JPS60132042A - 電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方法 - Google Patents
電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方法Info
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- JPS60132042A JPS60132042A JP23949683A JP23949683A JPS60132042A JP S60132042 A JPS60132042 A JP S60132042A JP 23949683 A JP23949683 A JP 23949683A JP 23949683 A JP23949683 A JP 23949683A JP S60132042 A JPS60132042 A JP S60132042A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方
法に係り、特に、噴射時間の制器範囲が非常に大きな、
高出力・低燃費指向の自動車用エンジンに用いるのに好
適な、燃料をｎｔ＠するためのインジェクタを、エンジ
ン運転状態に応じてめられた噴射時間だけ間欠的に開弁
することによって、エンジン内に燃料を供給するように
した電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方法の改
良に関する。 （従来技術］ 自動車用エンジン等の内燃機関の燃焼室に所定空燃比の
混合気を供給する方法の１つに、電子制御燃料噴射装置
を用いるものがある。これは、エンジン内に燃料を噴射
するためのインジェクタを、例えばスロットルボディに
１個又は吸気マニホルドにエンジン気同数個配設し、該
インジェクタの開弁時間を、エンジンの運転状態、例え
ば吸気管圧力又はエンジン１回転当りの吸入空気量から
検知されるエンジン負荷とエンジン回転数に応じて制御
することにより、所定の空燃比の混合気かエンジン燃焼
室に供給されるようにするものである。 このような電子１卯燃料噴射エンジンにおいては、該エ
ンジンの要求燃料量に合わせてインジェクタが選定され
るものであるが、近年、エンジンの高出力化の要請から
要求燃料量の最大値が増大される一方、エンジンの低燃
費化の要請に合わせた、エンジンの低フリクシヨン化、
アイドル回転数の低設定化等により、要求燃料−の最小
値が小さくなってきている。従って、従来のように、イ
ンジェクタの噴射時間−噴射量特性の直線性が保証され
る領域のみを使ったのでは、前記要求燃料量の広範囲化
に対応するのが困難となりつつあり、特に、低流量側で
制御が難しくなってきている。 即ち、一般に、インジェクタにおける噴射時間τと噴射
量（１の関係は、第１図（Ｂ）に実線△で示すようなも
のとなっており、第１図（Ａ＞に実線Ｂで示す如く、噴
射時間でか、インジェクタの保証最小噴射時間で１１１
以上である時には、噴側時間−唱ＩＡ量特性の直線性が
保証されるものの、それ以下では、ｌｌｉｌ割時間−噴
射量特性の直線性か成立しなくなる。又、噴射時間τか
更に短くなると・、安定した噴射量ｑか得られなくなる
。第１図（Ｂ）において、τ■は無効噴射時間である。 従って、従来のように、エンジン運転状態に応じてめら
れた計樟１１口」時間をそのまま実１１唄射時間とする
場合には、鳴ｑ」時間τの最小制御卸値を前記保１ｉｉ
ｌＥＲ小１１１１ｉ ４１Ｊ時間ｒ ｍｉｎ以上の値と
する必要があり、第２図にτ１て示す如く、アイドル回
転時の要求噴射時間が前記保証最小唄躬時間τ０１１ｎ
以上である場合には、制御上の問題は特に生じないもの
の、アイドル回転時の噴Ｑ４時間を前記保証最小噴射時
間τｍｉｎ未満に下げることかできす、アイドル回転数
を低減することができないだけでなく、オーバーリッチ
になり、アイドル時のフィードバック制御が不安定とな
ったり、排気ガス中の有害成分であるＨＣやＣＯが増大
したりする場合があった。 一方、何ら対策を施すことなく、噴射時間τの ３− 最小制御値を前記保証最小噴射時間間τｍｉｎより小さ
く設定することも考えられるが、この場合には、前出第
２図にて２で示す如く、アイドル回転時の要求噴射時間
が前記保証最小噴射時間τｍｉｎより小さくなった時に
、インジェクタの噴射時間−噴ｔＡ量特性の直線性が保
証されていないため、減速時やアイ１−ル時に空燃比が
