JPS60137650A - 文字原版と文字組版装置 - Google Patents

文字原版と文字組版装置

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JPS60137650A
JPS60137650A JP21865984A JP21865984A JPS60137650A JP S60137650 A JPS60137650 A JP S60137650A JP 21865984 A JP21865984 A JP 21865984A JP 21865984 A JP21865984 A JP 21865984A JP S60137650 A JPS60137650 A JP S60137650A
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JP21865984A
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Takao Hayashi
林 隆男
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41BMACHINES OR ACCESSORIES FOR MAKING, SETTING, OR DISTRIBUTING TYPE; TYPE; PHOTOGRAPHIC OR PHOTOELECTRIC COMPOSING DEVICES
    • B41B17/00Photographic composing machines having fixed or movable character carriers and without means for composing lines prior to photography
    • B41B17/18Details
    • B41B17/20Character carriers; Cleaning devices therefor

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、従来の文字組みのうちでも一般的につめ印
字といわれている文字の巾に応じて文字送りをする文字
組版装置とこれに使用する文字原版に関するものである
。この発明は、従来のように単に文iの巾を見るという
のではなく、予め作製した複製原型(複製原型とは、写
真植字の文字盤、頗字コピーを目的とするネガまたはポ
ジの原版、電子植字機・文字発生機などのデジタライズ
された電子的メモリーなどをいう)の文字ふところ面の
バタ←ンを写し出し、隣りどうしの面パターンをショー
トさせた後アジャストさせることによって必要な字間(
文字の中心から中心までの距離)をめて文字組みを行う
装置である。
まず最初に、この発明の背景および目的について説明す
る。
現在性なわれている文字印刷のための組版方式は、大き
く分けると、ホットタイプとX、)われる活字による組
版と、コールドタイtといわれる写真植字、電算写植、
電子写植による組版とがある。このうち活字による組版
は、字面であるタイプフェイスに対してそれの土台であ
る鉛のボディがあり、物理的に字間をつめることは不可
能である。したがって、ここではコールドタイプだけを
対象とする。
写真植字の中でも、アメリカのフォトタイポジターに代
表される文字の送り機構が自動でない写真引伸機に近い
写植機と、日本でもつとも普及している手動写植機と呼
ばれる和文タイプライタ−とカメラの機能を合せもち、
シャッターと文字送り機構が連動されているものとがあ
る。
また、電算写植機は全自動写植機といわれ、写植機がコ
ンピュータと連動され、コンピュータの指示によって自
動的に組版を行うものである。
この三つの機械の場合は、文字そのものの形を文字版と
して複製原型にしている。さらに、電子植字機は電算写
植機をさらに発展させたもので、文字の複製原型は文字
そのものの形を文字盤としているものもあるが、前もっ
て文字な横方向と縦方向に分割して、どこからどこまで
が白か黒かを数値としてコンピュータに記憶さすている
ものである。こ、些らの文字を電子的に発生させて、ビ
デオコンブというブラウン管上に写し出し、感光材に撮
影するのもである。
以上のように、コールドタイプといわれる組版装置も大
きく分けて四種類ある。そこで、これらの組版装置に対
して、文字ふところパターンを”どのように組み込んで
活用したらよいかが課題となる。
