JPS6013797Y2 - 密栓構造 - Google Patents

密栓構造

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Publication number
JPS6013797Y2
JPS6013797Y2 JP1977099145U JP9914577U JPS6013797Y2 JP S6013797 Y2 JPS6013797 Y2 JP S6013797Y2 JP 1977099145 U JP1977099145 U JP 1977099145U JP 9914577 U JP9914577 U JP 9914577U JP S6013797 Y2 JPS6013797 Y2 JP S6013797Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
inner stopper
edge
opening end
opening
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977099145U
Other languages
English (en)
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JPS5426552U (ja
Inventor
吉彦 是永
Original Assignee
株式会社國東製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社國東製作所 filed Critical 株式会社國東製作所
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Publication of JPS5426552U publication Critical patent/JPS5426552U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は容器に於ける閉栓構造、就中眼薬容器に於い
て、殺菌加熱処理によって中栓と容器の収縮性の相違に
より、的確且つ良好なシール性を保障するようにした斬
新的にして実効的な密栓構造の開示に係わるものである
而して、本考案に於いて予期される主たる目的の一つは
従来側なわれている点眼液容器の殺菌加熱処理に伴う中
栓及び容器の収縮歪等の止着構造部分の変化に有効に対
処し、か)る加熱処理により誘起される充填液漏洩の余
地を未然に無からしめるようにした点におけれたもので
ある。
次いで本考案に於いて予期される他の主たる目的の一つ
は中栓及び容器の良好な嵌着のために構造的ないしは素
材的な特性を配慮し、これが良好な製作性並びにコスト
の低廉性とを有効に期せしめ得るようにした点におかれ
たものである。
しかして又、本考案に於いて予期されるところの他の種
々なる目的は以下の説明をもって順次明白にされたもの
であって、本考案はか)る緒特性の適切にして且つ合目
丁々な奏効を期すべく基の構成の要旨を開口端部を中栓
1の装着部とした比較的収縮性の小さい樹脂素材よりな
る容器2であって、該容器2の開口端部の外周所定幅寸
が、その開口端より容器本体方向に向けて漸次肉厚とな
るごとく外側方に膨威されており、該膨戊部2Bの外周
面がテーパ面2B’であり、且つ該膨戒部2Bの下縁が
係合段縁2B″である容器と、前記容器2の開口部に装
着される比較的収縮性の大きい樹脂素材よりなる中栓1
であって、該容器2の開口端部内に嵌入する筒状の内側
係合縁部ICと、該開口端部に被嵌し、且つ下端内側方
に縁鍔IB’を周回隆設した筒状の外側係合縁部IBと
、該容器2に連通して開設される薬液の滴下孔IDを有
する中栓本体部IAとよりなる中栓1とが、 加熱収縮して、少なくとも前記容器2に於けるテーパ面
2B’と、中栓1に於ける外側係合縁部IBの内周面1
B″とが水密的に密着されている点に置き、又これに附
随する相当の設計変更を予定したものである。
以下、本考案の詳細を図面に示す典型的な一実施例につ
いて説明するに、1は硬質ポリエチレンをその典型的な
素材例とする比較的収縮性の大きい樹脂素材よりなる中
栓であって、該中栓1は、底部方に向けて漸次内径を細
くした有底筒状をなす本体部1Aと、この本体部IAに
連続した筒状部であって、以下に説明する容器2の開口
部内に嵌挿される内側係合縁部ICと、この内側係合縁
部ICの外周側方に周設される外側係合縁部1Bとから
構成されている。
そして本体部1Aには、容器2に連通ずる薬液の滴下孔
1Dが設けられており、外側係合縁部IBは、以下に説
明する容器2の開口部分の膨戊部2Bが係入される隙間
を内側係合縁部1Cとの間に作り出すように内側係合縁
部IBと共に本体部IAに連設されている。
又、この外側係合縁部IBの下端部分が内側方に周回状
に隆設された縁鍔IB’とされている。
次いで容器2は比較的に収縮性の少ない樹脂、例えば硬
質のポリプロピレン等を、その主要典型素材として樹脂
容器であって、開口部に位置し別途用意されるキャップ
(図示省略)螺装用の螺条2Aを隆設せしめるようにな
すと共に開口端部の外周面を所定幅寸に亘り、これを外
方に膨威して膨戊部2BL、該膨戒部2Bの外周面を漸
次開口端縁に向けて斜傾する肉薄として、テーパ面2B
′を構成し、更に、このテーパ面2B’の下端に位置す
る膨戊部2Bの下縁に係合段縁2B“を設けている。
成上のように容器2と、中栓1とを構成したことにより
、中栓1は容器2の開口部分の膨戊部2Bを、その外側
係合縁部1Bと内側係合縁部ICとにより挟むようにし
て容器2に装着され、特に、膨威部2Bの係合段縁2B
″に、中栓1に於ける外側係合縁部IBの縁鍔lB’を
係合した状態で中栓1が容器2に取付けられている。
このように容器2と、中栓1とを構威したことにより、
容器2と中栓1に対する加熱が施された場合、中栓1は
容器2の収縮率以上に収縮し、中栓1の外側係合縁部I