オーバーリーンとなって、サージングが発生したり、ア
イドル回転が不安定となることがあるという問題点を有
していた。 このような問題点を解消するべく、例えば、特開昭５２
−１９８２０号で提案されているように、前記保証最小
噴射時間τｍＩｎ未満で燃料カットを行うことも考えら
れるが、この場合には、インジェクタの動作は安定する
ものの、インジェクタの使用流Ｉ域を拡大することはで
きず、前記のような近年の要請に応えることはできなか
った。
法に係り、特に、噴射時間の制器範囲が非常に大きな、
高出力・低燃費指向の自動車用エンジンに用いるのに好
適な、燃料をｎｔ＠するためのインジェクタを、エンジ
ン運転状態に応じてめられた噴射時間だけ間欠的に開弁
することによって、エンジン内に燃料を供給するように
した電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方法の改
良に関する。 （従来技術］ 自動車用エンジン等の内燃機関の燃焼室に所定空燃比の
混合気を供給する方法の１つに、電子制御燃料噴射装置
を用いるものがある。これは、エンジン内に燃料を噴射
するためのインジェクタを、例えばスロットルボディに
１個又は吸気マニホルドにエンジン気同数個配設し、該
インジェクタの開弁時間を、エンジンの運転状態、例え
ば吸気管圧力又はエンジン１回転当りの吸入空気量から
検知されるエンジン負荷とエンジン回転数に応じて制御
することにより、所定の空燃比の混合気かエンジン燃焼
室に供給されるようにするものである。 このような電子１卯燃料噴射エンジンにおいては、該エ
ンジンの要求燃料量に合わせてインジェクタが選定され
るものであるが、近年、エンジンの高出力化の要請から
要求燃料量の最大値が増大される一方、エンジンの低燃
費化の要請に合わせた、エンジンの低フリクシヨン化、
アイドル回転数の低設定化等により、要求燃料−の最小
値が小さくなってきている。従って、従来のように、イ
ンジェクタの噴射時間−噴射量特性の直線性が保証され
る領域のみを使ったのでは、前記要求燃料量の広範囲化
に対応するのが困難となりつつあり、特に、低流量側で
制御が難しくなってきている。 即ち、一般に、インジェクタにおける噴射時間τと噴射
量（１の関係は、第１図（Ｂ）に実線△で示すようなも
のとなっており、第１図（Ａ＞に実線Ｂで示す如く、噴
射時間でか、インジェクタの保証最小噴射時間で１１１
以上である時には、噴側時間−唱ＩＡ量特性の直線性が
保証されるものの、それ以下では、ｌｌｉｌ割時間−噴
射量特性の直線性か成立しなくなる。又、噴射時間τか
更に短くなると・、安定した噴射量ｑか得られなくなる
。第１図（Ｂ）において、τ■は無効噴射時間である。 従って、従来のように、エンジン運転状態に応じてめら
れた計樟１１口」時間をそのまま実１１唄射時間とする
場合には、鳴ｑ」時間τの最小制御卸値を前記保１ｉｉ
ｌＥＲ小１１１１ｉ ４１Ｊ時間ｒ ｍｉｎ以上の値と
する必要があり、第２図にτ１て示す如く、アイドル回
転時の要求噴射時間が前記保証最小唄躬時間τ０１１ｎ
以上である場合には、制御上の問題は特に生じないもの
の、アイドル回転時の噴Ｑ４時間を前記保証最小噴射時
間τｍｉｎ未満に下げることかできす、アイドル回転数
を低減することができないだけでなく、オーバーリッチ
になり、アイドル時のフィードバック制御が不安定とな
ったり、排気ガス中の有害成分であるＨＣやＣＯが増大
したりする場合があった。 一方、何ら対策を施すことなく、噴射時間τの ３− 最小制御値を前記保証最小噴射時間間τｍｉｎより小さ
く設定することも考えられるが、この場合には、前出第
２図にて２で示す如く、アイドル回転時の要求噴射時間
が前記保証最小噴射時間τｍｉｎより小さくなった時に
、インジェクタの噴射時間−噴ｔＡ量特性の直線性が保
証されていないため、減速時やアイ１−ル時に空燃比が
オーバーリーンとなって、サージングが発生したり、ア
イドル回転が不安定となることがあるという問題点を有
していた。 このような問題点を解消するべく、例えば、特開昭５２
−１９８２０号で提案されているように、前記保証最小
噴射時間τｍＩｎ未満で燃料カットを行うことも考えら
れるが、この場合には、インジェクタの動作は安定する
ものの、インジェクタの使用流Ｉ域を拡大することはで
きず、前記のような近年の要請に応えることはできなか
った。
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたも
ので、インジェクタの高流量側の特性を損うことなく、
低流量側の使用範囲を拡大するこ４− とができる電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方
法を提供することを目的とする。
ので、インジェクタの高流量側の特性を損うことなく、
低流量側の使用範囲を拡大するこ４− とができる電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方
法を提供することを目的とする。
【発明の構成１
本発明は、燃料を噴射するためのインジェクタを、エン
ジン運転状態に応じてめられた噴射時間だけ間欠的に開
弁することによって、エンジン内に燃料を供給するよう
にした電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方法に
おいて、第３図にその要旨を示す如く、エンジン運転状
態に応じて計算噴射時間をめる手順と請求められた計算
噴射時間が、インジェクタの噴射時間−噴射−特性の直
線性が保証される下限に対応する第１の設定値以上であ
る時は、前記計算噴射時間をそのまま実行噴射時間とす
る手順と、前記計算噴射時間が、前記第１の設定値より
短く、インジェクタの噴射時間−噴射量特性の再現性が
保証される下限に対応する第２の設定値以上である時は
、前記計算噴射時間を補正して実行噴射時間とする手順
と、を含むことにより、前記目的を連成したものである
。 【発明の作用】 本発明は、インジェクタの噴射時間−噴射量特性の直線
性が保証される下限以下であっても、ある範囲では、そ
の再現性が保証されることに着目してなされたもので、
エンジン運転状態に応じてめられた計算噴射時間が、イ
ンジェクタの噴射時間−噴射量特性の直線性が保証され
る下限に対応する第１の設定値より短く、前記噴射時間
−噴射量特性の再現性が保証される下限に対応する第２
の設定値以上である時は、前記計算噴射時間を補正して
実行噴射時間と覆るようにしたので、インジェクタの噴
射時間の下限を、その噴射時間−噴射量特性の直線性が
保証される下限よりも低く設定した場合であっても、空
燃比を精度良く制御することができ、従って、高流量側
の特性を損うことなく、低流饅側の使用範囲を拡大する
ことができる。 【実施例１ 以下図面を参照して、本発明に係る電子制御燃料噴射エ
ンジンの噴射時間制御方法が採用された、吸気管圧力感
知式の電子制御燃料噴射装置を備えた自動車用エンジン
の実施例を詳細に説明する。 本実施例は、第４図に示す如く、外部から吸入される吸
入空気の温度を検出するための吸気温センサ１２と、ス
ロットルボディ１４に配設された、アクセルペダル（図
示省略）と連動して吸入空気の流量を制御するスロット
ル弁１６の開度を検出するためのスロットルセンサ１８
と、吸気干渉を防止するサージタンク２Ｏ内の吸入空気
の圧力を検出するための吸気管圧力センサ２２と、吸気
マニホルド２４に配設された、エンジン１０の各気筒の
吸気ボートに向けて、カロ圧燃料を間欠的に噴射するた
めのインジェクタ２６と、点火コイル３０で発生された
高圧の点火二次信号をエンジン１Ｏの各気筒の点火プラ
グ３２に配電するデストリピユータ３４に内蔵された、
デストリピユータ軸３４Ａの回転状態からエンジン１０
の回転状態を検知するためのクランク角度センサ３６と
、エンジン１ＯのシリンダブロックＩＯＡに配設された
、エンジン冷却水温を検出するための水Ｉセンサ３８と
、前記吸気管圧力センサ２２出力から検知さ７− れるエンジン負荷や前記クランク角度センサ３６出力か
らめられるエンジン回転数等に応じて、本発明によりイ
ンジェクタ２６の実行噴射時間τをめ、該実行噴射時間
τに対応する開弁時間信号を前記インジェクタ２６に出
力する電子制御ユニット（以下、ＥＣＬＪと称する）４
４と、から構成されている。図において、４６は排気マ
ニホルドである。 前記ＥＣＵ４４は、第５図に詳細に示す如く、各種演拝
処理を行うための、例えばマイクロプロセッサからなる
中央処理ユニット（以下、ＣＰＵと称する）４４Ａと、
１ｉ１１御プログラムや各種データ等を記憶するための
リードオンリメモリ（以下、ＲＯＭと称する）４４Ｂと
、前記ＣＰＵ４４Ａにおける演算データ等を一時的に記
憶するためのランダムアクセスメモリ（以下、ＲＡＭと
称する）４４Ｇと、前記吸気温センサ１２、吸気管圧力
センサ２２、水温センサ３８等から入力されるアナログ
