JPS6013573Y2 - 溶体急冷薄帯の製造装置 - Google Patents

溶体急冷薄帯の製造装置

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JPS6013573Y2
JPS6013573Y2 JP16019480U JP16019480U JPS6013573Y2 JP S6013573 Y2 JPS6013573 Y2 JP S6013573Y2 JP 16019480 U JP16019480 U JP 16019480U JP 16019480 U JP16019480 U JP 16019480U JP S6013573 Y2 JPS6013573 Y2 JP S6013573Y2
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JP
Japan
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ribbon
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liquid
guide tube
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JP16019480U
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JPS5782450U (ja
Inventor
勉 岡田
裕 小川
幸一 林崎
清行 江刺
Original Assignee
住友金属工業株式会社
住友特殊金属株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶融金属から液体急冷法により高速度で金属薄
帯を製造する装置に関する。
このような装置は、現在量産化が進められている非晶質
金属の製造に主として用いられる。
非晶質金属の製造法として、溶融金属をノズルより高速
で回転しているロールに吹き付は急冷凝固させる方法が
知られている。
液体急冷法と呼ばれるこの方法は、非晶質金属の量産に
好適とされているが、非晶質金属が数十ミクロン程度の
極く薄い帯状で製造され、また、溶融金属の冷却速度を
極度に大きくとる必要上、得られた薄帯は溶体急冷ロー
ルから20〜60m/秒の極めて大きい速度で射出され
、かつ、射出方向が一定しないため、先端を巻取ドラム
などの回収装置へ案内するのが極めて難しい。
本考案の薄帯製造装置は、上記難点を解消するため、液
体の高速流を利用して薄帯を回収装置へ吸引案内、強制
移送するもので、薄帯が途中で折れ曲ったり傷ついたり
する危険がなく、薄帯を回収装置へ確実かつ安全に案内
できる特徴がある。
以下、図面に掲げる実施例に基づいて本考案の薄帯製造
装置を詳しく説明する。
第1図において、1は溶解炉で、下方にノズル2を備え
る。
ノズル2から下方へ連続的に噴射される溶融金属は、高
速度で回転する溶体急冷ロール3と接触して瞬時に冷却
凝固し、薄帯となった後、a−ル3と接触しない面を第
2の回転ロール4で押圧整形し、ロール3,4間から斜
め下方へ射出される。
5は上記射出薄帯6を導く矩形断面の案内管で(第2図
参照)、薄帯6の水平線に対する射出角αと同じ角度で
下方へ傾斜する。
案内管5の尾端部は、管端へ向って外側へ漸次拡がり、
管端がロール3,4の薄帯射出位置に臨む。
ロール3,4の薄帯射出位置には、図示していないが、
薄帯6先端をロール3表面から剥離させるため、例えば
気体噴射装置や磁気吸引装置などのスクレーパーが設け
られる。
案内管5の下端は、案内管5の下方に水平に設けた液体
噴射管7の途中に後方より角度αで接続される。
該噴射管7は、薄帯案内管を兼ねるため、案内管5と同
じ矩形の断面をもち(第2図参照)、尾端に液体供給装
置8を備えるとともに、先端が薄帯回収装置9の薄帯進
入位置に臨む。
上記案内管5は、案内管5へ液体が逆流するのを防止し
、また、案内管5から液体噴射管7へ薄帯6を円滑に進
入させるため、図示のように、噴射管7に対して後方よ
り合流させることが必要である。
同じ理由から、案内管5の噴射管7への接続角度(α)
も小さいほうが望ましく、このために噴射管7を全体に
下方へ傾斜させることも可能である。
流体噴射管7へ通じる液体としては、水でもよいが、油
性、粘性の高い例えば各種潤滑油などのほうが望ましい
流速は、薄帯6の射出速度と同程度か、これよりやや大
きい程度が適当である。
また、薄帯回収装置9は、この例では多孔体の回転ドラ
ム10を採用し、その回転軸を水平面上で液体噴射管7
に対して傾斜させるとともに、噴射管7の先端がドラム
入口の内周面内側に位置する構造となっている。
多孔体の回転ドラム10としては、図示のように、ドラ
ム周面に多数の丸穴が穿設されたものの他、例えばメツ
シュ状のものなどでもよい。
上記回転ドラム10の周速度は薄帯6の射出速度に一致
する。
上記構成になる薄帯製造装置の作用は次のとおりである
薄帯6の製造に先だって、液体供給装置8から液体噴射
管7へ潤滑油などの液体を、薄帯6の射出速度と同速度
の高速度で流すと、案内管5の内部に負圧が生じる。
この状態で薄帯Sの製造を開始すると、溶体急冷ロール
3から剥離しロール3.4間から射出された薄帯6は、
吸込まれるようにして案内管5の中に入り管内を進む。
先端が噴射管7の中に入ると、薄帯6に液流の推進力が
作用し薄帯6が強制移送するが、薄帯6と管内面との間
に液膜ができ、薄帯6が管内面でこすられるのを阻止す
るため、薄帯6が傷つくのが防止される。
回収装置9まで案内された薄帯6は、薄帯6の射出速度
と同じ周速度で回転する回転ドラム10の内周面に浅い
角度で斜め前方より当り、その遠心力によってドラム内
周面に押し付けられてドラム内側に巻取られる。
薄帯6とともに噴射管7から放出される液体はドラムの
外側へ排出され、薄帯6の確実な巻取りを保証する。
上記薄帯製造装置を下記条件にて運転したところ、薄帯
の先端は回収装置まで確実に案内され、薄帯に折れ曲り
、ねじれ、絡み合いなどの不具合は見られず、薄帯表面
に傷がつくこともなかった。
〔条件〕
金属組成(at%) Fe、 CO30Zrl。
溶融金属噴出温度 1200〜1300C噴出圧力
1.5気圧(アルゴンガス 使用) ノズル材質 石英 開口部寸法 0.3間W X 20rran L溶
体急冷ロール材質 炭素鋼 寸法 500mm i 回転数 1500〜2500rpm 回転ドラム寸法 50−φX10−L回転数
1500〜2500rpm 液体の種数 JISK21332号無添加ター
ビン油 流速 40〜65m/ s 薄帯射出速度 40〜65m/ s寸法
20mmW x 5QmL x 40μを以上の説明か
ら明らかなように、本考案の薄帯製造装置は、液体の高
速流による負圧を利用して薄帯を案内管へ導入するから
、先端が案内管へ確実に入り、先端が案内管へ入った後
も薄帯に適度の引張力がかかるから、薄帯が折れ曲った
り絡まったりするのを防止する。
また、液体噴射管の中を進行する薄帯は管内の液体によ
ってすり傷から保護され、その品質を高め得る効果もあ
る。
更に、図示例のように、薄帯回収装置として薄帯を内側
に巻取る多孔体の回転ドラムを使用した場合には、薄帯
の先端が回収装置に確実に捕捉され、液体が捕阻回収の
邪魔をすることもないから、確実な巻取りが保証される
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した薄帯製造装置の一例を示す略
示側面図、第2図は第1図のA−A線およびB−B線断
面矢視図である。 図中、3:溶体急冷ロール、5:案内管、6:薄帯、7
:液体噴射管、9:薄帯回収装置、10:回転ドラム。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)溶体急冷ロールより高速度で射出される金属薄帯
    の案内管5を薄帯案内管を兼ねる下方の液体噴射管7途
    中に後方より接続せしめ、該噴射管7の先端を薄帯回収
    装置9の薄帯進入位置に開口せしめたことを特徴とする
    溶体急冷薄帯の製造装置。
  2. (2)上記薄帯回収装置9が薄帯を内側に巻取る多孔体
    の回転ドラム10であることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の溶体急冷薄帯の製造装置。
JP16019480U 1980-11-08 1980-11-08 溶体急冷薄帯の製造装置 Expired JPS6013573Y2 (ja)

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JP16019480U JPS6013573Y2 (ja) 1980-11-08 1980-11-08 溶体急冷薄帯の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5782450U JPS5782450U (ja) 1982-05-21
JPS6013573Y2 true JPS6013573Y2 (ja) 1985-04-30

Family

ID=29519187

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