JPS60138820A - 有極電磁継電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は永久磁石を用いた有極電磁継′亀器に関する。

従来のこの種の電磁継電器は、第１図の分解斜視図にそ
の構造が見られるように、長手方向両側部に磁極の形成
された永久磁石１０１と、その−［１１１部に接し、略
コの字状の平板の両脚部が直角に曲げられた形状を有す
る軟質磁性料でつくられた第１ヨーク１０２と、前記永
久磁石１０１の他側部に接し、直角方向の曲げ位置の異
なる第２ヨーク１０３とからなる磁石ブロックを有し。

永久磁石１０１の真下には１合成樹脂等の絶縁相でつく
られたコイルスプール１０５の両端上部に設けられた係
止突起１０５ａ、　１０５ｂおよび］０５’ａ　。

１０５’ｂによっておのおの位置決めされ、圧入もしく
は接着等により励磁コイ１ルが固着されている。前記第
１ヨーク１０２及び第２ヨーク１０３の直角に曲げられ
た両脚部１０２ａと１０３ａおよび１０２ｂと１０３ｂ
には、互に極性の異なる対向磁極が形成されている。前
記コイルスプール１０５の中空部には、第２図の側面図
から判るように。

永久磁石１０１の磁路を結ぶ方向と垂直な面内にて回動
自在に枢支された平板状の軟質磁性料でつくられたアマ
チュアコア１０６が、その両箱１部１０６ａ、　］、０
６ｂを前記対向磁極面に接離できるように配設されてい
る。

合成樹脂等の絶縁材でつくられた接点ベース１０７には
、２組のそれぞれ共通ｎ１子Ｊ０８．上側接点１０９が
溶接等により固着されている上側固定接点端子１１０．
及び下側固定接点１１１が固着されている下側固定接点
端子１１２が一体に、かつ対称的に植設されている。さ
らに、」＝下両面に可動接点１１３を固着した可動接点
はね１１４が前記共通端子１０８に溶接等で固着きれて
いる。

接点ベース１０７′には、前記接点ベース１０７と同じ
形状で２組の接点端子が成形され、前記接点ベース１０
７と同様に可動接点はね１１４′が共通端子に固着され
ている。これ等２つの接点ベース１０７．１０７’は、
その中央部１．０７ａ、　１０７’ａにより互に固着で
れ、複数の接点切換え回路を持つ接点ばねブロックが形
成される。そして、前記コイルスプール１０５の係止突
起部１０５ｃ、　１．０５ｄおよび１０５’　ｃ、　１
０５’　ｄと前記一体化された接点ベース１０７．１０
７’の係止穴１０７ｂ、　１０７ｃおよび１０７’　ｂ
、　１０７’　ｃとがおのおの圧入、もしくは接７７−
ｆなどによって固着されることにより、前記コイルスプ
ール１０５と前記接点ばねブロックとが一体化きれる。

史に、第２図に見られるように、」二連したアマチュア
コア１０６は、第１および第２ヨーク１０２、１０３の
両脚部の対向磁極部より若干外部に、その両端部が突出
するような長さに選定されている。そして、アマチュア
コアの回動動作を１）ｉｌ記用動ばね１１４．１１４’
に伝達するためのカード１１５および１１５′が、その
上部に設けられた係止穴１１５ａ、　１１５’ａに前記
アマチュア１０６の両端部を圧入、接着などで固着する
ことにより継電器の全体が形成されている。

しかしながら、上記のように構成された電磁継電器にお
いては、複数の接点切り換え部が接点ベース１０７およ
び接点ベース１０７′の２つに分けて作られているため
９両方の接点ベースを固着する時に１個片および組立時
の寸法誤差により上下方向に段差が生じ、接点ベース１
０７に固着されている可動接点ばねおよび固定接点端子
と、接点ベース１０７′に固着されている可動接点ばね
および固定接点端子との間で上下方向に位置ずれを生じ
てしまう。このため、接点フォローなどのばらつきが増
大し、ばね負荷特性が安定しないという欠点があった。

さらに、アマチュア１０６の上下方向の回動範囲を決め
る第１ヨーク１０２および第２ヨーク１０３の先端の対
向磁極部１０２ａ、　１０２ｂ、　１０３ａ、　］０３
ｂは１位置決めがコイルスプール１０５の上面を基準に
し、ヨークの直角曲げ部分より内側で行なわれるため、
ヨークの直角曲げ位置の誤差およびその板厚の誤差が上
下方向で累積される。したがって、これもまた、接点の
動作特性を不安定にすることになり、調整工数の増大や
歩留り低下などを招いていた。

本発明の目的は、上記の欠点を除去し、接点フォロー等
の特性を安定化させて２歩留りを高め、かつ量産性を向
上させることのできる治極電磁継電器を提供することに
ある。

