1の吸排管3bを気
密的に挿入、抜出する第1の嵌合孔11aと、前記第2
の吸排管4bを気密的に挿入、抜出する第2の嵌合孔1
1bが形成され、該両嵌合孔11a、llbは、それぞ
れ、第1の吸排ポート9aまたは第2の吸排ポート9b
に連通している。
前記外側ポンプケーシング8は、内側ポンプケーシング
1に対して前記両吸排ポー)9ay9b方向に相対的に
移動自在に設けられ、例えば図示の如く、外側ポンプケ
ーシング8を内側ポンプケーシング1に対して図上右方
向へ移動させると、第1の吸排管3bと第1の嵌合孔1
1aとが気密的に嵌合され、第2の吸排管4bは外側ポ
ンプケーシング8の流体溜室8a内に開口し、該流体溜
室8aを介して第2の吸排ポート9bと連通ずるように
なる。
1に対して前記両吸排ポー)9ay9b方向に相対的に
移動自在に設けられ、例えば図示の如く、外側ポンプケ
ーシング8を内側ポンプケーシング1に対して図上右方
向へ移動させると、第1の吸排管3bと第1の嵌合孔1
1aとが気密的に嵌合され、第2の吸排管4bは外側ポ
ンプケーシング8の流体溜室8a内に開口し、該流体溜
室8aを介して第2の吸排ポート9bと連通ずるように
なる。
また内側ポンプケーシング1の側板1′の前記両眼排孔
近傍位置には、それぞれ、逆止機構12を有する連通孔
10が、流体溜室8aから内側ポンプケーシング1のポ
ンプ室1aに向って開口されている。
近傍位置には、それぞれ、逆止機構12を有する連通孔
10が、流体溜室8aから内側ポンプケーシング1のポ
ンプ室1aに向って開口されている。
当該逆止機構12には、第4図に拡大して示すごとく、
たとえば連通孔10に対して外向きにコイルスプリング
13で弾性付勢されたスチールボール14よりなるスト
ップボールバルブが使用され、前記流体溜室8aからポ
ンプ1aに向けての流れのみを許容し、同反対方向の流
れを阻止遮断するようになる。
たとえば連通孔10に対して外向きにコイルスプリング
13で弾性付勢されたスチールボール14よりなるスト
ップボールバルブが使用され、前記流体溜室8aからポ
ンプ1aに向けての流れのみを許容し、同反対方向の流
れを阻止遮断するようになる。
上記構成によるポンプは、回動軸6の回転方向を変える
ことにより吸引および排出の向きを変えることができる
ようになるもので、例えば、第1の吸排ポー)9aから
揚液を吸引して第2の吸排ポート9bからこれを吐出す
る場合は、図示のごとく、外側ポンプケーシング8を内
側ポンプケーシング1に対して右方向で移動させ、第1
の吸排管3bと第1の嵌合孔11aとを嵌合させる。
ことにより吸引および排出の向きを変えることができる
ようになるもので、例えば、第1の吸排ポー)9aから
揚液を吸引して第2の吸排ポート9bからこれを吐出す
る場合は、図示のごとく、外側ポンプケーシング8を内
側ポンプケーシング1に対して右方向で移動させ、第1
の吸排管3bと第1の嵌合孔11aとを嵌合させる。
しかして回動軸6を外部駆動装置(図示せず)によって
回転駆動させると、可撓性回転体5が従動回転し、羽根
7が内側ポンプケーシング1内周およびカム2に沿って
摺動回転する。
回転駆動させると、可撓性回転体5が従動回転し、羽根
7が内側ポンプケーシング1内周およびカム2に沿って
摺動回転する。
この羽根7と内側ポンプケーシング1によって構成され
るポンプ室1aのカム2前後における容積の差異により
、第1の吸排ポー)9aから揚液を吸引し、第2の吸排
孔4aから排出する。
るポンプ室1aのカム2前後における容積の差異により
、第1の吸排ポー)9aから揚液を吸引し、第2の吸排
孔4aから排出する。
このようにして第2の吸排孔4aから排出された揚液は
前記流体溜室8aを充填した後、第2の吸排ポート9b
から排出される。
前記流体溜室8aを充填した後、第2の吸排ポート9b
から排出される。
このように駆動するポンプにおいて、第1の吸排ポート
9aから揚液が供給されなくなると、内側ポンプケーシ
ング1のポンプ室1aの内圧は流体溜室8aより低圧に
なり、このため該流体溜室8aの流体が前記逆止機構1
2を押し開く形で連通孔10を介してポンプ室1aに流
入し、第2の吸排孔4aよりふたたび流体溜室8aに放
出され繰り返し循回することになり、内側ポンプケーシ
ング1内は渇水することがない。
9aから揚液が供給されなくなると、内側ポンプケーシ
ング1のポンプ室1aの内圧は流体溜室8aより低圧に
なり、このため該流体溜室8aの流体が前記逆止機構1
2を押し開く形で連通孔10を介してポンプ室1aに流
入し、第2の吸排孔4aよりふたたび流体溜室8aに放
出され繰り返し循回することになり、内側ポンプケーシ
ング1内は渇水することがない。
つぎに揚液が供給されると、流体溜室8aを充填した後
、第2の吸排ポート9bから排出される。
、第2の吸排ポート9bから排出される。
このとき、ポンプ室1aの内圧は、流体溜室8aの内圧
との差がなく、前記逆止機構12は閉塞状態におかれる
ため、連通孔10を介しての流体の移動は生じない。
との差がなく、前記逆止機構12は閉塞状態におかれる
ため、連通孔10を介しての流体の移動は生じない。
したがって上記構成になるポンプは揚液が枯渇しても、
ポンプの摺動部には、常時、流体が送入されるため摺動
部が発熱することがなく、摩耗による劣化もきわめて少
ない。
ポンプの摺動部には、常時、流体が送入されるため摺動
部が発熱することがなく、摩耗による劣化もきわめて少
ない。
以上説明したように、本考案のポンプは、排出液を一部
、内側ポンプケーシング外に滞溜せしめ、ポンプ室の内
圧が低下したとき、該滞溜液をポンプ室に供給するよう
に構成しているため、吸引側を枯渇した場合も滞溜液が
循環し、ポンプ室内の滞溜液が枯渇することがない。
、内側ポンプケーシング外に滞溜せしめ、ポンプ室の内
圧が低下したとき、該滞溜液をポンプ室に供給するよう
に構成しているため、吸引側を枯渇した場合も滞溜液が
循環し、ポンプ室内の滞溜液が枯渇することがない。
したがって本考案によれば、ポンプの摺動部が摩擦発熱
することがなく、ポンプが、常時、好適な状態に保たれ
、ポンプの寿命を長くすることができ、また揚液の送給
方向を逆転させても同様の効果を奏することができる等
、実用的効果のきわめて高いものとなる。
することがなく、ポンプが、常時、好適な状態に保たれ
、ポンプの寿命を長くすることができ、また揚液の送給
方向を逆転させても同様の効果を奏することができる等
、実用的効果のきわめて高いものとなる。
第1図は従来例に係るポンプの正断面図、第2図は本考
案の実施例に係るポンプの正断面図、第3図は同側断面
図、第4図は同要部拡大側断面図である。 1・・・・・・内側ポンプケーシング、1′・・・・・
・側板、1a・・・・・・ポンプ室、2・・・・・・カ
ム、3a、4a・・・・・・吸排孔、3b、4b・・・
・・・吸排管、5・・・・・・可撓性回転体、6・・・
・・・回動軸、7・・・・・・羽根、8・・・・・・外
側ポンプケーシング、8a・・・・・・流体溜室、9a
、9b・・・・・・吸排ポート、10・・・・・・連通
孔、12・・・・・・逆止機構。
案の実施例に係るポンプの正断面図、第3図は同側断面
図、第4図は同要部拡大側断面図である。 1・・・・・・内側ポンプケーシング、1′・・・・・
・側板、1a・・・・・・ポンプ室、2・・・・・・カ
ム、3a、4a・・・・・・吸排孔、3b、4b・・・
・・・吸排管、5・・・・・・可撓性回転体、6・・・
・・・回動軸、7・・・・・・羽根、8・・・・・・外
側ポンプケーシング、8a・・・・・・流体溜室、9a
、9b・・・・・・吸排ポート、10・・・・・・連通
孔、12・・・・・・逆止機構。
Claims (1)
- カムを形成した円筒状内周に沿って多数の羽根を摺接さ
せる可撓性回転体を内挿し、かつ前記カムの前後端位置
に、第1の吸排管に連通ずる第1の吸排孔と第2の吸排
管に連通ずる第2の吸排孔を開設した内側ポンプケーシ
ングと、該内側ポンプケーシングを囲撓し、かつ前記第
1または第2の吸排管を挿抜自在に嵌入するとともに第
1または第2の吸排ポートに連通ずる第1、第2の嵌合
孔を形成した外側ポンプケーシングとを有し、該外側ポ
ンプケーシングを前記内側ポンプケーシングに対して相
対的に移動自在に構成して前記第1の吸排管と第1の嵌
合孔または第2の吸排管と第2の嵌合孔の何れか一組を
気密的に選択嵌合するとともに残る一組を前記外側ポン
プケーシングの流体溜室に連通させ、前記内側ポンプケ
ーシングの側板の吸排孔近傍位置に前記流体溜室と内側
ポンプケーシングのポンプ室を連通ずる連通孔を開設し
てなることを特徴とするポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP893778U JPS6014946Y2 (ja) | 1978-01-30 | 1978-01-30 | ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP893778U JPS6014946Y2 (ja) | 1978-01-30 | 1978-01-30 | ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54114102U JPS54114102U (ja) | 1979-08-10 |
JPS6014946Y2 true JPS6014946Y2 (ja) | 1985-05-11 |
Family
ID=28818810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP893778U Expired JPS6014946Y2 (ja) | 1978-01-30 | 1978-01-30 | ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014946Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-01-30 JP JP893778U patent/JPS6014946Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54114102U (ja) | 1979-08-10 |
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