JPS60141783A - 放射線像変換方法 - Google Patents

放射線像変換方法

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JPS60141783A
JPS60141783A JP24723783A JP24723783A JPS60141783A JP S60141783 A JPS60141783 A JP S60141783A JP 24723783 A JP24723783 A JP 24723783A JP 24723783 A JP24723783 A JP 24723783A JP S60141783 A JPS60141783 A JP S60141783A
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phosphor
radiation
radiation image
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Takashi Nakamura
隆 中村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、放射線像変換方法に関するものであり、さら
に詳しくは、二価のユーロピウムにより賦活されたアル
カリ土類金属ハロリン酸塩蛍光体を使用する放射線像変
換方法に関するものである。
従来より、放射線像を画像として得る方法としては、銀
塩感光材料からなる乳剤層を有する放射線写真フィルム
と増感紙(増感スクリーン)との組合わせを用いる、い
わゆる放射線写真法が利用されている。
これに対して近年、上記の放射線写真法にかわる方法の
一つとして、たとえば、特開昭55−12145号公報
等に記載されているような輝尽性蛍光体を利用する放射
線像変換方法が開発され、注目を受けている。この方法
は、被写体を透過した放射線、あるいは被検体から発せ
られた放射線を輝尽性蛍光体に吸収させ、そののちにこ
の蛍光体を可視光線、赤外線などの電磁波(励起光)で
励起することにより、蛍光体中に蓄積されている放射線
エネルギーを蛍光(輝尽発光)として放出させ、この蛍
光を光電的に読み取って電気信号を得、この電気信号を
可視化するものである。
上記の放射線像変換方法によれば、従来の放射線写真法
を利用した場合に比較して、はるかに少ない被曝線量で
情報量の豊富な放射線画像を得ることができるという利
点がある。従って、この放射線像変換方法は、特に医療
診断を目的とするX線撮影などの直接医療用放射線撮影
において利用価値が非常に高いものである。
上記の放射線像変換方法においては、X線などの放射線
を照射したのち可視乃至赤外領域の電磁波の励起により
発光(輝尽発光)を示す輝尽性蛍光体が用いられる。そ
のような輝尽性蛍光体としては、従来より、二価ユーロ
ピウム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物蛍光体(
M”FX:B u2+ 、ただし、MlはMg、Caお
よびBaからなる群より選ばれる少なくとも一種のアル
カリ土類金属であり、XはC1、BrおよびIからなる
群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンである);ユ
ーロピウムおよびサマリウム賦活硫化ストロンチウム蛍
光体(SrS:Eu、Sm);−L−ロビウムおよびサ
マリウム賦活オキシ硫化ランタン蛍光体(La202S
:、Eu、Sm);、=t、−ロビウム賦活酸化アルミ
ニウムバリウム蛍光体(BaO1IAJ1..03 :
Eu);−t、−1=+ピウム賦活アル力リ土類金属ケ
イ酸塩蛍光体(M2′)O−5i02:Eu;ただし、
M2+はMg、CaおよびBaからなる群より選ばれる
少なくとも一種のアルカリ土類金属である);セリウム
賦活希土類オキシハロゲン化物蛍光体(LnOX:Ce
;ただし、LnはLa、Y、GdおよびLuからなる群
より選ばれる少なくとも一種の希土類元素であり、Xは
C1、BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも
一種のハロゲンである)などが知られている。
本発明は、新規な輝尽性蛍光体を使用する放射線像変換
方法を提供することを目的とするものである。
本発明者は、輝尽性蛍光体の探索を行なってきたがその
