JP2007281697A - イヤホン装置およびイヤホン装置付電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】イヤホン装置付電子機器10は、イヤホン装置11と、イヤホン装置11を接続する電子機器本体12とを備える。イヤホン装置11は、胸部16から頸部17まで延在可能な長さを有する第1ケーブル18と、第1ケーブル18の終端部18Aに設けられた分岐部20から分岐するとともに、それぞれ使用者15の両耳21まで個別に延在可能な第3ケーブル22および第4ケーブル23と、第3ケーブル22の終端部22Aおよび第4ケーブル23の終端部23Aにそれぞれ設けられた一対のレシーバ部25,26と、分岐部20に対して着脱可能に連結されているとともに、第1ケーブル18と同等長さを有する第2ケーブルであるダミーケーブル28とを備える。
【選択図】図1
Description
一本のケーブルと、途中から分けた一対のケーブルとでY字を形成するのでY型イヤホン装置といわれている。
すなわち、Y型イヤホン装置やネックストラップ型イヤホン装置は、それぞれ1つの使用形態に適用可能なもので、複数の使用形態に対応させるという汎用性を備えていない。
しかし、イヤホン装置の使用者としては、服装(襟やポケットの有無等)やTPOに合わせて使用形態を任意に選択可能であることが望ましい。
さらに、このイヤホン装置においては、例えば第2ケーブルを電子機器本体および分岐部から取り外しておけば、Y型イヤホン装置として使用できることになる。
すなわち、このようなイヤホン装置においては、電子機器本体および分岐部に対する第2ケーブルの着脱状態を適宜選択することにより、ネックストラップ型イヤホン装置あるいはY型イヤホン装置として使用できる汎用性が得られることになり、これにより前述した目的が達成される。
このようなイヤホン装置においては、第1ケーブルおよび第2ケーブルが同等長さを有しているため、電子機器本体が使用者の前面に吊り下げられるネックストラップ型イヤホン装置として使用するにあたって、分岐部が使用者の頸部に配置され、これにより良好な装着感が得られことになる。
このようなイヤホン装置においては、第2ケーブルがダミーケーブルであるため、Y型イヤホン装置として使用するにあたって、第2ケーブルを電子機器本体および分岐部から取り外しても支障が生じないことになる。
このような本発明のイヤホン装置付電子機器においては、接続ピンおよび接続部材が同一線に沿って電子機器本体に接続されるため、換言すれば電子機器本体において互いに離れた方向を向く個所に接続ピンおよび接続部材がそれぞれ接続されることになる。
すなわち、このイヤホン装置付電子機器においては、イヤホン装置をネックストラップ型イヤホン装置として使用するにあたって、電子機器本体の自重や振動・衝撃等により電子機器本体から接続ピンおよび接続部材が引き抜かれ難く、安定して電子機器本体を保持できることになる。
電子機器本体に操作部を設けることで、電子機器本体あるいは電子機器本体に無線・有線により接続された他の電子機器の音量調整等が可能になる。特に、電子機器本体として音楽プレイヤ等を採用した場合に音量調整等により使い勝手を向上できる。
接続ピン31は、電子機器本体12の一方の側面12Aに、この側面12Aに対して直交するように接続される。電子機器本体12の一方の側面12Aには、接続ピン31を収容する接続孔19が一方の側面12Aに対して直交するように形成されている。
第3ケーブル保持部33は、図2(A)に示すように、弾性変形可能な環状部33Aにスリット33Bが形成されたもので、環状部33Aを弾性変形させながらスリット33Bから左耳レシーバ部25の基部25Aを環状部33Aの内部33Cに収納する。これにより、左耳レシーバ部25を環状部33Aで保持することができる。
第1ケーブル18の終端部18Aは、第3ケーブル22の基端部22Bおよび第4ケーブル23の基端部23Bに分岐部20を介してそれぞれ電気的に接続されている。
基端側の接続部材36は、筒状に形成された差込部36Aを備え、差込部36Aの先端に環状の隆起部36Bが形成されるとともに軸線方向に延びるスリット36Cが形成されている。
隆起部37Bが環状溝35Bまで移動して環状溝35Bに係合することにより、ダミーケーブル取付孔35に差込部37Aを差し込んだ状態に保持される。
ここで、所定の引抜力は、一例として、3kgに設定される。
第4ケーブル保持部41は、第3ケーブル保持部33と同様に、弾性変形可能な環状部41Aにスリット41Bが形成されたもので、環状部41Aを弾性変形させながらスリット41Bから右耳レシーバ部26の基部26Aを環状部41Aの内部41Cに収納する。これにより、右耳レシーバ部26を環状部41Aで保持することができる。
一方、ダミーケーブル28を分岐部から外すことで、第1ケーブル18および第2、第3のケーブル22,23でY字を形成してY型イヤホン装置として用いることが可能である。
なお、イヤホン装置11をY型イヤホン装置として用いる例については図5、図6において後述する。
接続孔19は、一方の側面12Aに対して直交するように形成され、第1ケーブル18の接続ピン31が差し込まれた際に、電気的に接続するように形成された通常の差込孔である。
隆起部36Bが環状溝44Bまで移動して環状溝44Bに係合することにより、ダミーケーブル取付孔44に差込部36Aを差し込んだ状態に保持される。
ここで、所定の引抜力は、一例として、3kgに設定される。
