JPS60130520A - 脳卒中予防・治療剤 - Google Patents

脳卒中予防・治療剤

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JPS60130520A
JPS60130520A JP23602083A JP23602083A JPS60130520A JP S60130520 A JPS60130520 A JP S60130520A JP 23602083 A JP23602083 A JP 23602083A JP 23602083 A JP23602083 A JP 23602083A JP S60130520 A JPS60130520 A JP S60130520A
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cerebral
cerebral apoplexy
isi
injection
day
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Kazunaga Fukawa
府川 和永
Kazuyoshi Bando
坂東 和良
Keiichi Hatanaka
畑中 佳一
Kikuo Nakazato
中里 紀久男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1−イソプロピル−3−ハイドロキシ−5−−
ヒミカルバゾノ−6−オキシ−2,3,5,6−チトラ
ハイドロインドールを有効成分とする脳卒中予防・治療
剤に関する。
脳卒中は脳出血(脳溢血)、脳梗塞(脳塞栓および脳血
栓)を原因とする疾病である。
CT(コンピューター断層写真碌影法)が導入され、脳
卒中患者の病因を脳出血が脳梗塞がを鑑別することがは
じめて可能となり、ようやく脳循環障害の研究は盛んと
なったが、治療的研究を行なうための適切なモデルは未
発達であり、特に脳梗塞については未開発な状況にある
脳梗塞は臨床観察、CT検査によって、最近、次の4期
の病像な経過することが報告黙れた。すなわち、血管閉
塞などにより、痙窒や神経的機能障害を伴う虚血期の第
1期、次いで第■期は脳描造に影響を与え意識障害を起
す浮腫期、第■期は脳血管関門障害が顕在化し種々の物
質の血管外漏出による障害範囲が拡大する出血性梗塞期
、第■期は血管新生や神経膠症により廠痕を形成する脳
萎縮期である。
第1期の治療剤としては抗凝血剤や血栓溶解を期待する
ウロキナーゼの使用が提唱されているが、その効果をう
らづけるモデルもできていないばかりでなく、臨床的に
も有効・無効の賛否両輪がある。第H期についてはグリ
セリン。
マンニトールが臨床的に効果があるとされており、治療
しうるものである。第■期には脳血管拡張剤、脳代謝賦
活剤が、残存する脳の健常部′ 分の賦活に用いられて
いる。しかし閉塞血管再開通後に障害範囲を拡大させる
出血性梗塞の治療剤、ひいては、この出血性梗塞等を原
因とする脳卒中の治療剤は未だ見い出されていない。
脳出血については、出血により血液に直接接触し、死滅
した、神経細胞の修復は不可能なため、その治療は発生
する損傷を最小限に抑える2次的なもので、通常β−ブ
ロッカ−などの降圧剤などによる高血圧患者における脳
出血を予防するための血圧のコントロールが計られてい
るにすぎない。
本発明者らは、上記技術状況に鑑み、この出血性梗塞等
を原因とする脳卒中治療剤を見い出すべく、脳梗塞につ
いては、本発明者らの開発した実験的脳梗塞ラットを病
態モデルとして、また脳出血については、脳卒中易発症
性自然発症高血圧ラットを使用して、多数の化合物を対
象としてその治療効果を検討した結果、1−インプロビ
ル−3−ハイドロキシ−5−セミカルバシノー6−オキ
ソ−2,3,5,6−テ[・ラバイドロインドールに出
血性梗塞ならびに脳出血に対する高い有効性があること
を見い出した。
上記知見に基づき、さらKfi[l々の検討を重ねた結
果、本発明を完成させるに至った。
本発明は1−イソプ゛ロビルー3−ハイドロキシ−5−
セミカルバシノー6−オキソ〜2.3゜5.6−チトラ
ハイドロインドール(以下、工s工と略称する。別名=
1−イソプロピルノルアドレノクロム・モノセミカルバ
ゾン)(ジャーナル・オブ中ケミカル・ソサイティー、
1951年、712〜716頁)を有効成分とする脳卒
中予防・本発明薬剤は1s1を有効成分とするものであ
