JPS6013499Y2 - ゴルフ練習板 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゴルフボール載置用のティーを備えたコルフ練
習板に係るもので、従来ゴルフボールを載置するティー
はゴルフ練習板に固定的に設けられているか、取外しが
可能なものであっても重量物である練習板を持上げて交
換しなければならないとか、地中に打込んだ固定金具を
抜取らねばならないとか、その設置および取外しに多く
の手数を要するものであった。

本考案は上述の如き欠点を除去したものであって、表面
に打撃練習面を形成するとともに一側に係合凹部を形威
した練習基板と、この練習基板の係合凹部に取外しおよ
び固定可能に係合する係合突部を設けた固定体と、この
固定体の係合突部を貫通させる貫通孔を形成するととも
にＬ型読の外端部にゴルフボールの載置部を形威した軟
弾性材製のティーとから威り、練習基板の係合凹部にＬ
型のティーを固定体の係合突部により取外しおよび固定
可能に係合するものであるから、Ｌ型のティーを練習基
板に対して容易に固定または取外すことが可能となり、
ゴルフボールの打撃目的に応じてティーを交換するとか
アイアンクラブと、ドライバークラブの練習によってテ
ィーを取外したり取付けたりすることが容易に行なえる
ものとなる。

以下本考案の一実施例を図面に於て説明すれば１はスイ
ングマットで、軟質塩化ビニール樹脂、軟質または硬質
ゴム等により形威したドライバーマット、若しくは表面
に人工芝を植毛して形威したアイアンマット等により構
成され、表面を打撃練習面２とするとともに多角型に形
成する。

この多角形状は５角形以上の任意の角数を任意に選択す
ることができるが、図面に示す如く８角型を選択すれば
、スイングマット１には常に平行する２つの外周辺３が
形威され、この２つの外周辺３が練習者の足位置を決定
す場合の基準に成るとともにこの２つの外周辺３の延長
方向と直角に交差する外周辺が必ず形威されるため、こ
の辺をゴルフクラブで打撃方向を決定する基準として用
いることができる。

４は練習基板で、スイングマット１と同一または異なる
材質により形威し、スイングマット１を着脱自在に嵌合
するための嵌合凹部５を、スイングマット１の多角数と
対応する多角数、実施例では正へ角型に形成する。

このスイングマット１の両側辺に対応する位置の練習基
板４には、カット打線１用のカット凹部６をスイングマ
ット１の上端面よりも低くなるよう形威し、スイングマ
ット１の外周辺３にボールを載置してスプーン等のショ
ートアイアンクラブにより、急角度の打込練習を行なっ
た場合にも、カット凹部６が低く形成されるとともにス
イングマット１の外周辺３は直線的であるから、直線的
なフェース面を有するアイアンクラブが、スイングマッ
ト１の外周辺３に引掛るようなことがなく、クラブが容
易に通過し得るものとなる。

またこのカット打線音用のカット凹部６は、その形成幅
をスイングマット１の外周辺３．１辺の長さよりも幅広
に形成し、幅広部７を設けている。

練習基板４にスイングマット１の外周辺３．１辺と同一
幅のカット凹部６を形成しても、カット凹部６の幅方向
両端はゴルフクラブが引掛るために使用することができ
ないから、多角型のスイングマット１の角部８近辺は使
用されていないまま残されてしまい不経済なものとなる
。

ところが上記実施例の如く幅広部７を形成すれば、幅広
部７に位置する角部８近辺もカット凹部６の幅方向両端
よりも中央方向に位置されるものとなり、充分カット打
の練習を行うことができるものとなる。

また練習基板４のカット凹部６を設けた辺と交差する一
辺側の表面には長溝状の係合凹部１０を３本形成してい
る。

１１はＬ字型に形成したボール載置用のＬ型のティーで
、軟弾性材にて形成しＬ型腕９の両端にボールの載置部
１２，１３を形成するとそもにＬ字型の連結部１４に貫
通孔１５を形成している。

１６は固定体で、この貫通孔１５を貫通して中央溝１０
ａの係合凹部１０に端部を係合する。

係合突部１７を形成するとともにこの係合突部１７を設
けた面の両側に、両側溝１０ｂの係合凹部１０に係合す
るための両側壁１８を、Ｌ型腕９の一方の挿入間隔を介
して形成している。

この固定体１６の係合突部１７および両側壁１８を、練
習基板４の両側溝１０ｂおぐび中央溝ｌｅａから威る係
合凹部１０に、Ｌ型のティー１１を係合したまま挿入係
合することにより練習基板４に固定している。

この状態で載置部１２にゴルフボールを載置し、ゴルフ
クラブで載置部１２を強く打撃しても、ティー１１は固
定体１６に貫通孔１５を貫通されて係合凹部１０に係合
されるとともに両側壁１８でＬ型腕１０の一方の腕の両
側を保持されているから、練習基板４から離脱するよう
なことがない。

また上記り型のティー１１の異なる載置部１３を利用す
るには、固定体１６を上方に取外した後、第１図に示す
状態からＬ型のティー１１を９０度時計方向に回転する
とともに固定体１６を１８０度係合突部１７を気侭とし
て回転し固定すれば良い。

また上記実施例に於ては係合凹部１０を３本の凹溝で形
成したが、他の異なる実施例に於ては一本の凹溝で形成
し、係合突部１７を固定体１６の長さ方向両端に形成す
ることにより、ティー１１の貫通孔１５とゴルフボール
の載置部１２，１３に設けた貫通孔１５に係合突部１７
を貫通することによりＬ型のティー１１を練習基板４に
固定するものとしても良い。

本実施例および前記実施例の如く係合凹部１０を凹溝と
すれば、ティー１１の固定位置を練習基板４に対して自
由に調整することができるが、必ずしも係合凹部１０を
凹溝とする必要はなく、係合突部１７を挿入固定し得る
穴を適宜間隔で練習基板４の表面に形成しても良い。

本考案は上述の如く構成したものであり、Ｌ型のティー
を練習基板に対して容易に固定または取外すことが可能
となり、ゴルフボールの打撃目的に応じてティーを交換
するとかアイアンクラブと、ドライバークラブの練習に
よってティーを取外したり取付けたりすることが容易に
行なえるものとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は分解斜視
図、第２図は固定体と練習基板との固定状態を示す部分
拡大斜視図、第３図は他の異なる実施例を示す固定体と
練習基板との固定状態を示す部分拡大斜視図である。 ２・・・・・・打撃練習面、４・・・・・・練習基板、
９・・・・・・Ｌ型読、１０・・・・・・係合凹部、１
１・・・・・・ティー １２．１３・・・・・・載置部
、１５・・・・・・貫通孔、１６・・・・・・固定体、
１７・・・・・・係合突部、１８・・・・・・両側壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表面に打撃練習面を形成するとともに一側に係合凹部を
   形威した練習基板と、この練習基板の係合凹部に取外し
   および固定可能に係合する係合突部を設けるとともに両
   側に両側壁を突出した固定体と、この固定体の係合突部
   を貫通させる貫通孔を形成するとともに一方の腕を固定
   体の両側壁間に挿入するＬ型読の外端部にゴルフボール
   の載置部を形威した軟弾性材製のティーとから成ること
   を特徴とするゴルフ練習板。