JPS60139151A - 回転電機用固定子コイルの製造方法 - Google Patents
回転電機用固定子コイルの製造方法Info
- Publication number
- JPS60139151A JPS60139151A JP24429683A JP24429683A JPS60139151A JP S60139151 A JPS60139151 A JP S60139151A JP 24429683 A JP24429683 A JP 24429683A JP 24429683 A JP24429683 A JP 24429683A JP S60139151 A JPS60139151 A JP S60139151A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- stator coil
- insulating layer
- low
- surface resistivity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/32—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
- H02K3/40—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation for high voltage, e.g. affording protection against corona discharges
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は低抵抗コロナシールド層を高信頼性を持たせ、
かつ簡単安価に形成できるようにした回転電機用固定子
コイルの製造方法に関する。
かつ簡単安価に形成できるようにした回転電機用固定子
コイルの製造方法に関する。
高電圧の回転電機用固定子コイルの従来および発明の第
1の実施例の対象とする構造を第1図に示す。これは八
−フターンのコイルの例であるが、導体(1)の周囲に
主絶縁層(2)を設け、その外周の固定子鉄心(図示せ
ず)外となる付近からコイルエンドの中間付近まで半導
電性のエンドコロナ防止層(3)を設け、固定子鉄心に
入る部分およびエンドコロナ防止層(3)に接続する部
分まで、低抵抗コロナシールド層(4)を設ける。尚、
第1図においてエンドコロナ防止層(3)と低抵抗コロ
ナシールド層(4)部には斜線を施して示したが、これ
は他との区別を明瞭にしたものであって、断面表示では
ない。
1の実施例の対象とする構造を第1図に示す。これは八
−フターンのコイルの例であるが、導体(1)の周囲に
主絶縁層(2)を設け、その外周の固定子鉄心(図示せ
ず)外となる付近からコイルエンドの中間付近まで半導
電性のエンドコロナ防止層(3)を設け、固定子鉄心に
入る部分およびエンドコロナ防止層(3)に接続する部
分まで、低抵抗コロナシールド層(4)を設ける。尚、
第1図においてエンドコロナ防止層(3)と低抵抗コロ
ナシールド層(4)部には斜線を施して示したが、これ
は他との区別を明瞭にしたものであって、断面表示では
ない。
第1図の従来の場合のA−A線に沿う矢視断面図を第2
図に示し、その製造工程を説明する。
図に示し、その製造工程を説明する。
第1工程
導体(1)の周囲にマイカ、ガラス、ポリエステル等の
主絶縁部材(含浸絶縁の場合は熱硬化性樹脂を殆ど含ま
ず、レジンリッチ絶縁の場合は熱硬化性樹脂を多量に含
む)のテープ又はシートを巻回して熱硬化性樹脂未硬化
絶縁層を形成する。
主絶縁部材(含浸絶縁の場合は熱硬化性樹脂を殆ど含ま
ず、レジンリッチ絶縁の場合は熱硬化性樹脂を多量に含
む)のテープ又はシートを巻回して熱硬化性樹脂未硬化
絶縁層を形成する。
第2工程
含浸絶縁ではエポキシ、ポリエステル等の熱硬化性樹脂
を未硬化絶縁層に含浸し、レジンリッチ絶縁では既に上
記熱硬化性樹脂を未硬化絶縁層に含んでいるからそのま
・ま、加熱、加圧による硬化を行ない、樹脂によって硬
化された絶縁層(2)を形成する。
を未硬化絶縁層に含浸し、レジンリッチ絶縁では既に上
記熱硬化性樹脂を未硬化絶縁層に含んでいるからそのま
・ま、加熱、加圧による硬化を行ない、樹脂によって硬
化された絶縁層(2)を形成する。
第3工程
□固定子鉄心内に入るべき部分に、炭素、鉛、鉄。
銅等の粉末や細片の導電性物質と、塗料、ワニス等の接
着剤とを混合した導電性塗料を塗布後乾燥して内側導電
性塗料層(4a)を形成し、その周囲に錫箔、アルミニ
ウム箔等の薄い金属箔を巻回して接地側電極(図示せず
)を形成し、導体(1)と接地側電極間、に課電し、直
流電流試験、交流電流試験。
着剤とを混合した導電性塗料を塗布後乾燥して内側導電
性塗料層(4a)を形成し、その周囲に錫箔、アルミニ
ウム箔等の薄い金属箔を巻回して接地側電極(図示せず
)を形成し、導体(1)と接地側電極間、に課電し、直
流電流試験、交流電流試験。
誘電正接試験、コロナ試験等の絶縁試験を行ない、その
後、金属箔を除去し、その周囲にアスベスト。
後、金属箔を除去し、その周囲にアスベスト。
ガ・ラス、ポリエステル等のテープ又はシート(前記導
電性塗料を含浸したものでも、又はしないものでもよい
)を巻回して保護層(4b)を形成し、その後、その周
囲に前記導電性塗料を塗布後乾燥して外側導電性塗料層
(4c)を形成する。この内側導電性塗料層(4a)と
保護層(4b)と外側導電性塗料層(4c)とを低抵抗
コロナシールド層と称する。この低抵抗コロナシールド
層(4)端に接続してコイルエンドの中間付近迄半導電
性塗料を塗布乾燥するか、又は半導電性テープを巻付け
てエンドコロナ防止層(3)を設ける。
電性塗料を含浸したものでも、又はしないものでもよい
)を巻回して保護層(4b)を形成し、その後、その周
囲に前記導電性塗料を塗布後乾燥して外側導電性塗料層
(4c)を形成する。この内側導電性塗料層(4a)と
保護層(4b)と外側導電性塗料層(4c)とを低抵抗
コロナシールド層と称する。この低抵抗コロナシールド
層(4)端に接続してコイルエンドの中間付近迄半導電
性塗料を塗布乾燥するか、又は半導電性テープを巻付け
てエンドコロナ防止層(3)を設ける。
この第3工程では導電性塗料を大量に取り扱うため、導
電性塗料中に存在する導電性物質と、接着剤との調合度
合、導電性物質の沈澱、導電性塗料撹拌度合、導電性塗
料の塗りむら等による低抵抗コロナシールド層(4)の
表面抵抗率のバラツキが発生する問題があった。即ち、
この表面抵抗率は100ないし100000Ωが良いの
であるが、この値から外れることがあった。又、導電性
塗料が付着してはいけない固定子コイルの非接地部への
導電性塗料飛散、誤塗布等も発生することがあった。
電性塗料中に存在する導電性物質と、接着剤との調合度
合、導電性物質の沈澱、導電性塗料撹拌度合、導電性塗
料の塗りむら等による低抵抗コロナシールド層(4)の
表面抵抗率のバラツキが発生する問題があった。即ち、
この表面抵抗率は100ないし100000Ωが良いの
であるが、この値から外れることがあった。又、導電性
塗料が付着してはいけない固定子コイルの非接地部への
導電性塗料飛散、誤塗布等も発生することがあった。
従って、この非接地部への導電性塗料の付着により、t
an a−電圧特性をめる誘電正接試験やコロナ試験等
の絶縁試験を行なう際、非接地部へ付着した導電性塗料
と接地側電極との間で放電が発生し、正確な絶縁試験が
出来ないという問題もあった。さらに耐圧試験の様に、
固定子コイルの定格電圧よりも2倍から4倍にも及ぶ高
電圧を印加する試験においては、非接地部に付着した導
電性塗料から発煙、フラッシュオーバ等を起こすという
問題もあった。
an a−電圧特性をめる誘電正接試験やコロナ試験等
の絶縁試験を行なう際、非接地部へ付着した導電性塗料
と接地側電極との間で放電が発生し、正確な絶縁試験が
出来ないという問題もあった。さらに耐圧試験の様に、
固定子コイルの定格電圧よりも2倍から4倍にも及ぶ高
電圧を印加する試験においては、非接地部に付着した導
電性塗料から発煙、フラッシュオーバ等を起こすという
問題もあった。
本発明は導電性塗料を用いるとしても極めて僅かの部分
であって、しかもその周辺に飛散付着しても問題を生ず
ることなく、主として導電性塗料の塗布を行なうことな
く、高信頼性で簡単安価に低抵抗コロナシールド層を形
成できる回転電機用固定子コイルの製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
であって、しかもその周辺に飛散付着しても問題を生ず
ることなく、主として導電性塗料の塗布を行なうことな
く、高信頼性で簡単安価に低抵抗コロナシールド層を形
成できる回転電機用固定子コイルの製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
本発明においては、導体の周囲に絶縁層を設け、この絶
縁層の外周に低抵抗コロナシールド層を設ける回転電機
用固定子コイルの製造方法において、絶縁層形成用の熱
硬化性樹脂未硬化絶縁層の周囲に表面抵抗率が10ない
し10000Ωの導電性部材の巻回層を設け、この導電
性部材巻回層を絶縁層樹脂硬化処理の際にその樹脂と7
体化させ、表面抵抗率を約10倍にして低抵抗コロナシ
ールド層を形成することにより、所望の表面抵抗率10
0ないし1oooooΩとし、導電性塗料の塗布をでき
るだけ避けて高信頼性で安価に製造できるようにするも
のである。
縁層の外周に低抵抗コロナシールド層を設ける回転電機
用固定子コイルの製造方法において、絶縁層形成用の熱
硬化性樹脂未硬化絶縁層の周囲に表面抵抗率が10ない
し10000Ωの導電性部材の巻回層を設け、この導電
性部材巻回層を絶縁層樹脂硬化処理の際にその樹脂と7
体化させ、表面抵抗率を約10倍にして低抵抗コロナシ
ールド層を形成することにより、所望の表面抵抗率10
0ないし1oooooΩとし、導電性塗料の塗布をでき
るだけ避けて高信頼性で安価に製造できるようにするも
のである。
実施例1
以下、本発明の第1の実施例について第3図を参照して
説明する。この第3図は第1図の本実施例の場合のA−
入線に沿う矢視断面図であるから、第1図も参照された
い。
説明する。この第3図は第1図の本実施例の場合のA−
入線に沿う矢視断面図であるから、第1図も参照された
い。
この第1の実施例はレジンリッチ絶縁とする。
即ち、製造工程の第1工程として、導体(1)の周囲に
、マイカテープに熱硬化性樹脂を多量に含ませてやや乾
燥したいわゆるレジンリッチプリプレグマイカテープを
半重ね巻で所定回数巻回し、熱硬化性樹脂未硬化絶縁層
を形成する。これが将来主絶縁の絶縁層(2)となるべ
きものである。そして、その外周の固定子鉄心(図示せ
ず)外となる付近からコイルエンド中間付近まで、半導
電性のテープとしてシリコンカーバイトプリプレグガラ
ステープな巻回しエンドコロナ防止層(3)を設ける。
、マイカテープに熱硬化性樹脂を多量に含ませてやや乾
燥したいわゆるレジンリッチプリプレグマイカテープを
半重ね巻で所定回数巻回し、熱硬化性樹脂未硬化絶縁層
を形成する。これが将来主絶縁の絶縁層(2)となるべ
きものである。そして、その外周の固定子鉄心(図示せ
ず)外となる付近からコイルエンド中間付近まで、半導
電性のテープとしてシリコンカーバイトプリプレグガラ
ステープな巻回しエンドコロナ防止層(3)を設ける。
そして、固定子鉄心に入る部分およびエンドコロナ防止
層(3)に接続する部分まで、表面抵抗率が10ないし
10000Ωの導電性性部材として、カーボングラファ
イト入導電性フェスを含浸し、Cステージに加熱乾燥し
たガラステープな半重ね巻きし、導電性部材の巻回層を
設ける。そして後の加熱加圧処理を行なうに必要な補助
材(図示せず)として、離型用のテフロンテープ巻回、
モールド鉄板当接、加圧用の熱収縮性ポリエステルテー
プ巻回を行なう。ここまでが第1工程である。次に第2
工程としては、上記第1工程で出来たものを真空引き、
加熱、液圧加圧モールドを行なって、未硬化絶縁層から
浸み出した熱硬化性樹脂にて、未硬化絶縁層とエンドコ
ロナ防止層(3)と半導性部材の巻回層とを一体化する
と共に硬化させ、未硬化絶縁層は硬化した絶縁層(2)
にさせ、導電性部材巻回層は低抵抗コロナシールド層(
4)に変化させる。その後、補助材として用いた熱収縮
性ポリエステルチーブ、モールF鉄板、テフロンテープ
等を除去する。その後低抵抗コロナシールド層(4)を
接地側電極として所定の絶縁試験を行なう。尚、表面抵
抗率が100ないし5000Ωの低抵抗コロナシールド
層(4)はそのまま、またそれ以上の表面抵抗率のもの
は金属箔を巻付けて絶縁試験を行なう。ここまでが第2
工程であって、固定子コイルは完成され、固定子鉄心に
組込むことができる。
層(3)に接続する部分まで、表面抵抗率が10ないし
10000Ωの導電性性部材として、カーボングラファ
イト入導電性フェスを含浸し、Cステージに加熱乾燥し
たガラステープな半重ね巻きし、導電性部材の巻回層を
設ける。そして後の加熱加圧処理を行なうに必要な補助
材(図示せず)として、離型用のテフロンテープ巻回、
モールド鉄板当接、加圧用の熱収縮性ポリエステルテー
プ巻回を行なう。ここまでが第1工程である。次に第2
工程としては、上記第1工程で出来たものを真空引き、
加熱、液圧加圧モールドを行なって、未硬化絶縁層から
浸み出した熱硬化性樹脂にて、未硬化絶縁層とエンドコ
ロナ防止層(3)と半導性部材の巻回層とを一体化する
と共に硬化させ、未硬化絶縁層は硬化した絶縁層(2)
にさせ、導電性部材巻回層は低抵抗コロナシールド層(
4)に変化させる。その後、補助材として用いた熱収縮
性ポリエステルチーブ、モールF鉄板、テフロンテープ
等を除去する。その後低抵抗コロナシールド層(4)を
接地側電極として所定の絶縁試験を行なう。尚、表面抵
抗率が100ないし5000Ωの低抵抗コロナシールド
層(4)はそのまま、またそれ以上の表面抵抗率のもの
は金属箔を巻付けて絶縁試験を行なう。ここまでが第2
工程であって、固定子コイルは完成され、固定子鉄心に
組込むことができる。
次に作用について説明する。
第1工程にて設けられた表面抵抗率が10ないし100
00Ωの導電性部材の巻回層は第2工程の加熱、加圧、
硬化工程で、熱硬化性樹脂により絶縁層(2)と一体化
するときに、表面抵抗率が約10倍となり、所望の10
0ないし100000Ωとなる。即100Ω以下だと、
表面が短絡状態となって、うず電流損が大になり、回転
電機の特性が悪くなり、また1000000以上になる
と固定子コイル接地部での表面放電(固定子コイルの接
地部は、通常鉄心スロット(二挿入し、楔で固定される
部分であり、この表面放電はスロット内放電とも言われ
る)と称するコロナが出るようになるので、絶縁の信頼
性が低下するのであるが、本実施例によれば丁度良い値
の表面抵抗率の低抵抗コロナシールド層(4)を簡単安
価:二製造でき、しかも導電性塗料塗布作業が無いから
、高信頼性のものが得られる。特に表面抵抗率が100
ないし5000Ωのものは、金属箔巻回なせず、そのま
ま接地側電極として使用し、絶縁試験を行なうことがで
き否ので製造工程が一層簡単になる。
00Ωの導電性部材の巻回層は第2工程の加熱、加圧、
硬化工程で、熱硬化性樹脂により絶縁層(2)と一体化
するときに、表面抵抗率が約10倍となり、所望の10
0ないし100000Ωとなる。即100Ω以下だと、
表面が短絡状態となって、うず電流損が大になり、回転
電機の特性が悪くなり、また1000000以上になる
と固定子コイル接地部での表面放電(固定子コイルの接
地部は、通常鉄心スロット(二挿入し、楔で固定される
部分であり、この表面放電はスロット内放電とも言われ
る)と称するコロナが出るようになるので、絶縁の信頼
性が低下するのであるが、本実施例によれば丁度良い値
の表面抵抗率の低抵抗コロナシールド層(4)を簡単安
価:二製造でき、しかも導電性塗料塗布作業が無いから
、高信頼性のものが得られる。特に表面抵抗率が100
ないし5000Ωのものは、金属箔巻回なせず、そのま
ま接地側電極として使用し、絶縁試験を行なうことがで
き否ので製造工程が一層簡単になる。
実施例2
次に第2の実施例として含浸絶縁の場合について説明す
る。完成した形状は実施例1の場合の第1図および第3
図の通りであるから、これを参照されたい。
る。完成した形状は実施例1の場合の第1図および第3
図の通りであるから、これを参照されたい。
本実、施例では、第1工程で未硬化絶縁層を形成する轡
合に、ドライタイプのマイカテープを巻回し、第2工程
では絶縁層(2)を形成するために、未硬化絶縁層に熱
硬化性樹脂を含浸して、加圧、加熱、硬化の絶縁処理工
程を行なうのが実施例1と異なる特徴である。低抵抗コ
ロナシールド層(4)を形成す、るために、第1工程で
未硬化絶縁層の周囲に、導電性部材巻回層を設けること
は実施例1の場合と変らない。
合に、ドライタイプのマイカテープを巻回し、第2工程
では絶縁層(2)を形成するために、未硬化絶縁層に熱
硬化性樹脂を含浸して、加圧、加熱、硬化の絶縁処理工
程を行なうのが実施例1と異なる特徴である。低抵抗コ
ロナシールド層(4)を形成す、るために、第1工程で
未硬化絶縁層の周囲に、導電性部材巻回層を設けること
は実施例1の場合と変らない。
このようにしても実施例1と同様の作用効果が得られる
。
。
実施例3
次に第3の実施例について第4図を参照して説明する。
本実施例においては、実施例1又は実施例2の第1工程
で使用するCステージのガラステープとして特(二10
ないし500Ωのものを使用し、エンドコロナ防止層(
3)に電気的に接続するガード電極(4e)と、このガ
ード電極(4e)から2ないし3開離間部(4d)を介
して主電極(4f)を形成させる。
で使用するCステージのガラステープとして特(二10