次に、本発明の内容について説明する。
1、文字は線で構成されているのではなく、面で構成さ
れている。
日本字を大ざっばな形態に分けてみると、○口◇Δマと
いうふうになる。これらの違った多数の形態の中心から
中心を同間隔に並べることは、形態と形態の空間が不揃
いになって不安定である二これを安定させるためには、
違った形態をそれぞれ同一面積にして、形態を並べた゛
ときにできる空間を一定にすることである。しかし、前
述した通り、文字はけっして同じ大きさにできるもので
はない。字間(ジアキ)に関しても、複雑な形態をして
いる日本字に関しては字間を一定にすることは不可能で
ある。それよりも、日本字の、安定した組みの竿しさを
めるためには、文字と文字をより近づけることによって
各文字のもっている形態の特徴や、組んだときのライン
を強調することの方がよりよいと考えられる。
文字と文字をより近づけると?・、、うことは、一般的
に、文字は線によって構成されていると考えられている
から、隣りどうしの文字線のどこかある一個所が接する
程に近づければよいと考えられている。しかし、この考
え方は根本的に□間違っている。ということは、文字と
文字とがくい込み過ぎて文字が読めなくなったり、字間
が不安定になったりする場合があ゛る。かといって、現
状では、文字と文字をどこまで接近させればよいかとい
う明確な理論がない。 □そこで、文字は線の構成でな
く一文字を面としての形態であると考えれば、どこまで
接近させればよいかということがはっきりと明示するこ
とができる。自然物や人工物に限らず、あらゆる形態に
は見える形以外にその形態の領域ともいうべきものを、
そ、の形が内包している形態がある。たとえば、雨の日
に人が傘をさすと、見える形は、上の横線が曲線になっ
た丁字形である。この丁字形が内包する形、言いかえれ
ば傘をさすことによって傘のふところともいうべき雨の
あたらない領域ができる。その領域は、同じ大きさの傘
をさした場合、傘をさす人の背の高さや傘の位置によっ
て変わってくる。この傘の領域を面でとらえると、はぼ
重錘形のような逆三角形になる。
これを文字にあてはめてみると、文字線である目に見え
る形が文字そのものであり、文字線によって囲まれた空
間が、その文字の内包する目に見えない領域である。こ
れを1ふところ」という。文字は、−字一字違った形を
しているために、それぞれの文字のふところもさまざま
である。この−字一字違ったふところを目に見える面に
置きかえることによって、一つの形態として認識するこ
とができるのである。
以上の基本的な考え方にしたがって、全文字(1書体約
5,500字)のふところを面でとらえた1文字ふとこ
ろパターン」−を製作するのである。第1図に示したも
のは、そのパターンの一部例である。
2、面と面とのあきを一定にすれば文字組みは美しくな
る。
全文字の文字ふところパターンがあれば、勘にたよって
いた字間というものが誰れにでも明確にわかるようにな
る。
たとえば、文字を線でとらえていたときは、「シ」のは
ねの先端と「て」の縦線のアールが接する程に「して」
と並べる者もいるだろうし、その前後にくる文字の字間
のバランスを考えて「シ」と「て」をもう少し離す人も
いるだろう。
しかし、「シ」と「て」の文字ふところパターンがあれ
ば、「シ」と「て」のパターンのアキを仮に1ミリとす
れば、誰がやっても同じ字間がめられるようになる。第
2図は、文字ふところパターンと文字ふところパターン
のアキ(字間)を一定にとった文字組みの一例である。
第3図は、それを文字に置きかえたものである。
3、文字ふところパターンを使用するつめ印字の基本機
構◇ (1)文字ふところ面パターン(以下パターンという)
の複製原型(第1図参照)がまず必要である。
(21パターン抽出映像機構が必要である。
(3)映像パターンの移動と固定機構が必要である。
(4) 映像パターンの定着残像機構が必要である。
(5) ショート・アジャスト機構と写植印字機構との
連動機構が必要である。
(6)二つの定着残像パターンの中心がら中心の距離読
取り件数値壺換機が必要である。このために、文字ふと
ころ面パターンの複製原型?上下左右の中心にはそれぞ
れトンボをろけておく。
これらの機構を、次のように作用せしめてつめ印字を行
う(第4図参照) ■ 文字ふところ面パターンの複製原型から、必要な一
つのパターンy光学(写臀)まバは電気、電子的などの
方法によって抽出した映像をまず定着残像させる。
■ 残像と任意な間隔をとって隣りに置くパターンを、
