JPS6013481Y2 - 皿液浄化装置 - Google Patents
皿液浄化装置Info
- Publication number
- JPS6013481Y2 JPS6013481Y2 JP1130379U JP1130379U JPS6013481Y2 JP S6013481 Y2 JPS6013481 Y2 JP S6013481Y2 JP 1130379 U JP1130379 U JP 1130379U JP 1130379 U JP1130379 U JP 1130379U JP S6013481 Y2 JPS6013481 Y2 JP S6013481Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adsorption layer
- layer body
- container
- blood
- adsorbent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、血液中の有害物質を吸着材により吸着して除
去し浄化する血液浄化装置の改良に関する。
去し浄化する血液浄化装置の改良に関する。
従来、人工腎臓や人工肝臓などの体外循環回路途中にお
いて、吸着材に有害物質を付着させて除去するものが知
られている。
いて、吸着材に有害物質を付着させて除去するものが知
られている。
しかしながら、上記吸着材は本来圧力損失を少なくする
ため大きなものを使用したいところであるが、その体積
を大きくすると偏流の原因となるとともに、吸着材の収
納容器が大きくなるため、必ずしも大きくすればよいも
のではない。
ため大きなものを使用したいところであるが、その体積
を大きくすると偏流の原因となるとともに、吸着材の収
納容器が大きくなるため、必ずしも大きくすればよいも
のではない。
また、小さな粒子の吸着材を使用すれば、浄化能力を高
め得るが、著しく圧力損失が大きくなりすぎ現実には直
径500 ILm〜1000μ凱程度のものしか使用さ
れていない。
め得るが、著しく圧力損失が大きくなりすぎ現実には直
径500 ILm〜1000μ凱程度のものしか使用さ
れていない。
本考案は、上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところでは、血液浄化に適切な比較的小さい粒
径範囲の粒子からなる吸着材を使用しても、圧力損失が
少なく、残血、血球沈降が極力防止でき、かつコンパク
トな構成でありながら浄化能力を高め得る血液浄化装置
を提供することにある。
的とするところでは、血液浄化に適切な比較的小さい粒
径範囲の粒子からなる吸着材を使用しても、圧力損失が
少なく、残血、血球沈降が極力防止でき、かつコンパク
トな構成でありながら浄化能力を高め得る血液浄化装置
を提供することにある。
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
図中1はたとえばポリカーボネートから上下両端を閉塞
してなる筒状の容器である。
してなる筒状の容器である。
この容器1の上端壁2の中央には流入口3が設けられ、
下端壁4の中央には流出口5が設けられている。
下端壁4の中央には流出口5が設けられている。
また、容器1の内部には、後述する吸着層体6が同心的
に設置されている。
に設置されている。
すなわち、吸着層体6は、たとえば活性炭などからなる
粒状の吸着材7によって肉厚円筒状に形成してなり、そ
の内周面8および外周面9は保持体としてのフィルター
メツシュ10.11にヨッて保持されている。
粒状の吸着材7によって肉厚円筒状に形成してなり、そ
の内周面8および外周面9は保持体としてのフィルター
メツシュ10.11にヨッて保持されている。
フィルターメツシュ10,11は、吸着材7を通さない
が、血液成分は自由に通す開口を有している。
が、血液成分は自由に通す開口を有している。
また、フィルターメツシュ10.11の材質としては、
テフロン、ポリエチレンおよびこれらとの共重合体など
によって形成されている。
テフロン、ポリエチレンおよびこれらとの共重合体など
によって形成されている。
上記吸着材7としては、石油ピッチ系の粒状活性炭また
はやしから炭などが使われるが、その大きさとしては、
たとえば直径200μrrL〜250μ汎程度の小さな
ものが使用されている。
はやしから炭などが使われるが、その大きさとしては、
たとえば直径200μrrL〜250μ汎程度の小さな
ものが使用されている。
ここで直径とは通常いわれるように平均直径である。
吸着層体6の下端面12は容器1の内側底面に密着して
設置されており、これによってその下端面12を閉塞す
るようになっている。
設置されており、これによってその下端面12を閉塞す
るようになっている。
また、吸着層体6の上端面13には円板状の閉塞体14
が密着して取り付けられており、その上端面13を閉塞
するようになっている。
が密着して取り付けられており、その上端面13を閉塞
するようになっている。
すなわち、吸着層体6の上下両端面12.13とも閉塞
され、これから血液の流出入はない。
され、これから血液の流出入はない。
そして、上記閉塞体14の上方には容器1の内壁面との
