JPS60217354A - 放射線像変換方法 - Google Patents

放射線像変換方法

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JPS60217354A
JPS60217354A JP59074364A JP7436484A JPS60217354A JP S60217354 A JPS60217354 A JP S60217354A JP 59074364 A JP59074364 A JP 59074364A JP 7436484 A JP7436484 A JP 7436484A JP S60217354 A JPS60217354 A JP S60217354A
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phosphor
radiation
radiation image
image conversion
conversion method
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JP59074364A
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Takashi Nakamura
隆 中村
Kenji Takahashi
健治 高橋
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K4/00Conversion screens for the conversion of the spatial distribution of X-rays or particle radiation into visible images, e.g. fluoroscopic screens
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/08Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials
    • C09K11/77Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing rare earth metals
    • C09K11/7728Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing rare earth metals containing europium
    • C09K11/7732Halogenides
    • C09K11/7733Halogenides with alkali or alkaline earth metals

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、放射線像変換方法に関するものであり、さら
に詳しくは、二価のユーロピウムにより賦活されたアル
カリ土類金属水素化/’tロゲン化物蛍光体を使用する
放射線像変換方法に関するものである。
[発明の技術的背景] 従来より、放射線像を画像として得る方法としては、銀
塩感光材料からなる乳剤層を有する放射線写真フィルム
と増感紙(増感スクリーン)との組合わせを用いる、い
わゆる放射線写真法が利用されている。
これに対して近年、上記の放射線写真法にかわる方法の
一つとして、たとえば、特開昭55−12145号公報
等に記載されているような輝尽性蛍光体を利用する放射
線像変換方法が開発され、注目を受けている。この方法
は、被写体を透過した放射線、あるいは被検体から発せ
られた放射線を輝尽性蛍光体に吸収させ、そののちにこ
の蛍光体を可視光線、赤外線などの電磁波(励起光)で
励起することにより、蛍光体中に蓄積されている放射線
エネルギーを蛍光(輝尽発光)として放出させ、この蛍
光な光電的に読み取って電気信号を得、この電気信号を
可視化するものである。
−1−記の放射線像変換方法によれば、従来の放射線写
真法を利用した場合に比較して、はるかに少ない被曝線
量で情報量の豊富な放射線画像を得ることができるとい
う利点がある。従って、この放射線像変換方法は、特に
医療診断を目的とするX線撮影などの直接医療用放射線
撮影において利用価値が非常に高いものである。
上記の放射線像変換方法においては、X線などの放射線