よって、イヤホン装置11をネックストラップ型イヤホン装置の形態で使用した場合、使用者15の頸部17に過大な荷重がかかる前に、ダミーケーブル28を好適に外すことができる。
よって、電子機器本体12を第1ケーブル18およびダミーケーブル28で傾けることなく真っ直ぐの状態で保持することができる。
操作部46は、円盤状に形成されている。円盤状の操作部46を回転させることで、電子機器本体12のオン・オフ切り替や、音量調整等が可能である。
電子機器本体12の音量調整等が可能になることで、特に、電子機器本体12として音楽プレイヤ等を採用した場合に音量調整により使い勝手の向上が図れる。
なお、無線の場合は、例えばブルートゥース(Bluetooth)等により、電子機器本体12を本体(携帯電話や音楽プレイヤ)と接続して音声データの送受信や電話による会話が可能になる。
電子機器本体12に通信部48を設けたので、電子機器本体12から他の電子機器を離して別体とすることが可能になり、電子機器本体12を小型化できる。
さらに、電子機器本体12にマイク内蔵を設置することも可能である。
枠体52は、電子機器本体12に嵌め込み可能に構成され、枠体52の表側部52Aに凹部52Bが形成されるとともに、湾曲突片52Cが上方に向けて突出されている。
湾曲突片52Cは、電子機器本体12の湾曲隆起部12Dに係止することで枠体52を電子機器12に嵌め込まれた状態に保持するための突片である。
湾曲突片52Cは弾性変形可能な突片であり、湾曲突片52Cを弾性変形させることで、電子機器本体12から枠体52を着脱可能とする。
図1に示すように、分岐部20にダミーケーブル28の接続部材37を取り付けた状態で、分岐部20を使用者15の頸部17の後側に配置する。図4に示すように、ダミーケーブル28を頸部17の右側から胸部16まで回す。第1ケーブル18を頸部17の左側から胸部16まで回す。
これにより、図4に示すように、ダミーケーブル28および第1ケーブル18で電子機器本体12が頸部17に吊される。
これにより、イヤホン装置11をネックストラップ型イヤホン装置として用いることができる。
図1に示すダミーケーブル28の接続部材37を分岐部20から外すとともに、ダミーケーブル28の接続部材36を電子機器本体12から外す。
図5に示すように、第1ケーブル18の接続ピン31を接続孔19に差し込むことにより、第1ケーブル18に電子機器本体12を連結する。
この状態において、分岐部20を使用者15の頸部17の後側に配置する。この際、図6に示すように、第1ケーブル18は頸部17の左側から後側に回される。
これにより、イヤホン装置11をY型イヤホン装置として用いることができる。
前記実施形態では、ダミーケーブル28の接続部材36,37を雄型接続部材とし、分岐部20や電子機器本体12のダミーケーブル取付孔35,44を雌型に形成した例について説明したが、図7に示すように、ダミーケーブル28の接続部材60を雌型接続部材とし、分岐部20や電子機器本体12のダミーケーブル取付部61を雄型に形成することも可能である。
ダミーケーブル取付部61は、電子機器本体12の他方の側面12Bに差込孔65が形成され、差込孔65内に同軸上に接続部材66を備える。接続部材66は、筒状に形成された差込部66Aを備え、差込部66Aの先端に環状の隆起部66Bが形成されるとともに軸線方向に延びるスリット66Cが形成されている。
11 イヤホン装置
12 電子機器本体
12A,12B 側面
15 使用者
16 胸部
17 頸部
18 第1ケーブル
18A 第1ケーブルの終端部
18B 第1ケーブルの基端部
20 分岐部
21 両耳
22 第3ケーブル
22A 第3ケーブルの終端部
23 第4ケーブル
23A 第4ケーブルの終端部
25,26 一対のレシーバ部
28 ダミーケーブル(第2ケーブル)
28A ダミーケーブルの基端部
31 接続ピン
36 棒状の接続部材
46 操作部
48 通信部
Claims (6)
- 分岐部と、
前記分岐部から延出し、電子機器本体に対して接続可能な第1ケーブルおよび第2ケーブルと、
前記分岐部から延出し、先端にレシーバ部を有する一対の第3ケーブルおよび第4ケーブルとを備え、
前記第2ケーブルが前記分岐部から着脱可能に連結されることを特徴とするイヤホン装置。 - 前記第1ケーブルと前記第2ケーブルとが同等の長さを有し、前記分岐部および前記電子機器本体に連結されることにより、使用者の首からかけられるよう構成することを特徴とする請求項1に記載のイヤホン装置。
- 請求項1および請求項2のうちのいずれかに記載したイヤホン装置を有することを特徴とするイヤホン装置付電子機器。
- 前記第1ケーブルの基端部に設けられた接続ピンと、前記第2ケーブルの基端部に設けられた棒状の接続部材とが、同一線に沿うように前記電子機器本体に接続されることを特徴とする請求項3に記載のイヤホン装置付電子機器。
- 前記電子機器本体に操作部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のイヤホン装置付電子機器。
- 前記電子機器本体に通信部が設けられていることを特徴とする請求項3ないし請求項5のうちのいずれかに記載のイヤホン装置付電子機器。
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- 2006-04-04 JP JP2006103367A patent/JP2007281697A/ja active Pending
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