ないし500Ωのものを使用し、エンドコロナ防止層(
3)に電気的に接続するガード電極(4e)と、このガ
ード電極(4e)から2ないし3開離間部(4d)を介
して主電極(4f)を形成させる。
ガード電極(4e)と主電極(4e)とは、iJ2工程
の硬化処理4二よって、表面抵抗率が100ないし50
00Ωになる。またガード電極(4e)と主電極(4f
)とは電気的:;絶縁されている。そして、このガード
電極(4e)と主電極(4f)とを使用して精密絶縁試
験を行なう。精密試験を終了したならば、離間部(4d
)に導電性塗料を塗布、乾燥し、ガード電極(4e)と
主電極(4f)とを電気的に接続し、固定子コイルを完
成させる。
の硬化処理4二よって、表面抵抗率が100ないし50
00Ωになる。またガード電極(4e)と主電極(4f
)とは電気的:;絶縁されている。そして、このガード
電極(4e)と主電極(4f)とを使用して精密絶縁試
験を行なう。精密試験を終了したならば、離間部(4d
)に導電性塗料を塗布、乾燥し、ガード電極(4e)と
主電極(4f)とを電気的に接続し、固定子コイルを完
成させる。
次に作用について説明する。
ガード電極(4e)と主電極(4f)とを形成したから
精密絶縁試験を行なうことができる。そして、試験終了
後、離間部(4d)に導電性塗料を塗布するけれども、
その塗布する部分は僅かに間隔が2ないし311mの極
めて狭い面積であるうえに、両側のガード電極(4e)
および主電極(4f)の上に導電性塗料が飛散付着して
も、何の害も生じないから、導電性塗料は極めて塗布容
易であると共に極めて少量で済む特長があり、実施例1
,2に次いで簡単安価になる。
精密絶縁試験を行なうことができる。そして、試験終了
後、離間部(4d)に導電性塗料を塗布するけれども、
その塗布する部分は僅かに間隔が2ないし311mの極
めて狭い面積であるうえに、両側のガード電極(4e)
および主電極(4f)の上に導電性塗料が飛散付着して
も、何の害も生じないから、導電性塗料は極めて塗布容
易であると共に極めて少量で済む特長があり、実施例1
,2に次いで簡単安価になる。
実施例4
次に第4の実施例について説明する。
第1および第2の実施例の絶縁試験を行なう際書;、金
属板、金属棒、金属パイプ、金属網、金属網線、金属よ
り線又は炭素板等の導電性接続部材(図示せず)を低抵
抗コロナシールド層(4)の表面抵抗値が100ないし
5000Ωの部分毎に当接、嵌合。
属板、金属棒、金属パイプ、金属網、金属網線、金属よ
り線又は炭素板等の導電性接続部材(図示せず)を低抵
抗コロナシールド層(4)の表面抵抗値が100ないし
5000Ωの部分毎に当接、嵌合。
挾み込み2巻回等により接続を保たせ、その導電性接続
部材を接地して絶縁試験を行なう。
部材を接地して絶縁試験を行なう。
このようにしても精密な絶縁試験を行なうことができる
ほか、実施例1と同様の作用効果が得られる。
ほか、実施例1と同様の作用効果が得られる。
実施例5
次に第5の実施例について第5図を参照して説明する。
これは、第1ないし第4の実施例にて形成する低抵抗コ
ロナシールド層(4)を絶縁層(2)の周囲方向に(4
fl )ないしく4fs)で示す分割電極としたもので
ある。
ロナシールド層(4)を絶縁層(2)の周囲方向に(4
fl )ないしく4fs)で示す分割電極としたもので
ある。
とのよう(二することによって、それぞれの分割された
電極の部位、即ち固定子コイルのコーナ部や、側辺部の
絶縁特性を、詳細に区別して試験できる特長があるほか
、第1ないし第4の実施例と同様の作用効果が得られる
。
電極の部位、即ち固定子コイルのコーナ部や、側辺部の
絶縁特性を、詳細に区別して試験できる特長があるほか
、第1ないし第4の実施例と同様の作用効果が得られる
。
実施例6
次に第6の実施例について説明する。これは、第1ない
し第5の実施例で使用したCステージのガラステープの
代りに下記のものを用いる。
し第5の実施例で使用したCステージのガラステープの
代りに下記のものを用いる。
即ち、銀、銅、アルミニウム、鉄、鉛、炭素等の元素、
又はこれ等と他の元素との化合物又は混合物を粉細化2
粒化、繊維化等にした導電性物質を、エポキシ、ポリエ
ステル、シリコーン等の合性絶縁フェス、塗料、又はセ
ラック、植物性の絶縁フェス、塗料等に混合してAステ
ージ部材を造り、この人ステージ部材を、ガラス布、ガ
ラステープ、テトロン布、テトロンテープ、ポリエステ
ルフィルム、アラミツド紙等の絶縁材に塗布、混抄、含