間に分流用空間15が形成されていて、流入口3から流
入する血液を周辺に分流させるようになっている。
間に分流用空間15が形成されていて、流入口3から流
入する血液を周辺に分流させるようになっている。
さらに、吸着層体6の周囲には、流入用空間16が形成
されており、上記同空間15.16は互いに連通してい
る。
されており、上記同空間15.16は互いに連通してい
る。
しかして、上記血液浄化装置は、体外循環回路の途中に
設置される。
設置される。
そして、流入口3からは血液循環回路を流れる血液が流
入し、まず閉塞体14に当って分流用空間15に沿い周
囲方向へ対称的に分散して流れる。
入し、まず閉塞体14に当って分流用空間15に沿い周
囲方向へ対称的に分散して流れる。
ついで、流入用空間16に充分に廻り込み、吸着層体6
の外周面9から均等にその内部へ浸入する。
の外周面9から均等にその内部へ浸入する。
すなわち、フィルターメツシュ11、吸着材7およびフ
ィルターメツシュ10を通り、吸着層体6の内孔17に
集められる。
ィルターメツシュ10を通り、吸着層体6の内孔17に
集められる。
そして、血液が上記吸着材7の間を通るとき、吸着作用
が行なわれる。
が行なわれる。
すなわち、吸着材7、たとえば活性炭の吸着作用により
、血液中のクレアチニン、尿酸等の代謝産物を吸着し、
それらを血液中から除去するのである。
、血液中のクレアチニン、尿酸等の代謝産物を吸着し、
それらを血液中から除去するのである。
ついで、吸着層体6の内孔17に集められた血液は、流
出口5を通じて再び体外循環回路中に戻されるのである
。
出口5を通じて再び体外循環回路中に戻されるのである
。
なお、上記血液浄化装置は、使用前において生理食塩水
などでプライミングされる。
などでプライミングされる。
また、この装置は生産段階においてオートクレーブ滅菌
、γ線滅菌などを行なうことができる。
、γ線滅菌などを行なうことができる。
以上説明したように本考案は、直径200〜250μ九
の粒状の吸着材を肉厚な筒状に形成して吸着層体を構成
し、かつその吸着層体の両端面を閉塞して容器内に設置
するとともに、吸着層体の外周面側を流入口に連通し、
かつ吸着層体の内孔を流出口に連通させたものである。
の粒状の吸着材を肉厚な筒状に形成して吸着層体を構成
し、かつその吸着層体の両端面を閉塞して容器内に設置
するとともに、吸着層体の外周面側を流入口に連通し、
かつ吸着層体の内孔を流出口に連通させたものである。
したがって、流入口から流入する血液は筒状の吸着層体
の外周面から侵入し、内周面から流出するため、吸着層
体の体積を有効に活用し、圧力損失を少なく、かつ偏流
を防止できる。
の外周面から侵入し、内周面から流出するため、吸着層
体の体積を有効に活用し、圧力損失を少なく、かつ偏流
を防止できる。
たとえば従来のように吸着材を単に容器内に充填するだ
けの場合と上記実施例のごとき場合、それぞれ水を使用
して圧力損失を測定したところ次の表で示す結果となっ
た。
けの場合と上記実施例のごとき場合、それぞれ水を使用
して圧力損失を測定したところ次の表で示す結果となっ
た。
なお、活性炭は直径200μ肌〜250μ瓶で約409
を使用した。
を使用した。
すなわち、本考案の構成によれば、圧力損失を大巾に少
なくすることができる。
なくすることができる。
また、圧力損失が少なくすることから、それだけ活性炭
の粒径を小さなものとしてその吸着能力を高めることが
できる。
の粒径を小さなものとしてその吸着能力を高めることが
できる。
たとえば上記実施例で使用した活性炭の粒径は、200
〜250Pmのものであったが、従来使用されている粒
径500 p m〜ioo。
〜250Pmのものであったが、従来使用されている粒
径500 p m〜ioo。
μmのものに比べて吸着能力は約5倍程高い。
また、吸着速度も高まる。
したがって、本考案によればそのすべての容積を従来の
ものにくらべて大巾に、たとえばlh位小さくすること
ができる1さらに、粒径の小さな吸着材を使用できるこ
とから、従来のものでは除去できなかった血中ビリルビ
ンなども除去できる。
ものにくらべて大巾に、たとえばlh位小さくすること
ができる1さらに、粒径の小さな吸着材を使用できるこ
とから、従来のものでは除去できなかった血中ビリルビ
ンなども除去できる。
また、吸着材の粒径を200のμm以上のものとしたか
らその粒子同士がこすれ合って炭じんを発生させること
が少なく、また、保持体の開口(メツシュ)も一定以上
大きくでき、血球成分の引っ掛りを防止できる。
らその粒子同士がこすれ合って炭じんを発生させること
が少なく、また、保持体の開口(メツシュ)も一定以上
大きくでき、血球成分の引っ掛りを防止できる。
しかも、吸着材の粒径を200のμm以上のものとした
から、血球の目詰りが防止できる。
から、血球の目詰りが防止できる。
つまり、理論的には、赤血球の大きさは最大径で8ない
し13μ九程度であるから、その流路が30μ汎ぐらい
あれば、通過できるが、実際には、流速が低くなること
も加わって血球の目詰まりが生じる。
し13μ九程度であるから、その流路が30μ汎ぐらい
