JPS6013823Y2 - 磁気テ−プカセツトインデツクスカ−ド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、磁気テープカセットにおける磁気テープの記
録内容に関連する必要事項を記録するための磁気テープ
カセットインデックスカードに関する。

磁気テープカセットは、通常、−面に製造者の商標等を
記載したインデックスカードとともに、収納ケースに収
納して販売される。

このインデックスカードは磁気テープカセットの使用者
により、その他面に磁気テープの記録内容に関連する必
要事項を記録するのに利用されている。

第１図に磁気テープカセット、インデックスカードおよ
びこれらを挿入する収納ケースの斜視図を示す。

図で１はインデックスカードである。

インデックスカード１の詳細は後述する。

７は磁気テープカセットであり、磁気テープ８が装着さ
れている。

９は前記インデックスカード１および磁気テープカセッ
ト７を収納する収納ケースである。

収納ケース９は回動蓋体１０およびケース本体１１で構
成されている。

１２はケース本体１１の開口部を覆う透明な蓋部、１３
は蓋部１２で蓋をした場合ケース本体１１の底部となる
透明な回動底、１４は蓋部１２と回動底１３を連結する
透明な連結板、１５は連結板１４の両端部に連結された
端板、１６は蓋部１２、回動底１３、連結板１４および
端板１５で構成されたポケットである。

インデックス１は折目２，３で折曲げ゛られてポケット
１６に挿入され、次いで、磁気テープカセット７がイン
デックス１の折曲げられた部分に挿入される。

このようにインデックス１と磁気テープカセット７とを
回動蓋体１０のポケット１６に挿入した後、回動蓋体１
０をピン１７を中心に回動することにより、両者は収納
ケース９に収納される。

次に、従来のインデックスカードを第２図および第３図
に示す。

図で２，３は折目である。

折目２，３は折り易くするため型押しして形成されるの
で、一方の面に対しては凸、他方の面に対しては凹とな
る。

なお、図において、折目２，３は拡大して描かれている
。

インデックス１の両面は折目２，３によりそれぞれ３つ
の面に区分される。

面Ａ１．Ａ２は磁気テープカセットの製造者名、その商
標、磁気テープの種別、装飾等の記載に使用されるとと
もに面Ａ３は磁気テープカセットの使用方法等の記載に
使用されるのが一般である。

又、面Ａ１．Ａ２゜んの反対面である面Ｂ□、Ｂ２．Ｂ
３は磁気テープの記録内容に関連した必要事項を記録す
る記録面として使用される。

前述のように、製造された磁気テープカセット７はイン
デックスカード１とともに収納ケース９に収納され、製
品として搬出される。

この場合、インデックスカード１は面Ａ、、 Ａ！、
ＡＧがそれぞれ回動蓋体１０の蓋部１２、連結板１４、
回動底１３に接するように折目２，３に沿って折曲げら
れる。

この状態を第３図ａに示す。蓋部１２は透明であるので
、収納ケースの表面には面Ａ１が、側面および裏面には
面Ａ２． Ａ３が現れ、これにより磁気テープカセット
７の商標名、種別等が表示される。

このような、収納ケース９に収納された磁気テープカセ
ット７を購入して使用する場合、使用者は磁気テープに
録音された内容を記録するためインデックスカード１を
利用する。

即ち、回動蓋体１０のポケットからインデックスカード
１を取出し、必要事項を所β□＝ Ｂ２．Ｂ３に記入す
る。

そして、面Ｂ、、 Ｂ２． Ｂ３がそれぞれ蓋部１２、
連結板１４、回動底１３に接するように、折目２，３に
沿ってインデックスカード１を今までとは逆方向に折曲
げる。

この状態を第３図すに示す。このように折曲げ゛たイン
デックスカード１をポケット１６に挿入すると、収納ケ
ース９の表面、側面および裏面には前記の必要事項が表
示され、収納ケース９内の磁気テープの録音内容を知る
ことができる。

ところで、磁気テープカセット７を収納ケース９に収納
するには、前述のように、ポケット１６に挿入されたイ
ンデックスカード１の折曲げ部分に磁気テープカセット
７を挿入することにより６才）れる。

インデックスカード１はポケ゛ント１６に単に挿入され
ているだけであるから、使用時に磁気テープカセット７
をポケット１６から取出すと、インデックスカード１も
磁気テープカセット７と一緒に抜は出してくることが多
く、使用者にとっては抜は出したインデックスカード１
を再度ポケット１６に挿入し直さねばならないので非常
に面倒であった。