Bが容器2の膨威部2Bに向けて収縮しながらら密着す
ること)なる。
この結果、膨戒部2Bのテーパ面2B“と、中栓1に於
ける外側係合縁部IBの内周面1B“とが水密的に密着
して、良好なシール効果をもたらすこと)なる。
しかして従前に於けるこの種の中栓構造は第3図に例示
する如く容器Aに於ける開口端A1を漸次外方に拡開さ
れたものと腰この開口端A1に密嵌を予定される中栓B
を外側係合縁B1、内側係合縁B2を有するものとしこ
の係合縁81〜2内側方に位置しシール部B3を隆起環
設せしめるようにしたものである。
しかしてこの種の従来構造に於いてはそのシール性を助
長する意味に於いて容器A又は中栓Bのいずれかを軟質
の合成樹脂素材をもって充てるようになすと共に成上シ
ール部B3ないしは開口端Aの拡開構造を特にに意図し
たものである。
しかし乍ら斯かるシール部B3による漏洩防止には多く
の与件を必要とし之が往々にしてシール性の欠落を誘起
したものである。
次いで又、素材的特性、就中軟質樹脂素材の使用を前提
としたことにより中栓Bの止着と薬液の封入充填後に於
ける加熱処理によって成形樹脂の結晶化を惹起し、これ
が硬化縮少をもたら腰漏洩空隙を生ぜしめるのみならず
硬質化によるシール部B3のシール性を著しく減殺せし
めるようになすと共に所要の、即ち密嵌された態様に於
ける反発弾性が全面的に削がれ、これが為に開口端A1
を拡開構造とする意義が無とされたものである。
本考案に係る密栓構造は成上に於ける特長ある構造をも
って従来例に於ける技術的な不都合を有効に是正し、以
って前記せる諸性性の具体的な奏効を期せしめ得るよう
にしたものである。
即ち本考案によればシールを従前に於ける1線ヨに対し
1面ヨとし、又従前に於ける内側のシール面に対し外側
のシール面として構威し、又75℃ないしは80℃の加
熱を予め予測し、シールの外側面に位置する中栓1をシ
ールの内側面に位置する容器2より以上に収縮性の大き
い素材とし薬液封入充填以降に於ける密栓性を事後的に
高め得るようにしたものである。
斯くして本考案に係わる密栓構造は加熱処理を予測し、
これに即応して適切なシール性を有効に保障せしめ得る
ようにしたものであって、これが構造的特性(同一素材
による従来構造に於いてはシール性は何等保証されない
)と共に素材的特性とに著しい斬新性を有したものであ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の典型的な一実施例を示す要部断面図、
第2図は中栓と容器の分離した状態の要部拡大断面図、
第3図は従来例を示す要部断面図である。 尚、図中1は中栓を、2は容器を示したものである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開口端部を中栓1の装着部とした比較的収縮性の小さい
    樹脂素材よりなる容器2であって、該容器2の開口端部
    の外周所定幅寸が、その開口端より容器本体方向に向け
    て漸次肉厚となるごとく外側方に膨威されており、該膨
    戒部2Bの外周面がテーパ面2B’であり、且つ該膨威
    部2Bの下縁が係合段縁2B″である容器と、 前記容器2の開口部に装着される比較的収縮性の大きい
    樹脂素材よりなる中栓1であって、該容器2の開口端部
    内に嵌入する筒状の内側係合縁部ICと、該開口端部に
    被嵌し、且つ下端内側方に縁鍔lB’を周回隆設した筒
    状の外側係合縁部IBと、該容器2に連通して開設され
    る薬液の滴下孔1Dを有する中栓本体部IAとよりなる
    中栓1とが、 加熱収縮して、少なくとも前記容器2に於けるテーパ面
    2B’と、中栓1に於ける外側係合縁部IBの内周面I
    B″とが水密的に密着されていることを特徴とする密栓
    構造。
JP1977099145U 1977-07-25 1977-07-25 密栓構造 Expired JPS6013797Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977099145U JPS6013797Y2 (ja) 1977-07-25 1977-07-25 密栓構造

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JP1977099145U JPS6013797Y2 (ja) 1977-07-25 1977-07-25 密栓構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5426552U JPS5426552U (ja) 1979-02-21
JPS6013797Y2 true JPS6013797Y2 (ja) 1985-05-02

Family

ID=29035586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977099145U Expired JPS6013797Y2 (ja) 1977-07-25 1977-07-25 密栓構造

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JP (1) JPS6013797Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138593U (ja) * 1974-09-10 1976-03-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138593U (ja) * 1974-09-10 1976-03-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5426552U (ja) 1979-02-21

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