を照射したのち可視乃至赤外領域の電磁波の励起により
発光(輝尽発光)を示す輝尽性蛍光体が用いられる。そ
のような輝尽性蛍光体としては、従来より、二価ユーロ
ピウム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物蛍光体(
M”FX:Eu a+ ;ただし、MlはMg、Caお
よびBaからなる群より選ばれる少なくとも一種のアル
カリ土類金属であり、XはCl、Brおよび■からなる
群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンである);ユ
ーロピウムおよびサマリウム賦活硫化ストロンチウム蛍
光体(SrS:Eu、Sm);ユーロピウムおよびサマ
リウム賦活オキシ硫化ランタン蛍光体(La202S:
Eu、Sm);1−ロピウム賦活酸化アルミニウムバリ
ウム蛍光体(BaO*Au203 :Eu);−+−−
ロピウム賦活アルカリ土類金属ケイ酸塩蛍光体(M 2
” O・5i02:Eu;ただし、M2+はMg、Ca
およびBaからなる群より選ばれる少なくとも−挿めア
ルカリ土類金属である);セリウム賦活外土類オキシハ
ロゲン化物蛍光体(LnOX:Ce;ただし;LnはL
a、Y、GdおよびLuからなる群より選ばれる少なく
とも一種の希土類元素であり、Xは6文、Brおよび■
からなる群より選ばれミルなくとも一種のハロゲンであ
る)などが知られている。
[発明の目的] 本発明は、新規な輝尽性蛍光体を使用する放射線像変換
方法を提供することを目的とするものである。
本発明者は、輝尽性蛍光体の探索を行なってきたがその
結果、新たに二価のユーロピウムにより賦活されたアル
カリ土類金属水素化ハロゲン化物蛍光体が輝尽発光を示
すことを見出し、本発明に到達したものである。
すなわち本発明の放射線像変換方法は、被写体を透過し
た、あるいは被検体から発せられた放射線を、下記の組
成式(I)で表わされる二価ユーロピウム賦活アルカリ
土類金属水素化ハロゲン化物蛍光体に吸収させたのち、
該蛍光体に560〜11000nの波長領域の電磁波を
照射することにより、該蛍光体に蓄積されている放射線
エネルギーを輝尽光として放出させ、そしてこの輝尽光
を検出することを特徴とする。
組成式(I): M”HX: xEu2+(ただし、M
lはCa、SrおよびBaからなる群より選ばれる少な
くとも一種のアルカリ土類金属であり;XはCM、Br
およびIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロ
ゲンであり;XはO<x≦0.2の範囲の数値である)
[発明の効果] と記組成式(I)で表わされる二価ユーロピウム賦活ア
ルカリ土類金属水素化ハロゲン化物蛍光体は、新規な蛍
光体である。この蛍光体は、紫外線などの放射線で励起
すると可視領域に蛍光(瞬時発光)を示すが、本発明者
の検討によれば、蛍光体にX線などの放射線を照射した
のち560〜11000nの波長領域の電磁波で励起し
たときにも蛍光を示すことが見出された。すなわち、こ
の蛍光体は輝尽性を示す蛍光体であり、」:記の条件下
で輝尽発光を示すことから放射線像変換方法に使用する
ことができるものである。
[発明の構成] 本発明の放射線像変換力V:を、」−記の組成式(I)
で表わされる輝尽性蛍光体を放射線像変換パネルに含有
させた形態で使用する場合について、第1図に示す模式
図を用いて具体的に説明する。
第1図において、11はX線などの放射線発生装置、1
2は被写体、13は二価ユーロピウム賦活アルカリ土類
金属水素化ハロゲン化物蛍光体を含有する放射線像変換
パネル、14は放射線像変換パネル13に形成された放
射線エネルギーの蓄積像を蛍光として放射させるための
励起源としての光源、15は放射線像変換パネル13よ
り放射された蛍光を検出する光電変換装置、1Bは光電
変換装置15で検出された電気信号を画像として再生す
る装置、17は再生された画像を表示する装d、そして
18は光源14からの反射光を透過させることなく放射
線像変換パネル13より放射された蛍光のみを透過させ
るためのフィルターである。
なお、第1図は被写体の放射線透過像を得る場合の例を
示しているが、被写体12自体が放射線を発するもの(
本明細書においてはこれを被検体という)である場合に
は、上記の放射線発生装置11は特に設置する必要はな
い。また、光電変換装置15、画像再生装置16および