■と同様な方法で抽出して映像する。
■■ 抽出した映像な■の残像方向に移動してこれにシ
ョートさせた後、これを適位置まで戻して停止する。こ
れで、二つの文字の字間がアジャストされたことになる
■ アジャストできたら、映像を固定して定着残像させ
る。
■ これら一連の動きを写植印字機構と連動させる。ま
たは、残像されている二つのパターンの中心から中心の
距離1字間)を数値化、およびその数値を印字機構と連
動させる。
以上が、ショート会アジャスト機構を中心とした本発明
の基本的な作用であり、第4図の■〜■はその動きを示
している。この場合、■〜■までは一連の動きであるが
、■の場合には、すでに述べたように二つの作用が考え
られる。
そのうち、ショート・アジャスト機構と写植印字機構を
連動させる場合の双方の作用関係を説明すると、次のよ
うになる。
■ ショート・アジャスト機構の映像を定着残像させる
動きのみが連動されて、印字機構では文字を露光する。
■ ショート・アジャスト機構の任意な間隔をとること
のみが連動されて印字機構でも同時に行われる。(現在
の写植機では、印画紙が移動するか、採字レンズが移動
する。)■■ 印字機構の作業は、露光→移動(印画紙
またはレンズ)→露光→移動の繰り返しである。ここで
は、ショート・アジャスト機構の映像の移動→停止→移
動の動きだけが、連動されて印字作業の移動が行われる
■ ショート・アジャスト機構の映像の固定と同時に、
印字機構の文字を露光する位置が決まり、ショート−ア
ジャスト機構の映像が定着残像されると同時に印字機構
では、文字の露光がなされる。
次に距離の数値化とは、ショート・アジャスト機構の■
〜■までの機能を作業させると、二つのパターンの位置
がきまる。位置がきまると、二つのパターンの中心から
中心までの距離がきまる。この距離が印字の場合の字間
である。この字間となる距離を数値化するためには、シ
ョート・アジャスト機構の複製原型に収容するパターン
の上下左右にあらかじめ中心トンボをつけておき(第1
図・第2図参照)、このトンボとトンボの距離を電気ま
たは電子的に読み取って数値化すればよい。写植オペレ
ータは、どの数字にしたがって字送りをすることになる
■の場合、二つの作用に分けた理由は、連合させる場合
は、写植印字機構の中にショート・アジャスト機構を組
み込んでゆ火か、電気的に連動させることを目的とした
からである。数値化機構を持ったショート・アジャスト
機構は、現在移動している既製の写植機でショート・ア
ジャスト機構を組み込んだり連動したりできないものの
ために、独立した機構が必要である場合、印字機に組み
込んで数値化した数字を電気または電子的に連動して印
字してゆく場合に使われるものである。
ところで、「ふところ面パターン」の形成方法について
具体的に説明すると、例えば第5図に示した「そ」の場
合は次のとおりである。
頂点であるA点とB点とを直線で結んだ線をCとする。
このC線を半径としてA点を中心とした円とB点を中心
とした円とが交わる交点りをめる。この点り点を中心に
C11Jを半径としてA点からB点を結ぶ円の軌跡、す
なわちやや内側に彎曲した包結線が一つの嶺斌線となる
また、A′とB′とを頂点と結ぶ径が短くてゆるやかな
彎曲線で囲まれる空間をその文字線の領域としてとらえ
るには、まずA′点と89点とを直線で結んだ線をC′
とする。このC′線を半径としてA′点を中心とした円
とB1点を中心とした円とが交わる交点D′をめる。次
にこのD′点とC”線を二等分してめた点ピを結んだD
゛点力方向延長線上に、D″点からF′点までの長さ分
をD′点からプラスしてF′点をめる。そして、このF
′点とA′点を半径としてA′点と89点とを結ぶ円の
軌跡、すなわちやや内側に彎曲した包絡線がこの領域線
となる。
以上のような方法によって文字線の頂点と頂点とを結ぶ
包絡線をめ、これと包絡線で囲まれていない字体の外側
の輪郭線とを結んでできた内側の平面空間が、文字単体
が視覚的に支配する最小の空間であり、これが第6図に
示したような文字ふところ面パターンとなる。
次に、このようにして形成された各文字のふところ面パ
ターンにトンボ(指標)をどのようにして付けるかとい
えば、次のとおりである。
日本文字の印刷書体の原字を制作する場合、第7図に示
すように、文字枠(仮想ボデー)Xとい5ものがある。
そして、この文字枠の中にその文字枠に接しないように
少し小さ目に文字を書く。このとき通常は、文字板製造
の過程で必要なために文字枠Xの上下左右の中心にA。