あれば、通過できるが、実際には、流速が低くなること
も加わって血球の目詰まりが生じる。
しかし、本考案によれば、吸着材の粒径を200のμm
以上としたから血球の日詰まりが生じない。
以上としたから血球の日詰まりが生じない。
また、吸着層体の下端面を容器内底面に密着させて設置
したから血液のよどむ空間をなくせる。
したから血液のよどむ空間をなくせる。
そして、残血や血球沈降を減少できる。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は正面縦
断面図、第2図は平面図である。 1・・・・・・容器、2・・・・・・上端壁、3・・・
・・・流入口、4・・・・・・下端壁、5・・・・・・
流出口、6・・・・・・吸着層体、7・・・・・・吸着
材、8・・・・・・内周面、9・・・・・・外周面、1
0.11・・・・・・フィルターメツシュ、12・・・
・・・下端面、13・・・・・・上端面、14・・・・
・・閉塞体、15・・・・・・分流用空間、16・・・
・・・流入用空間、17・・・・・・内孔。
断面図、第2図は平面図である。 1・・・・・・容器、2・・・・・・上端壁、3・・・
・・・流入口、4・・・・・・下端壁、5・・・・・・
流出口、6・・・・・・吸着層体、7・・・・・・吸着
材、8・・・・・・内周面、9・・・・・・外周面、1
0.11・・・・・・フィルターメツシュ、12・・・
・・・下端面、13・・・・・・上端面、14・・・・
・・閉塞体、15・・・・・・分流用空間、16・・・
・・・流入用空間、17・・・・・・内孔。
Claims (1)
- 流入口と流出口を反対側端壁に形成した容器と、この容
器内に設置された直径200〜250μ九の粒状の吸着
材を通さないが血液成分は自由に通す開口を有する内周
面および外周面を形成する保持体間に該吸着材を収納し
て肉厚な筒状に構成してなる吸着層体とを具備し、上記
吸着層体は、両端面を閉塞してなり、さらに該周面側に
上記流入口に連通ずる流入空間を形成し、該吸着層体の
下端面を容器の内側底面に密着して設置するとともに吸
着層体の内周面を流出口に連通させたことを特徴とする
血液浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1130379U JPS6013481Y2 (ja) | 1979-01-31 | 1979-01-31 | 皿液浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1130379U JPS6013481Y2 (ja) | 1979-01-31 | 1979-01-31 | 皿液浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55112539U JPS55112539U (ja) | 1980-08-07 |
JPS6013481Y2 true JPS6013481Y2 (ja) | 1985-04-30 |
Family
ID=28825481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1130379U Expired JPS6013481Y2 (ja) | 1979-01-31 | 1979-01-31 | 皿液浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6013481Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000038763A1 (fr) * | 1998-12-24 | 2000-07-06 | Toray Industries, Inc. | Procede et colonne de purification du sang |
WO2012133609A1 (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-04 | 東レ株式会社 | 血液浄化カラム |
-
1979
- 1979-01-31 JP JP1130379U patent/JPS6013481Y2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000038763A1 (fr) * | 1998-12-24 | 2000-07-06 | Toray Industries, Inc. | Procede et colonne de purification du sang |
WO2012133609A1 (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-04 | 東レ株式会社 | 血液浄化カラム |
JP5870920B2 (ja) * | 2011-03-30 | 2016-03-01 | 東レ株式会社 | 血液浄化カラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55112539U (ja) | 1980-08-07 |
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