画像表示装置17の一連の装置は、放射線透過像パネル
13から蛍光として放射される画像情報を何らかの形で
視覚化して再生できる他の適当な装置に変えることもで
きる。
第1図に示されるように、被写体12に放射線発生装置
11からX線などの放射線を照射すると、その放射線は
被写体12をその各部の放射線透過率に比例して透過す
る。被写体12を透過した放射線は、放射線像変換パネ
ル13に入射し、その放射線の強弱に比例して放射線像
変換パネル、13の蛍光体層に吸収される。すなわち、
放射線像変換パネル13には放射線透過像に相当する放
射線エネルギーの蓄積像(一種の潜像)が形成される。
次に、放射線像変換パネル13に光源14を用いて56
0〜11000nの波長領域の電磁波を照射すると、放
射線像変換パネル13に形成された放射線エネルギーの
蓄積像は、蛍光として放射される。この放射される蛍光
は、放射線像変換パネル13の蛍光体層に吸収された放
射線エネルギーの強弱に比例している。この蛍光の強弱
で構成される画像情報を、たとえば、光電子増倍管など
の光電変換装置15で電気信号に変換し、画像再生装置
16によって画像として再生し、−像表示装置17によ
ってこの画像を表示する。
放射線像変換パネルに蓄積された画像情報を蛍光として
読み出す操作は、一般にレーザー光でパネルを時系列的
に走査し、この走査によってパネルから放射される蛍光
を適当な集光体を介して光電子増倍管等の光検出器で検
出し、時系列電気信号を得ることによって行なわれる。
この読出しは観察読影性能のより優れた画像を得るため
に、低エネルギーの励起光の照射による先読み操作と高
エネルギーの励起光の照射による本読み操作とから構成
されていてもよい(特開昭58−67240号公報参照
)。この先読み操作を行なうことにより本読み操作にお
ける読出し条件を好適に設定することができるとの利点
がある。
また、たとえば光電変換装置として光導電体およびフォ
トダイオードなどの固体光電変換素子を用いることもで
きる(特願昭58−86226号、特願昭58−862
27−号、4+f願昭58−219313号および4¥
¥Ifi昭58−219314吟の各明細書、および特
開昭58−121874号公報参照)。この場合には、
多数の固体光電変換素子がパネル全表面を覆うように構
成され、パネルと一体化されていてもよいし、あるいは
パネルに近接した状態で配置されていてもよい。また、
光電変換装置は#Jaの光電変換素子が線状に連なった
ラインセンサであってもよいし、あるいは一画素に対応
する一個の固体光電変換素子から構成されていてもよい
上記の場合の光源としては、レーザー等のような点光源
のほかに、発光ダイオード(LED)や半導体レーザー
等を列状に連ねてなるアレイなどの線光源であってもよ
い。このような装置を用いて読出しを行なうことにより
、パネルから放出される蛍光の損失を防ぐと同時に受光
立体角を太きくしてS/N比を高めることができる。ま
た、得られる電気信号は励起光の時系列的な照射によっ
てではなく、光検出器の電気的な処理によって時系列化
されるために、読出し速度を速くすることが可能である
画像情報の読出しが行なわれた放射線像変換パネルに対
しては、蛍光体の励起光の波長領域の光を照射すること
により、あるいは加熱することにより、残存している放
射線エネルギーの消去を行なってもよく、そうするのが
好ましい(特開昭56−11392号および特開昭56
−12599し公報参照)。この消去操作を行なうこと
により、次にこのパネルを使用した時の残像によるノイ
ズの発生を防止することができる。さらに、読出し後と
次の使用直前の二度に渡って消去操作を行なうことによ
り、自然放射能などによるノイズの発生を防いで更に効
率良く消去を行なうこともできる(特開昭57−116
300号公報参照)。
本発明の放射線像変換方法において、被写体の放射線透
過像を得る場合に用いられる放射線とじ1 では、上記蛍光体がこの放射線の照射を受けた後−上記
電磁波で励起された時において輝尽発光を示しうるもの
であればいかなる放射線であってもよく、たとえばX線
、電子線、紫外線など一般に知られている放射線を用い
ることができる。また、被検体の放射線像を得る場合に
おいて被検体から直接発せられる放射線は、同様に上記
蛍光体に吸収されて輝尽発光のエネルギー源となるもの
であればいかなる放射線であってもよく、その例として
はγ線、α線、β線などの放射線を挙げることができる
被写体もしくは被検体からの放射線を吸収した蛍光体を
励起するための励起光の光源としては、560〜loo
onmの波長領域にバンドスペクトル分布をもつ光を放
射する光源のほかに、たとえばHe−Neレーザー、ル
ビー・レーザー、半導体レーザー、ガラスφレーザー、
YAGレーザ−、色素レーザー等のレーザーおよび発光
ダイオードなどの光源を使用することもできる。なかで
もレーザーは、単位面積当りのエネルギー密度の2 高いレーザービームを放射線像変換パネルに照射するこ
とができるため、本発明において用いる励起用光源とし
ては各種のレーザーが好ましい。それらのうちで二価ユ
ーロピウム賦活アルカリ土類金属水素化ハロゲン化物蛍
光体の輝尽励起スペクトルとのマツチングの点から、好
ましいレーザーはHe−Neレーザーおよび半導体レー
ザーである。また半導体レーザーは、小型であること、
駆動電力が小さいこと、直接変調が可能なのでレーザー
出力の安定化が簡単にできることなどの種々の利点を有
する。
また、消去に用いられる光源としては、輝尽性蛍光体の
励起波長領域の光を放射するものであればよく、その例
としてはタングステンランプ、蛍光灯、ハロゲンランプ
を挙げることができる。
°本発明の放射線像変換方法は、輝尽性蛍光体に放射線
のエネルギーを吸収蓄積させる蓄積部、この蛍光体に励
起光を照射して放射線のエネルギーを蛍光として放出さ
せる光検出(読出し)部、および蛍光体中に残存するエ
ネルギーを放出させるだめの消去部を一つの装置に内蔵
したビルトイン型の放射線像変換装置に適用することも
できる(特願昭57−84436号および特願昭58−
66730号明細書参照)。このようなビルI・イン型
の装置を利用することにより、放射線像変換パネル(ま
たは輝尽性蛍光体を含有してなる記録体)を循環再使用
することができ、安定した均質な画像を得ることができ
る。また、ビルトイン型とすることにより装置を小型化
、軽量化することができ、その設置、移動などが容易に
なる。さらにこの装置を移動車に搭載することにより、
巡回放射線撮影が可能となる。
次に、本発明の放射線像変換方法に用いられる下記組成
式(I)を有する輝尽性蛍光体について説明する。
組成式(I): M”HX:xEu2+(ただし、Ml
lはCa、SrおよびBaからなる群より選ばれる少な
くとも一種のアルカリ土類金属であり;Xは0文、Br
およびIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロ
ゲンであり;XはO<x≦0.2の範囲の数値である)
上記組成式(I)で表わされる二価ユーロピウム賦活ア
ルカリ土類金属水素化ハロゲン化物蛍光体の母体である
アルカリ土類金属水素化ハロゲン化物(MnHX)は、
従来より知られている[例えば、Z、 Anorg、 
Al1g、 Chew、 288 (1θ58) 14
8−155参照]。しかしながら、このアルカリ土類金
属水素化ハロゲン化物を二価のユーロピウムで賦活した
上記組成式(I)の蛍光体は新規なものである。この蛍
光体は、たとえば、以下に述べるような方法により製造
することができる。
蛍光体原料として、 1)アルカリ土類金属の水素化物、 2)アルカリ土類金属のハロゲン化物、および3)ハロ
ゲン化物、酸化物、硝酸塩、硫酸塩などのユーロピウム
化合物 を用いて、化学量論的に、 組成式(n): M”HX: xEu (ただし、M”、XおよびXの定義は前述と同じである
) 5 に対応する量となるように秤量混合したのち、少量の水
素ガスを含有する窒素ガス雰囲気、−酸化炭素を含有す
る二酸化炭素雰囲気などの弱還元性雰囲気中で、500
〜1300℃の温度で0゜5〜6時間焼成する。−に記
3)の蛍光体原料として三価のユーロピウム化合物が用
いられる場合には、焼成工程において三価のユーロピウ
ムは二価のユーロピウムに還元される。
上記焼成によって粉末状の蛍光体が得られが、得られた
粉末状の蛍光体については、必要に応じてさらに、洗浄
、乾燥、ふるい分けなどの蛍光体の製造における各種の
一般的な操作を行なってもよい。
上記組成式(I)で表わされる二価ユーロピウム賦活ア
ルカリ土類金属水素化ハロゲン化物蛍光体は、X線など
の放射線を照射したのち560〜11000nの波長領
域の電磁波で励起した時に蛍光(m原発光)を示すもの
であり、そのピーク波長は約500nmである。
第2図には、上記組成式(I)で表わされる蛍6 光体の一例である二価ユーロピウム賦活水素化臭化バリ
ウム蛍光体(B a)(B r : E u”)に、管
電圧80KV pのX線を照射したのちHe−Neレー
ザー光(632,8nm)で励起したときの輝尽発光ス
ペクトルが示されている。
また、第3図は、二価ユーロピウム賦活水素化臭化バリ
ウム蛍光体に管電圧80KVpのX線を照射したのち波
長の異なる励起光で励起したときの、発光のピーク波長
における輝尽励起スペクトルである。
なお、本発明者により実施された実験によれば」二記の
二価ユーロピウム賦活水素化臭化バリウム蛍光体以外の
本発明に係る蛍光体についても、その輝尽発光スペクト
ルおよび輝尽励起スペクトルは同様であることが確認さ
れている。
−上記二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属水素化ハ
ロゲン化物蛍光体は、輝尽発光輝度の点から、組成式(
I)におけるM璽は特にBaであるのが好ましく、Xは
Brであるのが好ましく、そしてXは104≦X≦10
4の範囲の数値であるのが好ましい。
本発明の放射線像変換方法に使用される二価ユーロピウ
ム賦活アルカリ土類金属水素化ハロゲン化物蛍光体は一
般に、放射線像変換パネルに含有・された形態で用いら
れる。この放射線像変換パネルは、実質的に支持体と、
この支持体上に設けられた輝尽性蛍光体を分散状態で含
有支持する結合剤からなる蛍光体層とから構成される。
」二記の構成を有する放射線像変換パネルは、たとえば
、次に述べるような方法により製造することができる。
まず、上記輝尽性蛍光体粒子と結合剤とを適当な溶剤(
たとえば、低級アルコール、塩素原子含有炭化水素、ケ
トン、エステル、エーテル)に加え、これを充分に混合
して、結合剤溶液中に輝尽性蛍光体が均一に分散した塗
布液を調製する。
結合剤の例としては、ゼラチン等の蛋白質、ポリ酢酸ビ
ニル、ニトロセルロース、ポリウレタン、ポリビニルア
ルコール、ポリアルキル(メタ)アクリレート、線状ポ
リエステルなどような合成高分子物質などにより代表さ
れる結合剤を挙げることができる。
塗布液における結合剤と輝尽性蛍光体との混合比は、通
常は1:8乃至1:40(重量比)の範囲から選ばれる
次に、この塗布液を支持体の表面に均一に塗布すること
により塗布液の塗膜を形成したのち、この塗膜を乾燥し
て、支持体上への蛍光体層のi成を完了する。蛍光体層
の層厚は、一般に50乃至500ILmである。
支持体としては、従来の放射線写真法における増感紙(
または増感スクリーン)の支持体、または公知の放射線
像変換パネルの支持体として用いられている各種の材料
から適宜選ぶことができる。そのような材料の例として
は、セルロースアセテート、ポリエチレンテレフタレー
トなどのプラスチック物質のフィルム、アルミニウム箔
などの金属シート、通常の紙、バライタ紙、レジンコー
ト紙などを挙げることができる。なお、支持体の蛍光体
層が設けられる側の表面には、接着仕付 9 界層、光反射層、光吸収層などが設けられていてもよく
、また特開昭58−200200号公報に記載されてい
るように、微細な凹凸が均質に形成されていてもよい(
この凹凸は、支持体の蛍光体層側の表面に接着性付与層
、光反射層、光吸収層などが設けられている場合には、
その表面に形成される)。
さらに、蛍光体層の支持体に接する側とは反対側の表面
に、蛍光体層を物理的および化学的に保護するための透
明な保護膜が設けられていてもよい。透明保護膜に用い
られる材料の例としては、酢酸セルロース、ポリメチル
メタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンを挙げることができる。透明保護膜の膜厚は、通
常的0.1乃至20ルmである。
なお、二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属水素化ハ
ロゲン化物蛍光体からなる放射線像変換パネルは、特開
昭55−163500号公報、特開昭57−96300
号公報などに記載されているように、着色剤によって着
色されていてもよ〈0 、また特開昭55−146447号公報に記載されてい
るようにその蛍光体層中に白色粉体が分散されていても
よい。
次に本発明の実施例を記載する。ただし、この実施例は
本発明を制限するものではない。
[実施例] 水素化バリウム(BaH2)1モル、臭化バリウム(B
aB r2 * 2H20)1−E−ルおよび酸化ユー
ロピウム(Eu203)IXIO”%ルを充分に粉砕し
、混合して蛍光体原料混合物を調製した。
この混合物を3%の水素ガスを含む窒素ガス雰囲気下、
900℃の温度で2時間かけて焼成した後、得られた焼
成物を冷却、粉砕して粉末状の二価ユーロピウム賦活水
素化臭化バリウム蛍光体(B a HB r :O,0
OIE u ”)を得た。
次に、上記のようにして製造された蛍光体の輝尽発光ス
ペクトルおよび輝尽励起スペクトルを測定した。その結
果を第2図および第3図に示す。
第2図は、蛍光体に管電圧80KVPのX線を照射した
のちHe−Neレーザー光(632,8nm)で励起し
たときの輝尽発光スペクトルを示すグラフである。
第3図は、蛍光体に管電圧80KVpのX線を照射した
のち560〜looonmの波長範囲の励起光で励起し
たときの、500nmの発光波長における輝尽励起スペ
クトルを示すグラフである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の放射線像変換方法を説明する概略図
である。 ll:放射線発生装置 12:被写体 13:放射線像変換パネル 14:光源 15:光電変換装置 16:画像再生装置 17:画像表示装置 18:フィルター 第2図は、本発明の放射線像変換方法に用いら3 れる二価ユーロピウム賦活水素化臭化バリウム蛍光体(
B a HB r :0.001E u 2+)の輝尽
発光スペクトルを示すグラフである。 第3図は、本発明の放射線像変換方法に用いられる二価
ユーロピウム賦活水素化臭化バリウム蛍光体(B a 
HB r :0.001E u ”)の輝尽励起スペク
トルを示すグラフである。 特許出願人 富士写真フィルム株式会社代理人 弁理士
 柳川泰男 4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被写体を透過した、あるいは被検体から発せられた
    放射線を、下記の組成式(I)で表わされる二価ユーロ
    ピウム賦活アルカリ土類金属水素化ハロゲン化物蛍光体
    に吸収させたのち、該蛍光体に560〜11000nの
    波長領域の電磁波を照射することにより、該蛍光体に蓄
    積されている放射線エネルギーを輝尽光として放出させ
    、そしてこの輝尽光を検出することを特徴とする放射線
    像変換方法。 組成式(I): M”HX: xEu”÷(ただし、M
    l[はCa、SrおよびBaからなる群より選ばれる少
    なくとも一種のアルカリ土類金属であり;XはC1、I
    jrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも一種の
    ハロゲンであり;XはO<x≦0.2の範囲の数値であ
    る)2゜上記組成式(I)におけるMlがB、aである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放射線像
    変換方法。 3゜」二記組成式(I)におけるXがBrであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放射線像変換方
    法。 4゜上記組成式(I)におけるXが10−’≦X≦10
    ′の範囲の数値であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の放射線像変換方法。 5゜上記電磁波がレーザー光であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の放射線像変換方法。 6゜上記レーザー光がHe−Neレーザー光であること
    を特徴とする特許請求の範囲第5項記載の放射線像変換
    方法。 7゜上記レーザー光が半導体レーザー光であることを特
    徴とする特許請求の範囲第5項記載の放射線像変換方法
    。 8゜上記蛍光体が、支持体とこの上に設けられた蛍光体
    層とを含む放射線像変換パネルの蛍光体層に含有された
    形態で用いられることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第7項のいずれかの項記載の放射線像変換方法。
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