信号をデジタル信号に変換して順次取込むための、マル
チプレクサ機能を備えたアナログ信号８− ジタル変換器（以下、Ａ／Ｄコンバータと称する）４４
Ｅと、前記スロットルセンサ１８、クランク角度センサ
３６等から入力されるデジタル信号を取込むと共に、前
記ＣＰＬＪ４４Ａの演算結梁に応じて、前記インジェク
タ２６等に制御信号を出力するための入出力ボート（以
下、ｒ１０ポー１・と称する）４４Ｆと、前記各構成機
器間を接続して、データや命令を転送するためのコモン
バス４４Ｇと、から構成されている。 以下、実施例の作用を説明する。 本実施例における実行噴射時間τの決定は、第６図に示
すようなルーチンに従って実行される。 即ち、まずステップ１１０で、前記吸気管圧力センサ２
２で検出された吸気管圧力及び前記クランク角度センサ
３６の出力からめられたエンジン回転数に応じて基本噴
射時間τｂａｓｅをめ、Ｐｉｍ本噴射時間τｂａｓｅを
、前記吸気温センサ１２で検出された吸気温、前記スロ
ットルセンサ１８で検出されたスロットル弁開度、前記
水温センサ３８で検出されたエンジン冷却水濡等に応じ
て補正することよって計算噴射時間τＣをめる。次いで
、ステップ１１２に進み請求められた計算噴射時間τＣ
が、インジェクタ２６の噴射時間−噴射量特性の直線性
が保証される下限に対応する第１の設定値に１以上であ
るか否かを判定する。判定結果が正である場合には、ス
テップ１１４に進み、計算噴射時間τＣをそのまま実行
噴射時間τとして、このルーチンを抜ける。 一方、前出ステップ１１２の判定結果が否である場合、
即ち、インジェクタ２６の噴射時間−噴射量特性の直線
性が保証されない領域にあると判断される時には、ステ
ップ１１６に進み、計算噴射時間τＧが、インジェクタ
２６の噴射時間−噴射量特性の再現性が保証される下限
に対応する第２の設定値に２以上であるか否かを判定す
る。判定結果が正である場合には、ステップ１１８に進
み、例えば、予め実験等により測定された使用インジェ
クタ２６の平均的滝壷特性からめられている、第７図に
示すような、計算噴射時間τ０と補正像数人の関係を表
わしたマツプを用いて、補正係数Ａをめる。次いでステ
ップ１２０に進み、次式に示す如く、計算噴射時間τＯ
に補正係数Ａを乗することによって、実行噴射時間τを
めて、このルーチンを抜ける。 τ←τＯＸＡ ・・・・・・・・・（１）一方、前出ス
テップ１１６の判定結果が否である場合、即ち、計算噴
射時間τＣがインジェクタ２６の噴射時間−噴射量特性
の再現性が保証される下限に対応する第２の設定値に２
よりも小さいと判断される時にＬｔ 、ステップ１２２
に進み、第２の設定値に２を実（１噴射時間τとして、
このルーチンを抜ける。 この第６図に示すようなルーチンでめられた実行噴射時
間τは、図示しないルーチンで、インジェクタ２６の無
効噴射時間τＶが加えられた後、インジェクタ２６に開
弁時間信号として加えられて、インジェクタ２６が開弁
される。 本実施例においては、インジェクタの噴射時間−噴射量
特性の直線性が保証されない領域で計算噴射時間τＧを
補正するための補正係数Ａを、予１１− め実験等によりめておくようにしているので、ｔｈ１１
御プログラムが比較的単純である。なお、前記補正係数
Ａをめる方法はこれに限定されず、例えば、アイドル時
のフィードバック制御により、徐々に流量のずれ分を補
正して、学習制御によりめることも可能である。 叉、本実施例においては、計算噴射時間τ０が、インジ
ェクタ２６の噴射時間−噴射量特性の再現性が保証され
る下限に対応する第２の設定値に２未満である時には、
該第２の設定値に２を実行噴射時間でとするようにして
いるので、インジェクタ２６の動作が安定している。な
お、計算噴射時間τＣが第２の設定１１１に２未満であ
る時に、燃料噴射を行う方法はこれに限定されず、例え
ば、実行噴射時間τを零として、燃料カットを行うこと
も可能である。 なお、前記実施例は、本発明を、吸気管圧力感知式の電
子制御燃料噴射装置を備えた自動車用エンジンに適用し
たものであるが、本発明の適用範囲はこれに限定されず
、吸入空気量感知式の電子１２− 制御燃料噴射装置を備えた自動車用エンジンや、一般の
電子制御燃料噴射エンジンにも同様に適用できることは
明らかである。 【発明の効果］ 以上説明した通り、本発明によれば、高流量側の特性を
損うことなく、低流量側の使用範囲を拡大することがで
きる。従って、高出力側の性能を損うことなく、アイド
ル回転の安定化、排出ガス中の有害成分の低減及びドラ
イバビリティの向上を図ることができるという優れた効
果を有する。
ジン運転状態に応じてめられた噴射時間だけ間欠的に開
弁することによって、エンジン内に燃料を供給するよう
にした電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方法に
おいて、第３図にその要旨を示す如く、エンジン運転状
態に応じて計算噴射時間をめる手順と請求められた計算
噴射時間が、インジェクタの噴射時間−噴射−特性の直
線性が保証される下限に対応する第１の設定値以上であ
る時は、前記計算噴射時間をそのまま実行噴射時間とす
る手順と、前記計算噴射時間が、前記第１の設定値より
短く、インジェクタの噴射時間−噴射量特性の再現性が
保証される下限に対応する第２の設定値以上である時は
、前記計算噴射時間を補正して実行噴射時間とする手順
と、を含むことにより、前記目的を連成したものである
。 【発明の作用】 本発明は、インジェクタの噴射時間−噴射量特性の直線
性が保証される下限以下であっても、ある範囲では、そ
の再現性が保証されることに着目してなされたもので、
エンジン運転状態に応じてめられた計算噴射時間が、イ
ンジェクタの噴射時間−噴射量特性の直線性が保証され
る下限に対応する第１の設定値より短く、前記噴射時間
−噴射量特性の再現性が保証される下限に対応する第２
の設定値以上である時は、前記計算噴射時間を補正して
実行噴射時間と覆るようにしたので、インジェクタの噴
射時間の下限を、その噴射時間−噴射量特性の直線性が
保証される下限よりも低く設定した場合であっても、空
燃比を精度良く制御することができ、従って、高流量側
の特性を損うことなく、低流饅側の使用範囲を拡大する
ことができる。 【実施例１ 以下図面を参照して、本発明に係る電子制御燃料噴射エ
ンジンの噴射時間制御方法が採用された、吸気管圧力感
知式の電子制御燃料噴射装置を備えた自動車用エンジン
の実施例を詳細に説明する。 本実施例は、第４図に示す如く、外部から吸入される吸
入空気の温度を検出するための吸気温センサ１２と、ス
ロットルボディ１４に配設された、アクセルペダル（図
示省略）と連動して吸入空気の流量を制御するスロット
ル弁１６の開度を検出するためのスロットルセンサ１８
と、吸気干渉を防止するサージタンク２Ｏ内の吸入空気
の圧力を検出するための吸気管圧力センサ２２と、吸気
マニホルド２４に配設された、エンジン１０の各気筒の
吸気ボートに向けて、カロ圧燃料を間欠的に噴射するた
めのインジェクタ２６と、点火コイル３０で発生された
高圧の点火二次信号をエンジン１Ｏの各気筒の点火プラ
グ３２に配電するデストリピユータ３４に内蔵された、
デストリピユータ軸３４Ａの回転状態からエンジン１０
の回転状態を検知するためのクランク角度センサ３６と
、エンジン１ＯのシリンダブロックＩＯＡに配設された
、エンジン冷却水温を検出するための水Ｉセンサ３８と
、前記吸気管圧力センサ２２出力から検知さ７− れるエンジン負荷や前記クランク角度センサ３６出力か
らめられるエンジン回転数等に応じて、本発明によりイ
ンジェクタ２６の実行噴射時間τをめ、該実行噴射時間
τに対応する開弁時間信号を前記インジェクタ２６に出
力する電子制御ユニット（以下、ＥＣＬＪと称する）４
４と、から構成されている。図において、４６は排気マ
ニホルドである。 前記ＥＣＵ４４は、第５図に詳細に示す如く、各種演拝
処理を行うための、例えばマイクロプロセッサからなる
中央処理ユニット（以下、ＣＰＵと称する）４４Ａと、
１ｉ１１御プログラムや各種データ等を記憶するための
リードオンリメモリ（以下、ＲＯＭと称する）４４Ｂと
、前記ＣＰＵ４４Ａにおける演算データ等を一時的に記
憶するためのランダムアクセスメモリ（以下、ＲＡＭと
称する）４４Ｇと、前記吸気温センサ１２、吸気管圧力
センサ２２、水温センサ３８等から入力されるアナログ
信号をデジタル信号に変換して順次取込むための、マル
チプレクサ機能を備えたアナログ信号８− ジタル変換器（以下、Ａ／Ｄコンバータと称する）４４
Ｅと、前記スロットルセンサ１８、クランク角度センサ
３６等から入力されるデジタル信号を取込むと共に、前
記ＣＰＬＪ４４Ａの演算結梁に応じて、前記インジェク
タ２６等に制御信号を出力するための入出力ボート（以
下、ｒ１０ポー１・と称する）４４Ｆと、前記各構成機
器間を接続して、データや命令を転送するためのコモン
バス４４Ｇと、から構成されている。 以下、実施例の作用を説明する。 本実施例における実行噴射時間τの決定は、第６図に示
すようなルーチンに従って実行される。 即ち、まずステップ１１０で、前記吸気管圧力センサ２
２で検出された吸気管圧力及び前記クランク角度センサ
３６の出力からめられたエンジン回転数に応じて基本噴
射時間τｂａｓｅをめ、Ｐｉｍ本噴射時間τｂａｓｅを
、前記吸気温センサ１２で検出された吸気温、前記スロ
ットルセンサ１８で検出されたスロットル弁開度、前記
水温センサ３８で検出されたエンジン冷却水濡等に応じ
て補正することよって計算噴射時間τＣをめる。次いで
、ステップ１１２に進み請求められた計算噴射時間τＣ
が、インジェクタ２６の噴射時間−噴射量特性の直線性
が保証される下限に対応する第１の設定値に１以上であ
るか否かを判定する。判定結果が正である場合には、ス
テップ１１４に進み、計算噴射時間τＣをそのまま実行
噴射時間τとして、このルーチンを抜ける。 一方、前出ステップ１１２の判定結果が否である場合、
即ち、インジェクタ２６の噴射時間−噴射量特性の直線
性が保証されない領域にあると判断される時には、ステ
ップ１１６に進み、計算噴射時間τＧが、インジェクタ
２６の噴射時間−噴射量特性の再現性が保証される下限
に対応する第２の設定値に２以上であるか否かを判定す
る。判定結果が正である場合には、ステップ１１８に進
み、例えば、予め実験等により測定された使用インジェ
クタ２６の平均的滝壷特性からめられている、第７図に
示すような、計算噴射時間τ０と補正像数人の関係を表
わしたマツプを用いて、補正係数Ａをめる。次いでステ
ップ１２０に進み、次式に示す如く、計算噴射時間τＯ
に補正係数Ａを乗することによって、実行噴射時間τを
めて、このルーチンを抜ける。 τ←τＯＸＡ ・・・・・・・・・（１）一方、前出ス
テップ１１６の判定結果が否である場合、即ち、計算噴
射時間τＣがインジェクタ２６の噴射時間−噴射量特性
の再現性が保証される下限に対応する第２の設定値に２
よりも小さいと判断される時にＬｔ 、ステップ１２２
に進み、第２の設定値に２を実（１噴射時間τとして、
このルーチンを抜ける。 この第６図に示すようなルーチンでめられた実行噴射時
間τは、図示しないルーチンで、インジェクタ２６の無
効噴射時間τＶが加えられた後、インジェクタ２６に開
弁時間信号として加えられて、インジェクタ２６が開弁
される。 本実施例においては、インジェクタの噴射時間−噴射量
特性の直線性が保証されない領域で計算噴射時間τＧを
補正するための補正係数Ａを、予１１− め実験等によりめておくようにしているので、ｔｈ１１
御プログラムが比較的単純である。なお、前記補正係数
Ａをめる方法はこれに限定されず、例えば、アイドル時
のフィードバック制御により、徐々に流量のずれ分を補
正して、学習制御によりめることも可能である。 叉、本実施例においては、計算噴射時間τ０が、インジ
ェクタ２６の噴射時間−噴射量特性の再現性が保証され
る下限に対応する第２の設定値に２未満である時には、
該第２の設定値に２を実行噴射時間でとするようにして
いるので、インジェクタ２６の動作が安定している。な
お、計算噴射時間τＣが第２の設定１１１に２未満であ
る時に、燃料噴射を行う方法はこれに限定されず、例え
ば、実行噴射時間τを零として、燃料カットを行うこと
も可能である。 なお、前記実施例は、本発明を、吸気管圧力感知式の電
子制御燃料噴射装置を備えた自動車用エンジンに適用し
たものであるが、本発明の適用範囲はこれに限定されず
、吸入空気量感知式の電子１２− 制御燃料噴射装置を備えた自動車用エンジンや、一般の
電子制御燃料噴射エンジンにも同様に適用できることは
明らかである。 【発明の効果］ 以上説明した通り、本発明によれば、高流量側の特性を
損うことなく、低流量側の使用範囲を拡大することがで
きる。従って、高出力側の性能を損うことなく、アイド
ル回転の安定化、排出ガス中の有害成分の低減及びドラ
イバビリティの向上を図ることができるという優れた効
果を有する。
第１図（Ａ）、（Ｂ）は、インジェクタの噴制時間−噴
耐量特性及びその直線性からのずれの例を示す縮図、第
２図は、アイドル回転数と要求噴射時間の関係の例を示
す線図、第３図は、本発明に係る電子制御燃料噴射エン
ジンの噴射時間１陣方法の要旨を示す流れ図、第４図は
、本発明が採用された、吸気管圧力感知式の電子制ｗＩ
ｌ燃料噴射装置を備えた自動車用エンジンの実施例を示
す、一部ブロック線図を含む断面図、第５図は、前記実
施例で用いられている電子制御ユニツ］・の構成を示す
ブロック線図、第６図は、同じく、実行噴射時間を決定
するためのルーチンを示す流れ図、第７図は、＠記ルー
チンで用いられている、肘算噴削時間と補正係数の関係
の例を示す線図である。 １Ｏ・・・エンジン、 ２２・・・吸気管圧力センサ、 ２６・・・インジェクタ、 ３６・・・クランク角度センサ、 ４４・・・電子制御ユニット（ＥＣＵ）、τＣ・・・計
１１１１剣時間、 τ・・・実行噴射時間、 Ａ・・・補正係数。 代理人 高 矢 論 （ばか１名） １５− ￥ｌｌｖ妥卜 に 第６図 第７図 に２ Ｋ、τ。 手続補正書（方側 １、事件の表示 昭和５８年特許願第２３９４９６号 ２、発明の名称 電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方法３、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 （３２０） トヨタ自動車株式会社４、代理人
〒１６０ 住 所 東京都新宿区西新宿−丁目１２番１１号山銀ビ
ル ５、補正命令の日付 ６、補正の対象 明細書の図面の簡単な説明の欄。 ７、補正の内容 （１）明細書第１４頁第１２行の「第１図（Ａ）、（Ｂ
）は、」を「第１図は、」と改める。 以上
耐量特性及びその直線性からのずれの例を示す縮図、第
２図は、アイドル回転数と要求噴射時間の関係の例を示
す線図、第３図は、本発明に係る電子制御燃料噴射エン
ジンの噴射時間１陣方法の要旨を示す流れ図、第４図は
、本発明が採用された、吸気管圧力感知式の電子制ｗＩ
ｌ燃料噴射装置を備えた自動車用エンジンの実施例を示
す、一部ブロック線図を含む断面図、第５図は、前記実
施例で用いられている電子制御ユニツ］・の構成を示す
ブロック線図、第６図は、同じく、実行噴射時間を決定
するためのルーチンを示す流れ図、第７図は、＠記ルー
チンで用いられている、肘算噴削時間と補正係数の関係
の例を示す線図である。 １Ｏ・・・エンジン、 ２２・・・吸気管圧力センサ、 ２６・・・インジェクタ、 ３６・・・クランク角度センサ、 ４４・・・電子制御ユニット（ＥＣＵ）、τＣ・・・計
１１１１剣時間、 τ・・・実行噴射時間、 Ａ・・・補正係数。 代理人 高 矢 論 （ばか１名） １５− ￥ｌｌｖ妥卜 に 第６図 第７図 に２ Ｋ、τ。 手続補正書（方側 １、事件の表示 昭和５８年特許願第２３９４９６号 ２、発明の名称 電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方法３、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 （３２０） トヨタ自動車株式会社４、代理人
〒１６０ 住 所 東京都新宿区西新宿−丁目１２番１１号山銀ビ
ル ５、補正命令の日付 ６、補正の対象 明細書の図面の簡単な説明の欄。 ７、補正の内容 （１）明細書第１４頁第１２行の「第１図（Ａ）、（Ｂ
）は、」を「第１図は、」と改める。 以上
Claims (1)
- （１）燃料を噴射するためのインジェクタを、エンジン
運転状態に応じてめられた噴射時間だけ間欠的に開弁す
ることによって、エンジン内に燃料を供給するようにし
た電子制御燃料噴口」エンジンの噴射時間制御方法にお
いて、エンジン運転状態に応じて計算噴射時間をめる手
順と請求められた計算噴射時間が、インジェクタの噴射
時間−噴射量特性の直線性が保証される下限に対応する
第１の設定値以上である時は、前記計算噴射時間をその
まま実行噴射時間とする手順と、前記計算噴射時間が、
前記第１の設定値より短く、インジェクタの噴射時間−
噴射量特性の再現性が保証される下限に対応する第２の
設定値以上である時は、前記計算噴射時間を補正して実
行噴射時間とする手順と、を含むことを特徴とする電子
制御燃料噴射エンジンの噴１１４Ｈ間制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23949683A JPS60132042A (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23949683A JPS60132042A (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60132042A true JPS60132042A (ja) | 1985-07-13 |