浸等を行ない、やや乾燥してBステージにした導電性部
材を使用する。
又はこれ等と他の元素との化合物又は混合物を粉細化2
粒化、繊維化等にした導電性物質を、エポキシ、ポリエ
ステル、シリコーン等の合性絶縁フェス、塗料、又はセ
ラック、植物性の絶縁フェス、塗料等に混合してAステ
ージ部材を造り、この人ステージ部材を、ガラス布、ガ
ラステープ、テトロン布、テトロンテープ、ポリエステ
ルフィルム、アラミツド紙等の絶縁材に塗布、混抄、含
浸等を行ない、やや乾燥してBステージにした導電性部
材を使用する。
このようにすることによって、それぞれ第1ないし第5
の実施例と同様の作用効果が得られる。
の実施例と同様の作用効果が得られる。
実施例7
次に第7の実施例について説明する。これは第1ないし
第4の実施例においてCステージのがラステープを半重
ね巻したものを、次のように変更するものである。
第4の実施例においてCステージのがラステープを半重
ね巻したものを、次のように変更するものである。
即ち、前記Cステージのガラステープ又は実施例6にて
用いたBステージの導電性部材を用い、半重ね巻より他
の重ね巻(例えば1/4重ね巻)、突き合せ巻、又は飛
ばし巻、或いは平巻する。
用いたBステージの導電性部材を用い、半重ね巻より他
の重ね巻(例えば1/4重ね巻)、突き合せ巻、又は飛
ばし巻、或いは平巻する。
このようにすれば同一導電性部材を用いても、表面抵抗
値を調節することができるほか、各実施例と同様の作用
効果が得られる。
値を調節することができるほか、各実施例と同様の作用
効果が得られる。
実施例8
次に第8の実施例について説明する。これは第1ないし
第7の実施例にて製造した固定子コイルの低抵抗コロナ
シールド層(4)の外面な旋削、研摩或いは剥離加工し
て、固定子鉄心内へ入るべき部分の寸法を調節するもの
である。
第7の実施例にて製造した固定子コイルの低抵抗コロナ
シールド層(4)の外面な旋削、研摩或いは剥離加工し
て、固定子鉄心内へ入るべき部分の寸法を調節するもの
である。
このようにすることにより、絶縁層(2)を損傷するこ
と無しに寸法精度の高い固定子コイルを得ることが出来
るほか、各実施例それぞれと同様の作用効果が得られる
。
と無しに寸法精度の高い固定子コイルを得ることが出来
るほか、各実施例それぞれと同様の作用効果が得られる
。
実施例9
次に第9の実施例について説明する。これは第1ないし
第7の実施例の加圧、加熱硬化の工程を調節して、低抵
抗コロナシールド層(4)をB又はCステージのゴム状
弾性体とするものである。
第7の実施例の加圧、加熱硬化の工程を調節して、低抵
抗コロナシールド層(4)をB又はCステージのゴム状
弾性体とするものである。
このようにしても各実施例それぞれと同様の作用効果が
得られる。
得られる。
実施例10
次に第10の実施例について説明する。これは第9の実
施例の低抵抗コロナシールド層(4)の外面に、連続又
は断続する波形、溝形等の凹凸部を設けるものである。
施例の低抵抗コロナシールド層(4)の外面に、連続又
は断続する波形、溝形等の凹凸部を設けるものである。
このようにしても実施例9と同様の作用効果が得られる
。
。
以上説明したように、本発明によれば、低抵抗コロナシ
ールド層を形成する場合に、導電性部材巻回層を第1工
程で設け、後は固定子コイルの絶縁硬化処理として必要
な12工程の加熱硬化で所望の表面抵抗率に変化させる
だけであるので、主として導電性塗料を絶縁層の周囲に
塗布することを行なわず、塗布するとしても極めて僅か
な部分で、しかもその周囲に導電性塗料が飛散しても、
絶縁特性に影響を及ぼさない部分とした高信頼性の回転
電機用固定子コイルを安価に提供することが出来る。
ールド層を形成する場合に、導電性部材巻回層を第1工
程で設け、後は固定子コイルの絶縁硬化処理として必要
な12工程の加熱硬化で所望の表面抵抗率に変化させる
だけであるので、主として導電性塗料を絶縁層の周囲に
塗布することを行なわず、塗布するとしても極めて僅か
な部分で、しかもその周囲に導電性塗料が飛散しても、
絶縁特性に影響を及ぼさない部分とした高信頼性の回転
電機用固定子コイルを安価に提供することが出来る。
第1図は従来と本発明の第1の実施例との製造方法によ
って製造された回転電機用固定子コイルの共通な外観を
示す平面図、第2図は第1図の従来の場合のA−A線に
沿う矢視断面図、第3図は第1図の本発明の第1の実施
例の場合のA−A線に沿う矢視断面図、第4図は本発明