本発明によれば、長手方向両側に磁極の形成された永久
磁石を有し、該永久磁石の一側部に略コの字状の平板の
両端部が内側に直角に曲げられた形状の第１のヨークが
固着され、前記永久磁石の他１ｕ１１部に略コの字状の
平板の両端部が内側に前記第１のヨークと曲げ位置を異
ならせて直角に曲けられた形状の第２のヨークが固着さ
才し、＾１ｊ記第１および第２のヨークのそれぞれ直角
に曲げられた両端部にそれぞれ決められた間隔をおいて
極性の異なる対向磁極が形成されてなる磁石ブロックと
；前記第１および第２のヨークのそれぞれの両端部に挟
寸れる位置で。

かつ前記永久磁石に沿うように形成されたコイルスプー
ル上に励磁コイルを備え、該コイルスプールの中空部に
２両端が前記２個所の対向磁極間で互に交差状に磁路を
結ぶよう、２つの状態のもとに吸引されるアマチュアコ
アを挿入してなる電磁ブロックと；前記永久磁石とは反
対側に前記励磁コイルに沿うように位置せしめ。

それぞれ中央近傍側に固定端を有し、かつそれぞれ両端
側に可動接点を有する複数の可動接点ばねを備え、これ
等可動接点ばねの自由端部が前記アマチュアコアの両端
にそれぞれ設けられたカードを介して駆動烙詐ることに
より、接点の開閉を行なうように形成された接点ばねブ
ロックとにより構成された有極電磁継電器において、前
記励磁コイルの両端を決めているコイルスプールに前記
第１および第２のヨークのコの字状の部分をガイドする
機構をイ」加し、該ガイド機構に、前記第１および第２
のヨークの直角に曲げられた両脚部のそれぞれの下面を
当接させて上下方向に位置決めするだめの突起を設け。

さらに、前記複数の可動接点はねの固定端を固着するす
べての共通端子と、これ等可動接点ばねの上下にそれぞ
れ対応して配設される上側固定接点端子および下側固定
接点端子のうちの少なくとも一方のすべての固定接点端
子とが１合成樹脂等の絶縁材よシなる接点ベースに一体
に形成されたことを特徴とする有極電磁継電器が得られ
る。

次に本発明による有極電磁継電器について実施例を挙げ
９図面を参照して説明する。

第６図は２本発明による実施例の構造を示す分解斜視図
である。この電磁継電器は、長手方向両側部に磁極の形
成された永久磁石２０１と。

その−側部に接し、略コの字状の平板の両脚部が直角に
曲げられた形状を有する第１ヨーク２０２と、前記永久
磁石２０１の他側部に接し、直角方向の曲げ位置の異な
る第２ヨーク２０３とからなる磁石ブロックを有し、前
記第１ヨーク２０２及び第２ヨーク２０３の直角に曲け
られた両脚部２０２ａ、　２０２ｂ、　２０３ａ、　２
０３ｂによって極性の異なった対向磁極が形成されてい
る。この２つのヨーク２０２および２０３が、励磁コイ
ル２０４の設けられた合成樹脂などの絶縁物から成るコ
イルスプール２０５の上部両端に配設された係止突起２
０．５ａ、　２０５ｂおよび２０５’　ａ、　２０５’
　ｂ、およびコイルスプール中央上部の係止突起２０５
ｃおよび２０５’　ｃにおのおの挟み込まれ、圧入によ
り支持される。

そして、前記第１ヨーク２０２の脚部２０２ａ、　２０
２ｂおよび第２ヨークの脚部２０３ａ、　２０３ｂが、
−ｆ：れぞれの下面をスプール両端に設けられたおのお
の呻の半円筒状の当接突起２０５ｄ、　２０５ｅおよび
２０５ｆ　、　２０５ｇに当接するまで、第１および第
２ヨークを圧入し、接着剤などで固定することにより前
記の対向磁極部が高精度に上下方向に位置決めされる。

この方法によれば、特に上側の磁極を形成する第１ヨー
ク２０２の脚部２０２ａ、　２０２ｂの下面は直接に当
接突起２０５ｄ、　２０５ｅに当る位置で止まるため、
板厚の誤差なく位置決めが可能となり、第２ヨーク２０
３の脚部２０３ａ、　２０３ｂもまた。　２０５ｅ、　
２０５ｇに当たる位置で位置決めされるため、板厚の誤
差および直角臼げの位置の誤差を含まずに高精度に所望
の位置に位置決めが可能となる。平板状の軟質磁性料で
つくられたアマチュア２０６は、コイルスプール２０５
の中空部に挿入され、永久磁石２０１からヨークを介し
て磁極を結ぶ方向と垂直な面内にて回動自在に枢支され
る。そして、後述するごとく、励磁コイル２０４に流れ
る電流の有無により、その両端部が前記２個所の対向磁
極間で互に交差状に磁路が結ばれるよう２つの状態のも
とで吸引される。

第４図は、第３図の実施例における接点ばねブロックの
構造を分解斜視図により示したものである。この図にお
いて、すべての可動接点ばね２０７．２０７’　、　２
０７″、　２０７″′の固定端側は、導電体からなる共
通端子２０１３　、２０８’　、　２０８″、　２０８
″′に固着され、これ等の共通端子と、下側固定接点２
０９、２０９’　、　２０９″、　２０９”が固着源れ
た導電体より成るすべての下側固定接点端子２１０．２
１０’　。

２１０”　、　２１０”とは１合成樹脂などの絶縁物よ
りなる接点ベース２１１に一体になるように植設されて
いる。なお、この一体成形工事の際、前記すべての共、
道端子および下側固定接点端子はそれぞれ同一平面上に
一度に成形することにより。

上下方向のバラツキが少なく、安定したばね負荷特性が
得られる。可動接点ばね２０７．２０７’　。

２０７″、２０７″′が前記共通端子２０８．２０８’
　、　２０８″。

２０８／／／にそれぞれ溶接などで固着された後に。

上側固定接点２１４．２１４’　、　２１４″、　２１
４”がそれぞれ溶接などで固着された導電体からなる上
側固定端子２１５．２１５’　、　２１５″、　２１！
５”が、接点ベース２月の上面に配設された係止突起２
１６．２］６’　。

２１６“、２１６“′にそれぞれ前記上側固定端子の係
止穴２１７．２１７’　、　２１７“、２１７“′を圧
入することにより、第５図に示すように、接点ベース２
１１の上面に配設される。

再び第３図を参照し、前記コイルスプール２０５は２周
囲に励磁コイル２０４が巻かれ、コイル端子２１８．２
１８’に引出線が接続される。次に。

コ（／ｌ／、Ｘ　７’−ル２０５の下面に配設されたス
プール部係止突起２１９．２１９’　、　２１９”　、
　２１９”が前記上側固定接点端子２１５．２１５’　
、　２１５”、　２１５”のスプール係止穴２２０．２
２０’　、　２２０”　、　２２０”および接点ベース
２１．１上面のスプール係止穴２２１．２２１．’　。

２２１”　、　２２１”に圧入された後に、接着、また
はかしめなどにより前記接点ブロックと前記コイルスプ
ールとが互いに固着される。最後に、アマチーアコア２
０６の回動動作を可動液゛点ばね２０７　、２０７’　
、　２０７″、　２０７”’の先端部に伝えて、接点の
切り換え動作を行なうカード２２２．２２２’が。

アマチュア２０６の両端にカード２２２．２２２’の係
止腕２２２ａ、　２２２’ａおよび係止穴２２２ｂ、　
２２２’ｂによって固着されると２本体の組立が完成す
る。

さらに、第５図に示すように、各引き出し端子の貫通穴
を壱する平板状の絶縁物より成る底板２２３と、保護カ
バー２２４とが継電器本体の上下より装着されて、電磁
継電器が完成する。

第６図は、第６図の実施例における磁気回路の順１イ乍
原押を貢φ叩す入奔払の肝面醇１プ夷１　ンの図におい
て、永久磁石２０１の発生する磁束によって第１ヨーク
２０２はＳ極に、第２ヨーク２ｏ：３はＮ極にそれぞれ
磁化されている。ｌ／−１ま、アマチュアコア２０６の
右端が第２ヨーク２０３の右脚部２０３ｂ、左端が第１
ヨーク２０２の左脚？４Ｂ２０２ａに吸引されて、（イ
）の状態になっているとする１、この状態では、永久磁
石２０１がら発生する磁束はφＡの方向となり、アマチ
ュアコア２０６の中を左から右に流れる閉回路により吸
引される。

次に励磁コイル２０４により、磁束φ９と逆方向の励磁
を行なうと、アマチュアコア２０６の両端部は第２ヨー
ク右脚部２０３ｂ　、第１ヨーク左脚部２０２ｇと同極
に磁化されるため９反発刃が発生して回動が起こり９図
（ロ）の状態、すなわち、アマチーアコア２０６の右端
は第１ヨーク右脚部２０２ｂ、に、左端は第２ヨーク左
脚部２０３ａに吸引される。この状態では、励磁コイル
２０４により励磁を停止しても９図（ロ）に見られるよ
うに、永久磁石２旧による磁束φＢはアマチュアコア２
０６の中を右から左へ箭れ−ｒ閏回蕗ｋ、嵌Ｔ；１Ｆ＋
　−ｙ−。

