JPS6014688Y2 - 調味料の大出し小出し兼用の合成樹脂製キヤツプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば食塩等の調味料を必要に応じて大出し
、あるいは小出しにできる合成樹脂型キャップに係り、
例えば卓上用調味耕種を料理時の調味耕種にも使用でき
るようにしたものである。

以下に本考案の実施例を図面に基づき説明する。

第１図において、１は、例えば食塩等の調味料を収納し
ておく卓上用の堰体、１ａはその種口である。

２は、前記種口１ａに嵌着（螺着でもよい）され、環体
１内の調味料を必要に応じて大出し或いは小出しにでき
る合成樹脂型のキャップである。

このキャップ２は、前記種口１ａの外周に嵌着（螺着で
もよい）される周壁３と、この周壁３の上端に連続成形
された、円の一方向中心線を境とする高低二段目の頂壁
５面に穿った比較的大きな孔５ａと、低段部の頂壁５と
の境界線なる前記高段部の頂壁４の端縁に薄肉ヒンジ６
を介して連続成形され、前記低段部の頂壁５に被冠され
る、蓋面に適数の小孔７ａを有する半円形Ｍ７と、この
半円形蓋７の上面に薄肉ヒンジ８を介して連続成形され
、前記小孔７ａを閉塞する小Ｍ９とから戊る。

なお、前記半円形蓋７および小蓋９の各ヒンジ側部位に
おける裏面にそれぞれ弾性爪片を形成しておき、半円形
蓋７および小蓋９の開閉を弾撥的に行なえるようになす
と共に、その開放状態および閉塞状態を保持できるよう
になすがよい。

また半円形蓋７および小Ｍ９を閉塞した状態で堰体１を
倒立させても、環体１内の例えば食塩が漏れないよう密
閉構造にすることは勿論であり、密閉構造にしておけば
、食塩、砂糖等の粉粒体調味料ばかりでなく、醤油、ソ
ース等の液体調味料にも適用できる。

しかして、前記キャップ２における半円形Ｍ７を開らけ
ば、環体１内の調味料を、低段部の頂壁５における比較
的大きな孔５ａから大出しにすることができ、従って料
理時の味付けに便利である。

また半円形蓋７を閉じたまま、小蓋９を開らけば、板体
１内の調味料を、低段部の頂壁５における比較的大きな
孔５ａ、半円形蓋７を経て半円形蓋７面における適数の
小孔７ａから小出しにすることができ、従って食事時の
卓上味付けに便利である。

以上の如く、本考案のキャップによれば、板体１内の調
味料を、一つのキャップにおける半円形蓋７を低段部の
頂壁５に被冠したまま、半円形蓋７上の小蓋９を開放す
ることにより、大きな孔５ａ、小孔７ａを経て小出しに
でき、また半円形蓋７を開放することにより、大きな孔
５ａを経て大出しにできる。

しかも本考案によるキャップは、周壁３、高低二段の頂
壁４，５、半円形Ｍ７、小Ｍ９のすべてが一体成形され
ているので、半円形蓋７、小蓋９を紛失する恐れが全く
ない。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すものであって、第１図はキャ
ップにおける半円形蓋を開らいた状態の縦断面図、第２
図はキャップの斜視図である。 １・・・・・・堤体、１ａ・・・・・・種口、２・・・
・・・キャップ、３・・・・・・周壁、４・・・・・・
高段部の頂壁、５・・・・・・低段部の頂壁、５ａ・・
・・・・比較的大きな孔、６・・・・・・薄肉ヒンジ、
７・・・・・・半円形蓋、７ａ・・・・・・適数の小孔
、８・・・・・・薄肉ヒンジ、９・・・・・・小蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 調味料収納用卓上環体１の層目１ａ外周に嵌着される周
   壁３と、この周壁３の上端に連続成形された、円の一方
   向中心線を境とする高低二段の頂壁４，５と、前記低段
   部の頂壁５面に穿った比較的大きな孔５ａと、低段部の
   頂壁５との境界線なる前記高段部の頂壁４の端縁に薄肉
   ヒンジ６を介して連続成形され、前記低段部の頂壁５に
   被冠される、蓋面に適数の小孔７ａを有する半円形蓋７
   と、この半円形蓋７の上面に薄肉ヒンジ８を介して連続
   成形され、前記小孔７ａを閉塞する小蓋９とから成る調
   味料の大出し小出し兼用の合成樹脂型キャップ。