JPS60136533A - 2,6−ジオキシアントラキノンの精製方法 - Google Patents
2,6−ジオキシアントラキノンの精製方法Info
- Publication number
- JPS60136533A JPS60136533A JP24215183A JP24215183A JPS60136533A JP S60136533 A JPS60136533 A JP S60136533A JP 24215183 A JP24215183 A JP 24215183A JP 24215183 A JP24215183 A JP 24215183A JP S60136533 A JPS60136533 A JP S60136533A
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- alkali metal
- dissolved
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- cyoxyanthraquinone
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は2,6−シオキシアントラキノンの高純度品の
製造に関するものであり、特に1.2.6−)リオキシ
アントラギノンを含有する粗2,6−シオキシアントラ
キノンの精製方法に関する。
製造に関するものであり、特に1.2.6−)リオキシ
アントラギノンを含有する粗2,6−シオキシアントラ
キノンの精製方法に関する。
2.6−シオキシアントラキノンは、染料中間体のほか
耐熱性合成樹脂原石などに用いられている。
耐熱性合成樹脂原石などに用いられている。
2.6−シオキシアントラキノンの製造方法は、古くよ
り知られており、たとえばl・イツ特許106505な
どに記載されているように、通常、アントラキノン2,
6−ジスル℃で24〜30 Hr かきまぜて、反応物
を水に投入し、濃塩酸と煮沸し、濾過、水洗して2.6
−シオキシアントラキノンの粗製物がイ!tられている
。
り知られており、たとえばl・イツ特許106505な
どに記載されているように、通常、アントラキノン2,
6−ジスル℃で24〜30 Hr かきまぜて、反応物
を水に投入し、濃塩酸と煮沸し、濾過、水洗して2.6
−シオキシアントラキノンの粗製物がイ!tられている
。
しかしながら、こうして得られた粗製物中には不純物と
して微量の未反応のアントラキノン2,6ジスルホン酸
や、アントラキノン2−ヒドロキシ6スルホン酸などの
副生物の外に、少量の1.2.6)リオキシアントラキ
ノンを含有しており純度は85〜90%と低い。
して微量の未反応のアントラキノン2,6ジスルホン酸
や、アントラキノン2−ヒドロキシ6スルホン酸などの
副生物の外に、少量の1.2.6)リオキシアントラキ
ノンを含有しており純度は85〜90%と低い。
これらの不純物は出来得るかぎり除去する必要があり、
特に合成樹脂の原料に用いる場合、1,2.6−ドリオ
キシアントラキノンは着色などの原因となり商品価値を
損なう。
特に合成樹脂の原料に用いる場合、1,2.6−ドリオ
キシアントラキノンは着色などの原因となり商品価値を
損なう。
本発明者らは、粗2,6−シオキシアントラキノ/の精
製法について鋭意の検討の結果、経済的に高収率で精2
,6−シオキシアントラキノンを分離取得できることを
見出し、本発明を完成したものである。
製法について鋭意の検討の結果、経済的に高収率で精2
,6−シオキシアントラキノンを分離取得できることを
見出し、本発明を完成したものである。
すなわち、本発明は粗2,6−シオキシアントラキノン
を、5〜30重量%の濃度のアルカリ金属水酸化物水溶
液に加熱溶解し、ついで冷却して2,6−シオキシアン
トラキノ特徴とする2、6−シオキシアントラキノンの
精製方法である。
を、5〜30重量%の濃度のアルカリ金属水酸化物水溶
液に加熱溶解し、ついで冷却して2,6−シオキシアン
トラキノ特徴とする2、6−シオキシアントラキノンの
精製方法である。
特に本発明方法は、1,2,6−ドリオキシアントラキ
ノン不純物に対する除去効果は著しく、5〜30%濃度
範囲のアルカリ金属水酸化物において2,6−シオキシ
アントラキ/ント、1.2 、6−ドリオキシアントラ
キノンの溶解度差を利用して分離するものである。すな
わち1,2.6−)リオキシアントラキノンの所定濃度
のアルカリ金属水酸化物水溶液中における溶解物は、2
,6−シオキシアントラキノンより温度に対して鈍感で
