JPS60134871A

JPS60134871A - 食品用開閉蓋付き封入袋

Info

Publication number: JPS60134871A
Application number: JP16742284A
Authority: JP
Inventors: 憲司中村
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-08-10
Filing date: 1984-08-10
Publication date: 1985-07-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は食品の封入袋に関するものである。更に詳しく
述べれば、本発明は、繰返して開封および密封が可能な
開閉蓋付き食品用封入袋に関する。

［従来の技術］食品の包装はその製品の市場性および品質保持性と言う
点から重要なものであり、商品価値を決定する一大要因
である。しかして、近年の食品包装、特に個装は、被包
装物である食品の品質、状態、形状、用途、貯蔵保管方
法等に応じて、その包装の仕方、形状等も非常に多種多
様となっている。

最近では、プラスチックフィルム等のシート材を用いて
ヒートシールした封入袋が、菓子類を始め非常に広範囲
に厘っで利用されている。それは、プラスチックフィル
ム等の封入袋が密封性を有しているため、次のような種
々の目的で使用されるためである。

例えば、即席ＷＩ類、ビスケット、米菓、海苔、けずり
節、その他の乾燥状態の食品の包装には防湿を目的とし
て利用され、この場合乾燥剤を封入袋の中に入れたりす
る。逆に、生鮮果実、野菜、菓子、その他の水分を含む
状態の食品の包装の場合には保湿を目的として利用され
る。また、香りの良い食品の場合は保香のために、ある
いは爽の強い食品の場合は防臭のために利用さレル。ソ
ノ他にも、防虫、防カビ、空気中からの落下菌や指等と
の接触による二次汚染の防止と抑制、脱酸素剤と共に酸
化防止等の目的で利用されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかるに、従来の封入袋は通常、内容食品を取り出すた
めの取り出し口が設けられておらず、従って内容食品を
取り出すためには、封入袋を破かなくてはならない。す
なわち、一度開封すると元に戻らず、密封性がなくなる
。このため、−回で使い切ってしまうようなものであれ
ば問題は生じないが、例えは菓子類等のように一度に全
部食べてしまわないようなものを封入している場合は、
前述のような防湿、保香、等の機能がなくなるので問題
である。たとえ、開封した口を折返したりして密封性を
保とうとしても、充分な密封性を維持することは不可能
である。

前述のように一度に食べ切ってしまわないような食品を
包装するために、袋の一辺にファスナーを設けたり、あ
るいは感圧接着剤を袋の一辺に塗布して、繰返し開閉で
きるようにした包装袋が知られている。しかし、このよ
うな包装袋はコストが割高になるし、連続的に製造、包
装するのが困難である。しかも、このような包装袋は密
封性があまりよくない。特に感圧接着剤を用いた場合、
接着剤の臭が食品に移ったり、あるいは内容食品を取り
出す際に接着剤が食品に付着したり、逆に、食品のか（
プらや粉等が接着剤に付着すると接着効果がなくなり、
密封できなくなるという問題もある。

また、前述のような繰返し開閉可能な包装袋を用いた袋
状製品にあっては、製品販売時点において初めて使用す
るという証し、すなわち、消費者臼らが中古商品でない
ことを確認することを望んでおり、一度使用すると再び
元に戻らない構造が所望されていた。

Ｃ問題点を解決するための手段〕本発明の食品封入袋は、封入装本体が気密性を有するシ
ート材で形成され、該封入装本体には取り出し口を形成
するための切離し用切込み部が設けられ、開閉蓋は前記
切離し用切込み部よりも大きな気密性のフィルムからな
り、該開閉蓋の片面のほぼ全面に感圧接着剤層が形成さ
れており、該感圧接着剤層が前記切込みを部を覆うよう
に前記開閉蓋が封入装本体に貼着されており、該封入袋
はその内部に食品をか入った状態で密封されていること
を特徴とする食品用開閉蓋付き封入袋であることを特徴
とする。

〔作用〕

本発明によれば封入袋の一面に内容食品取出用の取り出
し口を形成するための切離し用切込み部が設けられるが
、この切離し用切込み部は、消費者が開封するまでは封
入袋の本体に接続したままである。そして、取り出し口
となる部分は感圧接着剤の付いた開閉蓋によって覆われ
、完全に密封される。

そして、消費者が開閉蓋を持上げると、切離し用切込み
部が封入装本体から切離されて取り出し口が形成される
。従って、初期使用時に消費者は初めて使用するという
心証を得られる。

そして、切離されたシートの一部、すなわち切離し用切
込み部は、開閉蓋の感圧接着剤に貼着する。そして開閉
蓋を閉じた際に再び元の位置に戻って、取り出し口をぴ
ったり封鎖する。従って、開閉蓋を閏じた場合でも、感
圧接着剤が内容食品に悪影響を及ぼすことがない。また
、前記切離されたシー］・の一部と開ｒＪｌ蓋との両者
によって取り出し口を塞ぐので、密封性が非常に良い。

従って、繰返し開閉したり、一度使用した後に開閉蓋を
閉めた状態でも、防湿、保湿、保香、防臭、防虫、防カ
ビ等の機能を奏することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の食品用封入袋の一実施例を第１図ないし
第３図に基いて説明する。

封入装本体となる長尺のシート１に第１図に示す如く、
部分抜きプレス刃にて封入装本体の取り出し口９となる
箇所に円型、細長方形、楕円、菱形、角型等の形状の閉
ループの切離し用切り込み（ミシン目）２を入れる。こ
のシー１−１としては、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリエステル、ポリアミド、塩化ビニール、塩化ビニ
リデン、セロハン、アセテート等の合成樹脂フィルムの
単体または複合材、またはこれらとアルミフォイル等の
複合材等で、気密、液密性の不透過性のものが適当であ
る。

