JPS60139336A - 飲料液の濾過方法 - Google Patents
飲料液の濾過方法Info
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- JPS60139336A JPS60139336A JP58248811A JP24881183A JPS60139336A JP S60139336 A JPS60139336 A JP S60139336A JP 58248811 A JP58248811 A JP 58248811A JP 24881183 A JP24881183 A JP 24881183A JP S60139336 A JPS60139336 A JP S60139336A
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- Japan
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- diatomaceous earth
- fibers
- filtration
- fiber
- potassium titanate
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- Alcoholic Beverages (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は飲料液の珪藻土濾過工程の改良された方法に関
するものである。
するものである。
珪藻土濾過は今日に至るまで広く飲料液の濾過に採用さ
れており、その一般的な方法はp紙又は炉布等の多孔性
基材に珪藻土を水等の液体に分散懸濁させたものを通過
させて基材表面に珪藻土の微多孔層を形成させ、このよ
うにして形成された微多孔層を通して飲料液を濾過する
ものである。
れており、その一般的な方法はp紙又は炉布等の多孔性
基材に珪藻土を水等の液体に分散懸濁させたものを通過
させて基材表面に珪藻土の微多孔層を形成させ、このよ
うにして形成された微多孔層を通して飲料液を濾過する
ものである。
珪藻土濾過は飲料液中に含まれる種々の懸濁物を除去し
、大量の飲料液を迅速に一過できるばかりでなく飲料液
中に逍加して分散される新たな珪藻土により形成される
新たな濾過面を必要に応じて生せしめることによって、
いわゆる単なる微多孔質p紙等の表面−過と異なって目
づまりのない体積一過を効果的に行うことのできる優れ
た方法である0 しかし乍ら、珪藻土濾過もすべての面で完全ではなく、
幾つかの改良を要望される点が存在する。
、大量の飲料液を迅速に一過できるばかりでなく飲料液
中に逍加して分散される新たな珪藻土により形成される
新たな濾過面を必要に応じて生せしめることによって、
いわゆる単なる微多孔質p紙等の表面−過と異なって目
づまりのない体積一過を効果的に行うことのできる優れ
た方法である0 しかし乍ら、珪藻土濾過もすべての面で完全ではなく、
幾つかの改良を要望される点が存在する。
例えば、濾過層の形成は往々にして完全でなく懸濁物の
洩れが生じ易い。特に、最初飲料液を流し初める時点で
、未だ珪藻土の濾過層の厚みが薄く、部分的に見れば厚
みの均一性にバラツキが生ずる為完全な濾過が期待でき
ない部分が存在する等の問題がある。また、珪藻土は繊
維状のp材と比較すれば相互のからみ合いと形態保持性
がそれほど充分ではないために、送液圧変動を小さくす
る必要がありプレコートを行った珪藻土懸濁液の清澄化
後に飲料液に切り替える際や又飲料液の夕/り切替えに
際する、タンク液面ヘッド差等に起因する液圧変動等も
往々にして珪藻土濾過の完全さを損なう原因となる。珪
藻土濾過のこれらの欠点を補うため種々の濾過助材が試
されてきた。中でも石綿は極めて微細な繊維束を有する
ため濾過層を形成した際の相互のからみ合いが良く信頼
性の高い微多孔層を形成するため飲料液の濾過に際して
屡々使用された。
洩れが生じ易い。特に、最初飲料液を流し初める時点で
、未だ珪藻土の濾過層の厚みが薄く、部分的に見れば厚
みの均一性にバラツキが生ずる為完全な濾過が期待でき
ない部分が存在する等の問題がある。また、珪藻土は繊
維状のp材と比較すれば相互のからみ合いと形態保持性
がそれほど充分ではないために、送液圧変動を小さくす
る必要がありプレコートを行った珪藻土懸濁液の清澄化
後に飲料液に切り替える際や又飲料液の夕/り切替えに
際する、タンク液面ヘッド差等に起因する液圧変動等も
往々にして珪藻土濾過の完全さを損なう原因となる。珪
藻土濾過のこれらの欠点を補うため種々の濾過助材が試
されてきた。中でも石綿は極めて微細な繊維束を有する
ため濾過層を形成した際の相互のからみ合いが良く信頼
性の高い微多孔層を形成するため飲料液の濾過に際して
屡々使用された。
しかし乍ら、近年石綿の発癌性等のため飲料液の濾過に
石綿は使用されなくなり、これに代替するために提供さ
れている種々の繊維材料は粗大であって微多孔性の層が
できない、嵩高く比重が小さいため緊密に充実した濾過
層が形成できない静穏々の欠点を有し、総合的に満足す
べき濾過助材たり得るものは無い。
石綿は使用されなくなり、これに代替するために提供さ
れている種々の繊維材料は粗大であって微多孔性の層が
できない、嵩高く比重が小さいため緊密に充実した濾過
層が形成できない静穏々の欠点を有し、総合的に満足す
べき濾過助材たり得るものは無い。
特開昭48−48775号によればチタン酸カリウム繊
維を含有する流体透過性微孔性材料の製造方法が開示さ
れている。この発明によればチタン酸カリウム繊維は0
.6μmより小さい直径と5/1〜800/1の長さ対
直径の比(この比をアスペクト比と言う)を有するジチ
タン酸カリウムよシも高級なチタン酸カリウム繊維で6
って、該繊維材料は相互に接着されて微多孔性の流体透
過性徴多孔性材料を形成している。
維を含有する流体透過性微孔性材料の製造方法が開示さ
れている。この発明によればチタン酸カリウム繊維は0
.6μmより小さい直径と5/1〜800/1の長さ対
直径の比(この比をアスペクト比と言う)を有するジチ
タン酸カリウムよシも高級なチタン酸カリウム繊維で6
って、該繊維材料は相互に接着されて微多孔性の流体透
過性徴多孔性材料を形成している。
しかしながら、上記チタン酸カリウム繊維を用いた場合
にも、珪藻土濾過の場合と同様に、液圧変動等により一
過が不完全になることがあり、又濾過効率の点でも不充
分である。
にも、珪藻土濾過の場合と同様に、液圧変動等により一
過が不完全になることがあり、又濾過効率の点でも不充
分である。
本発明者は、珪藻土を用いる飲料液濾過における前記問
題点を解決するため、特に上記チタン酸カリウム繊維及
びそれに加えて酸化チタン繊維を濾過助材として使用す
ることについて種々研究した結果、特定の酸化チタン繊
維又はチタン酸カリウム繊維を、飲料液珪藻土一過にお
ける濾過助材として用いることにより、はは完全な一過
ができ、又濾過効率も充分であることを見出し、本発明
を完成した。
題点を解決するため、特に上記チタン酸カリウム繊維及
びそれに加えて酸化チタン繊維を濾過助材として使用す
ることについて種々研究した結果、特定の酸化チタン繊
維又はチタン酸カリウム繊維を、飲料液珪藻土一過にお
ける濾過助材として用いることにより、はは完全な一過
ができ、又濾過効率も充分であることを見出し、本発明
を完成した。
即ち本発明は、液体に均一に懸濁された珪藻土を、多孔
性基材を通して該懸濁液を通過させることによシ多孔性
基材の一面に沈着させて微多孔層とし、形成された微多
孔層を濾過層として飲料液を濾過する方法に於て、平均
繊維長が5μm以上で且つアスペクト比が20〜8oの
酸化チタン繊維又は(及び)6−チタン酸カリウムより
高級なチタン酸カリウム繊維を液体に均一に懸濁させ、
珪藻土懸濁液の通過に先立って、又は珪藻土と上記繊維
とが懸濁された状態で、ないしは珪藻土懸濁液の通過後
に多孔性基材を通して通過させることにより、上記繊維
と珪藻土とが混合又は積層された状態の微多孔層を形成
させることを特徴とする飲料液の濾過方法に係る。、 チタン酸カリウム繊維は、一般式に20・nTiog若
しくはに20・nTiO2・1/2H20で示される単
結晶又は多結晶の針状繊維でnが1.2.4.6.8.
12等のものが知られている。nが2.4のものは、酸
化チタンの八面体連鎖とカリウムイオンが層状構造を形
成しておシ、カリウムイオンの移動性が大きく容易に該
イオンが抽出され、イオン交換性を示す。nが6.8の
ものは、酸化チタンの八面体が閉じたトンネル構造を形
成し、カリウムイオンはトンネル内に存在するため、イ
オンの移動性は小さく容易に抽出又はイオン交換を生じ
ない。nが4の4−チタン酸カリウム繊維をフラックス
法で作成し、これからカリウムイオンを抽出してnがよ
シ高級な6及び8の化学量論的組成物となし、しかるの
ちこのものを焼成して6−チタン酸カリウム及び8−チ
タン酸カリウムのトンネル構造への変換をおこなうこと
ができる。また、4−チタン酸カリウムからカリウムイ
オンを塩酸等の無機酸又は酢酸等の有機酸を用いて、は
ぼ完全に抽出して酸化チタン繊維の一種であり、一般式
TiO3・nH2O(式中、nは0<n≦7を示す)で
表わされるチタニャ水和物繊維が作成でき、更にチタニ
ャ水和物繊維を焼成して、−nが00アナターゼ繊維と
することもできる。これらはすべて公知の方法にて行う
ことができる。チタニャ水和物繊維は、4−チタン酸カ
リウムと同じ層状病造を有し、もとカリウムイオンの存
在した層間に水和プロトンがオΦソニウムイオンとして
置換されたものである。
性基材を通して該懸濁液を通過させることによシ多孔性
基材の一面に沈着させて微多孔層とし、形成された微多
孔層を濾過層として飲料液を濾過する方法に於て、平均
繊維長が5μm以上で且つアスペクト比が20〜8oの
酸化チタン繊維又は(及び)6−チタン酸カリウムより
高級なチタン酸カリウム繊維を液体に均一に懸濁させ、
珪藻土懸濁液の通過に先立って、又は珪藻土と上記繊維
とが懸濁された状態で、ないしは珪藻土懸濁液の通過後
に多孔性基材を通して通過させることにより、上記繊維
と珪藻土とが混合又は積層された状態の微多孔層を形成
させることを特徴とする飲料液の濾過方法に係る。、 チタン酸カリウム繊維は、一般式に20・nTiog若
しくはに20・nTiO2・1/2H20で示される単
結晶又は多結晶の針状繊維でnが1.2.4.6.8.
12等のものが知られている。nが2.4のものは、酸
化チタンの八面体連鎖とカリウムイオンが層状構造を形
成しておシ、カリウムイオンの移動性が大きく容易に該
イオンが抽出され、イオン交換性を示す。nが6.8の
ものは、酸化チタンの八面体が閉じたトンネル構造を形
成し、カリウムイオンはトンネル内に存在するため、イ
オンの移動性は小さく容易に抽出又はイオン交換を生じ
ない。nが4の4−チタン酸カリウム繊維をフラックス
法で作成し、これからカリウムイオンを抽出してnがよ
シ高級な6及び8の化学量論的組成物となし、しかるの
ちこのものを焼成して6−チタン酸カリウム及び8−チ
タン酸カリウムのトンネル構造への変換をおこなうこと
ができる。また、4−チタン酸カリウムからカリウムイ
オンを塩酸等の無機酸又は酢酸等の有機酸を用いて、は
ぼ完全に抽出して酸化チタン繊維の一種であり、一般式
TiO3・nH2O(式中、nは0<n≦7を示す)で
表わされるチタニャ水和物繊維が作成でき、更にチタニ
ャ水和物繊維を焼成して、−nが00アナターゼ繊維と
することもできる。これらはすべて公知の方法にて行う
ことができる。チタニャ水和物繊維は、4−チタン酸カ
リウムと同じ層状病造を有し、もとカリウムイオンの存
在した層間に水和プロトンがオΦソニウムイオンとして
置換されたものである。
これらの繊維の物理的な形態寸法は様々なものが得られ
るが、大別して平均繊維長5μη2以下の微細な繊維の
グループと平均繊維長が10〜20μm程度のグループ
の二連シのものが得られる。
るが、大別して平均繊維長5μη2以下の微細な繊維の
グループと平均繊維長が10〜20μm程度のグループ
の二連シのものが得られる。
また、形態的にはアスペクト比が10以下の繊維と言う
よシも軍ろやや長い針状結晶のものとアスペクト比が2
0〜80程度の繊維状のものとに区分された。
よシも軍ろやや長い針状結晶のものとアスペクト比が2
0〜80程度の繊維状のものとに区分された。
本発明に言う平均繊維長、及びアスペクト比は、下記の
ようにして測定、算出される。即ち、繊維0、lppm
の水分散液100 mlを直径40 mm、孔径0.2
μmを有する東洋沖紙■製「メンブランフィルタ−」で
吸引濾過し乾燥後、金スパッターを施し走査型電子顕微
鏡で1000〜2000倍程度の倍率に拡大し、1視野
当シ10本以上の繊維長及び繊維径を測定する。5視野
以上の平均値を算出し、平均繊維長/平均繊維径の比を
アスペクト比とする。
ようにして測定、算出される。即ち、繊維0、lppm
の水分散液100 mlを直径40 mm、孔径0.2
μmを有する東洋沖紙■製「メンブランフィルタ−」で
吸引濾過し乾燥後、金スパッターを施し走査型電子顕微
鏡で1000〜2000倍程度の倍率に拡大し、1視野
当シ10本以上の繊維長及び繊維径を測定する。5視野
以上の平均値を算出し、平均繊維長/平均繊維径の比を
アスペクト比とする。
本発明においては、平均繊維長が5μm以上で、且つア
スペクト比が20〜80程度である6−チタン酸カリウ
ムよシ高級なチタン酸カリウム繊維又は(及び)酸化チ
タン繊維(上記チタニア水和物繊維若しくはアナターゼ
繊維だけでなくルチル繊維も含まれる)を用いる。その
理由を、清酒の一過を例にとって説明する。即ち清酒の
製造にお−では、清酒独特のいわゆる「てり」を出すた
め、仕上げの段階で活性炭を入れて色や臭いを除去し、
次りで活性炭を濾過することが行なわれているが、この
活性炭濾過を例にとって説明する。
スペクト比が20〜80程度である6−チタン酸カリウ
ムよシ高級なチタン酸カリウム繊維又は(及び)酸化チ
タン繊維(上記チタニア水和物繊維若しくはアナターゼ
繊維だけでなくルチル繊維も含まれる)を用いる。その
理由を、清酒の一過を例にとって説明する。即ち清酒の
製造にお−では、清酒独特のいわゆる「てり」を出すた
め、仕上げの段階で活性炭を入れて色や臭いを除去し、
次りで活性炭を濾過することが行なわれているが、この
活性炭濾過を例にとって説明する。
小型のフィルタープレスにp紙をセットして珪藻土及び
上記各種の繊維を水に分散させ懸濁液をつくシこれらの
懸濁液をフィルタープレスを通して通過させ、p紙への
プレコートを行う。次いで、清酒に活性炭を分散させ、
これを一定時間静置した上澄液を該プレコートされたフ
ィルタープレスを通して濾過し、炉液をそれぞれサンプ
リングして孔径0.2〜0.65μmの「メンブランフ
ィルタ−」(これは微多孔性表面フィルターである。)
で吸引濾過して活性炭の透過の有無を判定した。
上記各種の繊維を水に分散させ懸濁液をつくシこれらの
懸濁液をフィルタープレスを通して通過させ、p紙への
プレコートを行う。次いで、清酒に活性炭を分散させ、
これを一定時間静置した上澄液を該プレコートされたフ
ィルタープレスを通して濾過し、炉液をそれぞれサンプ
リングして孔径0.2〜0.65μmの「メンブランフ
ィルタ−」(これは微多孔性表面フィルターである。)
で吸引濾過して活性炭の透過の有無を判定した。
濾過に際し、外乱因子として故意に液圧変化を与えたり
ポンプの停止と送液静穏々の条件でのテストをくり返し
行ったところ、珪藻土単独のプレコート層を有する場合
に比べて、明らかに上記特定のチタン酸カリウム繊維又
は酸化チタン繊維のプレコート層を併用した場合がフィ
ルター面の黒ずみが少い。チタン酸カリウム繊維又は酸
化チタン繊維の寸法に関して言えば5μm以下の平均繊
維長を有するグループ及びその形態がアスペクト比lO
以下のグループのもの(これらは同時に寸法5μm以下
でアスペクト比がlθ以下のものである場合が多いが)
に関しては珪藻土単独の場合と比べ目立った改良効果は
認められなかった。
ポンプの停止と送液静穏々の条件でのテストをくり返し
行ったところ、珪藻土単独のプレコート層を有する場合
に比べて、明らかに上記特定のチタン酸カリウム繊維又
は酸化チタン繊維のプレコート層を併用した場合がフィ
ルター面の黒ずみが少い。チタン酸カリウム繊維又は酸
化チタン繊維の寸法に関して言えば5μm以下の平均繊
維長を有するグループ及びその形態がアスペクト比lO
以下のグループのもの(これらは同時に寸法5μm以下
でアスペクト比がlθ以下のものである場合が多いが)
に関しては珪藻土単独の場合と比べ目立った改良効果は
認められなかった。
それに対して、寸法が5μm以上、特に10〜20μl
ll程度で、且つアスペクト比が20〜80程度のもの
については、極めて顕著な改良効果があり、使用世が、
これらのいずれの繊維においても、通常約7 Q I
/ m2程度以上のときは活性炭のフィルター面への洩
れは肉眼では全く観察されなかった。これは液圧変動を
与えたシいろいろな条件下で濾過テストを行っても変り
がなかった。
ll程度で、且つアスペクト比が20〜80程度のもの
については、極めて顕著な改良効果があり、使用世が、
これらのいずれの繊維においても、通常約7 Q I
/ m2程度以上のときは活性炭のフィルター面への洩
れは肉眼では全く観察されなかった。これは液圧変動を
与えたシいろいろな条件下で濾過テストを行っても変り
がなかった。
清酒では、一般に珪藻土濾過工程は、おり下げ工程に引
きつづいて行われ、上澄液の濾過が行われたのちはタン
ク底部に沈降したおシの濾過が為される。珪藻土濾過は
、極めて大切な工程で清酒の清澄さと色調や「てり」が
きまると共に味にも悪影響が与えられてはならない。従
って、使用される濾過助剤は、これらのすべての観点か
ら厳しく選別されるが、一方作業の容易さ、工程の安定
性、濾過効率(長時間の濾過作業において濾過速度の顕
著な低下を招かぬこと)及び−回のプレコートで(幾層
かのプレコートを形成することを含む)濾過することの
できる最大再処理液量等も同時に重要である。酒造メー
カーに於て、これらのすべての観点から長期間に亘る試
験の結果、上記特定のチタン酸カリウム繊維又は酸化チ
タン繊維は、珪藻土一過工程の濾過助剤として極めて優
秀であることが判った。
きつづいて行われ、上澄液の濾過が行われたのちはタン
ク底部に沈降したおシの濾過が為される。珪藻土濾過は
、極めて大切な工程で清酒の清澄さと色調や「てり」が
きまると共に味にも悪影響が与えられてはならない。従
って、使用される濾過助剤は、これらのすべての観点か
ら厳しく選別されるが、一方作業の容易さ、工程の安定
性、濾過効率(長時間の濾過作業において濾過速度の顕
著な低下を招かぬこと)及び−回のプレコートで(幾層
かのプレコートを形成することを含む)濾過することの
できる最大再処理液量等も同時に重要である。酒造メー
カーに於て、これらのすべての観点から長期間に亘る試
験の結果、上記特定のチタン酸カリウム繊維又は酸化チ
タン繊維は、珪藻土一過工程の濾過助剤として極めて優
秀であることが判った。
本発明における珪藻土としては特に限定されることなく
、この分野で用いられているものをいずれも使用できる
。代表的なものとして、例えばジョンズマンビル社の「
セライト」がラシ、粒子の細いJ[lCrフィルターセ
ル」、[スタンダードスーパーセル」、「ハイフロース
−パーセル」、「セライト586」、「セライト545
」等がある。
、この分野で用いられているものをいずれも使用できる
。代表的なものとして、例えばジョンズマンビル社の「
セライト」がラシ、粒子の細いJ[lCrフィルターセ
ル」、[スタンダードスーパーセル」、「ハイフロース
−パーセル」、「セライト586」、「セライト545
」等がある。
砂礫土は、通常鉄イオン等の不純物を含んでいるので、
酸洗いしてから使用するのが好ましい。又珪藻土の粒度
は、特に限定されないが、通常0.1〜100μm程度
とするのが好ましい。
酸洗いしてから使用するのが好ましい。又珪藻土の粒度
は、特に限定されないが、通常0.1〜100μm程度
とするのが好ましい。
本発明における濾過基材としては、公知のものをいずれ
も使用でき、具体的には、例えばコツトン、合繊等によ
って形成した一紙、炉布等を挙げることができる。
も使用でき、具体的には、例えばコツトン、合繊等によ
って形成した一紙、炉布等を挙げることができる。
本発明においては、珪藻土100重量部に対して、チタ
ン酸カリウム繊維を90〜180重量部程度、又は珪藻
土200重量部に対して、酸化チタン繊維を70〜15
0重量部程度の割合いで組合せして使用するのが好まし
い。この場合、濾過基材上に180〜850f/m2程
度コーティングしたとき、濾過流量611 / m”/
min程度以上、最大再処理液量45 k1以上、炉
液の濁度6以下という実用的に優れた濾過効率が得られ
る。上記組合せよりチタン酸カリウム繊維又は酸化チタ
ン繊維の混合量が少ない場合は、−過流量は多いが濁度
が高く、又チタン酸カリウム繊維又は酸化チタン繊維の
混合量が多すぎる場合は、濁度は低くなるが濾過流量が
小さくなり実用上いずれの場合も好ましいものとは言え
ない。
ン酸カリウム繊維を90〜180重量部程度、又は珪藻
土200重量部に対して、酸化チタン繊維を70〜15
0重量部程度の割合いで組合せして使用するのが好まし
い。この場合、濾過基材上に180〜850f/m2程
度コーティングしたとき、濾過流量611 / m”/
min程度以上、最大再処理液量45 k1以上、炉
液の濁度6以下という実用的に優れた濾過効率が得られ
る。上記組合せよりチタン酸カリウム繊維又は酸化チタ
ン繊維の混合量が少ない場合は、−過流量は多いが濁度
が高く、又チタン酸カリウム繊維又は酸化チタン繊維の
混合量が多すぎる場合は、濁度は低くなるが濾過流量が
小さくなり実用上いずれの場合も好ましいものとは言え
ない。
尚、4−チタン酸カリウム繊維については試験濾過を行
ったところ、罪過中にカリウムイオンの溶出が認められ
た。清酒中にはもともとカリウムイオンが存在するため
、大量の清酒を濾過する製造工程ではそれほど味等に影
響を与えるものではないが、濾過液量が少量の場合には
無視できないことが判った。また、ビール、ワイン、ウ
ィスキー等の飲料液の濾過においては、いずれも濾過工
程前後のイオン成分の変化は好ましくない現象であり、
2−チタン酸カリウム、4−チタン酸カリウム等低級の
チタン酸カリウム繊維は、珪藻土濾過において飲料液の
が過に使用するには不適当であることがわかった。これ
に対し、6−チタン酸カリウム及び8−チタン酸カリウ
ムとチタニャ水和物繊維及びアナターゼ繊維は、そのよ
うなことがなく、適切な素材であることがわかった。
ったところ、罪過中にカリウムイオンの溶出が認められ
た。清酒中にはもともとカリウムイオンが存在するため
、大量の清酒を濾過する製造工程ではそれほど味等に影
響を与えるものではないが、濾過液量が少量の場合には
無視できないことが判った。また、ビール、ワイン、ウ
ィスキー等の飲料液の濾過においては、いずれも濾過工
程前後のイオン成分の変化は好ましくない現象であり、
2−チタン酸カリウム、4−チタン酸カリウム等低級の
チタン酸カリウム繊維は、珪藻土濾過において飲料液の
が過に使用するには不適当であることがわかった。これ
に対し、6−チタン酸カリウム及び8−チタン酸カリウ
ムとチタニャ水和物繊維及びアナターゼ繊維は、そのよ
うなことがなく、適切な素材であることがわかった。
飲料液の珪藻土濾過を行っている現場では、プレコート
の層の構成及びそれぞれの材料によるプレコートの順序
は、場合により様々である。例えば最初にやや粗い珪藻
土をプレコートし、次鎖で中程度のもの、最後に細かい
珪藻土をコーティングする等の多層形成の技術が実際に
採用されている。
の層の構成及びそれぞれの材料によるプレコートの順序
は、場合により様々である。例えば最初にやや粗い珪藻
土をプレコートし、次鎖で中程度のもの、最後に細かい
珪藻土をコーティングする等の多層形成の技術が実際に
採用されている。
本発明においては、前記特定の酸化チタン繊維又はチタ
ン酸カリウム繊維と珪藻土とが混合又は積層された状態
となれば良い。
ン酸カリウム繊維と珪藻土とが混合又は積層された状態
となれば良い。
6−チタン酸カリウムよシ高級なチタン酸カリウム繊維
、及び水利チタニャ繊維、アナターゼ繊維等の酸化チタ
ン繊維は、単層として珪藻土と共に水等に分散した懸濁
液からf紙、炉布等の基材にプレコートして使用するこ
とができる。また、これらの繊維は、珪藻土と混合せず
、珪藻土のコーティングに先立って、F#、炉布等の基
材底面にプレコートしても良く、珪藻土のプレコートの
後からこれらの繊維をコーティングしても良く、又珪藻
土の眉間にこれらの繊維が層として介在するようにプレ
コートされても良い。いずれの場合にも、前述の通シ、
6−チタン酸カリウムより高級なチタン酸カリウム繊維
又は(及び)酸化チタン繊維であって、その寸法、形態
が、長さ5μmよシも大きな平均繊維長を有し、且つア
スペクト比が20〜80のものを、通常’1017m”
Jd上程度使用して、珪藻土と併用することによシ、渥
過層がくずれにくくなシ、濾過もほぼ完全となシ、極め
て安定した望ましい濾過結果を得ることができる。この
場合、前述の通プ、珪藻土の種類、使用量はとくに制限
されるものでなく、飲料液の種類や製造メーカーの固有
の技術によって選択された銘柄、使用量が選ばれる。一
般的に、6−チタン酸カリウムより高級なチタン酸カリ
ウム繊維又は(及び)酸化チタン繊維の併用によって砂
礫土の使用量は少なくすることができるが、砂礫土の使
用量は、通常100g/m2s度以上、少なくとも50
f /m2程度以上とするのが好ましい。珪藻土は、
通常はじめに上記の量プレコートして濾過を開始するが
、−過少における飲料水中の分散、懸濁成分による目づ
まり防止のため、適宜飲料水に添加分散して追加のコー
ティングを行っても良い0 6−チタン酸カリウムよシ高級なチタン酸カリウム繊維
と水利チタニャ繊維、アナターゼ繊維等の酸化チタン繊
維(勿論、酸化チタン繊維は、ルチル繊維であってもよ
い)はそれぞれ単一種類の化学組成、構造、寸法及び形
態のものを使用してもよいが、場合によっては上記の異
なった種類のものを併用しても良い。併用の仕方は二種
以上の異なった上記繊維を混合して1つ以上の層を形成
しても良いが、例えば寸法の異なった繊維を2層以上順
に砂礫土を介在させるか又は介在させないで層形成を行
っても良−0繊維寸法、形態の異なった6−チタン酸カ
リウムよシ高級なチタン酸カリウム繊維又は(及び)酸
化チタン繊維が併用される場合、或いは繊維の製造方法
に起因して繊維寸法や形態が著しく広い分布を有する繊
維が使用される場合には、その主たる部分は平均繊維長
5μm以上、アスペクト比が20〜80でなければなら
ないが、一部これらの形状寸法から外れた繊維が存在す
ることは実用上差支えない。
、及び水利チタニャ繊維、アナターゼ繊維等の酸化チタ
ン繊維は、単層として珪藻土と共に水等に分散した懸濁
液からf紙、炉布等の基材にプレコートして使用するこ
とができる。また、これらの繊維は、珪藻土と混合せず
、珪藻土のコーティングに先立って、F#、炉布等の基
材底面にプレコートしても良く、珪藻土のプレコートの
後からこれらの繊維をコーティングしても良く、又珪藻
土の眉間にこれらの繊維が層として介在するようにプレ
コートされても良い。いずれの場合にも、前述の通シ、
6−チタン酸カリウムより高級なチタン酸カリウム繊維
又は(及び)酸化チタン繊維であって、その寸法、形態
が、長さ5μmよシも大きな平均繊維長を有し、且つア
スペクト比が20〜80のものを、通常’1017m”
Jd上程度使用して、珪藻土と併用することによシ、渥
過層がくずれにくくなシ、濾過もほぼ完全となシ、極め
て安定した望ましい濾過結果を得ることができる。この
場合、前述の通プ、珪藻土の種類、使用量はとくに制限
されるものでなく、飲料液の種類や製造メーカーの固有
の技術によって選択された銘柄、使用量が選ばれる。一
般的に、6−チタン酸カリウムより高級なチタン酸カリ
ウム繊維又は(及び)酸化チタン繊維の併用によって砂
礫土の使用量は少なくすることができるが、砂礫土の使
用量は、通常100g/m2s度以上、少なくとも50
f /m2程度以上とするのが好ましい。珪藻土は、
通常はじめに上記の量プレコートして濾過を開始するが
、−過少における飲料水中の分散、懸濁成分による目づ
まり防止のため、適宜飲料水に添加分散して追加のコー
ティングを行っても良い0 6−チタン酸カリウムよシ高級なチタン酸カリウム繊維
と水利チタニャ繊維、アナターゼ繊維等の酸化チタン繊
維(勿論、酸化チタン繊維は、ルチル繊維であってもよ
い)はそれぞれ単一種類の化学組成、構造、寸法及び形
態のものを使用してもよいが、場合によっては上記の異
なった種類のものを併用しても良い。併用の仕方は二種
以上の異なった上記繊維を混合して1つ以上の層を形成
しても良いが、例えば寸法の異なった繊維を2層以上順
に砂礫土を介在させるか又は介在させないで層形成を行
っても良−0繊維寸法、形態の異なった6−チタン酸カ
リウムよシ高級なチタン酸カリウム繊維又は(及び)酸
化チタン繊維が併用される場合、或いは繊維の製造方法
に起因して繊維寸法や形態が著しく広い分布を有する繊
維が使用される場合には、その主たる部分は平均繊維長
5μm以上、アスペクト比が20〜80でなければなら
ないが、一部これらの形状寸法から外れた繊維が存在す
ることは実用上差支えない。
コツトン、リンター等の天然セルローズ繊維、レーヨ/
、キュプラ等の再生セルローズ繊維、パルプ繊維やフィ
ブリッド等の合成パルプ繊維は、濾紙、炉布の表面に補
助的な層を形成する目的で使用されるが、これら及びそ
の他の一過助剤、例えばガラス繊維等も本発明の濾過を
行ううえで、いかなる態様にせよ併用することは差支え
ない。
、キュプラ等の再生セルローズ繊維、パルプ繊維やフィ
ブリッド等の合成パルプ繊維は、濾紙、炉布の表面に補
助的な層を形成する目的で使用されるが、これら及びそ
の他の一過助剤、例えばガラス繊維等も本発明の濾過を
行ううえで、いかなる態様にせよ併用することは差支え
ない。
本発明の改良された飲料液の珪藻土濾過は、清酒、ビー
ル、ワイン等の醸造酒、ウィスキー、ブランデー、焼酎
等の蒸溜酒の製造工程に特に適しているが、非アルコー
ル性のその他の飲料液の一過にも極めて有用である。こ
れらの飲料液の濾過工程は最近種々の優れた一過材料例
えばサブミクロ/の超微多孔質の極めて均一な孔径を有
する濾紙やセラミック・フィルターが実用に供されてい
るにも拘らず、依然として珪藻土濾過がその最も重要な
位置付けを失っていない。また、珪藻土濾過は、上記の
精密な濾過に先立ってほとんどのにごりを戸別するため
の主要な濾過として実施されている。例えば、ビールの
製造においては、珪藻土濾過の後にこうは菌やその他−
切の細菌を除去して非加熱で保存性のよい生ビールを製
造するために、高価な超微多孔質のフィルターを使用し
ているが、このフィルターは表面フィルターであるため
、珪藻土濾過が常に完全に、再現性良く行われないとす
ぐに目づまりKよる濾過速度の低下や寿命の短縮を招く
。本発明の改良された砂礫土一過には、プレコート層中
に少なくとも一層の均一微細で且つくずれにくい繊維層
を形成しているため、ビール等の珪藻土Fi過が極めて
安定化し、超微多孔質フィルターの濾過効率を 下させ
ず一定した長寿命化を達成させる効果もある。
ル、ワイン等の醸造酒、ウィスキー、ブランデー、焼酎
等の蒸溜酒の製造工程に特に適しているが、非アルコー
ル性のその他の飲料液の一過にも極めて有用である。こ
れらの飲料液の濾過工程は最近種々の優れた一過材料例
えばサブミクロ/の超微多孔質の極めて均一な孔径を有
する濾紙やセラミック・フィルターが実用に供されてい
るにも拘らず、依然として珪藻土濾過がその最も重要な
位置付けを失っていない。また、珪藻土濾過は、上記の
精密な濾過に先立ってほとんどのにごりを戸別するため
の主要な濾過として実施されている。例えば、ビールの
製造においては、珪藻土濾過の後にこうは菌やその他−
切の細菌を除去して非加熱で保存性のよい生ビールを製
造するために、高価な超微多孔質のフィルターを使用し
ているが、このフィルターは表面フィルターであるため
、珪藻土濾過が常に完全に、再現性良く行われないとす
ぐに目づまりKよる濾過速度の低下や寿命の短縮を招く
。本発明の改良された砂礫土一過には、プレコート層中
に少なくとも一層の均一微細で且つくずれにくい繊維層
を形成しているため、ビール等の珪藻土Fi過が極めて
安定化し、超微多孔質フィルターの濾過効率を 下させ
ず一定した長寿命化を達成させる効果もある。
以下本発明の実施態様と作用効果を実施例により説明す
る。
る。
実施例1
濾紙型の内外食品■製「ダイナミックフィルター」を使
用し、清酒の濾過工程における6−チタン酸カリウム繊
維(大域化学薬品(へ)製、「テイスモ−DJ、直径0
.2〜0.5pm1長さ10〜20μm、アスペクト比
40〜60)と珪藻土(■今野商店製、「スーパーライ
ト1号」)よシなる濾過層をプレコートし清酒のp過流
量と得られた清酒の濁度を測定した。その結果(第1表
)、珪藻土toog、’m2に対し、チタン酸カリウム
繊維90〜180f/m2が実用上最適なp過材である
ことがわかった。
用し、清酒の濾過工程における6−チタン酸カリウム繊
維(大域化学薬品(へ)製、「テイスモ−DJ、直径0
.2〜0.5pm1長さ10〜20μm、アスペクト比
40〜60)と珪藻土(■今野商店製、「スーパーライ
ト1号」)よシなる濾過層をプレコートし清酒のp過流
量と得られた清酒の濁度を測定した。その結果(第1表
)、珪藻土toog、’m2に対し、チタン酸カリウム
繊維90〜180f/m2が実用上最適なp過材である
ことがわかった。
第 1 表
実施例2
三和■製「ショートレスフィルター」(濾紙型)を使用
し、清酒の一過工程におけるチタニャ水和1 物恒維(Ti0g・4 H20) (大塚化学薬品■試
作品、直径0.5μm、長さ12μm%アスペクト比2
4)と珪藻土(■合計商店製、「スーパーライト1号」
)よりなる濾過層をプレコートし、清酒の渥過流量と得
られた清酒の濁度を測定した。その結果(第2表)、珪
藻土2009 / m2に対し酸化チタン繊維70〜1
50 f / nz”混合した濾過層が最も良い。
し、清酒の一過工程におけるチタニャ水和1 物恒維(Ti0g・4 H20) (大塚化学薬品■試
作品、直径0.5μm、長さ12μm%アスペクト比2
4)と珪藻土(■合計商店製、「スーパーライト1号」
)よりなる濾過層をプレコートし、清酒の渥過流量と得
られた清酒の濁度を測定した。その結果(第2表)、珪
藻土2009 / m2に対し酸化チタン繊維70〜1
50 f / nz”混合した濾過層が最も良い。
性能を示した。
第2嵌
(以上)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ■ 液体に均一に懸濁された砂礫土を、多孔性基材を通
して該懸濁液を通過させることにより多孔性基材の一面
に沈着させて微多孔層とし、形成された微多孔層を濾過
層として飲料液を濾過する方法に於て、平均繊維長が5
μm以上で且つアスペクト比が20〜80の酸化チタン
繊維又は(及び)6−チタン酸カリウムより高級なチタ
ン酸カリウム繊維を液体に均一に懸濁させ、珪藻土懸濁
液の通過に先立って、又は珪藻土と上記繊維とが懸濁さ
れた状態で、ないしは珪藻土懸濁液の通過後に多孔性基
材を通して通過させることにより、上記繊維と砂礫土と
が混合又は積層された状態の微多孔層を形成させること
を特徴とする飲料液の濾過方法。 ■ 砂礫土100重量部に対して、6−チタン酸カリウ
ムより高級なチタン酸カリウム繊維を90〜180重量
部用いる特許請求の範囲第1項に記載の濾過方法。 ■ 珪藻土200重量部に対して、酸化チタン繊維を7
0〜150重量部用いる特許請求の範囲第1項に記載の
濾過方法。 ■ 天然若しくは再生セルローズ繊維又は(及び)合成
繊維の懸濁液から形成された濾過層を補助的に併用する
特許請求の範囲第1項乃至第8項に記載の濾過方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58248811A JPS60139336A (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | 飲料液の濾過方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58248811A JPS60139336A (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | 飲料液の濾過方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60139336A true JPS60139336A (ja) | 1985-07-24 |
JPH0428415B2 JPH0428415B2 (ja) | 1992-05-14 |
Family
ID=17183754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58248811A Granted JPS60139336A (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | 飲料液の濾過方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60139336A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000516133A (ja) * | 1996-07-30 | 2000-12-05 | キュノ インコーポレーテッド | フィルターシート及び該フィルターシート使用のホトレジスト組成物精製法 |
WO2008151928A1 (en) * | 2007-06-15 | 2008-12-18 | Mondo Minerals B.V. | Filtering and/or flocculating aids for the purification of liquid foods |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5230159A (en) * | 1975-09-01 | 1977-03-07 | Wacker Chemitronic | Method of making semiconductor surface without blur |
JPS5617928A (en) * | 1979-07-23 | 1981-02-20 | Natl Inst For Res In Inorg Mater | Manufacture of titania hydrate fiber, titania glass fiber and titania fiber |
-
1983
- 1983-12-27 JP JP58248811A patent/JPS60139336A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5230159A (en) * | 1975-09-01 | 1977-03-07 | Wacker Chemitronic | Method of making semiconductor surface without blur |
JPS5617928A (en) * | 1979-07-23 | 1981-02-20 | Natl Inst For Res In Inorg Mater | Manufacture of titania hydrate fiber, titania glass fiber and titania fiber |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000516133A (ja) * | 1996-07-30 | 2000-12-05 | キュノ インコーポレーテッド | フィルターシート及び該フィルターシート使用のホトレジスト組成物精製法 |
WO2008151928A1 (en) * | 2007-06-15 | 2008-12-18 | Mondo Minerals B.V. | Filtering and/or flocculating aids for the purification of liquid foods |
EP2006367A1 (en) * | 2007-06-15 | 2008-12-24 | Mondo Minerals B.V. | Filtering and/or flocculating aids for the purification of liquid foods |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0428415B2 (ja) | 1992-05-14 |
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