結果、新たに二価のユーロピウムにより賦活されたアル
カリ土類金属ハロリン酸塩蛍光体が輝尽発光を示すこと
を見出し、本発明に到達したものである。
すなわち本発明の放射線像変換方法は、被写体を透過し
た、あるいは被検体から発せられた放射線を、下記の組
成式(I)で表わされる二価ユーロピウム賦活アルカリ
土類金属ハロリン酸塩蛍光体に吸収させたのち、該蛍光
体に500〜900nmの波長領域の電磁波を照射する
ことにより、該蛍光体に蓄積されている放射線エネルギ
ーを輝尽光として放出させ、そしてこの輝尽光を検出す
ることを特徴とする。
組成式(I): M ” 5 (P O4) 3 X : x E u 
2+(I )(ただし、MlはCa、SrおよびBaか
らなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金
属であり;XはF、C文、BrおよびIからなる群より
選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;Xは0<x
≦0.2の範囲の数値である)−F記組成式(I)で表
わされる二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロリ
ン酸塩蛍光体は、従来より、紫外線などの放射線で励起
すると可視領域に蛍光(瞬時発光)を示すことが知られ
ている。
本発明者の検討によれば、上記蛍光体は、X線などの放
射線を照射したのち500〜900nmの波長領域の電
磁波で励起した時に蛍光を示すことが新たに見出された
。すなわち、この蛍光体は輝尽性を示す蛍光体であり、
上記の条件下で輝尽発光を示すことから放射線像変換方
法に使用することができるものである。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明の放射線像変換方法を、上記の組成式(I)で表
わされる輝尽性蛍光体を放射線像変換パネルに含有させ
た形態で使用する場合について、第1図に示す模式図を
用いて具体的に説明する。
第1図において、11はX線などの放射線発生装置、1
2は被写体、13は二価ユーロピウム賦活アルカリ土類
金属ハロリン酸塩蛍光体を含有する放射線像変換パネル
、14は放射線像変換パネル13上の放射線エネルギー
の蓄積像を蛍光として放射させるための励起源としての
光源、15は放射線像変換パネル13より放射された蛍
光を検出する光電変換装置、16は光電変換装置15で
検出された電気信号を画像として再生する装置、エフは
再生された画像を表示する装置、そして18は光源14
からの反射光を透過させることなく放射線像変換パネル
13より放射された蛍光のみを透過させるためのフィル
ターである。
なお、第1図は被写体の放射線透過像を得る場合の例を
示しているが、被写体12自体が放射線を発するもの(
本明細書においてはこれを被検体という)である場合に
は、上記の放射線発生装置11は特に設置する必要はな
い。また、光電変換装置15、画像再生装置16および
画像表示装置17の一連の装置は、放射線像変換パネル
13か )ら蛍光として放射される画像情報を何らかの
形で視覚化して再生できる他の適当な装置に変えること
もできる。
第1図に示されるように、被写体12に放射線発生装置
llからX線などの放射線を照射すると、その放射線は
被写体12をその各部の放射線透過率に比例して透過す
る。被写体12を透過した放射線は、放射線像変換パネ
ル13に入射し、その放射線の強弱に比例して放射線像
変換ノ々ネル13の蛍光体層に吸収される。すなわち、
放射線像変換パネル13上には放射線透過像に相当する
放射線エネルギーの蓄積像(一種の潜像)が形成される
次に、放射線像変換パネル13に光源14を用いて50
0〜900nmの波長領域の電磁波を照射すると、放射
線像変換パネル13上に形成された放射線エネルギーの
蓄積像は、蛍光として放射される。この放射される蛍光
は、放射線像変換、<ネル13の蛍光体層に吸収された
放射線エネルギーの強弱に比例している。この蛍光の強
弱で構成される画像情報を、たとえば、光電子増倍管な
どの光電変換装置15で電気信号に変換し、画像再生装
置16によって画像として再生し、画像表示装置17に
よってこの画像を表示する。
放射線像変換パネルに蓄積された画像情報を蛍光として
読み出す操作は、一般にレーザー光でパネルを時系列的
に走査し、この走査によってパネルから放射される蛍光