B、C,Dで示したようなトンボを付ける。このトンボ
は、最終段階である文字板になるときには邪魔であるか
ら消去される。しかし、本発明の文字ふところ面パター
ンの場合は、原字のトンボと同じ位置に同様のトンボを
書き込むか、第8図に示すように点を記入しておく。こ
の場合、トンボを点にすればパターンを電子的に分解し
たとき、記憶容量が少なくてすむ。
このように、トンボは文字−パターンの文字枠Xの中心
を示すものとして原図上に書き込まれる。
さらに、文字ふところ面パターンをショートアジャスト
によって組版する場合の機構上の実施例を説明する。
第9図において、(1)は光源、(21は文字板、(3
)は−文字分の光に限定゛する遮光マスク、(4)はレ
ンズ、(51はシャッター、(6)は印字部であり、こ
れは従来の写植機構と同じである。(71は文字ふとこ
ろ面パターン板(第9図B参照)、(8)は光源、(9
)はカメラ、1101は記憶部、旧)は照合部、+12
1はパターン接触時の出力部、(11は送り変換部、(
14)は送り量指示部である。
而して、組版手順は、オペレーターが文字板(21を移
動させて印字したい文字、例えば「<」を光源(1)上
に停止させてシャッター(5)を開放し印字部(6)上
に写す。同時に、文字板(2)の文字と同一系統に文字
ふところ面パターンが配列されている文字ふところ面パ
ターン板(7)のパターン「<」を、文字板採字と同軸
の採字機構が働いて光源(8)とカメラ(9)に対して
所定位置に固定する。したがって、前記のシャッター(
5)の開放と同時に1<」はカメラで撮影されて記憶部
+101で記憶される。
次に、「り」に相対する文字「そ」を採字状態に固定し
、シャッターを開放しないで「そ」だけをカメラ(9)
で撮影して記憶部11Gに記憶させる。このとき、文字
ふところ面パターンは第11図A、Bに示すように、電
子的に記憶される。
記憶された相対するパターン「<」と「そ」とは、照合
部(11)で各ビットを照合する結果、第:112図で
示したように、パターン「<」のX軸(+9、Y軸(ハ
)とパターン「そ」のX軸(81、Y軸(ハ)とのビッ
トが一致することを認める。これはパターンが接したと
きの状態である。
次に、あらかじめ相対するパターンが接した状態から両
者をどれだけ離すか(字間)を、入力しておいた送り量
をパターン接触時の出力部(121の出力にプラスして
送り変換部(131で送り変換を行う。接触時の出力は
、−例として、パターンに付いているトンボからトンボ
の間lのピット数を読めばわかる。送り量指示部(14
)から印字部(6)機構の移動および停止が伝達される
。その後、シャッターを開放にすれば、「<」の次にツ
メ印字状態で「そ」が印字される。
以後はこの繰り返しである。
さらに、文字ふところ面パターンを入力させる一例とし
ては、第13図に示した方法もある。
(+51は文字ふところ面パターンをバーコード化した
バーコード板(第14i図1参照) 、(161はバー
コード読取ペン、071は文字ふところ面パターンが記
録されてるフロッピーディスクである。その他の構成は
前記機構と同一である。
これは、文字板121の移動と連動してバーコード読取
ペン(161が移動し、文字板(21の文字「<」と同
一系統の位置に設置されている文字ふところ面パターン
のバーコード板(151上のバーコード「り」を読み取
る。それが、フロッピーディスク(1ηに伝えられ、デ
ィスク内の「り」の文字ふところ面パターンが呼び出さ
れて記憶部(lO)に記憶される。
なお、以上の文字組み法は、アルファベットその他の文
字や数字を組む場合にも利用することができるのはもち
ろんであり、本発明の範囲に属するものである。
この発明は、以上のような構成および作用を有するもの
であるから、次のようなすぐれた効果な発揮することが
できるのである。
1.つめ印字の合理化 (1) 印字時間の短縮 前述のように現在では、つめ印字と呼ばれる写植印字に
は相当の労力が費やされている。
通常、−文字の大きさが3ミリ前後の小さな文字のつめ
印字は、2度印字をしないでまったく勘にたよって一度
のつめ印字だけですませているが、この場合でも、文字
の中心から中心を同じアキにするペタ印字よりは4倍位
の時間がかかる。ましてや、2度印字の場合は、7〜8
倍の労力を費していることになる。
しかも、ツメ印字はすべてオペレータの勘にたよってい
るために、常に確信をもって印字しているのではなく、
精神的な負担も非常に多い。だから、ツメ印字の仕事が
多ければ多い程体力的にも精神的にも相剰的な負担がか
かり、印字時間のロスにつながってくる。
これらのロスは、結果的にはつめ印字物の価格の上昇に
つながるが、現状で、は労力に見合う価格にはなってい
ない。
ところが、この発明方法によれば、つめ印字に対する労
力がベタ印字に対する労力により近づくことになり、コ
ストダウンができる。
(2)文字ふところパターンは、異書体、縦組や横組、
印字される文字の大小にかかわらず有効である。
現在使われている写真植字の書体は非常に多い。たとえ
ば、あるメーカーの販売している書体をあげてみると、
明朝体29書体(仮名だけの書体も含む)、ゴシック体
18書体、丸ゴシック体9書体、措置・床置・隷書体7
書体などがある。これらの書体は、それぞれ形、太さ、
大きさが違うために、それぞれの書体によるつめ印字の
たびに字間を変えていかなければならない。また、縦組
みと横組みでは、隣りどうしの文字が同じであっても接
する形が変わってくるため、縦組と横組とでは字間を変
えなければシらない。さらに、印刷書体には文字の大小
も要求される。
現在の写真植字では、複製原型の文字盤に収容されてい
る文字の大きさは一つである。
たとえば手動写植機のネガ文字盤に収容されている文字
の大きさは425ミリである。この4.25ミリの文字
をレンズを通して最小18〜25ミリぐらいまでに縮少
・拡大して複数の文字の大きさを得ている。一つの字母
からレンズを通して大小の文字を得るということは、文
字と文字のアキも同じ比率で縮少・拡大されることであ
る。したがって、写真植字のオペレータは、すべての文
字の大きさに合わせてつめ印字をしなければならない。
理想をいえば、写植オペレータはすべての書体、縦組、
横組、文字の大小がどのように入り組んだ条件でも文字
を並べたときに生じる空間を記憶しておき、適切なつめ
印字をすることである。しかし現実には不可能なことで
ある。
ところが、この発明方法では、認知できる文字ふところ
パターンどうしをどこまで接近させるか(またはショー
トさせてどこまで離すか)ということであるから、どの
ような場合でも一貫して隣りどうしの文字パターンの置
かれる位置が、すぐに決まる。と同時に、文字と文字の
中心距離(字送り数)も自然に決まってくる。
(31ユーザーの要求する字間がめられる一口につめ印
字といっても、文字組みをめる編集者やデザイナ−によ
って要求するつめ具合にも個人差がある。と同時に、文
字組みが使用されるものの内容によっても、つめ具合の
要求が変わってくる。現状では、あの発注者のめている
つめ具合はこのぐらいたということをなんとなく感じと
して受けとめているにすぎない。文字組みの使用される
内容によってつめ具合を変えてゆくことなどは、不可能
に近いともいえる。だから、文字組みの発注者は同じで
あっても、文字を印字するオペレータが変われば、発注
者とオペレータの章思の疎通はないに等しくなり、満足
の(・くつめ印字の文字組みが得られにくい状態である
ところが、この発明によれば、各書体、縦組、横組、各
文字の大きさ別に字間を変えた文字組みのマニュアルを
作ることができる。
たとえば、文学ふところパターンが接した状態の文字組
みから順次、写真植字機の文字送り単位の最小単位を一
つずつふやした字間の文字組み見本を作っておき、各文
字組に番号をツケたマニュアルを作つそおけば、どんな
発注者とオペレータの間でも意思の疎通が可能になって
くる。また、発注者にしてもマニュアルを見ることによ
って、現在自分がたずされっているものに必要な文字組
みは、どれかを適確に理解することができる。
(4)書体デザインにも影響を及ぼす。
現在の日本字の印刷書体は、正方形を並べるという基本
的な組みのルールの制約のもとに一字一字をより正方形
に近づけようとデザインされている。しかし、文字の巾
に応じた文字組み方法が確立すれば、けっして現在のよ
うにすべての書体が正方形の文字である必要もない。も
つと−字一字が本質的にもっている文字の形を、素直に
表わした文字がデザインされる可能性がでてくる。たと
えば、平仮名の「う」・ 「<」・「シ」などの横巾は
正方形の4−ぐ□らいとか、「よ」・ 「も」などの横
巾は、正方形の1−ぐらいというように、あらかじめ文
字の左右の中を何段階かに分けて設定し、デザインする
ような場合もで゛てくる。
(5) 日本字の組^の一分野の確立にもなる。
現在のつめ印字の組みが使用されている分野は、はぼ広
告物に限られている。もし、今とができたとしたら、当
然のことながら、同じ字送りで文字を並べるという基本
的な日本字の組みに対して、文字の巾に応じて文字を並
べるという組みが広告物以外の他の印刷物にも使用され
る可能性もある。そのためには、読みやすりということ
が前提ではあるが、つめ印字の組みの房が同じ字送りで
文字を並べる組みよりも、−行に収容する字数が多くな
るということは、それだけ情報量が多くなるということ
である。また、同じ情報量であるならば、印刷されるス
ペースが少なくなり、全体の情報量が多くなればなる程
、省力化につながることにもなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示したもので、第1図は各文字
のふところ面パターンの一例、第2図は文字ふところ面
パターンの文字組み例、第3図は同上の印字文字組み例
、第4図はショート・アジャストの作用説明図、第5図
はふところ面パターン形成の一説明図、第6図は同上に
よるパターン、第7図は文字枠と線トンボの一例、第8
図は文字枠と点トンボの一例、第9図はショートアジャ
ストによる組版の機構図、第10図Aは同上の文字板の
平面図、第10図Bは同上のパターン板の平面図、第1
1図A、 Bはともに同上のパターンが記憶された状態
の説明図、第12図は同上の二つのパターンが照合され
て接した状態と文字間距離の説明図、第13図は文字ふ
ところ面パターンを入力させる一例の機構図、第14図
Aは同上の文字板の平面図、第14図Bは同上のバーコ
ード板の平面図である。 特許出=フ、 林 隆男 −11 □ □ 第1図 第2図 第3図 第4図 第6図 第7図 A 第θ図 第1I図(,4) 第 11図(B) 第13図 第14図(A) 第 14図(B)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 111 文字の頂点と頂点とを結ぶ各頂点からやや内側
    に彎曲した包結線と包絡線を必要としない文字の外側の
    輪郭線とを結ぶ′ことによって形成される平面空間によ
    り文字単体のふところ面パターンをそれぞれ構成した複
    製原型を設けて成ることを特徴とする文字原版。 (21文字の頂点と頂点とを結ぶ各頂点からやや内側に
    彎曲した包結線と包結線を必要としない文字の外側の輪
    郭線とを結ぶことによって形成される平面空間により文
    字単体のふところ面パターンをそれぞれ形成した複製原
    型を設け、この複製原型からパターンを抽出するととも
    にその映像を定着させるパターン抽出映像機構および定
    着残像機構を設け、抽出した映像を隣接する残像方向に
    移動しショートさせ適位置まで戻して定着させるショー
    トアジャスト機構およびこれと連動する写植印字機構を
    設けて成ることを特徴とする文字組版装置。 (3)文字の頂点と頂点とを結ぶ各頂点からやや内側に
    彎曲した包結線と包結線を必要としない文字の外側の輪
    郭線とを結ぶことによって形成される平面空間により文
    字単体のふところ面パターンをそれぞれ形成した複数原
    型を設け、この複製原型からパターンを抽出するととも
    にその映像を定着させるパターン抽出映像機構および定
    着残像機構を設け、抽出した映像を隣接する残像方向に
    移動しショートさせ適位置まで戻して定着させるショー
    トアジャスト機構およびこれと連動する写植印字機構を
    設け、前記複製原型の上下左右の中心にそ、れぞれトン
    ボを設けこれにより隣接する定着残像パターンの中心間
    の距離の読取りと数値変換を行、、わしめるようにした
    ことを特徴とする文字組版装置。
JP21865984A 1984-10-19 1984-10-19 文字原版と文字組版装置 Pending JPS60137650A (ja)

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JPS60137650A true JPS60137650A (ja) 1985-07-22

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011033705A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置および画像処理方法

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