Family
ID=17045642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23949683A Pending JPS60132042A (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 電子制御燃料噴射エンジンの噴射時間制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60132042A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62107251A (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-18 | Japan Electronic Control Syst Co Ltd | 内燃機関の空燃比の学習制御装置 |
| JPS62282138A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-08 | Japan Electronic Control Syst Co Ltd | 内燃機関の電子制御燃料噴射装置 |
| JP2007519342A (ja) * | 2004-01-09 | 2007-07-12 | コス コーポレイション | ハンズフリー・パーソナル通信デバイス |
| JP2007281697A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | イヤホン装置およびイヤホン装置付電子機器 |
| JP2012007566A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Denso Corp | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
| CN105649807A (zh) * | 2014-12-01 | 2016-06-08 | 福特环球技术公司 | 用于调节直接燃料喷射器的方法和系统 |
-
1983
- 1983-12-19 JP JP23949683A patent/JPS60132042A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62107251A (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-18 | Japan Electronic Control Syst Co Ltd | 内燃機関の空燃比の学習制御装置 |
| JPS62282138A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-08 | Japan Electronic Control Syst Co Ltd | 内燃機関の電子制御燃料噴射装置 |
| JPH0321736B2 (ja) * | 1986-05-30 | 1991-03-25 | Japan Electronic Control Syst | |
| JP2007519342A (ja) * | 2004-01-09 | 2007-07-12 | コス コーポレイション | ハンズフリー・パーソナル通信デバイス |
| JP2007281697A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | イヤホン装置およびイヤホン装置付電子機器 |
| JP2012007566A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Denso Corp | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
| CN105649807A (zh) * | 2014-12-01 | 2016-06-08 | 福特环球技术公司 | 用于调节直接燃料喷射器的方法和系统 |
| CN105649807B (zh) * | 2014-12-01 | 2021-02-02 | 福特环球技术公司 | 用于调节直接燃料喷射器的方法和系统 |
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