JPS6014012B2 - 高融点オリザノ−ルの抽出法 - Google Patents

高融点オリザノ−ルの抽出法

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JPS6014012B2
JPS6014012B2 JP17024380A JP17024380A JPS6014012B2 JP S6014012 B2 JPS6014012 B2 JP S6014012B2 JP 17024380 A JP17024380 A JP 17024380A JP 17024380 A JP17024380 A JP 17024380A JP S6014012 B2 JPS6014012 B2 JP S6014012B2
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oryzanol
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BOOSOO YUSHI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 オリザノールが米糠及び米豚芽中に比較的多量に含有す
ることは古くから知られて居り、これを原料としオリザ
ノールを抽出する方法は種種知られているが、その抽出
法は、米糠や米肥芽の油脂製造工程で創生する脱酸フー
ッより得られたダーク油や粗脂肪酸を原料とし、メタノ
ールで遊離脂肪酸をメチルェステル化した後これを蒸溜
により蒸発除去し、その結果残溜するオリザノールが濃
縮された形で含有する残澄ピッチを得た後これを出発物
質として抽出する方法や、1次、2次脱酸フーッを鹸化
、酸分解し、得られた粗脂肪酸を減圧溜去してその結果
残溝するオリザノールを高濃度に含有する残澄ピッチを
得た後、これを出発物質として抽出する方法等が知られ
ているが、その工程として脂肪酸をオリザノールと分離
する蒸溜工程やオリザノールを濃厚に含有する残湾ピッ
チの製造を経なければならない面倒を有し、又残湾ピッ
チからは熱変性などのため高純度で且つ高収率のオリザ
ノールを抽出することは困難であり、特に高融点オリザ
ノールを簡単な操作で抽出することができなかった。
これはおそらく、アメリカ処理や酸処理により、又蒸溜
操作中の高温処理により、原料中に含有するオリザ/ー
ルが分解又は変質されてしまう結果であろうと思われる
。本発明は、オリザノールの抽出工程に於て、従来の上
記の好ましくない鹸化処理や酸分解処理やダーク油や粗
脂肪酸中の脂肪酸を蒸溜分離するなどの工程を経ること
なく、脂肪酸をそのまま1種の極性溶媒としての役割を
果させながら高融点オリザノールを高能率に抽出する方
法を提供するもので、米糠より副生するダーク油又は粗
脂肪酸を原料とし、これをステリン捕捉性金属水溶液と
混ぜ、その混合物を櫨拝し乍ら約8500〜100℃に
一旦加熱昇溢後徐々に約45午Cまで降下させた後該混
合物を遠心分離機にかけ、該金属水溶液で捕捉されたス
テリン等の不純物を除去するようにした前処理と、次で
ステリン等の不純物の除かれた清澄油状物を約30〜4
5q0の熟成温度に長時間保持して高融点オリザノール
を析出せしめた後脂肪酸から高融点オリザノールを分離
取得する後処理とから成ることを特徴とし、次で必要に
応じ引続きこれを精製する。本願発明におけるステリン
捕捉性金属水溶液は、硫酸アルミニウム、明麹、硫酸チ
タン、硫酸マンガン及び硫酸鉄から選んだ金属硫酸塩水
溶液である。
次に本発明を詳述する。
米糠から油脂を抽出する工程に於て、脱酸フーッを創生
するが、該脱酸フーツ或は2次脱酸フーッをそのま)酸
分解して得られたダーク油は、脂肪酸を主体とするが、
その他オリザノール類や、トリグリセリド、ステリン、
無機成分等を含有し、又該ダーク油を処理して得られた
粗脂肪酸や、米糠より各種処理目的で得られた粗脂肪酸
中には脂肪酸を主体とし、オリザノール、フェルラ酸、
ステアリン、無機成分等を含有するが、か)るダーク油
や粗脂肪酸から高融点オリザノールを抽出することは困
難であった。
その理由は特に共存するステリンが主として高融点オリ
ザノールの析出を妨害するからである。
本発明によれば、このような米糠から得たダーク油や粗
脂肪酸を原料とし、先づこれに硫酸アルミニウム、明麹
、硫酸チタン、硫酸マンガン又は鉄を水に対し3〜20
重量%添加溶解して得た水溶液を前記原料に対し0.3
〜2の重量%添加混合し半固形流動混合物を得、これを
烈しく頚拝し乍ら少くとも約8500まで最高100o
oまで、通常85〜9000前後に加熱昇温させる。然
るときは加熱により溶融した主成分の脂肪酸中に微細な
水滴が分在したW/O型の懸濁混合物が得られるがこの
燈梓の間に、その金属水溶液は原料に含有するステリン
や無機物などの不純物に接触しこれを化学的又は物理的
に捕捉し、その抱水化合物又は抱水物の如き状態に捕捉
し、水滴として脂肪酸の油相と分離した懸濁状態を得る
。この場合、アルミニウムやチタンなどはその金属イオ
ンの形よりも金属水酸化物のコロイド状イオンとして存
在することがその捕捉作用に更に有効である。アルミニ
ウムイオンは、硫酸アルミニウムAI2(S04)3、
各種アルミニウム明麹Na2S04・N2(S04)3
・XH20、K2S04・AI2(S04)3・X比○
が通常使用され、又広義の明※M2m(S04)3・M
21S04・24日20(滋でMmは3価の金属、MI
は1価の金属)の中では、3価のN、Ti、Mn、Fe
が特に好ましく使用される。明※は、原料が粉体であり
取扱いが便利である。特に金属イオンの1部をOHイオ
ンと結合した水酸化物コロイド状イオンとして存在させ
るには、好ましくは重炭酸カルシウム等のCa、Mg等
のアルカリ士金属を含む硬水を硫酸アルミニウムを溶解
する水として使用したり、徴量の苛性ソ−ダや苛性カリ
のアルカリを硫酸アルミニウム水溶液中に少量添加する
ことも考えられるが、特にこのように調整をしないでも
、適量のCaやNaの重炭酸塩がダーク油や粗脂肪酸に
はその洗浄やフーッの脱酸工程を経て来るため、比較的
多量に含まれて居ることが多く、前記のように特に使用
する水にアルカリ金属を添加することは必ずしも必要で
ない。このように混合物を一旦上記のように昇塩した後
加熱を止め、櫨杵をつゞマナ乍ら放冷し15〜30分間
かけて徐々に約4500まで降下さ・せる。
その間ステリン等の不純物の該金属水溶液による凝結補
案分雛は良好に行なわれる。次で直ちに該混合物を遠心
分離機にかけてそのステリン等の不純物を含む乳化物フ
ーッを除いて、オリザノールを溶解含有する脂肪酸を主
体とした清澄油を得る。かくして該原料の前処理を終了
する。この前処理に於て、上言己のように金属塩水溶液
の原料に対する添加量は、多くの試験研究の結果、0.
3〜2の重量%の範囲が好ましいことが分った。
勿論その添加量は、原料中に含まれる主としてステリン
の量によってその必要量が定められるが、一般に混合物
がW/O型を保つことが好ましく、水溶液の遊離層がで
きるほど必要以上の水溶液を使用するときは、遠D分離
による不純物の分離が円滑に行わず、1方分取する油状
物中に水が混在して来るおそれがあり、最終的に高融点
オリザノールを抽出した後に得られる脂肪酸を塗料や石
鹸の原料として利用する際の脂肪酸の品質を劣化し、蒸
溜等の処理を不円滑にする等の不都合を生ずる等の不利
を配慮し、上記の如き添加量が推奨される。金属塩の水
溶液については、その使用する金属塩の殆んど飽和に近
い濃度の水溶液を使用することが有利である。水溶液金
属塩として特に硫酸アルミニウム、明慾の場合、ステリ
ン捕捉に有効であり、又ステリン等の不純物を捕捉した
場合の水滴のビルダーとしてその不純物乳化物フーッの
強度や比重増大をもたらし、遠心操作の円滑性の向上に
役立つ。
尚、上記の前処理で混合物を上記のように約45℃以上
に保持するのは、この温度で混合物中の脂肪酸にオリザ
ノールを相熔せしめるためであり、換言すれば本発明は
この温度で混合物中の脂肪酸をオリザノールの溶剤とし
て利用ているのである。又混合物の−旦加熱の上限を約
85℃〜100℃の範囲内とした理由は、一旦はステリ
ソ等の不純物の脂肪酸中における溶解温度より高い温度
に上げてその金属塩による凝結物の生成を作りやすくす
ると共に出来る限り、その間水分の蒸散を防止するため
である。次でこの高温度を約45ooまでに徐冷する理
由は、オリザ/−ルの析出を防止する1方その大きい温
度差を利用してステリン等の不純物を出来るだけ多量に
析出除去せしめるためである。尚、前記の混合物の蝿拝
は、塩水溶液を原料中にできるだけ細かい微粒子で分散
し良くステリン等の不純物と接触するようにW/O型乳
化混合物を作るように回転数や渡畔翼の形などを適当に
選択する。水溶液の金属イオンの1部にアルカリを加え
て金属イオンの水酸化物とする場合、例えば硫酸アルミ
ニウムの1/3原子迄の量のアルカリを加えて水酸化ア
ルミニウムを作成した捕捉剤水溶液とすることが好まし
い。しかし乍ら、一般に粗脂肪酸中には数%の重炭酸カ
ルシウム塩を含有するので、硫酸アルミニウムの水溶液
を該原料とまぜると自動的にその1部は水酸化アルミニ
ウムのコロイドを生じるから、一般にアルカリ添加で上
記のような1部水酸化アルミニウムに変える必要はない
。上言己のようにして、前処理によって得られた清澄油
は、脂肪酸を主体としオリザノールを含むから、これを
そのま)静瞳するか又は緩やかな櫨梓下に約30〜45
qCの範囲の熟成温度に長時間保持する後処理を行なう
ときは、オリザノールがスラッジ状に析出して来る。
次でこれを遠D分離その他の手段で分離することにより
脂肪酸と分離せしめられた粗オリザノールを分取する。
該粗オリザノールは脂肪酸等の爽雑物を1部として付着
した泥状物であるので、これをへキサンなどの有機溶剤
及び活性炭を用いて洗液、脱色等の精製操作を行えば、
高融点オリザノールの結晶物が得られる。この場合、上
記の分離操作中は、3000以下に下がらない状態で行
なうことが好ましい。なぜならば3000以下に下がる
と脂肪酸が固体として析出してくるおそれがあるからで
ある。又上記の熱成温度を保持することは、オリザノー
ルを析出するために必要であると共にオリザノールの構
成成分であるフェルラ酸、トリテルベンアルコールなど
の潜在的オリザノール成分が反応しオリザノールを生成
せしめると共にオリザノールの結晶を生長せしめるに役
立つ。この場合、ゆるやかな櫨梓が之を助長する。勿論
結晶の生長を必要としない場合は静瞳だけで足り、特に
蝿拝する必要はない。しかし結晶の生長は爾後の炉過、
精製作業を円滑、良好にすることは云うまでもない。こ
の熟成温度での保持時間は数時間以上が有利である。
粗オリザノール結晶の精製手段は、室温又はそれ以下の
温度で例えば約2〜5倍量のメタノールやへキサン中で
縄拝し、混在している脂肪酸等を溶解し、次でこれをヌ
ッチェ炉過し、乾燥すれば純度70%以上の高融点オリ
ザノールが得られる。これを更に活性炭による脱色など
を行なえば、純白な高融点オリザノール(融点175〜
185℃)が得られる。一般に粗脂肪酸の原料に対し、
5〜15重量%の収率で、粗オリザノール(脂肪酸を含
むオリザノールが得られる。
又原料中のオリザノール)の濃度は、冬期と夏期では酸
価の変動等により差があり、E協:360の吸光度係数
を用いてオリザノ−ルの含有濃度を測定した所約6.2
〜10.5%の範囲に変動して居り、従て粗オリザノー
ル結晶の収率も変動するが、原料中のオリザノール及び
潜在的オリザノールに対し30〜75%の高収率で粗オ
リザノールが得られる。上記の精製工程では、ダーク油
又は粗脂肪酸の容積の5〜15%に縮少された粗オリザ
ノール結晶濃縮物としたものに、有機溶媒を用いるので
、有機溶媒の使用量が極めて少量ですむ。上記のように
して得られた精製オリザノール結晶を鹸化して得られた
不鹸化物をガスク。
マトグラフィにかけてステリンの有無を確認した所、1
例ではトリテルベンアルコールとして24ーメチレンシ
クロアルタノール80%、シクロ・アルテノール20%
の比率でもつて2成分のみのピークが現われたが、ステ
リンのピークは存在しないことを確認した。勿論上記2
4ーメチレンシクロアルタノールとシクロアルテノール
の構成比はサンプルにより変動し90〜60%:10〜
40%の範囲にあり前者の方が多い。次に本発明の実施
例を更に詳述する。
実施例 1 米糠より得た粗脂肪酸原料1.0kg(オリザノール含
有率9.3紅重量%)を用い、これにし硫酸アルミニウ
ム水溶液(AI2(S04)3・18・日20を16夕
を、水90のこ完全に溶かしたもの)を添加し、80℃
に加熱昇温し、2び分間強く燭拝し乍ら45℃迄降下し
たとき遠心分離して、清澄油949.7夕及びこれと分
離したステリン等の不純物の凝固乳化物フーッ120.
4夕を得た。
該清澄油949.7夕を390でゆるやかに燈拝し、7
時間熟成せしめた後ヌッチェで遠心分離してオリザノー
ル組結晶51.5夕を得た。次でこれを室温において3
倍量のnヘキサンで処理し、含有脂肪酸を溶解除去して
15.9夕の2次組オリザ/ールを得た。更に1針音量
のへキサンに沸騰下で溶解し、次で活性炭3夕で脱色し
た炉液を冷却し析出する白色結晶を炉別し乾燥して、8
.1夕の純白な精製オリザノールが得られた。これを分
析した結果は、純度99.0%(日立分光光度計32髪
型^max=315nれにおける吸光係数母瀦=360
を用いて計算したもの)、融点178〜180qoの高
融点オリザノールであった。最終製品の対原料粗脂肪酸
に対する収率は1.62%であった。実施例 2米糠よ
り得ダーク油原料250夕(オリザノール含有率2.牢
重量%)を用い、実施例1と同様に硫酸アルミニウム水
溶液で処理し、清澄油218夕及び乳化物フーッ64.
5夕を得た。
清澄油218夕を30℃で2岬寺間静暦し、遠心分離機
で分離し粗オリザノール34.3夕を得た。これを有機
溶媒、活性炭等で精製処理し、純白結晶2.2夕を得た
。分析結果は純度97.5%融点175〜17800で
あった。実施例 3米糠より得た粗脂肪酸原料500夕
(オリザノール含有率7.33重量%)に明麹AI2(
S04)3・Na2S04・1犯2018夕を水85外
こ完全に溶解した水溶液(硫酸アルミニウムのみの濃度
は8.5%)を80ooで添加し2び分間強く蝿拝し、
4500迄冷却し、分離して清澄油479夕及び乳化物
フ−ッ120夕を得た。
この清澄油479夕を490で緩やかに燈拝し、24時
間熟成した後、炉過分雛粗オリザノールの濃縮物43夕
を得た。これから常法により精製し純白結晶4.5夕の
高融点オリザノールを得た。このものの純度は96.箱
重量%であった。実施例 4 実施例3と同じ粗脂肪酸原料750夕を用い、硫酸アル
ミニウム塩の1/6分子を苛性ソーダで水酸化アルミニ
ウムに変じた懸濁液、即ちAI2(S04)3・1細2
019.5夕、NaOH粒2.3タ水150夕から成る
水溶液を80℃で添加して2び分間烈しく燭拝した後4
0午0まで冷却して分離し、清澄油483夕及び乳化物
フーッ352夕を得た。
この清澄油483夕を40『Cで燭拝し2凪時間熟成し
分離して粗オリザノ−ル濃縮物45夕を得た。これを常
法精製法により処理し、純白結晶オリザノール4.2夕
を得た。この分析結果純度98.5%、融点178〜1
80午○のものであつた。実施例 5 粗脂肪酸原料500夕(オリザノール含有率8.54%
)を用い、30%硫酸チタン水溶液(Ti(S04)2
として3の重量%の水溶液市販品)100夕を加え、加
熱燈拝しながら85午0に3分間保ち次に室温で放冷し
てから40午0迄下ったときに遠心分離機にかけ、上燈
粗脂肪酸油457夕とステリン等の不純物を主成分とす
る乳化物フーッ134夕をうる。
次に後段工程として上燈油457タ全量をビーカにとり
、40ooの陣温槽に2脚寺間放置することにより、灰
白色沈澱を生じるので遠心機で分離すると185夕の粗
オリザノールがえられる。これを常法により再結し6.
5夕の白色高融点オリザノールをえた。この純度は97
.7%であった。更に、前記実施例5で使用した硫酸チ
タンの代り1こ、硫酸第1鉄、硫酸第2鉄、硫酸マンガ
ンについて夫々実施例5と同様に実施したところ、硫酸
チタンで処理した場合に比しや)劣るが略同等の高融点
オリザノールが得られた。
このように本発明によるときは、米糠から得たダーク油
或は粗脂肪酸を原料とし、これをステリン捕捉用の金属
水溶液と混合し、その混合物を蝿拝し乍ら一旦約85午
0〜100℃の範囲内に加熱昇温し次で約45ooまで
徐々に降下せしめた後これを遠心分離するので、高融点
オリザノールの析出を妨害するステリン等の不純物を除
かれた清澄油が得られ、次でこの清澄油を約30〜45
00の熟成温度に長時間保持することにより、高融点オ
リザノールを析出し得られるので、従来のような脂肪酸
をェステル化し又はそのま)を蒸溜除去するような面倒
な操作を必要とせず、簡単に従来得られなかった濃縮又
は結晶高融点オリザノールが取得できる効果を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 米糠より副生するダーク油又は粗脂肪酸を原料とし
    、これをステリン捕捉性金属塩水溶液と混ぜ、その混合
    物を撹拌し乍ら約85℃〜100℃に一旦加熱昇温後徐
    々に約45℃まで降下させた後該混合物を遠心分離機に
    かけ、該金属水溶液で捕捉されたステリン等の不純物を
    除去する前処理と、次でステリン等の不純物の除かれた
    清澄油状物を約30〜45℃の熟成温度に長時間保持し
    て高融点オリザノールを析出せしめた後脂肪酸から高融
    点オリザノールを分離取得する後処理とから成ることを
    特徴とする高融点オリザノールの抽出法。
JP17024380A 1980-12-04 1980-12-04 高融点オリザノ−ルの抽出法 Expired JPS6014012B2 (ja)

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