なお、折目２，３の研押しは面Ｂｌ、Ｂ２．Ｂ３側に凸
部が形成されるように行われているので、折目２，３を
第３図すに示すように折曲げた場合、折目２，３の凸部
が僅かに外方へ膨出腰これによりインデックス１の抜は
出しを多少防ぐことができるものの、これだけでは全く
不充分であった。

本考案の目的は、収納ケースから磁気テープカセットを
取出すとき、この磁気テープカセットと一緒に抜は出る
ことのない磁気テープカセットインデックスカードを提
供するにある。

この目的を遠戚するため、本考案は、インデックスカー
ドに設けられた折目の近傍に、インデックスカードの記
録面の方へ、又はインデックスカードの記録面とその反
対面の両方へ突出する突部を設けたことを特徴とする。

以下、本考案を第４図および第５図に示す実施例に基づ
いて説明する。

図で１ａはこの実施例のインデックスカードである。

折目２，３、面Ａ□、Ａ２− Ａａおよび面匹。Ｂ、、
Ｂ３は前記第２図および第３図に示すものと同じであ
るので説明は省略する。

４は面Ａ１および面Ａ３において、折目２，３の近傍に
設けられた突起である。

突起４は複数個設けられており、面Ａ□および面Ｎの当
該個所を押圧することにより形成される。

したがって、各突起４は面Ｂ□および面Ｂ３に突出する
突起となっており、面Ａ□および面Ａ３においては凹部
となっている。

各突起４は折目２，３の型押しと同時に形成される。

第５図ａは面Ａ、、 Ａ２． Ａ３が外側になるように
折目２，３を折曲げた状態を示腰第５図すは面Ｂ、、
Ｂ２． Ｂ３が外側になるように折目２，３を折曲げた
状態を示す。

磁気テープ８に録音した後は、インデックスカード１ａ
は第５図すに示す状態でポケット１６に挿入されること
となる。

この場合、突起４は同温、および面もよりも外方へ突出
しているばかりでなく、折目２，３の僅かな膨み部分よ
りも外方へ突出している。

そして、インデックスカード自体は比較的腰の強い紙等
が用いられているので、このような状態でインデックス
カード１ａをポケット１６に挿入すると、面Ｂ、、 Ｂ
３は突起４がない場合に比較してより一層強く蓋部１２
および回動底１３へ押付けられる。

なお、突起４はその突出部が蓋部１２および回動底１３
に当接する個所に設ければよいが、面ａおよび烏への記
録の邪魔になるので、折目２．３の近傍に設けたもので
ある。

このように、本実施例においては、記録面に突出する突
起を２つの折目の近傍に設けたので、磁気テープカセッ
トを回動蓋体のポケットから取出すときインデックスカ
ードが一緒に抜は出ようとしても、記録面は突起がある
ため蓋部および回動底により強く押付けられていて、そ
の抜は出しを防止することができる。

なお、本実施例においては、突起を複数個設けているが
、１個であってもよい。

又、突起を２つの折目の近傍に設けているが、一方の折
目の近傍のみに設けてもよい。

この場合、広い記録面の側の折目の近傍に設ける方が望
ましい。

さらに、突起のうちのいくつかを記録面と反対面の方へ
突出させ、その面の表示をしている場合におけるインデ
ックスカードの抜は出しを防止することもできる。

さらに又、突起の代りに突条を用いても何等差支えない
。

以上述べたように、本考案では、インデックスカードの
折目の一方又は両方の近傍に、少なくともインデックス
カードの記録面側に突出する突部を設けたので、磁気テ
ープカセット取出し時インデックスカードが一緒に抜は
出すのを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はインデックスカード、磁気テープカセットおよ
びこれらを収納する収納ケースの斜視図、第２図は従来
のインデックスカードの展開斜視図、第３図ａ、ｂは第
２図に示すインデックスカードを折曲げた場合の側面図
、第４図は本考案の一実施例に係るインデックスカード
の展開斜視図、第５図ａ、 ｂは第４図に示すインデッ
クスカードを折曲げた場合の側面図である。 １ａ・・・・・・インデックスカード、２，３・・・・
・・折目、４・・・・・・突起、７・・・・・・磁気テ
ープカセット、８・・・・・・磁気テープ、９・・・・
・・収納ケース、１０・・・・・・回動蓋体、１６・・
・・・・ポケット、Ｂｌ−８２−Ｂ３・・・・・・記録
面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 磁気テープカセットにおける磁気テープの記録内容に関
   する事項を記録する記録面と、前記磁気テープカセット
   の収納ケースの回動蓋体のポケットに挿入するために設
   けられた平行な２本の折目とを備えたインデックスカー
   ドにおいて、少なくとも前記折目の一方の近傍に、少な
   くとも前記記録面側に突出する突部を設けたことを特徴
   とする磁気テープカセットインデックスカード。