の第3の実施例の製造方法によって製造途中の回転電機
用固定子コイルを示す平面図、fs5図は本発明の第5
の実施例の製造方法によって製造された回転電機用固定
子コイルを示す断面図である。 1・・・導体 2・・・絶縁層 3・・・エンドコロナ防止層4・・・低抵抗コロナシー
ルド層4d・・・離間部 4e・・・ガード電極4f・
・・主電極 代理人 弁理士 井 上 −男 第 1 図 第 2 図 第 3 図
って製造された回転電機用固定子コイルの共通な外観を
示す平面図、第2図は第1図の従来の場合のA−A線に
沿う矢視断面図、第3図は第1図の本発明の第1の実施
例の場合のA−A線に沿う矢視断面図、第4図は本発明
の第3の実施例の製造方法によって製造途中の回転電機
用固定子コイルを示す平面図、fs5図は本発明の第5
の実施例の製造方法によって製造された回転電機用固定
子コイルを示す断面図である。 1・・・導体 2・・・絶縁層 3・・・エンドコロナ防止層4・・・低抵抗コロナシー
ルド層4d・・・離間部 4e・・・ガード電極4f・
・・主電極 代理人 弁理士 井 上 −男 第 1 図 第 2 図 第 3 図
Claims (4)
- (1) 導体の周囲に絶縁層を設け、この絶縁層の外周
に低抵抗コロナシールド層を設ける回転電機用固定子コ
イルの製造方法において、絶縁層形成用の熱硬化性樹脂
未硬化絶縁層の周囲に表面抵抗率が10ないし1000
0Ωの導電性部材の巻回層を設け、この導電性部材巻回
層を絶縁層樹脂硬化処理の際にその樹脂と一体化させ、
表面抵抗率を約10倍にして低抵抗コロナシールド層を
形成することを特徴とする回転電機用固定子コイルの製
造方法。 - (2)低抵抗コロナシールド層の表面抵抗率が、100
ないし5000Ωのものを絶縁試験用接地電極として使
用することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の回
転電機用固定子コイルの製造方法。 - (3)低抵抗コロナシールド層は試験用の主電極とガー
ド電極に分割して形成し、絶縁試験終了後両者を導電性
塗料にて接続することを特徴とする特許請求の範囲第2
項記載の回転電機用固定子コイルの製造方法。 - (4)低抵抗コロナV−ルド層は表面抵抗値が約100
ないし5000Ωの部分毎に導電性接続部材にて接地部
に接続し、絶縁試験用接地電極として使用することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の回転電機用固定子
コイルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24429683A JPS60139151A (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 回転電機用固定子コイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24429683A JPS60139151A (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 回転電機用固定子コイルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60139151A true JPS60139151A (ja) | 1985-07-23 |
JPH0472465B2 JPH0472465B2 (ja) | 1992-11-18 |
Family
ID=17116626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24429683A Granted JPS60139151A (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 回転電機用固定子コイルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60139151A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1903662A1 (en) * | 2006-09-25 | 2008-03-26 | Abb Research Ltd. | A high voltage rotating machine and an electric installation provided therewith |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5780249A (en) * | 1980-11-07 | 1982-05-19 | Toshiba Corp | Method for treating insulation of rotary electric machine |
