JPS60143882A - 回転式穀粒選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば籾摺後における籾と玄米との混合米か
ら玄米を選別する場合に使用する回転式の穀粒選別装置
に関するものである。

〔従来の技術〕

内周面に（ぼみを多数個凹み形成した回転式選別筒体を
横設し、該回転式選別筒体の一端部を混合米の供給側に
、他端部を籾の排出側を各々構成する一方、前記回転式
選別筒体内に、当該選別筒体の軸線方向に延びる玄米受
樋を配設して成る回転式の選別装置は、先行技術として
の特開昭４９−．２４７４６号公報に開示されている。

この回転式の選別装置は、選別筒体内の一端の供給側に
供給された混合米が選別筒体の回転によって成る高さま
で掻き上げられたのち底部に落下する流動を繰り返し、
流動層を形成しながら排出側に移動する途次において、
混合米のうち玄米はくぼみに嵌った状態で比較的高い位
置まで持ち上げられたのち落下し、混合米のうち籾は前
記玄米より低い位置より落下する運動を行うことを利用
して、高い位置から落下する゛玄米を玄米受樋に受けて
取り出すものであるから、この選別作用が正しく行なわ
れるには、前記混合米の流動層には一定の厚さが必要で
ある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかるに、前記先行技術のものは、選別筒体他端の排出
側を開放し、一端の供給側内に摺落米を供給するように
しているので、選別筒体内で流動する混合米の流動層の
厚さは供給側から排出側に向かって次第に薄（なり、流
動層の厚さが薄くなる部分では、選別筒体の回転に伴っ
て成る高さまで掻き上げられたのち落下する混合米が、
飛散及び／又は踊り上る現象を生じて、くぼみに嵌まる
玄米の数が低下するから、選別筒体の排出側における選
別精度及び能力が著しく低下するのであった。

本発明は、前記先行技術としての公報に開示された回転
式穀粒選別装置において、そ９選別筒体内における混合
米の流動層の厚さを、保持できるようにすることにより
、選別精度及び能力が低下するのを回避したものである
。

〔問題点を解決するための手段〕

このため本発明は、内周面にくぼみを多数個形成した回
転式選別筒体を横設し、該回転式選別筒体の一端部を籾
と玄米との混合米の供給側に、他端部を籾の排出側に各
々構成する一方、前記回転式選別筒体内に、当該選別筒
体の軸線方向に延びる玄米受樋を配設して成る回転式選
別装置において、前記選別筒体内には、選別筒体に対し
て非回転の堰板を、当該堰板の下端が選別筒体の内底面
との間に適当な隙間を有して円周方向に延びるように配
設することを提案するものである。

〔発明の作用・効果〕

このように選別筒体内に、選別筒体に対して非回転の堰
板を、当該堰板の下端が選別筒体の内底面との間に適当
な隙間を有して円周方向に延びるように配設したことよ
り、選別筒体内を流動しながら排出側に向かって移動す
る混合米は、前記堰板の個所において一時停滞して供給
側からこの堰板までの間に混合米が一定量溜ることにな
り、換言すると、選別筒体内における混合米の流動層の
厚さが薄くなるのを防止できるから、選別筒体内に適当
な厚さの混合米流動層を確実に形成することができる。

従って本発明によると、玄米の選別精度及び能力が、前
記先行技術のように選別筒体内の混合米流動層の厚さが
薄くなることよって低下するのを確実に回避できるから
、選別筒体による選別能力を向上できると共に選別精度
を向上できる効果を有する。

〔実施例〕

以下本発明を、実施例の図面について説明すると、図に
おいて１は箱型ケース２内に収容された選別筒体で、そ
の内周面には多数個のくぼみａが凹み形成されている。

該選別筒体ｌは、図示しない適宜の駆動装置にて回転駆
動される複数個の転輪３．４の上面に略水平の状態で支
承される共に、この転輪３．４により第２図〜第４図に
矢印で示す方向に回転される、この選別筒体１における
一端を供給側Ｘに形成して、この供給側Ｘ内に籾摺後に
おける籾と玄米との混合米を供給ホンパー５から供給す
る一方、選別筒体１の他端を開放型の排出側Ｙに形成し
て、当該排出側Ｙ端の下部に籾排出ホンパー６をのぞま
せる。

前記選別筒体１内には、当該選別筒体ｌの軸方向に延び
る上面開放型の玄米受樋７が選別筒体１の全長にわたっ
て設けられ、該玄米受樋７における左右両傾斜状側板８
，９のうち左側つまり選別筒体１内における混合米の掻
き上げ側の傾斜状側板８の上端には、前記箱型ケース２
の外側のレバー１０によって回動操作される調節板１１
が設けられ、且つ、この玄米受樋７内には、当該玄米受
ｉｉＴ内の玄米をその一端のシュート１３に移送するよ
うにした螺旋コンベヤ１２が設けられている。

そして、前記選別筒体１内には、前記玄米受樋７から垂
下した堰板１５を配設し、該堰板１５の下端を選別筒体
の内底面との間に適当な隙間を有して円周方向に延びる
ように構成する。

なお、図中符号１４は、前記堰板１５及び玄米受［７か
ら垂下したブラケット板との間に取付く滑降板で、該滑
降板１４は選別筒体ｌの回転方向、下手側に向かって斜
め上向きに傾斜している。また、１７は、前記選別筒体
１の排出側端縁１′に対して狭い間隔Ｒをもって対峙し
たセラシ板を示す。

この構成において、選別筒体１内の供給側Ｘに供給され
た混合米は、選別筒体１の回転によって成る高さまで掻
き上げられたのち底部に落下する流動を繰り返し、流動
層を形成しながら排出側Ｙに向かって移送されるが、選
別筒体１内には、下端が選別筒体の内底面との間に適当
な隙間を有して円周方向に延びるようにした堰板１５が
設けられていて、前記のように排出側Ｙに向かう混合米
の移送がこの堰板１５の個所において一時停滞するから
、選別筒体１内に形成される混合米の流動層の厚さをこ
の堰板１５までの間において保持できるのである。

そして、流動移送の途次において当該混合米中のうち玄
米は、くぼみａに嵌まった状態で第２図及び第３図に矢
印（イ）で示すように比較的高い位置まで持ち上げられ
たのちくぼみａから落下することにより玄米受樋７内に
入り、炊旋コンベヤ１２にて他端のシュート１３から機
外に取り出される一方、選別筒体１内の流動混合米は、
排出側Ｙに移送されるにつれて玄米が玄米受樋７に選別
されることによって籾の量が多くなり、籾排出ホンパー
６を経て排出されるのである。

なお、前記実施例のように選別筒体１の排出側端部１′
に対して狭い間隔Ｒをもって対峙するセラシ板１７を設
けることによって、排出側端縁１′からの籾の排出量を
規制するようにすれば、排出側Ｙにおける流動層の厚さ
はより厚くできるので更に効果的である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示し、第１図は縦断正面図、第２
図は第１図のＡ−Ａ挽断面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ
挽断面図、第４図は第１図のＣ−Ｃ挽断面図である。 １・・・・選別筒、７・・・・玄米受樋、Ｘ・・・・供
給側、Ｙ・・・・排出側、１５・・・・堰板。 特許出願人　セイレイ工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （ｌ）、内周面にくぼみを多数個形成した回転式選別筒
   体を横設し、該回転式選別筒体の一端部を籾と玄米との
   混合米の供給側こ、他端部を籾の排出側に各々構成する
   一方、前記回転式選別筒体内に、当該選別筒体の軸線方
   向に延びる玄米受樋を配設して成る回転式選別装置に巷
   いて、前記選別筒体内には、選別筒体に対しで非回転の
   堰板を、当該堰板の下端が選別筒体の内底面との間に適
   当な隙間を有して円周方向に延びるように配設したこと
   を特徴とする回転式穀粒選別装置。