JPS60130446A - 多孔質金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋳造用の多孔質金型に関する。金型は砂型に較
べてより精密な鋳型キャビティが形成できるため鋳造製
品の寸法精度が良い、一つの鋳型を反復使用できるため
コストが安“く、で済む等のメリットがあるが、反面、
鋳型の製作に手間がかかる、注湯時のガス抜けが悪いた
め製品不良が発生しやすい等の欠点がある。本発明は上
記のような事情に鑑みてなされたもので、極めて容易な
方法で製作できる多孔質金型を提供するものである。

以下、本発明を製作工程順に詳細に説明すると・第１図
において（１）は金属性の定盤（２）と該定盤（２）の
上面に取り付けられた金属性の模型（３）とから成る模
型板であり、該模型板（１）上には金枠（４）が載置さ
れ該模型板（１）と一体的にクランプされている。なお
前記金枠（４）と模型板（１）とは、図示されない揺動
装置により揺動可能にされている。前記金枠（４）の直
上方には該金枠（４）の開口とほぼ同じ広さの開口を有
するガイド枠（５）が配設されており、該ガイド枠（５
）内には所定長さに裁断された多数の金属繊維（０，１
〜０．４ｎ／ｍ程度の鋼線）（６）が縦方向に束ねられ
て保持されている。このような状態で前記金枠（４）及
び模型板（１）を加熱膨張させ、以て該金枠（４）の開
口を押し広げておく。

次に前記ガイド枠（５）内の金属繊維（６）の束を前記
金枠（４）内へ縦方向のまま供給し、第２図の如く、該
金枠（４）及び前記模型板（１）を図示されない揺動装
置により揺動させる。これにより前記金属繊維（６）の
束はその各々の先端を前記模型板（１）の上面に当接さ
せて前記金枠（４）内に充填される。なお前記金属繊維
（６）の束を前記金枠（４）内へ充填させるには、前記
揺動装置を用いる他、ハンマのような物で打込む方法で
もよい。充填完了後、前記揺動装置の作動を停止すると
共に前記金枠（４）及び模型板（１）を冷却すると、該
金枠（４）が収縮して内部の前記金属繊維（６）の束を
締め付け、これを固定する。所定冷却時間経過後、第３
図の如く前記金枠（４）の上面からはみ出している前記
金属繊維（６）の束を切除する。しかる後、第４図の如
（、前記金枠（４）と前記模型板（１）とを分離させる
と、所望のキャビティ向（７）が形成された金型（８）
が得られる。

前記金型（８）は背面を加熱して前記金属繊維（６）の
束相互の接触部分を溶着させ、以て完全一体化させ杭な
お前・記金属繊維、（６，）の束の固化方法としては、
実施例の他、接着剤を用いる方法もある。

以上の説明から明らかなように、本発明は模型板と金枠
とによって画成された空間内へ金属繊維の束を縦方向に
充填し、該金属繊維の束の先端部により鋳型のキャビテ
イ面を形成させるものである。このようにして製作され
た金型は金属繊維相互間にすき間があり、このためキャ
ビテイ面から背面への通気性が極めて良く、温性時、キ
ャビティ内で発生するガスは容易に排出されるから、製
品不良が発生する恐れがない。また本発明金型の製作は
、通常行われている鋳造法、機械加工法等に較べて極め
て容易である。

なお本発明金型も通常は機械加工及び手加工によりキャ
ビテイ面の最終仕上を行うが、ごく細い金属繊維を使用
すれば精密なキャビテイ面が得られ、仕上加工が不要に
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明金型の製作工程を示す縦断正面
図である。 （１）：模型板　（４）：金枠 （５）ニガイド枠　（６）：金属繊維 （７）：キャビティ面　（８）：金型 讐１図 警２図 斗３図 卒４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金枠（４）と、該金枠（４）内に充填され、かつ一体的
   に結合された金属繊維（６）の束とから成り該金属繊維
   （６）の束の一端がキャビテイ面（７）を形成すると共
   に他端が背面を形成するようにされていることを特徴と
   する多孔質金型。