チュアコアは吸引されつづける。このようにして、アマ
チュアコア２０６は、双安定動作を行ない、自己保持型
の継電器が実現できる。尚、双安定状態のどちらか一方
の状態の時に、吸引面にレンジャルを挿入し、磁気ギャ
ップを設けることによって、吸引力をアンバランスにす
れば。

単安定動作による通常の電流保持型継電器として使用す
ることができる。

以上の説明により明らかなように１本発明によれば、コ
イルスプールの外側両端部に設けた当接突起に、対向磁
極を形成する第１ヨーク及び第２ヨークの脚部の下面を
直接当接させることにより、対向磁極面を高精度に所望
の位置に位置決めが可能となり、さらに、接点ブロック
として、すべての共通端子及び下側固定端子を一体に形
成することにより、上下方向の位置のばらつきを少なく
することができ、これによって、接点フォロー等のばね
負荷特性が安定化し。

歩留りが良く量産性の向上が得られる点においてその効
果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の鳴極電磁継電器の構造例を示す分解斜視
図、第２図は、第１図の従来例の組立てられた構造を示
す側半断面図、第３図は本発明による実施例の構造を示
す分解斜視図、第４図は、第６図の実施例における接点
ばねブロックの構造を示す分解斜視図、第５図は、第６
図の実施例のカバーのみ分解された組立完成後の外観を
示す斜視図、第６図は、第６図の実施例における磁気回
路の動作原理を説明するだめの断面図である。 図において、２０１は永久磁石、２０２は第１ヨーク、
　２０２ａ、　２０２ｂは第１ヨークの脚部、２０３は
第２ヨーク、　２０３ａ、　２０３ｂは第２ヨークの脚
部、２０４は励磁コイル、２０５はコイルスプール。 ２０５ａ、　２０５ｂ、　２０５ｃは係止突起、　２０
５ｄ、　２０５ｅ。 ２０５ｆ、　２０５ｇは当接突起、２０６はアマチュア
コア、２０７は可動接点バネ、２０８は共通端子。 ２０９は下側固定接点、２１０は下側固定接点端子。 ２１１は接点ベース、２１２は上側可動接点、２Ｊ３は
下側可動接点、２１４は上側固定接点、２１５は上側固
定接点端子、２１６は接点ベース係止突起。 正大、２２１は接点ベース係止穴、２２２はカート。 ２２２ａはカードの係止腕、　２２２ｂはカードの係止
穴である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、長手方向両側に磁極の形成された永久磁石を有し、
   該永久磁石の一側部に略コの字状の平板の両端部が内側
   に直角に曲げられた形状の第１のヨークが固着され、前
   記永久磁石の他側部に略コの字状の平板の両端部が内側
   に前記第１のヨークと曲げ位置を異ならせて直角に曲げ
   られた形状の第２のヨークが固着され、前記第１および
   第２のヨークのそれぞれ直角に曲けられた両端部にそれ
   ぞれ決められた間隔をおいて極性の異なる対向磁極が形
   成されてなる磁石ブロックと；前記第１および第２のヨ
   ークのそれぞれの両端部に挟１れる位置で、かつ前記永
   久磁石に沿うように形成されたコイルスプール上に励磁
   コイルを（＋ｎｉえ、該コイルスプールの中空部に。 両端が前記２個所の対向磁極間で互に交差状に磁路を結
   ぶよう、２つの状態のもとに吸引されるアマチュアコア
   を挿入してなる電磁ブロックと；前記永久磁石とは反対
   側に前記励磁コイルに沿うように位置せしめ、それぞれ
   中央近傍側に固定端を有し、かつそれぞれ両端側に可動
   接点を有する複数の可動接点ばねを備え、これ等可動接
   点ばねの自由端部が前記アマチュアコアの両端にそれぞ
   れ設けられたカードを介して駆動されることにより、接
   点の開閉を行なうように形成された接点ばねブロックと
   により構成された有極電磁継電器に誉いて、前記励磁コ
   イルの両端を決めているコイルスプールに前記第１およ
   び第２のヨークのコの字状の部分をガイドする機構を伺
   加し、該ガイド機構に、前記第１および第２のヨークの
   直角に曲げられた両脚部のそれぞれの下面を当接させて
   上下方向に位置決めするだめの突起を設け、さらに、前
   記複数の可動接点ばねの固定端を固着するすべての共通
   端子と、これ等可動接点ばねの上下にそれそれズづ応し
   て配設される上側固定接点端子および下側固定接点端子
   のうちの少なくとも一方のすべての固定接点端子とが９
   合成樹脂等の絶縁材よりなる接点ベースに一体に形成さ
   れたことを特徴とする翁極電磁継電器。