-
1983
- 1983-12-26 JP JP24429683A patent/JPS60139151A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5780249A (en) * | 1980-11-07 | 1982-05-19 | Toshiba Corp | Method for treating insulation of rotary electric machine |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1903662A1 (en) * | 2006-09-25 | 2008-03-26 | Abb Research Ltd. | A high voltage rotating machine and an electric installation provided therewith |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0472465B2 (ja) | 1992-11-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3823334A (en) | Electrical apparatus with high voltage electrical conductor insulated by material including high dielectric constant inserts | |
US3662199A (en) | High voltage insulated coil and machine utilizing the same | |
CN107039159A (zh) | 电绕组、具有电绕组的干式变压器和制造电绕组的方法 | |
JP2011097821A (ja) | 回転電機およびコイル | |
US3750071A (en) | Stress relieving member for encapsulated transformer windings | |
CA2353584C (en) | Method to reduce partial discharge in high voltage stator coil's roebel filler | |
JPH06237560A (ja) | 回転電気機械に用いる成形絶縁コイルを作成する方法 | |
JPS60139151A (ja) | 回転電機用固定子コイルの製造方法 | |
JPH0564018B2 (ja) | ||
JPS6122733A (ja) | 高圧回転電機コイル | |
JPS5899249A (ja) | 回転電機用コイルの製造方法 | |
JP4522050B2 (ja) | 回転電機用固定子コイルの製造方法 | |
JP2004201417A (ja) | 回転電機の固定子コイル | |
JPS586054A (ja) | 回転電機コイルの製造方法 | |
JPS6134836Y2 (ja) | ||
JPS5815444A (ja) | 高電圧用絶縁線輪 | |
JPH09182343A (ja) | 回転電機の固定子 | |
JPH0471346A (ja) | 高圧回転機コイル | |
JPS6059951A (ja) | 回転電機のコイル絶縁処理方法 | |
JPS59113747A (ja) | 回転電機のコイル絶縁方法 | |
JPH08237916A (ja) | 高圧回転機の固定子コイル製造方法 | |
JPH0670499A (ja) | 高圧回転機の固定子コイル | |
JPH0515095A (ja) | 高電圧回転機コイルおよびその製造方法 | |
JPS6059948A (ja) | 回転電機のコイル絶縁処理方法 | |
JPS6059950A (ja) | 回転電機のコイル絶縁処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |