JPS601469A - ピストンリング装置 - Google Patents
ピストンリング装置Info
- Publication number
- JPS601469A JPS601469A JP10830283A JP10830283A JPS601469A JP S601469 A JPS601469 A JP S601469A JP 10830283 A JP10830283 A JP 10830283A JP 10830283 A JP10830283 A JP 10830283A JP S601469 A JPS601469 A JP S601469A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- piston
- piston ring
- gap
- ring groove
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
- F16J9/12—Details
- F16J9/14—Joint-closures
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
a、技術分野
この発明は内燃機関等に用いられるピストンリング装置
の改良に関する。
の改良に関する。
b、技術的背景
往復動内燃機関に使用されるピストンリングには、ピス
トンとシリンダとの間で適正な潤滑油膜を形成するため
のオイルリングとシール性を確保するだめのコンプレッ
ションリングとがあるが、コンプレッションリングにつ
いては、機関の種類にもよるが自動車用機関では1気筒
あたり通常2〜3本を使用して充分なシール性が得られ
るようにしている。
トンとシリンダとの間で適正な潤滑油膜を形成するため
のオイルリングとシール性を確保するだめのコンプレッ
ションリングとがあるが、コンプレッションリングにつ
いては、機関の種類にもよるが自動車用機関では1気筒
あたり通常2〜3本を使用して充分なシール性が得られ
るようにしている。
しかしながら、よく知られているように従来のピストン
リングではその構造上合い口隙間が生じることになるた
め、コンプレッションリングを複数使用しても燃焼室か
らクランク室側へのガスの吹き抜け(ブローパイ)を確
実に防止するのは困難であった。
リングではその構造上合い口隙間が生じることになるた
め、コンプレッションリングを複数使用しても燃焼室か
らクランク室側へのガスの吹き抜け(ブローパイ)を確
実に防止するのは困難であった。
これ建対して、高度なシール性の要求に応えるピストン
リングとして、第1図に示したようなものが知られてい
る。
リングとして、第1図に示したようなものが知られてい
る。
これは、図示したようにリング10合い口隙間2を形成
するリング端部のうち、図で右側の端部に□リング円周
上に沿って前縁下部を切シ欠く一方、この切欠部3を補
填する形で左側の端部から突起部4を形成した追って、
突起部4がシリンダ壁との摺接面側で合い口隙間2を閉
塞しているため、合い目障間2の部分でのシール性が向
上するのである。(昭和54年株式会社リケン発行「ピ
ストンリング」参照) 第2図並びに第3図囚〜C)は、内燃機関のピストン5
に、上記ピストンリング1をその突起部4がリング溝6
の底面側に位置するように組みこんだ場合の作用を示し
たもので、膨張行程では図で上方の燃焼室側から作用す
るガス圧力及びシリンダ壁面7との間の摩擦力等に基づ
いてピストンリング1がリング溝6の底面に押しつけら
れ、特に合い目障間2の部分でも突起部4がリング溝6
底面に接しているため、リング1の上面から背面へと作
用するガス圧力がクランク室側へと抜けるようなことが
なく、従ってプローバイガスの低減には大きな効果が得
られる。
するリング端部のうち、図で右側の端部に□リング円周
上に沿って前縁下部を切シ欠く一方、この切欠部3を補
填する形で左側の端部から突起部4を形成した追って、
突起部4がシリンダ壁との摺接面側で合い口隙間2を閉
塞しているため、合い目障間2の部分でのシール性が向
上するのである。(昭和54年株式会社リケン発行「ピ
ストンリング」参照) 第2図並びに第3図囚〜C)は、内燃機関のピストン5
に、上記ピストンリング1をその突起部4がリング溝6
の底面側に位置するように組みこんだ場合の作用を示し
たもので、膨張行程では図で上方の燃焼室側から作用す
るガス圧力及びシリンダ壁面7との間の摩擦力等に基づ
いてピストンリング1がリング溝6の底面に押しつけら
れ、特に合い目障間2の部分でも突起部4がリング溝6
底面に接しているため、リング1の上面から背面へと作
用するガス圧力がクランク室側へと抜けるようなことが
なく、従ってプローバイガスの低減には大きな効果が得
られる。
しかしながらその反面このようなピストンリング1によ
ると、第3図(C′)に示したように吸入行程でリング
1がリング溝6の上面に押しつけられると突起部4がリ
ング溝6底面から離れ、合い目障間2を介してクランク
室側と燃焼室側とが連通することになるので、ピストン
5とシリンダ壁面7との間のクリアランスに保持されて
いた潤滑油が低圧の燃焼室へと吸い上げられるのを阻止
する効果はなく、従ってオイル消費量の低減という観点
からすると未だ不充分な面があった。
ると、第3図(C′)に示したように吸入行程でリング
1がリング溝6の上面に押しつけられると突起部4がリ
ング溝6底面から離れ、合い目障間2を介してクランク
室側と燃焼室側とが連通することになるので、ピストン
5とシリンダ壁面7との間のクリアランスに保持されて
いた潤滑油が低圧の燃焼室へと吸い上げられるのを阻止
する効果はなく、従ってオイル消費量の低減という観点
からすると未だ不充分な面があった。
また、該リングが高いシール性を示す領域ではプローバ
イ流量の減少によりセカンドリングにかかるガス圧力が
減少し慣性力によるセカンドリングの上下運動が顕著に
なシ、セカンドリングのシール性が損なわれるとともに
上下運動によるポンプ作用(オイルくみ出し作用)によ
pさらにオイル消費を増加させる方向となってしまう。
イ流量の減少によりセカンドリングにかかるガス圧力が
減少し慣性力によるセカンドリングの上下運動が顕著に
なシ、セカンドリングのシール性が損なわれるとともに
上下運動によるポンプ作用(オイルくみ出し作用)によ
pさらにオイル消費を増加させる方向となってしまう。
第13図は上記の述べた事項を示す実験データであり一
般的な従来例■の場合に対し上述の従来例■はプローパ
イ量は減少するがオイル消費量が大幅に増加している。
般的な従来例■の場合に対し上述の従来例■はプローパ
イ量は減少するがオイル消費量が大幅に増加している。
尚一般的な従来例よυ単にセカンドリングを除去した場
合は第13図■に示すように低速域でのプローパイが倍
増し又高速域のオイル消費も増大してしまう。
合は第13図■に示すように低速域でのプローパイが倍
増し又高速域のオイル消費も増大してしまう。
C0発明の目的
本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、
ピストンの運動方向や圧力の作用方向によらず常に確実
なシール性能を発揮するピストンリング装置を提供する
ことを目的とする。
ピストンの運動方向や圧力の作用方向によらず常に確実
なシール性能を発揮するピストンリング装置を提供する
ことを目的とする。
d1発明の構成等
上記目的を達成するために本発明では、圧力リングとし
て単一のピストンリングを用いるピストンシリンダ装置
において、前記ピストンリングの合い目障間を挾んで相
対するリング端部の一方には前縁下部側に、他方には前
縁上部側にそれぞれ切欠部を形成するとともK、同じく
それぞれのリング端部には他方のリング端部に形成した
前記切欠部を補填する形状の突起部を形成し、ピストン
リングがリング溝の上面に押しつけられたときには前縁
上部側の、同じく底面に押しつけられたときには前縁下
部側の突起部によp合い目障間を閉塞するようにした。
て単一のピストンリングを用いるピストンシリンダ装置
において、前記ピストンリングの合い目障間を挾んで相
対するリング端部の一方には前縁下部側に、他方には前
縁上部側にそれぞれ切欠部を形成するとともK、同じく
それぞれのリング端部には他方のリング端部に形成した
前記切欠部を補填する形状の突起部を形成し、ピストン
リングがリング溝の上面に押しつけられたときには前縁
上部側の、同じく底面に押しつけられたときには前縁下
部側の突起部によp合い目障間を閉塞するようにした。
以下、本発明を図示実施例に基づいて説明する。
なお、第1図〜第3図に対応する部分については同一の
符号を付して示すことにするO e、実施例 本発明では、例えば第4図または第5図に示したように
ピストンリング11の合い目障間2を挾んで相対する一
対のリング端部12a、] 2bのうち一方(この場合
、図で左側)の端部12aの前繰上部側に三角断面形状
の切欠部13 aを形成するとともに、他方(右側、た
だし第4図ではその下面及び背面の外形のみを想像線で
示しである)の端部12 ’0には前記切欠部1.3
aを補填する形状の、すなわち三角柱状の突起部14b
を設ける。
符号を付して示すことにするO e、実施例 本発明では、例えば第4図または第5図に示したように
ピストンリング11の合い目障間2を挾んで相対する一
対のリング端部12a、] 2bのうち一方(この場合
、図で左側)の端部12aの前繰上部側に三角断面形状
の切欠部13 aを形成するとともに、他方(右側、た
だし第4図ではその下面及び背面の外形のみを想像線で
示しである)の端部12 ’0には前記切欠部1.3
aを補填する形状の、すなわち三角柱状の突起部14b
を設ける。
また、リング端部12bの前縁下部にも同様にして切欠
部13bを形成するとともに、これと相対する端部12
aKは突起部14aを設ける。なお、ピストンリング1
1のシリンダ壁との摺接面1 ]、 cにおける切欠部
13a(tたは13b)の深さと突起部14a(tたは
14b)の高さとが、図示したよう一同一になるように
形成するのが望ましい。
部13bを形成するとともに、これと相対する端部12
aKは突起部14aを設ける。なお、ピストンリング1
1のシリンダ壁との摺接面1 ]、 cにおける切欠部
13a(tたは13b)の深さと突起部14a(tたは
14b)の高さとが、図示したよう一同一になるように
形成するのが望ましい。
第6図(ト)〜■)は上記ピストンリング11を内燃機
関に適用した場合の膨張行程での作用を表わしたもので
、各図に示したように図で上方にあたる燃焼室からのガ
ス圧力等に基づいてピストンリング11がリング溝6の
底面に付勢されると、リング11のどの断面で見ても、
リング11とリング溝6との間の上面及び背面の隙間は
クランク室側に対して遮断され、特に合い目障間2の部
分も前縁下部側の突起部14aによυ遮断されるので燃
焼室からクランク室へと抜けるブローバイガスの量は著
しく減少する。
関に適用した場合の膨張行程での作用を表わしたもので
、各図に示したように図で上方にあたる燃焼室からのガ
ス圧力等に基づいてピストンリング11がリング溝6の
底面に付勢されると、リング11のどの断面で見ても、
リング11とリング溝6との間の上面及び背面の隙間は
クランク室側に対して遮断され、特に合い目障間2の部
分も前縁下部側の突起部14aによυ遮断されるので燃
焼室からクランク室へと抜けるブローバイガスの量は著
しく減少する。
上記作用及び効果については第1図のピストンリング1
と同様であるが、本発明によるピストンリング11では
、第6図(Cつに示したように、ピストンリング11が
リング溝6の上面に押しつけられた場合には前縁上部側
の突起部14bがリング溝6上面に着座してクランク室
側及び合い目障間2を燃焼室側空間に対して遮断するこ
とになるため、吸入行程時においても確実なシール性を
維持でき、従って吸入行程時に低圧化した燃焼室側へと
潤滑油が移動するのを抑えてオイル消費量を低減するこ
とができるのである・。(第13図中の■を参照) なお、第4図において矢印は膨張または圧縮行程におい
て燃焼室側からクランク室側へとガスが漏洩する場合の
経路を示しておシ、このピストンリング11では図示し
たようにり/グ11の上面及び切欠部13aと突起部1
4bとの間の隙間(以下、[接合面間隙Calと言う(
第6図C)参照))またはリング11の背面から合い目
障間2へ、さらに突起部14aと切欠部13bとの間の
隙間(接合面間隙cb)へと流れてクランク室側へと抜
けるガスの流れが生じることが考えられる〇しかしなが
ら、上記接合面間隙Ca 、 にl’bは、リング11
の背面または上面とリング溝6との間に生じる隙間が5
00μm程度であるのに対して40μm程度以下と非常
に小さく、またガス圧力によシ突起部14bが切欠部1
3aに押圧されることになるため、上記ガスの漏洩経路
における流路抵抗ないし圧力損失は極めて大きく、従っ
てこの漏洩によるブローバイガスの量は極く僅かである
。
と同様であるが、本発明によるピストンリング11では
、第6図(Cつに示したように、ピストンリング11が
リング溝6の上面に押しつけられた場合には前縁上部側
の突起部14bがリング溝6上面に着座してクランク室
側及び合い目障間2を燃焼室側空間に対して遮断するこ
とになるため、吸入行程時においても確実なシール性を
維持でき、従って吸入行程時に低圧化した燃焼室側へと
潤滑油が移動するのを抑えてオイル消費量を低減するこ
とができるのである・。(第13図中の■を参照) なお、第4図において矢印は膨張または圧縮行程におい
て燃焼室側からクランク室側へとガスが漏洩する場合の
経路を示しておシ、このピストンリング11では図示し
たようにり/グ11の上面及び切欠部13aと突起部1
4bとの間の隙間(以下、[接合面間隙Calと言う(
第6図C)参照))またはリング11の背面から合い目
障間2へ、さらに突起部14aと切欠部13bとの間の
隙間(接合面間隙cb)へと流れてクランク室側へと抜
けるガスの流れが生じることが考えられる〇しかしなが
ら、上記接合面間隙Ca 、 にl’bは、リング11
の背面または上面とリング溝6との間に生じる隙間が5
00μm程度であるのに対して40μm程度以下と非常
に小さく、またガス圧力によシ突起部14bが切欠部1
3aに押圧されることになるため、上記ガスの漏洩経路
における流路抵抗ないし圧力損失は極めて大きく、従っ
てこの漏洩によるブローバイガスの量は極く僅かである
。
なお、セカンドリングがないたメ、このセカンドリング
の上下運動によるオイルに対するポンプ作用も防止され
る。
の上下運動によるオイルに対するポンプ作用も防止され
る。
第7図は本発明の第2の実施例で、一方のリング端部1
2aの切欠部13aと突起部14aとの間に、リング上
下面と平行な段付部15aを、また他端部12bにも同
様にして段付部15bを形成したものであり、第7図(
3)に示すように段付部15a、bの間隙Ccを他の間
隙Ca 、 Cbよシ狭くして、リング・リング溝の摩
耗によって生ずる面圧の変動や突起部の破損を防ぐこと
を目的としたものである◇ 一般にリングの合口の二端はリング上下運動の際個々に
移動ないし相対運動しておシ(内燃機関Vol 12.
NO,140,1973,7参照)、リングの上下面
が摩耗又はリング溝側面が摩耗した場合やリングがリン
グ溝の中間にある場合には第4図または第5図に示す突
起部14aと切欠部13b、’!、たけ突起部すれば端
部12a側では極所的にシリンダ壁面との間の面圧の増
加が起り、また端部12b側では面圧の低下が起るため
、リングとしてシリンダ壁にキズをつけて焼き付きの原
因となったυ、逆にシール性の低下の原因となったシす
ることが考えられる。さらに耐久性の面からみると本発
明の要点である突起部14a、14bが破損し易くなめ
、突起部14a、14bの破損や合口部付、近での面圧
の変動を防ぐことができ、信頼性・耐久性の向上が得ら
れるのである。
2aの切欠部13aと突起部14aとの間に、リング上
下面と平行な段付部15aを、また他端部12bにも同
様にして段付部15bを形成したものであり、第7図(
3)に示すように段付部15a、bの間隙Ccを他の間
隙Ca 、 Cbよシ狭くして、リング・リング溝の摩
耗によって生ずる面圧の変動や突起部の破損を防ぐこと
を目的としたものである◇ 一般にリングの合口の二端はリング上下運動の際個々に
移動ないし相対運動しておシ(内燃機関Vol 12.
NO,140,1973,7参照)、リングの上下面
が摩耗又はリング溝側面が摩耗した場合やリングがリン
グ溝の中間にある場合には第4図または第5図に示す突
起部14aと切欠部13b、’!、たけ突起部すれば端
部12a側では極所的にシリンダ壁面との間の面圧の増
加が起り、また端部12b側では面圧の低下が起るため
、リングとしてシリンダ壁にキズをつけて焼き付きの原
因となったυ、逆にシール性の低下の原因となったシす
ることが考えられる。さらに耐久性の面からみると本発
明の要点である突起部14a、14bが破損し易くなめ
、突起部14a、14bの破損や合口部付、近での面圧
の変動を防ぐことができ、信頼性・耐久性の向上が得ら
れるのである。
第8図〜第10図は同じく第3の実施例で、第1の実施
例の構成に加えて、ピストンリング11の一端部12a
の背面にリング溝6の周面と平行な切欠部16を形成す
るとともに、他端部12bに前記切欠部16を補填する
形状の背後壁部17を形成し、この背後壁部17によシ
リング11の背面側と合い目障間2との間の気密度を高
めることによりブローバイガス量をさらに低減するよう
にしたものである。
例の構成に加えて、ピストンリング11の一端部12a
の背面にリング溝6の周面と平行な切欠部16を形成す
るとともに、他端部12bに前記切欠部16を補填する
形状の背後壁部17を形成し、この背後壁部17によシ
リング11の背面側と合い目障間2との間の気密度を高
めることによりブローバイガス量をさらに低減するよう
にしたものである。
ところで、上記各実施例では切欠部13a、13b並び
に突起部14a、14bの断面形状を三角形に形成して
いるが、これに限られないことは言うまでもなく、例え
ば第11図並びに第12図(4)〜(6)に示したよう
に四角形断面に形成したシ、あるいは切欠部13a、1
3b及び突起部14a、14bの組合せの一方を三角形
に、他方を四角形にという具合に異なる断面形状を付与
しても差し支えない。
に突起部14a、14bの断面形状を三角形に形成して
いるが、これに限られないことは言うまでもなく、例え
ば第11図並びに第12図(4)〜(6)に示したよう
に四角形断面に形成したシ、あるいは切欠部13a、1
3b及び突起部14a、14bの組合せの一方を三角形
に、他方を四角形にという具合に異なる断面形状を付与
しても差し支えない。
ただし、第11図〜第12図のように四角形断面にした
場合には、第12図(C)K示したように2つの突起部
14a、14bの重なp合いによシその背後の合い目障
間2とリング摺接面11c側空間との間の気密性が高ま
るため、ブローバイの抑制効果がさらに向上することが
期待できる。
場合には、第12図(C)K示したように2つの突起部
14a、14bの重なp合いによシその背後の合い目障
間2とリング摺接面11c側空間との間の気密性が高ま
るため、ブローバイの抑制効果がさらに向上することが
期待できる。
f6発明の詳細
な説明してきたように、本発明によれば、圧力の作用方
向ないしピスト/の運動方向に応じて、ピストンリング
がリング溝の上方または下方の何れの側へ移動しても高
度なシール性能を発揮するよう圧したので、内燃機関の
ピストンリングとして適用することによシ、プローノく
イガスを低減できるのみならず、吸入行程でのオイル上
9に原因す°るオイル消費の増加をも防止することがで
きる。
向ないしピスト/の運動方向に応じて、ピストンリング
がリング溝の上方または下方の何れの側へ移動しても高
度なシール性能を発揮するよう圧したので、内燃機関の
ピストンリングとして適用することによシ、プローノく
イガスを低減できるのみならず、吸入行程でのオイル上
9に原因す°るオイル消費の増加をも防止することがで
きる。
また、このように高度なシール性が得られることがら、
気筒あたりのピストンリング数を減らして摩擦損失を低
減し、ひいては燃料消費率を改善することも可能になる
。
気筒あたりのピストンリング数を減らして摩擦損失を低
減し、ひいては燃料消費率を改善することも可能になる
。
なお、本発明は内燃機関のみならず油圧シリンダなどそ
の他のピストン−シリンダ装置にも適用可能であること
は言うまでもない。
の他のピストン−シリンダ装置にも適用可能であること
は言うまでもない。
第1図は従来例の抑振斜視図、第2図はこれを内燃機関
のピストンに組み込んだ状態での正面図、第3図(5)
〜C)はそれぞれ膨張行程での作用を説明するための第
2図に関するA−A断面図、B−B断面図、C−C断面
図、第3図(C′)は吸入行程での作用を説明するため
の第3図(C)に相当する断面図である。 第4図は本発明の第1の実施例の斜視図、第5図は同じ
く正面図、第6図(3)〜■はそれぞれの膨張行程での
作用を説明するための第5図に関するA−A断面図〜E
−E断面図、第6図(C′)は吸入行程での作用を説明
するだめの第6図(C)に相当する断面図である。 第7図は本発明の第2の実施例の斜視図、第7図(3)
はそのA−A断面図である。第8図は同じく第3の実施
例の正面図で、第9図、第10図はそれぞれその平面図
、X−X断面図である。第11図は同じく第4の実施例
の正面図、第12図(ト)〜第12図(2)はそのA−
A断面図〜E−E断面図である。第13図は全開運転時
のエンジン回転数とオイル消費量並びにブローバイガス
流量との関係を各種ピストンリングまたはその組合せに
ついて、本発明との比較において示した特性線図である
。 2・・・ピストンリングの合い目障間、5・・・内燃機
関のピストン、6・・・リング溝、7・・・シリンダ壁
面、11・・・ピストンリング、12a、12b・・・
ピストンリング端部、1.3 a 、 13 b−=切
欠部、14a。 14b・・・突起部、15・・・段付部。 特許出願人 日産自動車株式会社 第7図 第7図(A) 1 第10図 6 手 続 補 正 書(方式) 昭和58年10月5日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第108302号 2、発明の名称 ピストンリング装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 神奈川県横浜市神奈用区宝町二番地氏名 (3
99)日産自動車株式会社 4、代理人 住 所 〒104東京都中央区銀座8丁目10番8号銀
座8−10ビル3階 昭和58年9月7日(発送日昭和58年9月27日)7
、補正の内容 (1)明細書第3頁の第4行目に「第3図N〜(C)は
、」とあるのを1第3図人〜回は、」と補正する。 (2)同じく第17行目に1第3図(C′)に」とある
のを「第3図0)に」と補正する。 (3) 同じく第7頁の第13行目に[第6図(C’月
□とあるのを「第6図■」と補正する。 (4) 同じく第12頁の第19行目に[第3図(CI
とあるのを「第3図CD) Jと補正する。 (5) 同じく第13頁の第5行目に1第6図(Cつ」
とあるのを「第6図い」と補正する。 (6)図面中「第3図(C’)Jを1第3図(D)」に
。 「第6図(C’)Jを1第6図(F)」に、それぞれ別
紙未配の通シ補正する。 第3図(A) 第3図(−4) 第6図(A’l 第6図(B: を 第6図(D) 第6図(E) 460− ) 第6図(C) 第6図(誓う
のピストンに組み込んだ状態での正面図、第3図(5)
〜C)はそれぞれ膨張行程での作用を説明するための第
2図に関するA−A断面図、B−B断面図、C−C断面
図、第3図(C′)は吸入行程での作用を説明するため
の第3図(C)に相当する断面図である。 第4図は本発明の第1の実施例の斜視図、第5図は同じ
く正面図、第6図(3)〜■はそれぞれの膨張行程での
作用を説明するための第5図に関するA−A断面図〜E
−E断面図、第6図(C′)は吸入行程での作用を説明
するだめの第6図(C)に相当する断面図である。 第7図は本発明の第2の実施例の斜視図、第7図(3)
はそのA−A断面図である。第8図は同じく第3の実施
例の正面図で、第9図、第10図はそれぞれその平面図
、X−X断面図である。第11図は同じく第4の実施例
の正面図、第12図(ト)〜第12図(2)はそのA−
A断面図〜E−E断面図である。第13図は全開運転時
のエンジン回転数とオイル消費量並びにブローバイガス
流量との関係を各種ピストンリングまたはその組合せに
ついて、本発明との比較において示した特性線図である
。 2・・・ピストンリングの合い目障間、5・・・内燃機
関のピストン、6・・・リング溝、7・・・シリンダ壁
面、11・・・ピストンリング、12a、12b・・・
ピストンリング端部、1.3 a 、 13 b−=切
欠部、14a。 14b・・・突起部、15・・・段付部。 特許出願人 日産自動車株式会社 第7図 第7図(A) 1 第10図 6 手 続 補 正 書(方式) 昭和58年10月5日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第108302号 2、発明の名称 ピストンリング装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 神奈川県横浜市神奈用区宝町二番地氏名 (3
99)日産自動車株式会社 4、代理人 住 所 〒104東京都中央区銀座8丁目10番8号銀
座8−10ビル3階 昭和58年9月7日(発送日昭和58年9月27日)7
、補正の内容 (1)明細書第3頁の第4行目に「第3図N〜(C)は
、」とあるのを1第3図人〜回は、」と補正する。 (2)同じく第17行目に1第3図(C′)に」とある
のを「第3図0)に」と補正する。 (3) 同じく第7頁の第13行目に[第6図(C’月
□とあるのを「第6図■」と補正する。 (4) 同じく第12頁の第19行目に[第3図(CI
とあるのを「第3図CD) Jと補正する。 (5) 同じく第13頁の第5行目に1第6図(Cつ」
とあるのを「第6図い」と補正する。 (6)図面中「第3図(C’)Jを1第3図(D)」に
。 「第6図(C’)Jを1第6図(F)」に、それぞれ別
紙未配の通シ補正する。 第3図(A) 第3図(−4) 第6図(A’l 第6図(B: を 第6図(D) 第6図(E) 460− ) 第6図(C) 第6図(誓う
Claims (1)
- 圧力リングとして単一のピストンリングを用いるピスト
ンシリンダ装置において、前記ピストンリングの合い口
隙間を挾んで相対するリング端部の一方には前繰下部側
に、他方には前縁上部側に各々切欠部を形成するととも
に、同じくそれぞれのリング端部には相対する側の切欠
部を補填する形状の突起部を設けたことを特徴とするピ
ストンリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10830283A JPS601469A (ja) | 1983-06-16 | 1983-06-16 | ピストンリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10830283A JPS601469A (ja) | 1983-06-16 | 1983-06-16 | ピストンリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS601469A true JPS601469A (ja) | 1985-01-07 |
JPH0510542B2 JPH0510542B2 (ja) | 1993-02-10 |
Family
ID=14481243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10830283A Granted JPS601469A (ja) | 1983-06-16 | 1983-06-16 | ピストンリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS601469A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0625661U (ja) * | 1992-09-04 | 1994-04-08 | 株式会社リケン | ピストンリング |
EP4012232A1 (en) * | 2020-12-14 | 2022-06-15 | Caterpillar Inc. | Scraper ring for a piston |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57176344A (en) * | 1981-04-24 | 1982-10-29 | Kanesaka Gijutsu Kenkyusho:Kk | Piston ring |
JPS57202734U (ja) * | 1981-06-20 | 1982-12-23 |
-
1983
- 1983-06-16 JP JP10830283A patent/JPS601469A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57176344A (en) * | 1981-04-24 | 1982-10-29 | Kanesaka Gijutsu Kenkyusho:Kk | Piston ring |
JPS57202734U (ja) * | 1981-06-20 | 1982-12-23 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0625661U (ja) * | 1992-09-04 | 1994-04-08 | 株式会社リケン | ピストンリング |
EP4012232A1 (en) * | 2020-12-14 | 2022-06-15 | Caterpillar Inc. | Scraper ring for a piston |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0510542B2 (ja) | 1993-02-10 |
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