JPS60135261A - インクジエツト記録ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は微小開口よりインク液を吐出させ、被記録物に
塗布するインクジェット記録ヘッドに関する。

従来例の構成とその問題点 第１図は空気流と静電力を利用したインクジェット記録
ヘッドの一実施例を示すものであり、特開昭６７−１２
○４５２号公報に詳細な記載がなされている。

以下第１図面の簡単な説明を行う。

空気吐出口１が形成された空気ノズル板３およびインク
吐出口２が穿孔されたインクノズル板４が対向して設置
され微小な間隙の空気層５を形成している。空気供給源
１１からは空気流が空気流入口９に送入され、前記空気
層６の周辺に設けられた空気室６を介して、空気層５に
流入し、空気吐出口１付近で集束され、空気吐出口１よ
り一定の流速で流出している。一方、インク吐出口２は
、インク流入口８を介してインク溜１○に連通し、イン
ク液で満たされたインク室７に隣接しており、インク吐
出口２にはインクのメニスカスが形成されている。

信号源１３は、空気吐出口１の周辺に固着された電極１
２と、インク室７内のインクとの間に電位差を生じさせ
るように接続されており、この電位差によって生じる静
電力によってインク吐出口２に生じているインクのメニ
スカスが引き伸ばされ、空気吐出口１より流出している
空気流によって加速され、空気吐出口１を通過してイン
ク液が吐出される。

第２図は、第１図のインクジェット記録へノドをマルチ
ノズル化した一実施例を示す。第２図において、共通の
インク室７○に隣接して、インク吐出口２０１〜２０７
が配列されており、それらに各々対向し、空気層５Ｏの
一定間隔を保って空気吐出口１０１〜１０了が設置され
ている。（第２図では空気吐出口１○４のみが記載され
ている。）空気吐出口１０１〜１０７の表面には、共通
の電極１２○が、インク吐出口２０１〜２０７の裏面に
は、各々独立した制御電極１４１〜１４７が設けられて
おり、互いに電位差が設けられる。制御電極１４１〜１
４７の電位は独立して制御されるため、インク吐出口１
０１〜１○７よりのインク吐出が独立して制御可能とな
る。なお、空気流は空気流入路９Ｏより流入し、空気層
５○を経て空気吐出口１○１〜１０７より流出する。

第２図のマルチノズルヘッドでは、インク吐出口２０１
〜２０７の裏面に設けられた電極１４１〜１４７をヘッ
ドの外部に引き出１−ため、インク吐出口２０１〜２０
．７が穿孔され、かつ電極１４１〜１４７が固着された
インクノズル部拐１６が折υ曲けられて−＼ノｌ−のイ
則面に導かれ、電４途１４１〜１４７が差し込みビン１
６１〜１５７に接続されている。このようにインクノズ
ル部材１６が折り曲けられるのは、空気層６０に流入す
る空気流が空気層６ｏの周辺において均一な流量となり
、各空気吐出口１０１〜１０７より流出する、空気流の
流速、流部が一定となるように配慮されたためである。

しかしながら、従来このようなインクノズル部材１６ｖ
ｒＣは、折り曲は可能でなければならないため、材料の
選択性に難があったーすな・わち、ナイロンやポリイミ
ド、等の折り曲げが容易な材料の場合には、それ自体に
剛性がないため、インク吐出口２０１〜２６７の位置精
度が低下し、空気層５Ｑの厚みの均一性が損なわれる。

約ｏ、１　ｍｍの厚みのカラスエポキシでは、比較的剛
性を保つことができたが、折り曲げ部分にクラックが生
じやすく、電極１４１〜１４７の断線が生じる危険性が
ある。また、一般に折９曲は可能な材料は、樹脂のよう
な有機物が多いため、油性インクを使用した際の材料の
耐蝕性にも問題がある。

発明の目的 本発明は、以上のような難点を解消し、剛性があり、位
置精度の良いインク吐出口が実現でき、空気流の流れが
均一でかつ電極の引き出しが容易なインクジェット記録
ヘットの構造を実現することを目的としている。

発明の構成 本発明は、インク吐出口を有する部材に中空部を形成し
、この中空部の少なくとも一部を空気流路とし、残され
た部分にインク吐出口近傍に連通した電極を形成し、空
気流と静電力とを利用してインクを吐出させるようにし
たインクジェット記録ヘッドである。。

実施例の説明 以下本発明の実施例について図面とともに詳細に説明す
る。

第３図は本発明の一実施例を示す。インクノズル部材の
構造以外は、第２図とほぼ同一であるので、同一個所に
は同一記号が付されている。第３図において、インクノ
ズル部材１．６０は、例えば感光性ガラスのような剛性
があり、かつエツチングが可能な材料が好適である。イ
ンクノズル部材１６０には、空気室６ｏに対応する位置
内に存在すべき個所に中空部１７が設けられている。そ
して、外周部と連絡をとり一体形状を保持するため架橋
部１８が残されている。架橋部１８はそれぞれのインク
吐出口２０１〜２０７に対応して設けられており、裏面
に電極１４１〜１４７が固着され、差し込みビン１６１
〜１６７に電気的に接続されている。第３図では、空気
流入路９ｏよシ流入した空気流が空気室６ｏより中空部
１７を通つて空気層５ｏに流入するため空気流の流れが
均一なものとなり、各空気吐出口１０１〜ｔ０７より流
出する空気流の流速、流量を均一なものとすることがで
きる。したがって特性の均一なマルチノズルヘッドが可
能となる。

インクノズル板１６０は例えは感光性ガラスを使用した
場合、インク吐出口２０１〜２０７および中空部１７を
感光させた後エツチングにより形成さぜれば簡単に作製
可能であり、また電極１４１〜１４７はＯｒ、　Ｎｉ、
　Ａｕ等の金属を蒸着すれば完成される。

また、感光性ガラスは、耐溶媒性が強いので油性インク
のようなインクに対しても耐蝕性が強い。

第４図は本発明の他の一実施例を示すが、インクノズル
部材のみが描かれており、第３図と同様な構成によって
使用される。第４図では、架橋部１８１〜１８７が、イ
ンク吐出口２０１〜２０７の配列方向に見て、インク吐
出口２○１〜２０７と一致せず、はぼインク吐出口２○
１〜２０７の中間位置に配置されていることに特徴があ
る。

架橋部１８１〜１８７の太さが、インク吐出口２０１〜
２０８の配列ピッチに比較して十分細い場合には、第３
図の構成でも十分均一な空気の流れが得られるが、イン
ク吐出口２○１〜２０８のピッチが小さくなり、架橋部
１８１〜１８７の太さが無視できない程にインク吐出［
１か高密ルー化された場合にＶよ、架橋部１８１〜１８
７自体が空気の流れを阻害し、空気流の均一性を損う場
合がある。第４図の構成は、このようにインク吐出口か
高密度化された場合に有用なものであり、架橋部１８１
〜１８７による空気流の阻害状態がインク吐出口２０１
〜２０８から見て左右で同様であるため、空気流の均一
性を保つことができる。なお、架橋部１９は補強用のも
のである。

発明の効果 以上のように、本発明は剛性のある材料より成る板状部
材に空気流路となる中空部と、インク吐出口に対応した
数の架橋部を形成し、これに空気吐出口を形成した部材
を対向配置させてインクノズル部および空気ノズル部を
形成したインクジェット記録ヘッドで、剛性のある材料
を使用できる／こめ、インク吐出口が強固に固定され、
特性が安定する。可だ、電極の取り出しの困難を伴なう
ことなく、均一な空気流を得ることができ、特性のバラ
ツキのないマルチノズルヘッドが提供できる。

さらに、カラス類が使用できるため、耐インク特性の良
い拐質でインクジェット記録へノドが構成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のインクジェット記録ヘッドを示す原理構
成図、第２図ａ、ｂは従来のマルチノズルインクジェッ
ト記録ヘッドを示す断面図、第３図ａ、ｂは本発明によ
るインクジェット記録ヘッドの一実施例を示す断面図、
第４図は本発明によるインクジェット記録ヘッドの他の
実施例の平面図である。 １．１０１〜１○７・・・・・空気吐出口、２，２０１
〜２０７・・・・・インク吐出口、１４１〜１４７・・
・・電極、６，５Ｏ・・・・空気層、６，６○・・・・
空気室、１７・・・・・・中空部、１８，１８１〜１８
７・・・・・架橋部、１６．１６○・・・・インクノズ
ル部材、１５１〜１５７・・・・差し込みピン、７，７
Ｏ・・・・インク室。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はが１名ｃ′
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Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）インク吐出口が形成された第１の部材に空気流路
   となる中空部と、少なくともインク吐出口に対応した個
   数の架橋部を形成し、前記インク吐出口近傍まで連通し
   た電極を前記架橋部に固着せしめ、少なくとも、前記第
   １の部材と空気吐出口が形成された第２の部材を対向せ
   しめて構成され空気流と静電力を使用してインク液を吐
   出することを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
2. （２）第１の部材が感光性ガラスであることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載のインクジェット記録ヘッ
   ド。