を適当な集光体を介して光電子増倍管等の光検出器で検
出し、時系列電気信号を得ることによって行なわれる。
この読出しは観察読影性能のより優れた画像を得るため
に、低エネルギーの励起光の照射による先読み操作と高
エネルギーの励起光の照射による本読み操作とから構成
されていてもよい(特開昭58−67240号公報参照
)。この先読み操作を行なうことにより本読み操作にお
ける読出し条件を好適に設定することができるという利
点がある。
また、たとえば光電変換装置として光導電体およびフォ
トダイオードなどの固体光電変換素子を用いることもで
きる(特願昭58−86226号、特願昭58−862
27号、特願昭58−号[昭和58年11月21日出願
(3)]および特願昭58− 号[昭和58年11月2
1日出願(4)]の各明細書、および特開昭58−12
1874号公報参照)、この場合には、多数の固体光電
変換素子がパネル全表面を覆うように構成され、パネル
と一体化されていてもよいし、あるいはパネルに近接し
た状態で配置されていてもよい、また、光電変換装置は
複数の光電変換素子が線状に連なったラインセンサであ
ってもよいし、あるいは一画素に対応する一個の固体光
電変換素子から構成されていてもよい。
上記の場合の光源としては、レーザー等のような点光源
のほかに、発光ダイオード(L E D)や半導体レー
ザー等を列状に連ねてなるアレイなどの線光源であって
もよい、このような装置を用いて読出しを行なうことに
より、パネルから放出される蛍光の損失を防ぐと同時に
受光立体角を大きくしてS/N比を高めることができる
。また、得られる電気信号は励起光の時系列的な照射に
よってではなく、光検出器の電気的な処理によって時系
列化されるために、読出し速度を速くすることが可能で
ある。
画像情報の読出しが行なわれた放射線像変換パネルに対
しては、蛍光体の励起光の波長領域の光を照射すること
により、あるいは加熱することにより、残存している放
射線エネルギーの消去を行なってもよく、そうするのが
好ましい(特開昭56−11392号および特開昭56
−12599号公報参照)。この消去操作を行なうこと
により、次にこのパネルを使用した時の残像によるノイ
ズの発生を防止することができる。さらに、読出し後と
次の使用直前の二度に渡って消去操作を行なうことによ
り、自然放射能などによるノイズの発生を防いで更に効
率良く消去を行なうこともできる(特開昭57−116
300号公報参照)。
本発明の放射線像変換方法において、被写体の放射線透
過像を得る場合に用いられる放射線としては、上記蛍光
体がこの放射線の照射を受けた後、上記電磁波で励起さ
れた時において輝尽発光を示しうるものであればいかな
る放射線であってもよく、たとえばX線、電子線、紫外
線など一般1 に知られている放射線を用いることができる。また、被
検体の放射線像を得る場合において被検体から直接発せ
られる放射線は、同様に上記蛍光体に吸収されて輝尽発
光のエネルギー源となるものであればいかなる放射線で
あってもよく、その例としてはγ線、α線、β線などの
放射線を挙げることができる。
被写体もしくは被検体からの放射線を吸収した蛍光体を
励起するための励起光の光源としては、500〜900
nmの波長領域にバンドスペクトル分布をもつ光を放射
する光源のほかに、たとえばArイオンレーザ−1Kr
イオンレーザ−1He−Neレーザー、ルビー・レーザ
ー、半導体レーザー、ガラス・レーザー、YAGレーザ
−、色素レーザー等のレーザーおよび発光ダイオードな
どの光源を使用することもできる。なかでもレーザーは
、単位面積当りのエネルギー密度の高いレーザービーム
を放射線像変換パネルに照射することができるため、本
発明において用いる励起用光源としては各種のレーザー
が好ましい。それら2 のうちで二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロリ
ン酸塩蛍光体の輝尽励起スペクトルとのマツチングの点
から、好ましいレーザーはArイオンレーザ−5Krイ
オンレーザ−およびHe−Neレーザーである。また、
半導体レーザーは、小型であること、駆動電力が小さい
こと、直接変調が可能なのでレーザー出力の安定化が簡
単にできること、などの理由により励起用光源として好
ましい。
また、消去に用いられる光源としては、輝尽性蛍光体の
励起波長領域の光を放射するものであればよく、その例
としてはタングステンランプ、蛍光灯、ハロゲンランプ
を挙げることができる。
本発明の放射線像変換方法は、輝尽性蛍光体に放射線の
エネルギーを吸収蓄積させる蓄積部、この蛍光体に励起
光を照射して放射線のエネルギーを蛍光として放出させ
る光検出(読出し)部、および蛍光体中に残存するエネ
ルギーを放出させるための消去部を一つの装置に内蔵し
たビルトイン型の放射線像変換装置に適用することもで
きる(特願昭57−84436号および特願昭58−6
6730号明細書参照)、このようなビルトイン型の装
置を利用することにより、放射線像変換パネル(または
輝尽性蛍光体を含有してなる記録体)を循環再使用する
ことができ、安定した均質な画像を得ることができる。
また、ビルトイン型とすることにより装置を小型化、軽
量化することができ、その設置、移動などが容易になる
。さらにこの装置を移動車に搭載することにより、巡回
放射線撮影が可能となる。
次に、本発明の放射線像変換方法に用いられる下記組成
式(I)を有する輝尽性蛍光体について説明する。
Ml6 (PO4)3X: xEu2+ (I)(ただ
し、MlはCa、SrおよびBaからなる群より選ばれ
る少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;XはF、
C1、BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも
一種のハロゲンであり;Xは0<x≦0.2の範囲の数
値である)上記組成式(I)で表わされる二価ユーロピ
ウム賦活アルカリ土類金属ハロリン酸塩蛍光体は、たと
えば特公昭45−12494号公報に開示されている製
造法に従い、以下のようにして製造することができる。
蛍光体原料として、 1)アルカリ土類金属のリン酸水素塩、2)アルカリ土
類金属の炭酸塩、 3)アルカリ土類金属のハロゲン化物、および4)ハロ
ゲン化物、酸化物、硝酸塩、硫酸塩などのユーロピウム
化合物 を用いて、化学量論的に組成式(II)M ” 5 (
P O4) 3 X : X E u (II )(た
だし、NIHlXおよびXの定義は前述と同じである) に対応する量となるように秤量混合したのち、少量の水
素ガスを含有する窒素ガス雰囲気、−酸化炭素を含有す
る二酸化炭素雰囲気などの弱還元性雰囲気中で、500
〜1300℃の温度で0. )5〜6時間焼成する。上
記4)の蛍光体原料として三価のユーロピウム化合物が
用いられる場合に5 は、焼成工程において三価のユーロピウムは二価のユー
ロピウムに還元される。
上記焼成によって粉末状の蛍光体が得られが、得られた
粉末状の蛍光体については、必要に応じてさらに、洗浄
、乾燥、ふるい分けなどの蛍光体の製造における各種の
一般的な操作を行なってもよい。
上記組成式CI)で表わされる二価ユーロピウム賦活ア
ルカリ土類金属へロリン酸塩蛍光体は、X線などの放射
線を照射したのち500〜900nmの波長領域の電磁
波で励起した時に蛍光(輝尽発光)を示すものであり、
そのピーク波長は約450nmである。
第2図には、上記組成式(I)で表わされる蛍光体の一
例である二価ユーロピウム賦活リン酸塩化ストロンチウ
ム蛍光体[S rs (POa) 3C1:Eu2+]
に、管電圧80KVpc7)X線を照射したのちHe−
Ne1z−チー光(632,8nm)で励起したときの
輝尽発光スペクトルが示されている。
6 また第3図は、二価ユーロピウム賦活リン酸塩化ストロ
ンチウム蛍光体に管電圧80KVpのX線を照射したの
ち波長の異なる励起光で励起したときの、発光のピーク
波長における輝尽励起スペクトルである。
なお、本発明者により実施された実験によれば上記の二
価ユーロピウム賦活リン酸塩化ストロンチウム蛍光体以
外の本発明に係る蛍光体についても、その輝尽発光スペ
クトルおよび輝尽励起スペクトルは同様であることが確
認されている。
上記二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロリン酸
塩蛍光体は、輝尽発光輝度の点から、組成式(I)にお
けるXは104≦X≦10−の範囲の数値であるのが好
ましい。
本発明の放射線像変換方法に使用される二価ユーロピウ
ム賦活アルカリ土類金属ハロリン酸塩蛍光体は一般に、
放射線像変換パネルに含有された形態で用いられる。こ
の放射線像変換パネルは、実質的に支持体と、この支持
体上に設けられた輝尽性蛍光体を分散状態で含有支持す