前記シート１のミシン目部分２を覆うように、感圧接着
剤層を有する開閉蓋３を公知の適当なラベル貼付機また
は人手により前記シートに貼着する。その場合、開閉蓋
３の感圧接着剤層側がシート１に接触するようにする。

開閉蓋３は前記シート１と同様に、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステル、ポリアミド塩化ビニール、
塩化ビニリデン、セロハン、アセテート等の合成樹脂フ
ィルムの単体または複合材、またはこれらとアルミフォ
イル等の複合材等で、気密、液密性の不透過性のものが
適当である。開閉蓋３の片面に形成された感圧接着剤層
はアクリル酸エステル系またはゴム系またはポリエステ
ル系等の感圧接着剤よりなるものである。なお、好まし
くは、開閉蓋３の一端４を、熱シール、高周波シール、
超音波シール、または接着剤等の適宜の手段で前記シー
ト１に固定する。

このようにして、取り出し口となるべき切離し用切込み
部を有し且つこの切込み部を覆う開閉蓋の付いたシート
１を用意する。

一方、シート１と同じまたは類似の材質からなる不透過
性のシート６を用意しておく。図示した実施例では、こ
のシート６も封入装本体を構成する。

そして、第２図に示すように、前記シート１の開閉蓋３
を貼着した面が外側となるようにして、前記シート１と
シート６との間に内容食品５を置く。この場合、内容食
品５はシー１へ１の開閉蓋３を貼着した面とは反対側の
面で、取り出し口９となる個所に対応して置く。

次に、第３図に示すように、シー１−１とシー１へ６の
内容食品５を挟んだ両側縁を互にヒートシーラにより固
着することによって、およびシート１．６の長手方向Ａ
の開口部を封鎖して、長手方向シール部７を形成する。

そして横方向Ｂの開口をヒートシーラにより封鎖して端
シール部８を形成する。そして、レジスターマーク１Ｏ
の箇所にて端シール部８をカッター１１で切断し、小袋
化し、製品を得る。

本発明において、不透過性のシートからなる封入袋に収
納する内容食品５としては特に限定されないが、ビスケ
ラ１−、キャンディ、煎餅のような菓子類、あるいは一
度に食べ切れないもの、その他にも防湿、保湿、保香、
防臭、防虫、防カビ、空気中からの落下菌や指等との接
触による二次汚染の防止と抑制、脱酸素剤と共に酸化防
止等が必要な食品が適当である。

また、図示した実施例の封入袋ように、２枚のシートを
用いてた封入袋の場合は、各シートは不透過性のもので
且つヒートシール可能なものであればその材質、厚み等
は特に限定されない。このため、種々の外観を有する封
入袋とすることができ、従って、使用者の趣向に合った
ものを提供することができる。例えば、２枚のシー］−
の材質を異ならせて、封入袋の表と裏の感じを変えたり
、異なった印刷方法で印刷した２枚シートを封入袋の表
と裏に使用したりできる。また、一方のシートに比較し
て他方のシートの厚みを薄くすることにより、封入袋を
安価に製造することができる。

〔発明の効果〕

本発明の食品用開閉蓋付き封入袋によれば、開閉蓋部の
接着剤が内容食品に影響を与えず、繰返し開閉可能であ
り且つ封緘機能を具えている。

すなわち、本発明の封入袋によれば、切離し用切込み部
２は消費者が使用するまでは切離されない。従って、初
期使用時に消費者は初めて使用するという心証を得られ
る。そして、切込み部２から切離されたシート１の一部
は、開閉蓋３の感圧接着剤に貼着し、そして開閉蓋を閉
じた際に再び元の位置に戻って、取り出し口をぴったり
封鎖する。従って、開閉蓋を閉じた場合でも、感圧接着
剤が内容食品に悪影響を及ぼすことがない。また、前記
切離されたシートの一部と開閉蓋との両者によって取り
出し口を塞ぐので、密封性が非常に良い。従って、繰返
し開閉したり、一度使用した後にＶ＃閏蓋を閉めた状態
でも、防湿、保湿、保香、防臭、防虫、防カビ等の機能
を奏することができる。

本発明の開閉蓋付き封入袋は連続的に生産することがで
き、従来の食品包装と同様に連続的に包装でき、経済的
にも有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図は本発明の食品用開閉蓋付き封入袋の
製造工程を示す斜視図である。１・・・シート、　２・・・切離し用切込み部、３・・
・Ｉｊｉ閉蓋、　５・・・内容食品、６・・・シート、
　７・・・長手方向シール部分、８・・・端シール部、
９・・・取り出し口、Ａ・・・長手方向、　Ｂ・・・横
方向特許出願人中　村　憲　司特許出願代理人弁理士　山　本　菊　枝弁理士　三　中　英　冶

Claims

【特許請求の範囲】

１、気密性を有するシート材で形成された食品封入袋で
あって、該封入装本体には取り出し口を形成するための
切離し用切込み部が設けられ、開閉蓋は前記切離し用切
込み部よりも大きな気密性のフィルムからなり、該開閉
蓋の片面のほぼ全面に感圧接着剤層が形成されており、
該感圧接着剤層が前記切込みを部を覆うように前記開閉
蓋が封入装本体に貼着されており、該封入袋はその内部
に食品をが入った状態で密封されていることを特徴とす
る食品用開閉蓋付き封入袋。