り、III単独またはこれと薬剤学的に許容される添加
物とから成る。
本発gA薬剤に使用されるISIとしては、遊離のもの
だけでなくその薬理学的に許容される塩も包含される。
この様な塩としては、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫Q
などの鉱酸に代表される無機酸の塩:酢哉、メタンスル
ポン酸、酒石2. 乳酸、7マール酸、コハク酸、マレ
イン酸等の有機酸の塩などが挙げられる。
本発明薬剤の投与経路として経口ないし注射による方法
が採用される。
経口投与による場合、上記添加物としては、経口剤を構
成する製剤成分であって本発明の目的を達成しうるもの
ならばどのようなものでも良いが、通常は賦形剤(例:
でんぷん、乳糖)、!合剤(fit :セルロース類、
ポリとニルピロリドン)、崩壊剤(例:カλポキシメチ
ルセルロース)、滑沢剤(例ニステアリン酸マグネシウ
ム)、コーティング剤などの公知の製剤成分が選択され
る。さらに、これらの物質の他に必要に応じて着色剤、
焙味剤ないし焔臭剤、保存剤、乳化剤などの公知の製剤
成分を添加してもよい。
したがって、本発明薬剤の具体的な経口剤としては、錠
剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、シロップ剤、カプセル剤な
どの剤形が挙げられる。これらの経口剤においては、I
SIまたはその薬理学的に許容される塩は、製剤全体に
対して通常0、1〜10重量%含有される。
注射による場合、上記添加物としては、水性注射剤を構
成する製剤成分が使用され、通常は溶解剤ないし溶解補
助剤(例:水、プロピレングリコール)、懸濁化剤(例
:ポリソルベートなどの界面活性剤)、11(調整剤(
例:クエン酸、乳酸またはそれらの塩)、安定剤(例:
亜硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム)などの公知の層剤
成分が使用され、さらにまた投与時に溶解して使用する
ための粉末注射剤を構成する公知の製剤成分であっても
よい。これらの注射剤においては、ISIまたはその薬
理学的に許容される塩は、製剤全体に対して通常0.0
01〜o、5重量%含有される。また、点滴剤の場合、
上記注射剤を単独で使用してもよいが、通常は体液用剤
(例:補液ないし輸液、血液代用剤、リンゲル液、生理
食□塩水)または本発明薬剤と併用可能な他の薬剤(例
:止血剤、化学療法剤、血液凝固阻止剤)と共に使用さ
れる。また、上記注射剤をこれらの体液用剤等で適宜′
希釈(例えば5〜1,000倍程度)して点滴剤として
使用してもよい。
上記製剤成分を使用して所望の経口剤ないし注射剤を得
るためには、弟子改正日本薬局方(日局士)記載の製造
法ないしその変法を採用することができる。
本発明薬剤の投与対象はヒトであり、ヒトの脳卒中の治
療ないし予防の目的で使用することができる。特に出血
性脳梗塞を原因とする脳卒中は勿論、脳出血性か脳梗塞
性かのいずれであるか不明の脳卒中の治療ないし予防の
ためにも使用できる。
本発明薬剤の投与量は有効成分であるIIIの量に換算
した場合、経口剤として使用する場合は通常1■〜50
■/日程度であり、好ましくは211g〜20 Q/日
程度であり、また注射剤として使用する場合は通常0.
05〜5IIIg/日程度であり、好ましくは0.1〜
O,5wg7日程度である。なお、点滴剤の場合は、上
記投与量の3〜5倍程度まで使用することもある。上記
投与量は具体的には対象疾患の進行度、病状、患者の年
令、性別、体重などを考慮してその最適量が決められる
本発明薬剤の具体的投与方法について以下に述べる。
本発明薬剤を治療剤として使用する場合、前記第■期の
脳梗塞患者、脳出血患者などに対して注射剤または経口
剤として使用される。この場合、患者の脳圧が上昇し危
険な状態であれば本発明薬剤の投与前に脳圧低下作用を
有する高張液を与えておくのが望ましい。かかる高張液
としては、例えばグリセリン、マンニトール、ブドウ糖
などを含有するものが挙げられる。場合によっては、上
記高張液は本発明薬剤の投与と同時に(例えば、本発明
薬剤と上記高張液を混合して)与えるか、あるいは本発
明薬物の投与直後に与えてもよい。この高張液の投与量
としては、これまでに用いられている範囲内で適宜選択
すればよい。
本発明薬剤は治療剤のみならず、予防剤としても使用す
ることができる。この目的で使用する場合は、前記第■
期以前の患者、出血性脳梗塞の前兆ないしその慮れのあ
る患者、脳出血の慮れのある患者などに対して注射剤ま
たは経口剤として使用される。
次に本発明の有効成分であるISIを用いた治療実検と
その結果を以下に説明する。
試験例1 (a)文献(W、 Pu1sinelliら、ストロー
ク、10巻、267ページ、1979年)記載の方法で
椎骨動脈の一側を焼灼閉塞したSD系雌雄性ラット体重
300〜35og)の總頚動脈の両側を、クレンメを用
い同時に、閉塞・再開通を最初1時間、その後30分間
隔で4回反復して脳梗塞モデルを作製した。との処置に
より、動物の一部は数時間内に痙窒致死するが、生き残
った動物は皮質枝領域を主とした大脳半球梗塞を#まぼ
確実に形成する。
この試験系に最終回の再開通後および2日目より1日2
回グリセオール■注〔10%のグリセリンを含む製剤、
商品名、中外製薬@)#!〕1X111/ 100 g
を腹腔内注射した。被験系ISIは、グリセオール■注
に0.08重量%の割合で溶解して、グリセオール■注
と同様の投与方法をとった。
本試験で用いた病態モデルにおいては、臨床病態と同様
に梗塞から脳浮腫へ進行し、これが脳幹な圧迫するため
死亡する動物が出現することが多い。従って、この様な
死亡を防止し、かつ適切な実貌を遂行するために、脳浮
腫の除去作用を有するグリセオール■注による処置を行
なった。
試験に供する脳は、動物の致死傾向のみられた時点およ
び7日後に放血致死させたのち、頭蓋より摘出して10
%ホルマリンで固定した。
出血性梗塞の判定にあたっては、固定脳の前頭葉前部と
視交叉の中間点、視交叉、および乳頭体後部をそれぞれ
通る3種の横断面のバラフィン標本をH,E、染色した
ものを用いた。
その結果、ISIS再投与群対照群に対し、危険率5%
の有意差で出血性梗塞の発現阻止効果が確認された(8
11表参照)。
fi’r 1表 ISIの出血性梗塞発現阻止効果00
8%I 8 I含有 え9.、オー7、■t1投Jj訂 20 1/20 1
9 1/19(b)つぎに、前記脳梗塞モデルを用いた
試験系について、最終回の再開通後および2日目より1
日2回、各々被@薬I S I (投与量30 vg/
 kg )を5%アルギン酸ナトリウムに溶解した溶液
0.15m1/10 o gK懸濁したものを経口投与
した。対照群として5%アルギン酸ナトリウム0、25
 ml/ 100 gを用い、各々1日2回経日没与し
た。
試験に供する脳について前記と同様の処理を行ない、得
られたパラフィン標本を用いて判定を行なった。
その結果、ISIS再投与群対照群に対し、危険率5%
の有意差で出血性梗塞の発現阻止効果を示すことが確認
された(g2表参照)。
第2表 ISIの出血性梗塞廃現阻止効果試鉄例2 脳卒中易発症性自然発症高血圧うツ)[K。
Okamo toら、C1rc4−1ation Re
s、 5upp1.34&35143(1974)]に
、當法により1%塩化ナトリウム水溶液を飲料水として
与えた試験系[H。
Ikedaら、Europ、 J、 Pharmaco
L、 53 、1 ’i’ 3(1979) 〕を用い
た。ここで、ISIを投与しない群(対照群)において
、金側に脳卒中の症状が発現するまで1日3回定時的に
観察し、対照群とISIS再投与群差について順位和検
定を行なった。
ISIS再投与群いては、ISIを、その濃度が0.0
6重量%となるように1%アラビアコ゛ム液に溶解した
ものO,5mi/ 100 gを1日2回連日投与し、
また対照群においては、1%アラビアゴム液0.5 *
t/ 100 gを同様に投与した0症状の発現した動
物は、麻酔後1%Evans Blue(投与量: l
 ml / kg )を静注し、放血致死せしめ、脳お
よびを髄内の血管外色素漏出の有無を確認した。また、
上記両投与群について血圧の測定も併せて行なった。
その結果、ISIS再投与群び対照群における血圧は第
3表にみられるごとく全く同様の推移を示すにも拘らず
、ISIS再投与群照群と比較して5%の有意差(Ma
nn−Whitrey’s U−test)を以って脳
卒中に対して有効であった(第4表参照)。
第3表 食塩負荷前後の血圧推移 対 照 群 ISIS再投 与群前日の血圧 201.7±5.5 201.1±5
.5負荷7日後の血圧 225.9±3.5 229.
1±3.9第4表 ISIの脳卒中に対する効果 *脳卒中発症は麻痺、雷同行動もしくは極度の体重減少
および次の症状を示したものとした:亢奮、過敏症、行
動抑制、痙撃症状、片麻痺、突然死。
以上の試験例から、本発明薬剤は、血圧の低下により悪
化する脳梗塞モデルおよび血圧の上昇によりて悪化する
脳出血モデルの両者に対して作用し、脳梗塞および脳出
血を原因とする脳卒中の予防・治療にあたって極めて有
効であることが理解される。
ISIの急性毒性(マウスにおけるLDso値)経 口
 10g以上/kg 静注 350rg/kg 実施例 1(錠剤) 錠剤1錠(180■)の処方・例 ISI 2■ 結晶セルロース 60fng 乳糖 50■ トウモロコシデンプン 適量 ヒドロキシプロピルセルロース 2M@ステアリン酸マ
グネシウム 1■ 上記成分をその割合になるように秤量し混和した。次い
で「日局士」製剤総則記載の錠剤の製造法に準じて目的
の錠剤を得た。
実施例 2(注射剤) 注射剤1管(5ml)の処方例 ISI 0.25N クエン酸ナトリウム 5■ クエン酸 2■ プロピレングリコール 160111g乾燥亜硫酸ナト
リウム 2TI@ 塩化ナトリウム 0.5■ 注射用蒸留水 適量 上記の成分をその割合になるように秤量し溶剤に溶解し
た。次いで「日局士」製剤総則記載の注射剤の製造法に
準じて目的の製剤を得た。
上記注射剤は常法に従って点滴投与の目的に使用するこ
ともできる。
特許出願人 グレラン製薬株式会社 代理人松居祥二 手続袖正書(方式) %式% )) 昭和58イ1 特許 願第 号 (昭和58年12月16日提出の特許願)2 発明の名
称 脳卒中予防・治療剤 3、ili止をする者 7.11ifllとの関係 特許出願人11 所 東京
都世田谷区野沢3丁目3番9号4 代 理 人 明細西全文 8illI止の内容 リコ細>itのタイプ印3(内容に変更なし)手続袖正
書 昭和59年2月7日 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、 Jl+件の表示 昭11158年 特許 1第z31o2θ容2、発明の
名称 脳卒中予防・治療剤 3 補正をする者 月1イ’lとの関係 特許出願人 〒154 11g l’lj 東京都世田谷区野沢3丁目3番9号
4 代 理 人 6 補止により増加する発明の数 なし8 補止の内容
 ゛− +11 明細書第11頁下から第6行〜第5行に、15
%アルギン酸ナトリウムに溶解した溶液0.25ml/
100 g K懸濁したもの」とあるのを、15%アル
ギン酸ナトリウムに懸濁したもの0.25ml/ l 
O0g J に訂正します。
(2) 明細書第11頁下6行〜第7行に、「1日2回
連日投与」とあるのを、「食塩負荷時より、1日2回連
日経口投与」に訂正します。
(3)明細書第14頁の第4表を、下記の通りに訂正し
ます。
「第4表 ISIの脳卒中に対する効果(4) 明細書
f、 14頁下から第3行に、「本発明薬剤は、血圧の
」とあるのをr本発明薬剤は、脳血流の」に訂正します
(5)明細書第14頁下から第7行に、「麻痺」とある
のを、「前・後肢の麻痺」と訂正します。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1−イソプロビル−3−ハイドロキシ−5−セミカルバ
    シノー6−オキソ−2,3,5,6−チトラハイドロイ
    ンドールを有効成分とする脳卒中予防・治療剤。
JP23602083A 1983-01-24 1983-12-16 脳卒中予防・治療剤 Granted JPS60130520A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23602083A JPS60130520A (ja) 1983-12-16 1983-12-16 脳卒中予防・治療剤
EP84100760A EP0115331B1 (en) 1983-01-24 1984-01-21 Medicament for cerebral apoplexy
DE19843402058 DE3402058A1 (de) 1983-01-24 1984-01-21 Medikament gegen cerebrale apoplexie
DE8484100760T DE3461891D1 (de) 1983-01-24 1984-01-21 Medicament for cerebral apoplexy
CA000445863A CA1229793A (en) 1983-01-24 1984-01-23 Medicament for cerebral apoplexy
IT8467076A IT1214838B (it) 1983-01-24 1984-01-24 Farmaco per la terapia dell apoplessia cerebrale e composizione farmaceutica che lo contiene
US06/749,444 US4652581A (en) 1983-01-24 1985-06-27 Tetrahydroindole derivative as medicament for cerebral apoplexy

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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
J.PHARM.SCI=1967 *

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