る結合剤からなる蛍光体層とから構成される。
上記の構成を有する放射線像変換パネルは、たとえば、
次に述べるような方法により製造することができる。
まず、上記輝尽性蛍光体粒子と結合剤とを適当な溶剤(
たとえば、低級アルコール、塩素原子含有炭化水素、ケ
トン、エステル、エーテル)に加え、これを充分に混合
して、結合剤溶液中に輝尽性蛍光体が均一に分散した塗
布液を調製する。
結合剤の例としては、ゼラチン等の蛋白質、ポリ酢酸ビ
ニル、ニトロセルロース、ポリウレタン、ポリビニルア
ルコール、ポリアルキル(メタ)アクリレート、線状ポ
リエステルなどような合成高分子物質などにより代表さ
れる結合剤を挙げることができる。
塗布液における結合剤と輝尽性蛍光体との混合比は、通
常は1:8乃至1:40(重量比)の範囲から選ばれる
次に、この塗布液を支持体の表面に均一に塗布すること
により塗布液の塗膜を形成したのち、この塗膜を乾燥し
て、支持体上への蛍光体層の形成を完了する。蛍光体層
の層厚は、一般に50乃至500 p、mである。
支持体としては、従来の放射線写真法における増感紙(
または増感スクリーン)の支持体、または公知の放射線
像変換パネルの支持体として用いられている各種の材料
から適宜選ぶことができる。そのような材料の例として
は、セルロースアセテート、ポリエチレンテレフタレー
トなどのプラスチック物質のフィルム、アルミニウム箔
などの金属シート、通常の紙、バライタ紙、レジンコー
ト紙などを挙げることができる。なお、支持体の蛍光体
層が設けられる側の表面には、接着性付与層、光反射層
、光吸収層などが設けられていてもよく、また本出願人
による特願昭57−82431号明細書に記載されてい
るように、微細な凹凸が均質に形成されていてもよい(
この凹凸は、支持体の蛍光体層側の表面に接着性付与層
、光反射層、光吸収層などが設けられている場合には、
その表面に形成される)、。
9 さらに、蛍光体層の支持体に接する側とは反対側の表面
に、蛍光体層を物理的および化学的に保護するための透
明な保護膜が設けられていてもよい。透明保護膜に用い
られる材料の例としては、酢酸セルロース、ポリメチル
メタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンを挙げることができる。透明保護膜の膜厚は1通
常的O1l乃至20ILmである。
なお、二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属へロリン
酸塩蛍光体からなる放射線像変換パネルは、特開昭55
−163500号公報、特開昭57−96300号公報
などに記載されているように、着色剤によって着色され
ていてもよく、また特開昭55−148447号公報に
記載されているようにその蛍光体層中に白色粉体が分散
されていてもよい。
次に本発明の実施例を記載する。ただし、この実施例は
本発明を制限するものではない。
[実施例] リン酸水素ストロンチウム(S r HP O4) 3
0 モル、炭酸ストロンチウム(S rcO3)1.5モル
、塩化ストロンチウム(SrCJLz)O−5モルおよ
び酸化ユーロピウム(Eu203)2 。
5 X 10−”モルを充分に粉砕し、混合して蛍光体
原料混合物を調製した。
この混合物を少量の水素ガスを含む窒素ガス雰囲気下、
1150℃の温度で2時間かけて焼成したのち、得られ
た焼成物を冷却、粉砕して、粉末状の二価ユーロピウム
賦活リン酸塩化ストロンチウム蛍光体[5r=s (P
O4) 3c1:0.0025E u2+ ]を得た。
次に、上記のようにして製造された蛍光体の輝尽発光ス
ペクトルおよび輝尽励起スペクトルを測定した。その結
果を第2図および第3図に示す。
第2図は、蛍光体に管電圧80KVpのX線を照射した
のちHe−Ne1z−ザー光(632,8nm)で励起
したときの輝尽発光スペクトルを示すグラーフである。
第3図は、蛍光体に管電圧80KVpのX線を照射した
のち500〜900nmの波長範囲の励起光で励起した
ときの、450nmの発光波長における輝尽励起スペク
トルを示すグラフである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の放射線像変換方法を説明する概略図
である。 ll:放射線発生装置 12:被写体 13:放射線像変換パネル 14:光源 15:光電変換装置 16:画像再生装置 17:画像表示装置 18:フィルター 第2図は、本発明の放射線像変換方法に用いられる二価
ユーロピウム賦活リン酸塩化ストロンチウム蛍光体[S
 r 5 (PO4) 3C1: 0.0025Eu2
+]の輝尽発光スペクトルを示すグラフである。 第3図は、本発明の放射線像変換方法に用いられる二価
ユーロピウム賦活リン酸塩化ストロン3 チウム蛍光体[S r =、 (POa ) 3 Cl
 : 0.0025Eu2+]の輝尽励起スペクトルを
示すグラフである。 特許出願人 富士写真フィルム株式会社代理人 弁理士
 柳川泰男 へ 4 第2図 波長(nm)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1゜被写体を透過した、あるいは被検体から発せられた
    放射線を、下記の組成式(I)で表わされる二価ユーロ
    ピウム賦活アルカリ土類金属ハロリン酸塩蛍光体に吸収
    させたのち、該蛍光体に500〜900nmの波長領域
    の電磁波を照射することにより、該蛍光体に蓄積されて
    いる放射線エネルギーを輝尽光として放出させ、そして
    この輝尽光を検出することを特徴とする放射線像変換方
    法。 組成式(I): M”5 (PO4)3X: xEu2+ (I)(ただ
    し、MWはCa、SrおよびBaからなる群より選ばれ
    る少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;XはF、
    C1、BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも
    一種のハロゲンであり;XはO<x≦0.2の範囲の数
    値である)2゜上記組成式(I)におけるXがlO′≦
    X≦lO4の範囲の数値であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の放射線像変換方法。 3゜上記電磁波がレーザー光であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の放射線像変換方法。 4゜上記レーザー光がArイオンレーザ−光であること
    を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の放射線像変換
    方法。 5゜上記レーザー光がKrイオンレーザ−光であること
    を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の放射線像変換
    方法。 6、上記レーザー光がHe−Neレーザー光であること
    を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の放射線像変換
    方法。 7゜上記蛍光体が、支持体とこの上に設けられた蛍光体
    層を含む放射線像変換パネルの蛍光体層に含有された形
    態で用いられることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    乃至第6項のいずれかの項記載の放射線像変換方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6531073B1 (en) 1999-12-24 2003-03-11 Konica Corporation Rare earth activated alkali earth metal fluorohalide stimulable phosphor, preparation method thereof and radiation image conversion panel

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US6531073B1 (en) 1999-12-24 2003-03-11 Konica Corporation Rare earth activated alkali earth metal fluorohalide stimulable phosphor, preparation method thereof and radiation image conversion panel

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