あり、したがって所定濃度のアルカリ水溶液中に加熱溶
解させた粗製物を、温度変化させることにより、温度依
存性の大きい2,6−シオキシアントラキノンのみをア
ルカリ金属JfAとして選択的に析出させることができ
、この析出温度で固液分離すれば、1,2.6−ドリオ
キ/アントラキノンは、アントラキノン2−ヒドロキシ
6−スルホン酸ナトノ不純物と一緒にf71pj、に溶
存させてF去できる。
ノン不純物に対する除去効果は著しく、5〜30%濃度
範囲のアルカリ金属水酸化物において2,6−シオキシ
アントラキ/ント、1.2 、6−ドリオキシアントラ
キノンの溶解度差を利用して分離するものである。すな
わち1,2.6−)リオキシアントラキノンの所定濃度
のアルカリ金属水酸化物水溶液中における溶解物は、2
,6−シオキシアントラキノンより温度に対して鈍感で
あり、したがって所定濃度のアルカリ水溶液中に加熱溶
解させた粗製物を、温度変化させることにより、温度依
存性の大きい2,6−シオキシアントラキノンのみをア
ルカリ金属JfAとして選択的に析出させることができ
、この析出温度で固液分離すれば、1,2.6−ドリオ
キ/アントラキノンは、アントラキノン2−ヒドロキシ
6−スルホン酸ナトノ不純物と一緒にf71pj、に溶
存させてF去できる。
次いで得られた2、6゛−ジオキ/アントラギノンアル
カリ金属塩の沖塊を、温水中に溶解し、常法に従い酸処
理して酸析分離すれば、高純度の2.6−シオキシアン
トラキノンが得られる。
カリ金属塩の沖塊を、温水中に溶解し、常法に従い酸処
理して酸析分離すれば、高純度の2.6−シオキシアン
トラキノンが得られる。
ギノン金属塩の析出物に不純物が残存するので好ましく
ない。アルカリ水溶液溶媒の使用昨は、粗2.6−シオ
キシアントラキノンに対し5〜40倍h″L、好ましく
は10〜20倍1i1:用い、粗2,6−シオキシアン
トラキノンの加熱溶解時に一度に添加しともよいが、和
製物を加熱溶解後に、累積添加して、溶解された粗製物
のアルカリ濃度を所定濃度に調整してもよい。
ない。アルカリ水溶液溶媒の使用昨は、粗2.6−シオ
キシアントラキノンに対し5〜40倍h″L、好ましく
は10〜20倍1i1:用い、粗2,6−シオキシアン
トラキノンの加熱溶解時に一度に添加しともよいが、和
製物を加熱溶解後に、累積添加して、溶解された粗製物
のアルカリ濃度を所定濃度に調整してもよい。
粗製物の加熱溶解温度は、90℃以上に加熱してもよい
が通常は80〜85℃で30分程度加温すれば充分であ
る。完溶後は、10〜70℃以下、好ましくは30〜5
0℃まで冷却放置すれば、2,6−シオキシアントラキ
ノン塩のみが析出するのでこの温度で濾過する。濾過時
の温度が10℃以下ではp塊に1゜2.6−)リオキシ
アンドラキノンなどの不純物が残存するので好ましくな
い。また70℃以上の熱涙過では2,6−シオキシアン
トラキノンのロスが多くナル。
が通常は80〜85℃で30分程度加温すれば充分であ
る。完溶後は、10〜70℃以下、好ましくは30〜5
0℃まで冷却放置すれば、2,6−シオキシアントラキ
ノン塩のみが析出するのでこの温度で濾過する。濾過時
の温度が10℃以下ではp塊に1゜2.6−)リオキシ
アンドラキノンなどの不純物が残存するので好ましくな
い。また70℃以上の熱涙過では2,6−シオキシアン
トラキノンのロスが多くナル。
分離された炉塊は次いでアルカリ水洗浄後、通常70〜
75℃の温水に溶解し、この温度で硫酸または塩酸を滴
下して、PI−12以下に調整して酸析後分離する。
75℃の温水に溶解し、この温度で硫酸または塩酸を滴
下して、PI−12以下に調整して酸析後分離する。
このようにして得られた沖塊は湯洗、乾燥ずれば、高純
度の精2,6−シオキシアントラギノンが得られる。
度の精2,6−シオキシアントラギノンが得られる。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例 1
2.6−ジスルホン酸2.8%、モノオキシスルポン酸
o、s%、1. 、2 、6−ドリオキシアントラキノ
ン6.2係、その他無機物を微量含有スる84%純度の
2.6−シオキシアントラギノン1002を、8%苛性
ソーダ水溶液8007中で攪拌下、80〜85℃まで加
熱溶解させ、さらに49%苛性ソーダ水溶液を1372
添加後30〜35℃まで冷却して約1.5時間放置した
。得られた析出物をこの温度で固液分力1tした後、瀘
塊を15%苛性ソーダ水溶液100 Coを用いて洗浄
後、70℃の湯水lt中に溶解させた。次いで50係硫
酸を1用1〜2となるまで滴下し70〜75℃で約0.
5時間かきまぜ保温した。放冷後、濾過、湯洗乾燥して
、黄色の精2,6−シオキシアントラキノン802を得
た。このものは純度が97%であり、1,2.6−)リ
オキシアントラキノン!/i1%以下、その細微−肝の
不純物が含まれていた。
o、s%、1. 、2 、6−ドリオキシアントラキノ
ン6.2係、その他無機物を微量含有スる84%純度の
2.6−シオキシアントラギノン1002を、8%苛性
ソーダ水溶液8007中で攪拌下、80〜85℃まで加
熱溶解させ、さらに49%苛性ソーダ水溶液を1372
添加後30〜35℃まで冷却して約1.5時間放置した
。得られた析出物をこの温度で固液分力1tした後、瀘
塊を15%苛性ソーダ水溶液100 Coを用いて洗浄
後、70℃の湯水lt中に溶解させた。次いで50係硫
酸を1用1〜2となるまで滴下し70〜75℃で約0.
5時間かきまぜ保温した。放冷後、濾過、湯洗乾燥して
、黄色の精2,6−シオキシアントラキノン802を得
た。このものは純度が97%であり、1,2.6−)リ
オキシアントラキノン!/i1%以下、その細微−肝の
不純物が含まれていた。
実施例 2
実施例1に用いたのと同じ粗2,6−シオキシアントラ
キノン100fを、8%苛性ソーダ水溶液1ooofI
K添加して80℃に昇温、溶解した。次に実施例1と同
様30〜35℃に冷却、析出物の濾過及び10%苛性ソ
ーダ10000で洗浄、原塊の温水溶解、酸析処理、湯
洗、乾燥して762の2,6−シオキシアントラキノン
を得た。このものの純度は96.5%で品質も実施例1
とほぼ同じであった。
キノン100fを、8%苛性ソーダ水溶液1ooofI
K添加して80℃に昇温、溶解した。次に実施例1と同
様30〜35℃に冷却、析出物の濾過及び10%苛性ソ
ーダ10000で洗浄、原塊の温水溶解、酸析処理、湯
洗、乾燥して762の2,6−シオキシアントラキノン
を得た。このものの純度は96.5%で品質も実施例1
とほぼ同じであった。
実施例 3
実施例1の8%苛性ソーダ水溶液の代りに15係苛性カ
リ水溶液1.000 S’を用いて70℃に昇温して溶
解し、実施例1の49多苛性ソーダ水溶液1372の代
りに固形苛性カリ62.5yを累積添加した以外は、実
施例1と全く同様にして粗2,6−シオキシアントラキ
ノンのMH処理して、精2 、6−シオキシアントラキ
ノン752を得た。このものの純度96.8%で品質も
実施例1とほぼ同じであった。
リ水溶液1.000 S’を用いて70℃に昇温して溶
解し、実施例1の49多苛性ソーダ水溶液1372の代
りに固形苛性カリ62.5yを累積添加した以外は、実
施例1と全く同様にして粗2,6−シオキシアントラキ
ノンのMH処理して、精2 、6−シオキシアントラキ
ノン752を得た。このものの純度96.8%で品質も
実施例1とほぼ同じであった。
特許出願人
三井東圧化学株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 粗2,6−シオキシアントラキノンを、5〜30重
量係の濃度のアルカリ金属水酸化物水溶液に加熱溶解し
、ついで冷却して2,6−シオキシアントラキノンのア
ルカリ金属塩として析出させ、これを10〜70℃で固
液分離し、得られた沢塊を温水に溶解したのち、酸析分
離することを特徴とする2、6−シオキシアントラキノ
ンの精製方法。 2、固液分離時の温度が、30〜50℃である特許請求
の範囲第1項記載の方法。 3 アルカリ金属水酸化物の濃度が、8〜20係である
特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 粗2,6−シオキシアントラキノンに対し、アルカ
リ金属水酸化物を、10〜20倍量用いる特許請求の範
囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24215183A JPS60136533A (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 2,6−ジオキシアントラキノンの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24215183A JPS60136533A (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 2,6−ジオキシアントラキノンの精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60136533A true JPS60136533A (ja) | 1985-07-20 |
JPH0455184B2 JPH0455184B2 (ja) | 1992-09-02 |
Family
ID=17085078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24215183A Granted JPS60136533A (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 2,6−ジオキシアントラキノンの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60136533A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2819599A1 (es) * | 2019-10-15 | 2021-04-16 | Univ Burgos | Procedimiento de sintesis de 2,6-dihidroxiantraquinona |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5089357A (ja) * | 1973-12-14 | 1975-07-17 |
-
1983
- 1983-12-23 JP JP24215183A patent/JPS60136533A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5089357A (ja) * | 1973-12-14 | 1975-07-17 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2819599A1 (es) * | 2019-10-15 | 2021-04-16 | Univ Burgos | Procedimiento de sintesis de 2,6-dihidroxiantraquinona |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0455184B2 (ja) | 1992-09-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |